赤川次郎のレビュー一覧

  • ハムレットは行方不明 上

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    大学の写真部員・佐古川綾子が新宿の歩行者天国で撮った写真に写った男。それは失踪中の写真部顧問・衣笠教授の義理の息子・久志だった。
    衣笠教授は3年前に兄を交通事故で失い、やがて兄の未亡人を妻に迎え教授の地位も受け継いでいたが、父の事故に疑問を抱いた久志は行方不明になっていた。
    久志と暮らす裕子と2人を追う人物。更に衣笠教授の秘密を暴いて強請ろうとする浜崎と恋人。

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    2025年11月25日
  • ハムレットは行方不明 下

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    明るくフットワークの軽い綾子と高木のカップルのやり取りが、楽しい。しかし人間関係は複雑で色んな人が色々企んでいる。とても良かった。

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    2025年11月25日
  • 幽霊園遊会

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    どんどん宇野警部が夕子の尻に敷かれていく気がするし、原田刑事のキャラクターも濃くなっていく気がする。気軽に読めるので難しい本を読んでいる合間に読むにはよい感じ。

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    2025年11月24日
  • 怪奇博物館

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    全てオカルトミステリーなのかと思ったら、ミステリーの間にホラーが混じっていた。交互にミステリー、ホラーっていう感じ。ミステリーもそこまで入り組んだ謎ではなく、淡々と解決していっている印象。助手と教授のやりとりが可愛い。ホラー短編はそこまで怖くない。全体として可もなく不可もなくって感じでした。

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    2025年11月21日
  • 怪談人恋坂

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    何十年ぶりかで赤川次郎を読んだ。展開がスピーディで一晩で読み終えるくらいには面白かった。が、怖さはあまりない。
    家族間の血縁が怪異の源。その模様が欲まみれで気分が悪くなる。出てくる登場人物の大半がクズ。とくに男はしょうもないのばっか。
    途中、台本形式になるのに驚いた。
    瀬名秀明の赤川次郎リスペクトに溢れた解説は読み応えあり。

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    2025年11月24日
  • 三毛猫ホームズと炎の天使

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    暗闇の洞窟に閉じ込められた7人が誰かが発した「私は人殺しだ」の一言で、新たな殺人事件が発生する。
    三毛猫ホームズシリーズも、全てを読んでいるわけではないですが、ホームズと片山兄弟、そして石津刑事という定番の組み合わせは安心感がありますね。
    いつもより登場人物たちの男女の人間模様が複雑に映っている気がしました。片山刑事にもいつか良い人が現れるのかなと期待したいけど、それば最終巻だとしたら、今のままで良いかなと思う。

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    2025年11月13日
  • 新しい法律ができた

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    昔の話、現在の話、近未来の話、遠い未来の話と同じ「新しい法律」をテーマとしている短編でもこうもバリエーションがあるんだと驚いた。1話1話とても短かったためすぐに読み切ってしまった。

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    2025年11月07日
  • 三毛猫ホームズの回り舞台

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    〈劇団Z〉の観劇に赴いた片山兄妹。終演後、主宰の土方らと食事をしていると、元劇団員からアイドルの安東マリエが「土方は先が長くない」と噂話を耳にした事を知る。
    そのマリエの父親が夜の街で知り合った女子中学生の死から始まる殺意の連鎖。

    50作目って凄い。

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    2025年11月05日
  • 三毛猫ホームズの駈落ち

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    赤川次郎の最高傑作で、多くの人が名作として挙げるのはシリーズの第1作目『三毛猫ホームズの推理』なのだとか。今回はシリーズ5作目の『三毛猫ホームズの駈落ち』を読んでみた。サラリーマンのユーモア小説を描いた源氏鶏太を推理小説風にアレンジすると赤川次郎になる。血なまぐさく緊張感のある殺人事件もユーモアで面白く読ませるのが上手い。

    内容は、12年前に駆け落ちした二人の周りに起こる殺人事件を三毛猫ホームズとその同居人たちが解決するお話。三毛猫ホームズの主な活躍は2つあって、ウイスキーのラベルの端を咥えてきたこと、全身で赤ちゃんの落下を止めたこと、それだけでも三毛猫のキャラが立ってるのでこのシリーズは成功したのかもしれない。

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    2025年11月14日
  • 吸血鬼と切り裂きジャック(吸血鬼はお年ごろシリーズ)

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    切り裂きジャックというから、血みどろな事件を予想してたが、コメディー要素ありで 単純明快な勧善懲悪 可愛い新妻に振り回されている年配パパの吸血鬼のキャラが微笑ましく、面白かった。

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    2025年10月30日
  • 一日だけの殺し屋

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    8つの短編集、その中で表題作『一日だけの殺し屋』がダントツ面白い。サラリーマンと殺し屋が入れ替わるドタバタ劇、進藤と新藤が待っている空港でやくざの手下と部下が別人としらず、本人も別人に成りきり、その後の予定をどうにかこなして行く。最後まで話の展開が分からずハラハラさせるが、なぜか周りには気づかれず元に戻れる二人だった。サラリーマンも楽な商売ではないと殺し屋が言い放つ、それがこの短編集全体に流れるテーマとなっている。

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    2025年10月27日
  • 新しい法律ができた

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    サクッと読むのにちょうどいいショート×ショート
    本当にいろいろなパターンがあって、そうかきたかぁーって唸ってみたり、この法律は困るーってなってみたり、楽しかった。
    最初の金子玲介さんの「ルパちゃん」せつなさに心持ってかれた。
    手放してしまって後悔しているからね、そこを突かれたよね。
    締めの五十嵐律人さん、さすがです。ピシッと綺麗に締めてくれました。

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    2025年10月24日
  • 昼下がりの恋人達

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    表題含めて7つの短編集、その中で4作目『五分間の殺意』が面白い。定年間近の中年おやじが、駅のホームで女学生と束の間の擬似恋愛を楽しんでいる。本人はいたって純粋なのだが、正直薄気味悪い。その流れから~ある知り合いの男と女学生が旅館に出入りするところを目撃する。ここからサスペンス最後にホラーチックな終わり方でどんでん返し、いつもの適当な感じには終わらない。

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    2025年10月13日
  • 奇妙な日常~「謎」3分間劇場(3)~

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    多忙がたたって入院しまして、病院の売店で買って読んだ思い出深い作品となりました。
    点滴もしていてゆっくり同じ体勢で読むことも難しいので、短編集は今の私にぴったり。すぐに読める作品なので忙しい方のリフレッシュにおすすめ。読み終わって気づいたけどこれシリーズ物で③だったのね。売店にはなかったから退院したら①と②も買おう

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    2025年10月11日
  • 7番街の殺人(新潮文庫)

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    郊外の古い団地の7号棟の一室で起こった殺人事件。殺害されたのは主人公の彩乃の祖母に当たる厚木邦子。
    役者の道を諦め、中原真知子の付き人となることを決意した彩乃はかつての事件現場である「7番街」へと足を運ぶ。
    ロケ地の工事により急遽「7番街」が撮影現場となったことから、彩乃はどんどん事件に深入りしていく。
    「余計なことを!」

    主人公の彩乃は19歳ということもあり、恋多き女性。
    さっぱりとした恋愛感を持っているのか、移り気な側面も少し垣間見れる。
    若さによる蛮勇、危険な好奇心により21年前の事件は意外な展開を繰り広げていく。
    ところどころ挟まる男女のもつれによる復讐劇にはなんの意味があるのだろうか。

    彩乃を取り巻く男たちはまあまあ情けない。
    父親の勇介は妻の佑香が急病で倒れた際にも他所の女性と子どもができたことを理由に蒸発。結局娘のツテで仕事を紹介してもらう。浮気相手との娘は「あやな」で「あやの」と一字違い。
    以前所属する劇団<風祭>の代表であり、彩乃(当時19歳)と恋仲である只野公市(48歳)。
    彩乃が母が病床、父は蒸発、自分は夢を諦めるという苦難を抱える中で最後に強引に関係を迫る。役者仲間の鈴木由樹の公演で再会したときには「もし—気が変わったら、連絡してくれ」と。

    主人公は今田美桜さんで脳内再生されました。

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    2025年09月27日
  • 吸血鬼は炎を超えて(吸血鬼はお年ごろシリーズ)

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    「永すぎた冬」「幽霊たちの舞踏会」「女の園に狼が」

    合宿中の女子校のテニス部員たちが、喉を噛み切られたような傷を残し惨殺されるし、生き残った部員の両親も惨殺されるって中々ハードな展開。キャラたちが明るいし、安心して読める。

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    2025年09月25日
  • 吸血鬼株式会社(吸血鬼はお年ごろシリーズ)

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    「吸血鬼ドラキュラ・スーパースター」
    「静かなる誘拐」
    「吸血鬼株式会社」

    娘に小遣いをねだるクロロック伯爵。レギュラー陣が可愛らしくて良い。

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    2025年09月25日
  • 新緑色のスクールバス~杉原爽香四十歳の冬~

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    杉原爽香シリーズ40歳編。主人公の爽香を中心とした人間関係が網の目のように絡まりあって、その中で一つの事件が。本作ゲストの問題だけでなく、企画業で働く主人公と今作でスクールバス運転手となる夫との夫婦関係にも波風が立ったりするわけだが、流石40だけあってどこかどっしりとしたものを感じさせられる。物語自体は殺害願望とでもいうような妄想を巡らせるゲストの男性など、色々思わせぶりなところもありながら全体としてはサラッと流れていき、それはそれでちょっとした日常といった感もあって、逆にリアルな感じがした。

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    2025年09月23日
  • 吸血鬼よ故郷を見よ(吸血鬼はお年ごろシリーズ)

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    「吸血鬼社長、がんばる」
    「吸血鬼よ故郷を見よ」
    「悪魔は夜によみがえる」
    「吸血鬼博覧会」

    クロロック伯爵は社長になり、ずっと高校生のままかと思っていたエリカたちはちゃんと大学生になったり、色々変化はあるけど、相変わらずドタバタしていて楽しい。

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    2025年09月22日
  • 吸血鬼が祈った日(吸血鬼はお年ごろシリーズ)

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    「吸血鬼が祈った日」「吸血鬼を包囲しろ」

    クロロック伯爵のキャラが好き。今回もちょっと不思議だったり、残酷だったりするけど、キャラたちが明るく深刻にならないで良い。

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    2025年09月22日