赤川次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ古本屋で本作に出会う。
赤川次郎氏の作品は膨大な数あるんだよなぁ、とぼんやり思いながら初めの数ページを開いて、キャラがたった設定と相棒は三毛猫だ!ホームズだ!に惹かれて購入。楽しく読めました(^^)
子供の頃読んでたリリアン・J・ブラウンの「シャム猫ココシリーズ」が思い出されて懐かしい。あの作品も猫の意味深な仕草が事件を解決に導くパターンだった。
さて「三毛猫ホームズの推理」はライトな語り口や主人公の言い得て妙なぼやきがあって読みやすい。どんでん返し的な展開も盛りこんで読者を飽きさせないサービス精神に溢れている。ちょっとやりすぎて、最終的に登場人物のほとんどが被害者か被疑者になってしまった感 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「角に建った家」
ホラーというより、不気味なファンタジーという感想。つまりホラーではあるのだけれど、後者の方がしっくりくる。あまり怖くないのがそうさせているのかも。
母と父の会話のくだりが面白かった。母の話し方をそういう会話術と解釈するのに感嘆。
「あなた」
ホラーというよりミステリー。
始めにとある事件を語り、その次に、先の事件との関わりを匂わせながら、数十年が経ったと思われる別の物語が進んでいく。
十人に満たない登場人物達の因縁が複雑に絡み合い、それが物語が進む事に紐解かれていく
「そうだったの!?」と驚愕する事は多くなく、どちらかといえば「そうだよね」とニヤニヤしながら楽しむ作品。著者 -
Posted by ブクログ
この作品の魅力は、何気ない会話や描写のひとつひとつが、物語全体のパズルのピースとして機能しているところ。読み進めるうちに、少しずつ見えてくる真相の輪郭が、最後には鮮やかに一枚の絵として浮かび上がる快感があります。論理の積み重ねで驚きに至る、その過程が実に見事。
タイトルの「マリオネット」が象徴するように、人が操られ、あるいは操っている構図の中で、「自由意思とは何か?」という静かな問いかけも感じさせられました。仕掛けの鮮やかさだけでなく、その背後にある動機や人間関係の重さも、じわりと心に残ります。
派手さはないけれど、読後に「やられた」と思わせる密度の高い知的なミステリ。
この本を読んだとき