赤川次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作「ふたり」から30年が経ってからの続編出版とは驚いた。
それでも作品の持つ雰囲気はそのままで、嬉しくなった。
主人公は前作に引き続き、ある姉妹の妹。姉は不慮の事故で亡くなったている。
前作では、その亡くなった姉の声が聞こえるというファンタジー要素があったが、今作では辛い現実を主人公が自力で乗り越えていく。
あの娘がこんなにも立派になったかと感慨深い。
そして妹だった主人公が姉の立場になり妹の立場の登場人物が何人も。
それでもやっぱり想うのは姉のことで、そうすると姉も応えてくれる。そんな変わらない関係性があるのもいいなと思わされるラスト1行でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作「三毛猫ホームズの推理」のライトな読み口が良かったので、二作目も手を出してみた。
ん〜、この読後感を例えるなら何だろう…TVドラマでいうところの火曜サスペンス劇場みたいな?笑
はっきりとした起承転結。冒頭の事件、事件、またしても事件、犯人と目される人物の登場と途中退場、深まる疑惑、ヒロインの危機、急転直下の解決劇…などなど矢継ぎ早の展開でこれでもかと飽きさせないのが赤川次郎流なのかしら、と思えてくる。
ただ、いわゆるモブ役を簡単に死なせすぎやしないかとそこは残念。人好きのする魅力を備えた脇役として描いておきながら、数ページ後には殺されていたりするのがちょいと多いのよね。憎めない粋なキャ -
Posted by ブクログ
果たして千津子は本当に実加の
中にいたのか。
実加の自己を客観視する性格が作り出した思い込みではないのか。
千津子の死をきっかけに家族がバラバラになりかけて、家族とは自分とは何なのかどうありたいのか考える。そして自分はどうなっていきたいのか。客観視しながらも自分の中で答えを探す。でもそこは中学生や高校生時代の女の子、楽しくも過ごしたい。
色々と事件が起こる中でしっかりと成長もできる。お姉さんはやっぱり自分で自分を成長させるための仮想姉だったのかな。
しかし、映画版を見ていると感じ方は違うよな〜。姉妹のふれあい、やり取りは暖かいものだった。
今回数十年ぶりに本書に触れて、映画も見返したくなり -
Posted by ブクログ
ハンサムな青年実業家は、実は幽霊だった! ?
彼に頼まれ、殺人犯を探す有利だが、
第二の殺人に遭遇し――。
彼を殺した半人は誰?
OL探偵・有利の大活躍。
伊原有利はNデパートに勤めている、二十六歳。
容姿は人並みだが彼氏なし。
素敵な出逢いを求めて出席するパーティーでは
いつも壁の花。そんな有利の平凡な人生が一変した。いつものように出席したパーティーで、
ハンサムな青年実業家・沢本徹夫に
ダンスを申し込まれたのだ。夢心地の有利。
だがなんと、彼は幽霊だった!
驚く有利に沢本は、
自分を殺した犯人を捜してほしいと頼む。
彼を殺した犯人は誰! ?