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Posted by ブクログ
何十年ぶりに読んだ三毛猫ホームズの一作め。改めて読むと、全然シリーズ化を意識していないのがハッキリとわかる。密室トリックや、女子大での人間関係から二重三重に張り巡らされた伏線による意外な犯人。そして、一匹の猫が主人公の刑事をさりげなく手助けをしまうことになるストーリーは今読んでも思いがけないもので、本格的なミステリーにちゃんとなっているのがとてもいい。片山刑事のちょっと頼りなくお人好しなところにホームズが助けに入る余地があって、そこが良いコンビとして生きている。シリーズ化になるのも頷ける。ユーモア・ミステリーという新境地を切り開いた赤川次郎作品の中でも絶対に外せない一冊だと思う。これを機会に最新作と交互に古いものも読み直していきたい。それと、本シリーズは光文社と角川から文庫が出版されているが、やはり光文社が本家のはず。カバーも永田力さんの初期のイラスト、新装版では岩合光昭さんの猫の写真、こちらで揃えたいと感じるのは私だけてはないと思いたい。
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