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Posted by ブクログ
姉千津子に続いて母も亡くなり、父も会社の部下だった女性と新しい家庭を築こうとしている。
多感な中学、高校時代を経て11年の月日が経っていた。
北尾実加は27歳。中堅社員として働く実加は、亡くなったお姉ちゃんの年齢を越えてしまった。
ほんとうにひとりぼっちになってしまった。
前作の「ふたり」と違ってファンタジー要素は少なく、現実味を帯びている。
同居している後輩のさつきや、学生時代からの親友の真子、父の再婚相手の祐子の相談に乗ったり、仕事では〈連絡会議〉のリーダーに選ばれたり、実加のまわりは目まぐるしく変化に富んでいるけれど、この作者の持ち味というか、テンポが良くて楽しく読めた。
「いもうと」というタイトルがとてもいいです。
この作品を通して言いたかったことが後半にいくにつれて、次第にわかってきます。
それは、家族であったり、学校や職場の後輩であったり、身近な人を思いやる心の大切さ。
前作の「ふたり」と同様、実加の成長物語で、読んでいる自分にも希望がもらえたような気がします。
Posted by ブクログ
前作「ふたり」から30年が経ってからの続編出版とは驚いた。
それでも作品の持つ雰囲気はそのままで、嬉しくなった。
主人公は前作に引き続き、ある姉妹の妹。姉は不慮の事故で亡くなったている。
前作では、その亡くなった姉の声が聞こえるというファンタジー要素があったが、今作では辛い現実を主人公が自力で乗り越えていく。
あの娘がこんなにも立派になったかと感慨深い。
そして妹だった主人公が姉の立場になり妹の立場の登場人物が何人も。
それでもやっぱり想うのは姉のことで、そうすると姉も応えてくれる。そんな変わらない関係性があるのもいいなと思わされるラスト1行でした。
Posted by ブクログ
「ふたり」を読んだ後に続編が出てることを知り、急遽購入。前作のファンタジー要素のある「ふたり」とは違って、11年後を描いた「いもうと」は少し現実的で暗い雰囲気。
母の死を乗り越え、父の再婚相手との結婚式の会場を手配したり、実加の人の良さは前作から変わらなくて一安心。
しかし、実加に近づいてくる男たちもなかなか問題のある人が多く、もどかしい気持ちになりながら読み進める感じだった。連絡会議の件でお世話になった木俣が、実は下心あったのが残念すぎた。実加は幸せを手に入れることが出来そうな雰囲気を醸し出して物語は終わってしまった。続編、第3弾出るか期待。
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小説・文芸
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