いもうと(新潮文庫)

いもうと(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

3.8

本当に、一人ぼっちになっちゃった……。大好きな姉・千津子に続いて母も亡くし、父は別の家庭へ。高校を出て就職し、中堅社員として働く実加の前に突然現れたのは、見知らぬ女の子だった! 『ふたり』から11年、27歳の実加は危うい恋に吸い寄せられ、社の一大プロジェクトに奮闘、果ては結婚式場まで探す羽目に! そして、ある夜、懐かしい姉の声が再び――。姉妹小説の金字塔、奇跡の続編。(解説・中江有里)

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いもうと(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月25日

    ふたりの続編

    中学生でふたり、いもうとを三十路でよんで、
    ちょうど、実加と同じように歳を重ねてきて…

    歳を重ねるといろんなことが変わる。

    なんでこんな引き寄せるのかと思うくらい中盤は実加に大変なことがふりかかるけど、
    でも大なり小なり、周りもまた、経験することなのかもしれない。

    そんな中でも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月09日

    姉千津子に続いて母も亡くなり、父も会社の部下だった女性と新しい家庭を築こうとしている。
    多感な中学、高校時代を経て11年の月日が経っていた。
    北尾実加は27歳。中堅社員として働く実加は、亡くなったお姉ちゃんの年齢を越えてしまった。
    ほんとうにひとりぼっちになってしまった。

    前作の「ふたり」と違って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月26日

    「ふたり」といえば中嶋朋子と石田ひかりで映画化された新・尾道三部作の印象が強くて。だから、「いもうと」を読んでいても実加は石田ひかりで、お父さんは岸辺一徳で脳内再生されるのはさておいて。33年が経っての続編。違和感なく11年後の実加を描けるものかと驚く。鈍くさいし、お人好しだし、変わらない実加はそこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月25日

    「ふたり」を読んだ後に続編が出てることを知り、急遽購入。前作のファンタジー要素のある「ふたり」とは違って、11年後を描いた「いもうと」は少し現実的で暗い雰囲気。
    母の死を乗り越え、父の再婚相手との結婚式の会場を手配したり、実加の人の良さは前作から変わらなくて一安心。
    しかし、実加に近づいてくる男たち...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年03月31日

    まさか『ふたり』の続編が出るとは!!
    『ふたり』は、数ある赤川次郎作品の中で、名作中の名作と言っていい。

    “いもうと”の美加の心の中に、死んだはずの姉・千津子の声が聞こえる……。
    千津子は美加にアドバイスをして導いてくれる存在となるが、美加が千津子の年齢を超え、千津子の経験しなかった父の浮気という...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年05月21日

    さすがに人死にすぎでは…?
    中江有里さんの解説「実加の優しさは面倒なことを吸い寄せてしまう。実加という実直な存在にある種の人々が頼ってしまうのではないか。〜特別な悪人ではない。〜一人では立っていられない人々は実加を非常時の支えにしてしまう。」を見てやっと納得した

    0

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