赤川次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ49歳→39歳→40歳→41歳→42歳→43歳→44歳→48歳→47歳→46歳→45歳→38歳→37歳→36歳→35歳→34歳→夢色のガイドブック→33歳→32歳→31歳→30歳→29歳→28歳→27歳→26歳→25歳→24歳
「あなたね、上司っていうものは、部下に命令する代わりに、部下を守るものなのよ」
解説 秋山駿(文芸評論家)より
良い本とは「元気の出てくる本のことだ」と、ゲーテだかが行ったことになっている。真理である。
私はある時期、赤川さんのものをよく読んだ。こころに愉しいものが一片もなかった(時期)。夜、眠りにくいのである。私は睡眠薬は厭だった。それでふと寝床で赤川さんを読んだら、気分がよくなって安らかに眠ったのである。一種の妙薬であった。 -
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ネタバレ49歳→39歳→40歳→41歳→42歳→43歳→44歳→48歳→47歳→46歳→45歳→38歳→37歳→36歳→35歳→34歳→夢色のガイドブック→33歳→32歳→31歳→30歳→29歳
「何もかも自分一人でしょい込まないで。責任にも順番をつけるのよ。その第一から始めて、第三で手一杯になったら、第四以降は他の人に任せる。それだけのゆとりがないとだめ」
「とことん、続かなくなるまでやってからじゃ遅いの。余力を残している間に、切りかえるのよ」
「そう。お父さんなんか、外での顔と家での顔と、どんなに違うか。お母さんだって、見たくないものは何も見ないで、自分の楽しみに熱中して、いやなことを忘れてる」
「頭にあるのは次の選挙のことだけ。 地元のために、いりもしない道路を作り、国の税金を注ぎ込む 。税金は 君のような若い子からお年寄りまで、あらゆる国民が苦しい 暮らしの中から払ったものだ。それを 奴らは自分のポケットマネー のつもりでバラまく」 -
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誰でもそうかもしれないが、僕は自分の中で「傑作」になるミステリーの条件がいくつか合って、その幾つかの要素が「自分の基準」に当てはまるかどうかによって、この作品ふ素晴らしい等、あーだこーだ批評している。その中の一つに、「物語の終盤までストーリー構成の本質や結末が見えない」というものがある。明らかに左手に残る項数がなくなっているのに、いまだにこの物語がどのように着地するのか想像もつかない。この様な状況下、伏線を残さずきっちりと回収し、更に満足のいく結末描写に落とし込まれた作品はとても少ない。だからこそ、その試行を成功させた作品には賞賛してしまうんだ。
今作は「殺人よ、こんにちは」の続編であり、令和に読むには少し昔の作品だ。しかし、前作、今作と3年間の時間軸で描かれているこの世界はとても魅力的で読む価値が十分に高い作品だ。
高級店というよりは大衆食堂のイメージがある筆者だが、本格に負けず劣らずの骨太なミステリーも沢山存在しており、合わせて文脈等も独特であり、唯一の存在感を発揮している様に思う(偉そうになってしまったが、尊敬してるんだ。)
終盤になりようやく光明がみえ、作品全体の形がわかる様になる。少し大味になってしまっていると感じる部分も多く(人物描写の深掘りなど、もう少し神経質な部分があれば最高だった。)絶賛とは言わないが、面白さは圧倒的だった。
二作で終わってしまったが、主人公の有紀子や温井刑事はとても魅力的なので、この後も作品が続けばと思ってしまう(文庫初版は平成7年という事だ。おそらく難しいだろう)今後も、子供時代にタイトルで手に取った三毛猫ホームズシリーズ等揃えながら時間を埋めていこう。