赤川次郎のレビュー一覧
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ネタバレ49歳→39歳→40歳→41歳→42歳→43歳→44歳→48歳→47歳→46歳→45歳→38歳→37歳→36歳→35歳→34歳→夢色のガイドブック→33歳→32歳→31歳→30歳→29歳
「何もかも自分一人でしょい込まないで。責任にも順番をつけるのよ。その第一から始めて、第三で手一杯になったら、第四以降は他の人に任せる。それだけのゆとりがないとだめ」
「とことん、続かなくなるまでやってからじゃ遅いの。余力を残している間に、切りかえるのよ」
「そう。お父さんなんか、外での顔と家での顔と、どんなに違うか。お母さんだって、見たくないものは何も見ないで、自分の楽しみに熱中して、いやなことを忘れてる -
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誰でもそうかもしれないが、僕は自分の中で「傑作」になるミステリーの条件がいくつか合って、その幾つかの要素が「自分の基準」に当てはまるかどうかによって、この作品ふ素晴らしい等、あーだこーだ批評している。その中の一つに、「物語の終盤までストーリー構成の本質や結末が見えない」というものがある。明らかに左手に残る項数がなくなっているのに、いまだにこの物語がどのように着地するのか想像もつかない。この様な状況下、伏線を残さずきっちりと回収し、更に満足のいく結末描写に落とし込まれた作品はとても少ない。だからこそ、その試行を成功させた作品には賞賛してしまうんだ。
今作は「殺人よ、こんにちは」の続編であり、 -
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赤川次郎の長編。青春ミステリー。
初版は昭和58年という事で、色々と年代を感じさせられる作品だが、ミステリー自体の土台はしっかりとしており、犯人が明かされるまではさながらミステリーの教科書の様な段取りだ。しかし、面白い作家は必ずオリジナリティがあり、筆者も例に漏れず独自性を発揮して物語を締めている。(演劇部で事件を作品化し、上映しながら結末を語る手法は新しい。数十年後宮部みゆき作のソロモンの偽証の方が完成度はたかいが、このプロットを昭和に出されていたことに脱帽)
麻薬の話や高校生の容姿や恋愛、先生と生徒の結婚など、躊躇なく語る所は昭和のミステリーの醍醐味だが、現在だとジェネレーションギャップ -
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ネタバレ赤川次郎作品にもLINEやSNS拡散とかいう現代社会に欠かせないモノが出てきたんやなって思った。
赤川作品にはSNSっていうイメージが全くなかったし。片山刑事も歳とったっていう描写があったし時代と共に登場人物も歳をとっていくのが赤川作品なイメージ。花嫁シリーズや吸血鬼シリーズもそうやったはす(間違ってたらすみません)
闇サイトでの殺人の募集、それによる殺人事件なんてザラにある社会になってしまったんやな…ゲーム感覚で実行するって異常なんやろうけど、今時何が正常で異常かは判別がつきにくい世の中かもしれん。
懸賞金かけるのは犯人逮捕時にサツがやってることはあっても、殺人の為に人命をとって懸賞金かける -
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こんな本出てたの?言ってよ! となるなどしました。表紙が(今出ている版はイラストに変わっているようですが)橋本環奈さんなので、『卒業』の映画に合わせて刊行されたよう(だがセーラー服を着た泉は出てこない)。ちょうどその頃あまり本屋に行っていなかった時期だったのでスルーしていた。
内容はまさに「疾走」。星叶が遭難しかける→泉と出会う→実は私あなたの母なの→最初の事件が起こる までがとてつもない速さで展開される超テンポ。最後までその調子で進むものだから、残り少ないページで、本当に話が畳まれるのか…と心配になる程。ストーリーはヤクザの話からスケールアップし、犯罪行為をもみ消そうと動く国家との争い、と