【感想・ネタバレ】午前0時の忘れもののレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月29日

本当に心に沁みるお話。
あんまり何度も同じ本を読まないタイプだけどこの本だけは何度も読んだ。どんな人にもオススメしやすい、心にスッと入ってくるけどありえないところがまたこの人の作品であり、本の楽しさを感じられる。

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Posted by ブクログ 2023年03月16日

とても面白かった。
どうだったの?と聞かれて、この言葉がまず出てきました。

1冊の本の中で、1つの物語のなかで、様々な年代の人生が書かれていて読めば読むほど話に引きずり込まれていく感覚でした。

読んでいてあー、これはこうなんだろうなと憶測立てていたことも後でちゃんと伏線回収されていてスッキリした...続きを読む

なにか読みたい!と思ったときに、とりあえず1回読んでみて欲しいです。

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Posted by ブクログ 2023年01月10日

大切な人を失う辛さ
生きることの美しさ
誰かを心から愛することの美しさ

 人との出会い、別れ。生きていくこと。それら全てが儚く素晴らしいものであると教えられた。
 バス・ターミナルに集まった人たちの出会いは、とても美しかった。色々な奇跡が重なって彼らは巡り合ったのだ。
「うまくやりゃ、一気に兄貴分...続きを読むだ。刑務所に入って、出て来たときにゃ、大勢出迎えが来るんだ」
「そんなもんが何なのよ!出迎える人たちだって、みんないつかあんたを殺そうとするかもしれないのよ。それより、心から愛してくれる人が一人だけ待っててくれる方が、ずっとすばらしいじゃないの」
 みんなに認められようとしなくてよい。多くの人に尊敬されようとする必要もない。誰か一人、一人でよいから自分のことを心から愛し、想い続けてくれる人がいるだけで、幸せでいられるのだと教えられた台詞だった。
 しかし、恵と淳には本当に感動した恵と同世代の私、もし一緒に行って(逝って)ほしいと言われたとき、どうするだろうか。私に心から愛する人ができて、将来を捧げてよいと思える人が死んだとき、それこそ文字通り自分の将来を捧げて一緒に死ぬことができるだろうか。私には、さっぱり分からない。それでも、淳の葛藤は本当によく分かる。ひとりぼっちで寂しい。恋人に一緒に来てほしい。だが、彼女の人生を捧げさせるのは絶対に嫌だ。そんな葛藤は本当に苦しいものだろうが、それは愛ゆえなのだ。愛があるから、悩みもがき続ける。とても儚く美しいではないか。
 貢と法子は、命をかけた愛を教えてくれた。誰かに自分の命、人生を捧げて、守り、支え合いながら一生を共にすることがいかに素晴らしいものかを私に教えてくれた。
 これほどまでに美しい奇跡なら、起こってもおかしくないと思えた。もはや、当然とさえ感じてしまう。儚くもあるが、美しくもある。皆が幸せになれる。このような奇跡が、誰かを心から愛している人々に起こることを心から願っている。
 赤川 次郎先生、これほどまでに儚くも美しい、小説を書いてくださり、本当にありがとうございます。後半は涙が邪魔で本が読めませんでした。

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Posted by ブクログ 2021年06月24日

15歳の時に初めてこの本に触れて、赤川次郎という天才に出会えたことが、『本を読む』という一生の趣味に出会えた瞬間だったと思います。

赤川次郎さんの作品に対して、そのあまりの読みやすい作風から否定的な意見を耳にすることは多いですが、ここまでシンプルに面白さのみに焦点をあてて、難しいことを削ぎ落とし、...続きを読む短い時間で満足度をあげられる読書体験ができるのは赤川次郎さんならではかと。

特にこの午前0時の忘れものは、刊行された当時に新しいと思った感覚が、今読んでも古臭いとは感じずに生きている感じがして大好きな作品の一つ。

小難しいことを考えて『本を読む』ということを難しいことだと、思ってしまう現代人にこそ、赤川次郎さんの作品を読んでもらいたいです。

読書歴30年近くになりますが…いつの時代も簡単な読書体験を求める人たちは一定数以上いて、ケータイ小説や、ライトノベル、ヤングアダルト、なろう…と読みやすい作品から入って、どんどん読書沼に落ちる人は多いと思うんですが、いつの時代でもそういう作品と文学作品の間にいる【読みやすい小説】の番人、赤川次郎さんはすごいなと改めて思います。

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Posted by ブクログ 2016年11月07日

とても心が温まる本。
バス事故で亡くなってしまった人たちの知人、家族がメッセージを見てある場所に集まってもう一度再会するという話。
伏線にはヤクザの抗争やラブストーリーやらあるが。
失ってしまった人たちとまた会えたことで過去とのケリをつけられたし、この光景を見た人もまた人生を変えようと思ったり、みな...続きを読む未来に向けて歩き始めたなあと思った。

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Posted by ブクログ 2023年09月29日

登場人物は多いけどこんがらがったりしなくてすっと入ってくるお話でした。
ほんとに一日で読み終わった。
全然難しくなくて心温まる感じのお話だったからあんま本読まないって人にもおすすめできる!

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Posted by ブクログ 2023年04月26日

感動する系の話とファンタジーが大の苦手な私でも読めた。中学2年のときに読んだから今呼んだらまた感覚が違うかもしれないからまた読みたい。この作品が赤川次郎にハマるきっかけだった。赤川次郎ってすごい!!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月19日

いつ死ぬかは誰にもわからないし、自分の大切な人が明日も生きていてくれている保証はないという当たり前のことだが忘れがちなことを再度実感した。

死んだ人が舞い戻ってくるようなお話は暗い話になりがちな印象だったが、コミカルな部分も合わさり最後まで温かみを感じる作品だった。

おっちょこちょいな沙由利さん...続きを読むが自分と重なりちょっと悲しかった、、笑

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Posted by ブクログ 2022年06月27日

これを読んだあと、すぐ墓参りに向かったほど感化されました。会えない人にもきっと会えるはずと思わせてくれる素敵な話です。

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Posted by ブクログ 2021年11月08日

事故で湖に沈んだバスが1時間だけ死者を乗せて戻ってくる。

これだけ聴くと、ものすごい切ない物語か!と思うんだが。そこは赤川次郎。笑
切なく悲しい物語をただただ悲しいだけにさせないユーモアが溢れており、うるっときたり、クスッと笑えたり。そんなーみたいな展開も目白押しです。笑笑

赤川次郎特有の、会話...続きを読むで3ページくらい終わるような感じで話も進むのでサクサク読めるし、読みやすい。

ただ、これまた赤川次郎特有だけど、しっかり追っておかないと、誰が喋ってるかわからなくなるから、会話ページは要注意です。笑笑
でも、誰が喋ってるかわからなくても楽しめる本ではあるけども。笑笑

誰でもいっか。なのが通用する案外軽めのタッチの一冊。
久々の赤川次郎でした!

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Posted by ブクログ 2021年10月11日

亡くなった後も大切な人が大切な人に囲まれて生きられるように見守っているってことが感じられてあったかい気持ちになります。
貢ちゃんの今後の人生が幸せでありますように。

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Posted by ブクログ 2021年09月18日

読み易いというか読み進めてしまう感じで一気読みしました。上手くまとまった内容で良い作品だと思います。

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Posted by ブクログ 2020年02月14日

結局生きるというのは、幸せですてきなこと。しんどくて悲しい日もある。もう生きていたって何の意味もない、早く死にたいと思ったときもあった。けど生きてれば新しいことを学べるチャンスがある。自分の世界を広げられる可能性がある。金沢さんみたく「充分に生きた」と言えるまで、生きてみようと思った。

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Posted by ブクログ 2018年12月24日

突然のバス事故により失われた命。
その遺族に届く死者からのメッセージ。
午前0時にバス停で…
痛みを乗り越える物語。

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Posted by ブクログ 2018年07月16日

大切な人が死んで、会いたいと言われたら私も会いに行くだろうな。
そして一緒に行く。
ヤクザが絡むまさかの展開だけど生と死を考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2017年08月20日

赤川次郎さんの本は初めて読みました。
バスの転落事故で亡くなった死者達から愛する人達にメッセージが来て、戻ってくるとゆうお話。
集合場所のバスターミナルには
妻と子供をなくした人、彼氏をなくした人、妻と孫をなくしたヤクザの社長、憧れの人をなくした女生、夫をなくした妻と夫の会社の秘書など…メッセージを...続きを読む見て集まって来た人たちがバスターミナルの中でかわす人間模様もとても面白かったです。そして、その場に偶然居合せる女子大生2人ルミと法子、このうち法子の命がけの行動はとてもかっこよかったです。愛する人のために命をかけるってとても勇気がいるなと思いました。

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Posted by ブクログ 2017年08月05日

赤川次郎さんのファンタジー小説
北海道のツアーバスが事故で湖の底に沈み多くの死者が出る。その亡くなった人が一時的に1時間だけ残った愛する人達に合うため現生(バスターミナル)に戻る。そこでおりなす其々の再開を描く。その再開の中にヤクザの親分も居て跡目争いの騒動も連携して面白かった。

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Posted by ブクログ 2019年05月05日

高校生くらいのとき、赤川次郎は読んでました。
久しぶりに読んだこの本はファンタジーものでしたが、やっぱり好きです。

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Posted by ブクログ 2024年04月01日

生者と死者がバスターミナルでの再会
1時間という短い間に家族や恋人との別れをしにきたのに、切なくなった。
ヤクザに阻まれながらも大切な人をみつけていきたいなと思った作品。
前を向いて行こうと思える作品だった。
自分も大事な人や恋愛の巡り合わせはないけれど、いつか自分も他人も思いやれる大事で好きな人に...続きを読む巡り会えたらいいなと思った。

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Posted by ブクログ 2023年01月09日


突然いなくなってしまった人と再会できたら、、

何を伝えるのか、その後の歩みをどうしていくのか、いろんな登場人物の内面が描かれていて、胸が苦しくなりました

生きているからこそ、できることがある

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Posted by ブクログ 2022年12月27日

中学生の頃、赤川次郎さんが周りで流行ってたけど、赤川さん作品を今になり初めて読んだ私。昨日までは湊かなえさん世界に入り浸ってたので、後味スッキリいいお話だった。ファンタジーもいいなと、ふわふわしながら読めました。想像力を掻き立てられますね。
ただ、セリフが多くないですか?登場人物たちの、雑談のような...続きを読む部分。誰か同感してくれる方!いや、それは話の大事なものを表すのに必要なのかもしれないな?と思いつつ、くどくて飛ばし飛ばし呼んでしまったところが多かったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年12月22日

バスの事故によって亡くなった人と残された人が比較されることによって、生きることとは何か考えさせられる。

社長がバスに乗るという決断をした時に、周りの人は止めたものの最終的には社長の決断を尊重したところが印象的だった。
いくら年をとっていたとしても死ぬことを選択しようとしていたら、私だったら何がなん...続きを読むでも止めてしまう気がする。
一緒にあっちの世界に行くという選択もあるのだなと。そしてその選択の方が幸せだと感じられる人もいる。
人それぞれ考えがあって、自分の『幸せ』の概念を押し付けるのは良くないなと思った。

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Posted by ブクログ 2021年01月16日

久しぶりに赤川次郎さんの小説を読んだけど、赤川さんらしさを感じる作品だった。
ラノベっぽい感じでサクッと読める分、少し物足りないかな。

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Posted by ブクログ 2020年07月16日

1980年代から90年代で、筆が早くて映像化の多い作家の筆頭というイメージ、今でいうところの東野圭吾。
小説というよりドラマのシナリオっぽいところも近いですね。
この作品に関して言えば、アニメまたは人気タレントでの実写化を若い子が観ると楽しめそう。

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Posted by ブクログ 2020年07月13日

タイトルやあらすじを見て想像した話とは違ったけど、むしろ明るくてハラハラして
暴走したバスに乗ってるようなスピード感

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年05月13日

バスの事故によって亡くなった人達が一晩だけ帰ってくる。死者からメッセージを受け取った人達がバスターミナルに集まる。


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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年02月27日

軽くて読みやすい。ストーリー展開や会話のテンポがよくサクサク進む。

突然のバス事故で亡くなった人達がこの世に残された愛する人に、あらゆる方法で 今夜午前0時にバスターミナルに来て欲しい 旨を告げる。
皆、なんの疑いも持たずにかけつける。皆あまりにも素直すぎるあたり、娯楽小説感溢れていて読みやすさに...続きを読む繋がってるのかも。

旅行中うっかり帰りのバスに乗り損ねて、バスターミナルで始発を待とうとした女子大生2人に、死者の来訪を待つ親分と、その命を狙う若いヤクザ達、片思いしてた相手からのメッセージを自分だと勘違いして来てしまい、同姓同名の彼女と鉢合わせをしてしまう女の子など、ドタバタ要素満載。

生者と死者、愛する者同士・家族なのに同じ時を生きられない、そんな切なさがこの小説を大きく包んでいるけれど、暗い話にはせずコミカルに描き、最期のお別れを遂げた生者達同様、読者にも読後のスッキリ感を与えていると思う。

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Posted by ブクログ 2019年10月31日

人物の生い立ちを語る段階まではゆったりとした流れだったけど、後半戦になると赤川節でトントン拍子で、展開が二転三転していった。心温まるお話だったから、他作のような驚きの展開は少なかったけど良き。

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Posted by ブクログ 2018年11月01日

私にとってはとても久しぶりの赤川次郎。
語り口、登場人物のキャラ、どれを取っても変わらない。
夢中で読んだ若かりし頃を思い出し懐かしい気持ちになった。

高速バスの転落事故で愛するものを失った人々の元へ、死者からのメッセージが届く、ファンタジー小説。

ヤクザにお金持ちの奥様、女子高生、女子大生…と...続きを読むいろんな人の組み合わせで織り成される物語に目が離せない。
軽い読み口であっという間に読み終えられるのも赤川次郎作品の好きなところだ。

先に逝ってしまった者と残される者が再び巡り会う感動のストーリー。
とても美しい描写に心が温かくなった。

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Posted by ブクログ 2015年11月20日

娘の本棚から拝借、20数年振りぐらいの赤川作品。
やはりテンポが良く 次が気になり
あっという間に読み終えました。
ただ バス事故で湖底に沈んだままの死者が
家族のもとに会いに来るという話に
少し冷めた気分のまま読みました。

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