松本清張のレビュー一覧

  • 砂の器(下)

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    すでに犯人がわかっていてそれを証拠固めしていくというあらすじである。らい病が解説だけに掲載されていると最初に読んだときには思っていたが、ライという言葉が最後の方に出てきていた。映画ではそのらい病で親子がさすらう姿が強調されていた。

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    2025年08月03日
  • 砂の器(上)

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    松江文学紀行で紹介された。とても有名な推理小説である。映画にもなっている。上巻では殺人事件で周囲の人が2人シンでしまったが、真犯人はまだ出てこない。

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    2025年07月31日
  • 砂の器(上)

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    蒲田駅操車場で発見された身元不明の扼殺死体の捜査をする今西刑事。手がかりを得られないまま捜査本部は解散となるが…。
    登場人物の一人が昭和八年生まれと言っているので、昭和三十年代の話だと思います。女性はこんな話し方をしていたのかしら、ズック(おそらく帆布)のスーツケースとは…など想像しながら読みました。若者が古いものを毛嫌いするのはいつの時代も変わらないようですね。
    たくさんの謎をかかえて下巻へ。

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    2025年07月30日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    ネタバレ

    気になっていた事件。
    ついに読むことができた。

    タイトルに小説とついているが、
    帝銀事件をそのまま描いている。
    編集者があるきっかけでこの事件を調べ
    まとめた形になっている。

    帝銀事件は昭和23年1月26日に起こった
    毒殺・強盗事件だが、
    その手口があまりに手慣れていて
    犯人は軍関係者だと目された。
    しかし、操作は行き詰まり
    名刺という証拠品から絵描きが浮上する。
    物的証拠は間接的なものばかりなのに
    強要された自白により
    犯人とされ死刑判決を受けてしまう。
    旧刑訴法では、自白を証拠とできたためだ。

    この犯人はおそらく冤罪と思われる。
    死刑執行はされず獄中で高齢でなくなっている。

    この本

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    2025年07月20日
  • 砂の器(下)

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    時代を感じる小説でした。名作と言われているので読んでみました。なかなか読み応えのある、やはり名作でした。島根がたくさん出てくるかと期待していましたがあまりでてこなくて残念でした。

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    2025年07月19日
  • ゼロの焦点

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    松本清張をこれまであまり読んでいたわけではなく長編は初めて読んだと思う。面白かった。断崖絶壁で繰り広げられる人間ドラマは、二時間サスペンスの源流はここにあるのか、と思ったり、昭和30年という時代を感じることも多々あってはっとした。例えば知りもしない人に個人情報をしゃべりすぎだろ、しかも医師が、とか、金沢から東京にいくには夜行しかない、とか。もちろんミステリーとしてのストーリーも面白い。意外な人が犯人であることが明らかになって、それもその時代ならではの悲しい背景があったりと王道なのかもしれないが楽しめた。

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    2025年08月12日
  • 考える葉 新装版

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    時代は昭和35年。国民の価値観や生活環境が大きく変わった頃。しかしまだ戦後15年。戦争がもたらした影響も所々に残っている。
    敗戦後のゴタゴタに紛れて富を得た者が私利私欲のために悪事を働き、殺人事件がおこる。そんな中、思いもよらず事件に巻き込まれてしまった青年が真相を追う話。
    当時の生活、お金の価値、防犯カメラが普及していなかった頃の警察の捜査など興味深く読めた。
    ミステリー好きなら是非読んで欲しい一冊です。


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    2025年06月24日
  • 憎悪の依頼

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    10編の短編集
    どれも奥深く、楽しめる作品ばかりで人間模様を描く事が天才的にうまい!
    1.嫉妬に狂った男の犯罪。
    2.絵画に贋作疑惑があり真相を探る話。
    3.浮気を清算する犯罪。
    4.父親を殺し正しい事をしたと思っているが妹達は意に反して…。
    5.初登頂を証明出来ない話、等
    人間模様を描いている作品群、古い作品だが現在でも充分楽しめる作品ばかりです。

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    2025年06月17日
  • 山峡の章

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    山狭の章

    昌子は夫の堀沢と妹の伶子が時を同じくして行方不明となり、安否を気づかう。2人は、作並温泉の「山狭」で帰らぬ姿となって発見される。

    経済計画庁に勤ていた堀沢は、有能な人物のようにみえるのだが、日々課長らに付随するのにあくせくしているようであった。昌子は、このような夫にしっくりしない想いを抱くようになっていた。

    一方、妹の伶子は、堀沢を避けていた、このような失態を犯すはずがない、と晶子は確信していた。

    昌子の真相究明がはじまる、堀沢の上司の課長ら、伶子の付き合っていた年配者や女性に面談し、思考をめぐらす。

    東和財政研究所に勤める吉木は、昌子がずっと気になる存在だった。物語の後半で、昌子と吉

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    2025年06月01日
  • ゼロの焦点

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    小説では初の松本清張作品
    といっても他は黒革の手帳くらいしか知らないけど、、でもさすがと言わざるを得ない
    時代がちがってもおもしろいものはおもしろいのだなと関心した
    少ししつこい感じはしたもののエンターテイメントとして楽しむには十分だった

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    2025年05月26日
  • 十万分の一の偶然

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    「激突」という写真はA新聞社の年間最高賞に選ばれた。東名高速道路で起きたその玉突き大事故は、果たして本当に“偶然起こった”瞬間だったのか。
    真相を追う髭の男。
    この時代の小説にはよくある事だろうが、同じ文章を何度も挿入する為、少し飛ばし読みが必要。
    しかし流石は清張先生、山鹿との対立シーンは手に汗もの。
    ジャーナリズム、功名心、などを問う作品。勿論時代背景の勉強にもなる。

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    2025年05月20日
  • 美しき闘争 下 新装版

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    頼りにならない夫と別れた恵子が魑魅魍魎とする出版業界で味わう受難を描いた長編の後編。本作は女流作家梶村の失踪を扱うがお馴染みの殺人とはならない。殺人でないが故に警察も介入せず薄汚い工作が行われている。恵子の義侠心は涼とすべきだが相手も方法もまずかった。ここは現実社会でも参考になるだろう。
    昭和30年代の古き良き世界を描いた『三丁目の夕日』という漫画があるが本作はその真逆で昭和30年代の弱肉強食世界を描いているように思う。セクハラだけではなく全てのハラスメント要素があるオールハラスメントともいうべき酷さ。男達の獣欲に閉口しそうになるが悪い意味でもエネルギーには満ちていて高度経済成長(本作は196

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    2025年05月11日
  • 考える葉 新装版

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    しぶい

    推理というかなんというか。
    あれしてこれして、こうなって

    こんな感じではない作品。謎解きの要素が少なかった気がする。
    解説が興味深かった

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    2025年05月05日
  • 美しき闘争 上 新装版

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    姑のいびりと夫の不甲斐なさから家を出た井沢恵子。かつての伝手で女流作家の家に行くが評論家大村から仕事のあてを紹介された事で魑魅魍魎な雑誌の世界に巻き込まれる話。タイトルと異なり全然美しくないように思えるが巨匠による意図か?
    好色破廉恥漢な大村を始め出てくる男達が現代の価値観で言うところのクソ。連載時期が1962年と高度成長期にあたるので人権も何もなかったのだろう。仕事そのものは恵子の実力で取っているのに邪な気持ちを持つ連中が多すぎて本来の実力を発揮させないところが本当に酷い。綺麗事を並べるつもりは無いけど、こうやってせっかく輝きを持つ人物を社会的に封殺するという点で社会的殺人事件ともいうべきで

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    2025年05月05日
  • ゼロの焦点

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    ネタバレ

    『砂の器』の時にも感じた、今の時代では使えない、当時だからこそのトリックに驚かされた。
    結婚間もない夫の失踪、そのため夫の事情が何も分からない主人公、その中で少しずつ真相に近づいていく展開から目が離せなかった。
    本多からの想いも、全く靡かないのが良かった。勝手なイメージだけれど、これが他の方が書いていると本多と道ならぬ恋…とかなっていそうだったので。身持ちの固い主人公だからこそ、まだ日の浅い夫のために駆けずり回る描写が違和感なく見られたのかなと。
    ラストの沖に向かう船に乗った妻が崖の上の夫に手を振っていた、という描写がなんとも美しかった。死へ向かう残酷さが、その情景に言いしれない美しさを与えて

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    2025年04月14日
  • 疑惑

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    2編の中編集。30年ぶり位の再読です。
    すっかり内容を忘れてしまっていました。
    「疑惑」は桃井かおりさんのラストシーンの意味深な笑みが目に焼きついていたので、原作のラストがこんなだったかぁ〜と思う次第ですが、これはこれでおもしろかった。
    素行の悪さで人を判断してはいけないとつくづく思う内容でした。
    「不運な名前」は偽札の話でよく分からなかった。

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    2025年03月31日
  • 網

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    ネタバレ

    選挙と金の問題で殺人が起こる話。松本清張先生といえば推理小説だけではなく「昭和を暴く」というキーワードがある。昭和に起きた出来事を清張先生の独自の視点でノンフィクションに仕上げた作品もあるほどだ。このように裏で選挙工作が行われようとしている清張先生独自の皮肉たっぷりな視点はやはり清張文学なのだろうと思う。なお、物語では「湯河原温泉」が登場する。湯河原と聞けば神奈川県の湯河原温泉を想定するが、今回は長野県の湯河原温泉だ。長野県須坂市に湯河原温泉があるのだが、長野出身の私も長野に湯河原があるのは知らなかった。

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    2025年03月24日
  • 黒い福音

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    『砂の器』の後に読んだ。あらすじにも記載がある通り「BOACスチュワーデス殺人事件」が元となっているノンフィクション小説である。実際の事件を調べると公訴時効が成立し、お蔵入りとなったのである。なお、解説には「著者一流の推理と解決を示したもの」とあったので、清張先生はどのよう解決したのか楽しみにしていたら、案の定、生田世津子を殺害したと思われるトルベックは帰国してしまう挙句。教会を前にして日本警察は完全敗北となったのである。ノンフィクションだからか。 私自身初めてに等しいノンフィクション小説だった。

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    2025年03月24日
  • 弱気の蟲~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    「二大長編推理小説」ということで、二つの作品が収録されている。どちらも、思わぬ衝撃的な出来事が起きた。この「プレミアム・ミステリー」はミステリー要素に疑問がある作品もあるが、これはどちらもミステリー要素があった。どちらでも殺人事件が起きる。それも犯人は思わぬ人だった。特に表題の『弱気の蟲』では役人である川島が麻雀に嵌まり、鴨のように扱われて借金を拵える。その時の心情は極めてリアリティであるし、つい同情してしまう描写は清張先生ならではの表現力。そして、もはやお決まりと言って良い男女の絡れ。どちらも面白い。

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    2025年03月24日
  • 砂の器(下)

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    下巻に入ってもなかなか事件は解決しない。今西はさらに三重県伊勢市・石川県・大阪へ事件解決の手がかりを掴むために駆け回る。 しかし事件の全貌が明らかになると想像もつかない出来事が待っていた。特に事件解決の鍵を握ったのは「電波」や「音」。スマホや携帯電話すらない時代に音や電波といった科学的なものを使って殺害を行なっていた。 犯人は和賀英良。しかも、当初は本浦秀夫であり、被害者である三木謙一と関わり合いがあったのだ。 今西も立派な警察官である。

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    2025年03月24日