松本清張のレビュー一覧

  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    まだ読んでいなかった短編集でしたが、どの作品も面白く、一気に読んでしまいました。特に投影という作品は読後感が良く、出会えて良かった作品の一つです。

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    2026年07月10日
  • 砂の器(下)

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    どうしても映画との比較になってしまうのだが、殺人の動機としては、映画のように犯人の父親が生きていて、その父親に無理にでも会わせようとしたことが殺人の動機だったというほうが道理に適っているような気がする。
    しかし、そんなことは抜きにしても、この小説が傑作であることだけはまちがいない。

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    2026年06月29日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    松本清張の短編集は面白いです。
    6編から成る短編集ですが、ページ数と内容の濃さが合っていないというか、一つ一つの話が、長編にできるのではと思ってしまいます。
    孤独感の描き方や、人の隠の感情を描き方が秀逸で、人の人生をしっかり物語っています。
    これだから松本清張はやめられないですね。

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    2026年06月26日
  • 砂の器(上)

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    映画では何度も見たが、原作を読んだのは今回が初めてであるし、「初」松本清張でもあった。
    映画を見ていたのでおおよその筋は知っていたが、原作はまた映画とも違ったおもしろさがあることがわかった。

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    2026年06月24日
  • 黒革の手帖(上)

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    怒濤の元子の物語。別に目立たない元銀行員が、経験もない銀座の世界でまわりを蹴り落としながら上へ上へ上がっていくのが醍醐味。緊張感と人間ドラマ、まさに松本清張サスペンス。

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    2026年06月22日
  • 砂漠の塩

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    ネタバレ

    失楽園の失敗バージョン。泰子のような女とは愚弄される前に縁を切るのが正解なのだが、愚弄されれば燃えるのが男の性だろうか。

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    2026年06月12日
  • 渦

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    <poka>
    視聴率の裏側がおもしろいですね。
    <だいこんまる>
    視聴率のモニターになったという話を聞いたことがありません。

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    2026年06月07日
  • 雑草群落(上)~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    松本清張全集44収録作品。表紙絵はカッパノベルズの新書版が好み。殺人は無し。若い愛人に嫉妬する心理描写が面白い。遅くとも還暦になるまでには、色欲を絶ちたいものである。当作品が好みの方は”真贋の森”もお気に召すかと。

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    2026年06月06日
  • 佐渡流人行―傑作短編集(四)―

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    まさに傑作時代物短編集。
    流人の悲哀ものが好きな私にはどストライク。当小説がハマった人は”無宿人別帳”も読むべし。収録の甲府在番は後の清張先生最長編時代小説”西海道談綺”の布石となる作品。怖妻の棺は”生けるパスカル”を彷彿させる恐妻家の話。奥様が怖い方は隠れて読むべし。

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    2026年05月31日
  • 点と線

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    名作。鉄壁と思われたアリバイをあきらめずに地道に崩していく。仮説を立てて立証していく姿に共感を得た。

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    2026年05月28日
  • 犯罪の回送

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    1962年発表原題:対曲線。
    清張先生他界後、出版されたもの。清張全集未収録作品。出版社は角川のみ。この年はけものみちや地の指、ガラスの城等など、重厚な作品を連発している。

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    2026年05月24日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    「実際の事件をモチーフにした小説」というカテゴリで、私が初めて読んだのはこれ。中学生の頃に父の本棚にあったのを読みましたが、何年版かは不明なので、こちらで登録します。

    事件の大きさ、陰惨さ、謎に包まれた不気味な犯人像。締まった文体で、細部まで隙なく書かれているのがめちゃめちゃカッコいい。なのに事件そのものは未解決という手の届かなさ。細部はもう覚えていないけど、とにかく面白かったです。

    以降、自分の頭の中の本棚に「実際の事件を扱った本」「殺人事件を扱ったミステリ本」の棚ができてしまいました。実録系はあまり読まなくなりましたが、ミステリは今も好きです。

    今知ったのだけど、この本、1959年の

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    2026年05月18日
  • 塗られた本

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    松本清張全集未収録作品。
    いまの時代になってこれを読むと、まったく紺野美也子に同情できないどころか、青沼氏に同情する方が多いのではないだろうか。そもそも色仕掛けで契約履行を促してきたのは紺野側。青沼氏の据え膳を食うのはまあ男としてあるあるであろう。純粋な夫の愛情が美化されているが、ホス狂いの女とまったく同じ思考回路ではないか。
    もちろん小説自体は面白く、文句なしの五つ星。

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    2026年05月10日
  • 聞かなかった場所

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    小心なノンキャリア官僚が出張中に知った妻の突然死。死の真相を執拗に探る前半。真相が明らかになった途端に大きく動く物語の妙。後半は心理サスペンスの面白さ。恐怖、驚愕の動きがじわじわと迫る。なるほどこう来たかという終盤。お勧めの傑作中編

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    2026年05月09日
  • 時間の習俗

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    松本清張全集1収録。大宰府、大野城あたりが出てくる。昔、福岡出張の帰り道、大野城の一風堂でラーメン食べたのを思い出した。和布刈神社には清張先生の文学碑があるそうな。今度寄ってみたいと思う。

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    2026年04月29日
  • 黒革の手帖(下)

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    松本清張作品は数々ドラマ化映画化されています。この黒革の手帳も何度もドラマ化されていますよね。どれも観たことがないので実際どんな話なの?と読んでみたくなりました!とても面白かったです!ドラマも気になります…山本陽子さん米倉涼子さん武井咲さんそれぞれ主演されていますよね。

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    2026年04月26日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    こんなにも満足感のある短編サスペンスがあったのか。どの話も犯人側、殺される側、追う側と視点が変わりながら真相に近づいていく感じが良かった。視点が変わる度に、緊迫感、スピード感がギアを上げていくような、、、。一番好きなのは『顔』、2番目は『地方紙を買う女』だけど、『投影』も最後の哀愁漂う雰囲気が好み。大体、痴情の絡れとかが事の発端になるのが、時代というか、なんというか。会話劇としてもおすすめしたい一冊だった。

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    2026年04月18日
  • 火と汐

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    火と汐、着想は良いが、トリックが現実離れしてるかな。証言の森、種族同盟は良い。山は前二作からすると見劣りする。

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    2026年04月11日
  • レジェンド歴史時代小説 大奥婦女記

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    大奥という通り、徳川将軍の座やそれを取り巻く御台所、その政略と没落の駆け引きが分かり易く書かれている。移り変わる時の将軍を軸に短編集としてまとめられている。やはり切り口や文章は、松本清張ならではの文調・文体。

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    2026年04月04日
  • 清張が聞く! 一九六八年の松本清張対談

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    1968年 ( 昭和43年 )と言うと私が幼児の時(^_^;)
    この年は明治100年と言われ、ちょうど高度経済成長期であった。
    当時56歳の清張氏が、この年に11人と対談している。
    そこからしてもう凄い!

    しかも対談相手は、政治家、宗教家、作家、画家、学者、財界人と多分野にわたる。
    当時、戦後80年でも活躍されていた方々。
    皆さんモノクロ写真でも生き生き活動されている姿は凛々しい!
    私も側でドキドキしながら聴いている気分になる。

    清張氏は聞き出し役であるが、巧みに質問され、清張氏が聞きたかった以上の貴重な話を聴かせていただいたと思う。

    正直、11人のうち4名しか知らなかったが、分からない

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    2026年04月01日