松本清張のレビュー一覧

  • 歪んだ複写―税務署殺人事件―

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    税務署がどのようにして、小口の零細所得者から税金を取り立て、一方では大口の税金に手心を加える。すべて税吏の私欲のため。一般庶民がばかをみてます。ホント凄い。

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    2026年01月04日
  • ゼロの焦点

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    石川、特に能登半島を舞台とした小説であり、文学紀行で朝日新聞で紹介された。あまりにも有名な小説でドラマや映画になっているので読んだはずであるがあまり記憶がない。敗戦直後の話であり、立川警察が出てくるので、多摩地域の学生は歴史的な事実を知るであろう。

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    2025年12月19日
  • ゼロの焦点

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    ネタバレ

    全体的な雰囲気は砂の器に似ているような感じがした。
    けれども、砂の器よりスケールは小さいが、この作品の方が丁寧にストーリーを作っていたと思う。

    特に、終盤での石川県のシーンは読み手をハラハラさせるように話を畳み掛けていたのは非常に良かった。

    砂の器も良いが、ゼロの焦点も負けずに面白かった。

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    2025年12月19日
  • 眼の壁

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    松本氏の作品、初めて読みましたが、いやー、凄かった。ただただ、凄かった❗最後、犯人はちゃんとわかるのに、自分の脳がまだ理解できてない凄さに、この作家の偉大さを知った

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    2025年12月09日
  • 砂の器(上)

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    流石の有名作で、事件が解明されていくのかドキドキしながら一気に読んでしまった。
    松本清張を読むのは初めてで、勝手に難しい内容なのかと思い込んでいたけれど、とても分かりやすく、古い作品なのに驚くほど読みやすかった。
    読み進める中で、犯人はこの人かな?と予測できるが、本当に合っているのか確信が持てず、下巻の展開が楽しみ。
    どうやって真相にたどり着くのか気になってページをめくる手が止まらない。

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    2025年12月01日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    帝銀事件のノンフィクションです。
    状況証拠と自白のみで死刑判決を受けましたが、冤罪の可能性もある謎だらけの事件です。
    「日本の黒い霧」と併せて読むことをお薦めします。

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    2025年11月22日
  • 点と線

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    ページ数も300ページ足らずとそこまで多くない上、序盤から犯人にほぼ目星がついているのにかなり濃い内容。水上勉「飢餓海峡」ぶりにビビッときた社会派&アリバイ崩しミステリ。最高でした。

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    2025年11月15日
  • 眼の壁

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    探偵役が会社員、素人だから手当たり次第に手掛かりを探すストーリーでつい感情移入してしまうし、
    事件を追う動機も信頼してくれた上司の弔い合戦で応援できる。

    東京名古屋なんて新幹線使えよって思ったけどまだ開通してなくて驚き

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    2025年11月15日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    気になってた事件

    いかにも冤罪って話なのかとおもってたんですけど お金の流れとか 怪しい部分もあったりして ん…
    でも なんだか 平沢さんを犯人に仕立てておくほうが事が無難に進む みたいな空気を感じてしまった 
    私がそう感じるのだから 松本先生はもっと強く思ったのでしょうね 小説帝銀事件とはなっていますが ノンフィクションですよね そして問題提議もしてますよね
    最後の方に 警察の勘違いで無理やり自白?させられて逮捕されたけど 別件で逮捕された犯人が自白して 誤認逮捕だった…って話が載っていて 笑ってしまいました
    自白がすべての旧刑訴法って 怖いですね
    中野にスパイ学校があったとか
    日本で封鎖

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    2025年10月29日
  • 小説日本芸譚

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    松本清張というと、私にとってはミステリー作家のイメージが強い。本書は短編歴史小説で、10編からなる。

    運慶、世阿弥、千利休、雪舟、古田織部、岩佐又兵衛、小堀遠州、光悦、写楽、止利仏師

    名前は知っている、名前すら知らない、10名の芸術家の内面が色濃く描かれていて、とても興味深い。芸術への飽くなき探究心と、それに伴う心の葛藤が実によく描かれている。

    中でも印象に残るのは、千利休と光悦の話。千利休と豊臣秀吉の対立場面は、恐ろしかった。

    俵屋宗達よる下絵の施された料紙に、本阿弥光悦が古人の和歌を書いた「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」。今まで写真を見て、“素敵だなあ”“出来上がった絵に文字を書くのは、

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    2025年10月20日
  • 西郷札―傑作短編集(三)―

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    清張の時代小説短編集。
    昭和40年が初版で今回読んだのは令和3年の55刷版。すごいロングセラー。

    収録作品は

    西郷札
    くるま宿
    梟示抄
    啾々吟
    戦国権謀
    権妻
    酒井の刃傷
    二代の殉死
    面貌
    恋情
    噂始末
    白梅の香

    どれも面白いのですが特に印象に残ったのは以下の作品。

    「梟示抄」
    初代司法卿・江藤新平の話。彼が日本の商鞅といわれる理由がなんとも皮肉である。

    「権妻」
    権妻という言葉、初めて知りました。若い時の過ちが十数年の時を経て、こんな形で巡ってくることになろうとは。

    「恋情」
    この短編集に限らず、清張の作品はキリスト教における「七つの大罪」故の不幸な結末、みたいな感じが多いような

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    2025年10月18日
  • けものみち(下)

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    やはりバッドエンド。些細な悪に手を染めると次第に大きな悪に絡め取られて破滅に向かう。人間は恐ろしい。

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    2025年10月05日
  • 熱い絹(上)

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    綿密に組み立てられている。著者の調査力と造詣の深さにも感心させられる。たまたま見かけ入った骨董店から物語が始まり、マレーシアで著名な立志伝中の資産家が失踪した事件に飛び、軽井沢で独り身の女性が殺される事件と、バラバラに思えたことが徐々に関連を帯びてくる。それぞれ自体の謎は解決せず、関連性を帯びてくるにつれ、謎が絡み合い膨らんでくる。本の分量の多さに辟易するが、謎解きが気になり、先へ先へと読み急がされる。冒頭、和服の図案家が店頭にあった古美術品に惹かれ店に入る。店内はガラクタに近いものばかりで、唯一店頭の品だけが価値があるが、非売品としてどんなに高値が提示されても決して手放さない。この品の由来に

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    2025年10月05日
  • 砂の器(下)

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    面白かった。
    昔読んだことがあるというのは覚えていたが、ここまでその読んだ記憶が残っていないことに驚いた。
    主人公の老?刑事が丁寧で時間を掛けた捜査は今の何でも起こり得る事件でAI技術を駆使しても忙しくしている捜査とのギャップにも驚いたが、着実にリファレンス情報を集め着実に犯人を追い込んでいく作業は見事だ。
    更に科学技術による人体への影響についの捜査も、もしかしたらこの当時は最先端の警察の法科学なのかもしれない。
    当時は科学捜査研究所はないだろうから、科学に疎い刑事の苦悩も分かる気がする。
    最後の空港での犯人逮捕は痛快だったね。
    地道な操作が報われて良かった。

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    2025年09月24日
  • 考える葉 新装版

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    さすが松本清張の作品で、面白かった。ストーリーは良くできている。ただし、細かい点で矛盾を感じてしまうこともあった。

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    2025年09月17日
  • 中央流沙

    購入済み

    いいねん

    この人の作品をこんな形で読めるとは!嬉しいなぁ。さすがです!というべき秀作。本だけでなく電子で買っても損しない

    #タメになる

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    2025年09月12日
  • 砂の器(下)

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    ポスターなどで見た親子遍路のイメージから戦後日本社会の人間ドラマみたいな話と思っていたのですが、読んでみたらバリバリの推理小説でもありました。『砂の器』というタイトルと、西口司郎さんのイラストだけでご飯三杯はいける永久保存版。

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    2025年08月25日
  • 水の肌

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    ネタバレ

    『指』はおもしろいけれど、シーワワーまで殺さなくても…!犬を飼っている身としては人が殺されるより受け入れ難い。

    表題作『水の肌』と『留守宅の事件』は、松本清張らしい作品で良かった。

    『小説 3億円事件』はあれこれ考察が続いて好みじゃないなーと読んでいたのに、いつの間にか「そうだよ!絶対こいつが犯人」と真剣に読んでいた。
    特に立川基地がアジトっていうのは納得してしまったな。

    『凝視』は平吉が犯人と思わされすぎて「これは冤罪か?」と気づけたまではよかったけど、最後急展開に都合よく解決しすぎな気も…

    ちょっと軽く清張が読みたいなってときに良い一冊。

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    2025年08月16日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    社会派推理小説作家として名を馳せる前、初期の作品を集めた短編集。作者自身を投影させた作品群にはコンプレックスを跳ね除け大きな仕事をしてやろうという気概が滲むようだ。その作風にはすでに推理小説作家としてのセンスも感じさせる。

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    2025年08月15日
  • ゼロの焦点

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    4.3/5.0

    終戦直後の混乱が生んだ悲劇。
    自分の過去が暴露されることを死よりも恐れた社長夫人の悲しすぎる動機。

    時代を如実に内包した人間ドラマだった。

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    2025年07月12日