松本清張のレビュー一覧

  • 黒革の手帖(上)

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    ネタバレ

    松本清張の黒革の手帳 半世紀前のほんとは思えない、展開の早さ、痛快さ、上巻を一期に聞き終わった。タクシーの中でたばこを吸うシーン、連絡は公衆電話ボックスからなど50年前を思わせるがそもそも私も60代なのですぐに頭に浮かぶ、言葉も枕草子から引用していたりここちいい、オーディブルで聞く。下巻が楽しみです。

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    2026年10月04日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    どれも面白いと思いますが、一番有名と思われる「一年半待て」もよいけど、「地方紙を買う女」が好きです。その他、「顔」、「声」も面白い。「カルネアデスの板」では、かつては教科書、参考書で儲かったのかと今との違いがすごい。
    戦後の社会の暗さというか重さというかをどの作品からも感じる。電話交換手とか今ではない職業、女子専門学校とか調べないとわからない学歴、ノスタルジーがすごい。

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    2026年09月28日
  • 黒革の手帖(上)

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    ドラマを視聴済で、下も合わせて読みました!
    ドラマでは描かれていなかった元子の葛藤や 緊張感、苦悩を知ることができた

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    2026年09月26日
  • 半生の記

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    NHKの小説帝銀事件についての番組を観て、松本清張氏の著書を読みたくなり、手に取る。

    小説家松本清張となる前、氏の貧しい幼少期から職工、新聞社社員の半生が描かれている。

    冒頭で述べられる通り、鬱々として希望のない日々が語られる。家族を生かすため、何とか食い扶持を稼ぐ若者の姿。希望が生まれては絶望に変わる。そんな日々が描かれる。
    戦前戦後の一市民の生活が垣間見られる良い作品だった。

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    2026年09月20日
  • 老公 清張短篇レアセレクション 古書・伝記篇

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    レアセレクション・最終巻。今回は古書、伝記編。二冊の同じ本、相模国愛甲郡中津村、夏島、老公、モーツアルトの伯楽、伝記の人から(初書籍化)を収録。

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    2026年09月20日
  • 夜光の階段(下)

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    ネタバレ

    フジ子!!お前もか!信じていたのに、弱いな…笑
    でも最後よくやった!

    幸子は、まぁ殺されるだろうと思ってたし、殺されても仕方ない気はする。
    それにしてもよく次々に殺すね。

    冤罪だとか、世間の都合のいい解釈だとか、本当に怖いね。
    真実を追求しようとする桑山&桜田コンビには頼もしさを感じる反面、偽タクシー運転手を仕立てて騙して証言をとるのはいかがなものか。
    もっと良い方法はなかったかな。

    佐山道夫はどうしたかったんだろう。
    名声?女?金?
    結局どこまでいっても、自力でないから満足できなさそうな気がする。

    岡野さん冤罪晴れるかな。
    岡野さんの奥さんが幸せになるといいな。

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    2026年08月29日
  • 夜光の階段(上)

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    ネタバレ

    序盤はあまりストーリーに入り込めなかったけど、佐山道夫が本名ではないとわかったあたりから、俄然おもしろくなってきた。

    この小説のポイントって、佐山道夫がイケメンじゃないってところだと思うんだよね。
    イケメンじゃないのになぜか女性たちが貢ぎ、嫉妬し、群がってくる、それがおもしろいのにドラマだとイケメンにされちゃうんだよね。
    最後四股だもんね、すごいよね。

    下巻は転落のストーリーなんだろうか。
    それともうまいことやってしまうんだろうか。
    楽しみー!

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    2026年08月27日
  • ゼロの焦点

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    かなり以前、中学生の時に読んだのですが、今回はオーディブルで聴いてみました。
    前回読んだ時よりも圧倒的に話が伝わってきて、あっと言う間に聴き終わりました。
    松本清張の物語はいつの時代でも読者を惹きつけて離しませんね。
    また違った作品も読み直してみたいです。

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    2026年08月27日
  • 塗られた本

    購入済み

    無もなき北斗出版社社長 紺野美也子は、女手一つで出版社を成功させるべく併走する。夫の卓一は詩人を目指す純朴な人柄、2人は相思相愛である。美也子は自社から卓一の詩集を出版することを夢見るのである。

    美也子は人気作家の青沼禎治郎へ接近する。女好きの青沼は、魅惑的な美也子に下心を抱く。美也子は、強引に青沼から書き下ろし原稿を手に入れたのだが、、、。

    美也子は卓一と知り合う以前に、銀行頭取井村重久の加護を受けていた。結婚後も井村と手を切れずにいたが、卓一は疑うことをしなかった。

    卓一は散歩中に近所の野見山房子と知り合う。房子は美也子と青沼の関係に立ち入っていく、美也子と井村の関係も察知する。何も知らない素振りの卓一を思いやる。卓一は本当に何も知らないのか?

    ある日、卓一は美也子に置手紙をして旅に出てしまう。房子の卓一に対する思いやりの感情、美也子に対する不満、青沼に対する激昂が綴られる。

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    2026年08月25日
  • 陽炎 清張短篇レアセレクション 歴史・時代篇

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    レアセレクション第三弾。今回は歴史、時代もの。内容は陽炎、二すじの道、疵、武士くずれ、五十四万石の瞳、蓆、狂人、水の中の顔、穴の中の護符。

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    2026年08月22日
  • 黒い画集

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    先日NHKのドラマで「天城越え」を見、原作を読んでみるかと思って手に入れた本作。
    めちゃくちゃ面白かったです。
    昭和30年代が舞台なので、設定に古さはありましたが、その古さがまた趣を増していました。
    「遭難」は、私も多少登山をするので、自分も現場にいるような臨場感を味わいました。
    「凶器」はタイトル通り「凶器」の正体に度肝を抜かされました。
    「坂道の家」は主人公の男が若い女に手玉に取られ、転落する様子がいたたまれなかったです。
    他の収録作品も読みごたえがあり、3日ぐらいであっという間に読み終えてしまいました。
    他の短編集も読んでみたいです。

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    2026年08月06日
  • 金庫 清張短篇レアセレクション 男性篇

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    突然始まったテーマ別短編集。こちらは男性篇。金庫、理由、途上、閉鎖、断崖、静雲閣覚書、尊厳、信号、過去の女報告書を収録。過去の女報告書初書籍化。

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    2026年08月01日
  • 氷雨 清張短篇レアセレクション 女性篇

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    突然始まったテーマ別短編集。こちらは女性篇。氷雨、旅さき、突風、結婚式、黒い血の女、紙碑、呪術の渦巻文様を収録。

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    2026年08月09日
  • 佐渡流人行

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    松本清張の短編時代小説集。松本清張は左遷された男の心情を描くのが好きなのだろうか。不本意な役を与えられて忸怩たる思いの男がよく出てくる。

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    2026年07月25日
  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―

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    戦後の混乱や高度成長期の影にある人間の欲や虚栄、矛盾といった“黒さ”を、短編という濃密なフォーマットで鋭く抉り出してくる作品集です。
    全9話ですが、どの話も読みやすい長さながら、心理の奥にじわりと刺さりました。
    表題作「黒地の絵」では芸術をめぐる狂気がじっとりと迫り、芸術と人間の欲望が交錯する重苦しい空気に圧倒されつつも、読まずにはいられない緊張感がありました。
    著者らしい社会へのまなざしと、登場人物たちの執着心が丁寧に描かれていて、読み進めるほどに息苦しさと面白さが増していき、清張作品に通底する「見たくないものを暴き出す力」は健在で、読み終えたあともしばらく胸に残るものがありました。
    大人にこそ響く一冊です。

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    2026年07月21日
  • 潜在光景

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    松本清張の短編集。「雀一羽」はサラリーマンなら身につまされるの話ではないだろうか。自分にも当てはまってしまいそうな、平凡な人間の心の闇(陳腐な表現だが…)を描くのが上手いと改めて感じた。

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    2026年07月13日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    まだ読んでいなかった短編集でしたが、どの作品も面白く、一気に読んでしまいました。特に投影という作品は読後感が良く、出会えて良かった作品の一つです。

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    2026年07月10日
  • 砂の器(下)

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    どうしても映画との比較になってしまうのだが、殺人の動機としては、映画のように犯人の父親が生きていて、その父親に無理にでも会わせようとしたことが殺人の動機だったというほうが道理に適っているような気がする。
    しかし、そんなことは抜きにしても、この小説が傑作であることだけはまちがいない。

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    2026年06月29日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    松本清張の短編集は面白いです。
    6編から成る短編集ですが、ページ数と内容の濃さが合っていないというか、一つ一つの話が、長編にできるのではと思ってしまいます。
    孤独感の描き方や、人の隠の感情を描き方が秀逸で、人の人生をしっかり物語っています。
    これだから松本清張はやめられないですね。

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    2026年06月26日
  • 砂の器(上)

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    映画では何度も見たが、原作を読んだのは今回が初めてであるし、「初」松本清張でもあった。
    映画を見ていたのでおおよその筋は知っていたが、原作はまた映画とも違ったおもしろさがあることがわかった。

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    2026年06月24日