松本清張のレビュー一覧

  • 犯罪の回送

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    松本清張が出版にあたり加筆し、著者最後の推理小説作品となったのが本書とのこと。北海道の小さな市の市長が、市議団との霞が関官庁への陳情出張の際、武蔵野の林野で絞殺死体となって発見される。タイトルの「回想」の意味とは?

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    2020年07月02日
  • 軍師の境遇 新装版

    購入済み

    彼の歴史ものは掘り出し物

    松本清張といえば現代のミステリー作家等イメージが矯激なほどであるが、実は歴史ものもその才気煥発さから秀作が数多く生まれている。この作品もそうだ。是非お勧めする。

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    2020年05月28日
  • 小説東京帝国大学(下)

    購入済み

    東大でも描けないのでは??

    さすがは松本清張。よくぞここまで日本の闇の歴史を斯様に赤裸々に暴いたものだ。嘉悦と喜悦に横溢されそうだ。

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    2020年05月09日
  • 風の視線(下)~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    竜崎亜矢子の夫・重隆は、かつて車内のタイピストだった千佳子とも関係を持っていた。が、小説後半で、一気に重隆は密輸事件容疑で逮捕される。亜矢子、新婚生活から逃避し、家を出た千佳子、そしてなカメラマンの奈津井の行く末は。

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    2020年05月08日
  • 風の視線(上)~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    1961年から雑誌『女性自身』に連載。旧華族に嫁ぐも「名家の囚人」の竜崎亜矢子。その夫は、愛人関係が盛んな総合商社シンガポール支社長。一方、亜矢子に恋焦がれながらも、それを忘れるべく亜矢子紹介の千佳子とお見合い結婚するカメラマンの奈津井。新婚旅行の東北、そして青森県の十三潟で遭遇した自殺死体を撮った写真で高く評価される。しかし、奈津井も新妻の千佳子の距離は一向に縮まらないどころか、千佳子の過去が徐々に明らかになっていく。

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    2020年05月07日
  • 落差 上 新装版

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    昭和38年単行本化、昭和41年文庫化。日本史を専門にする島地は、大学の助教授。戦後、自身の主張を大きく転換し、いまや認知度も名声も高まるばかり。教科書の編纂や監修者としても、頭角を表している。一方、彼の裏顔は素人女への遍歴。不遇のうちによを去った学者仲間の未亡人、そして高校時代からの友人が単身赴任になったことを機に、その妻も標的にする。

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    2020年04月25日
  • 小説日本芸譚

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    思い描いていたような松本清張作品とは違た。

    歴史上の人物を身近に感じさせてくれ、
    自分の中の世界を広げてくれた作品。

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    2020年04月12日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 1 武将列伝

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    松本清張って、ミステリー作家ではなかったんです。
    芥川賞を取った時に、書かれている作品も採録されています。
    ほぼ、時代に沿って掲載されている短編小説から、
    戦国時代の武将がどのように時代を生き抜こうとしたか、雰囲気を感じることのできる作品集になっています。

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    2020年03月16日
  • 雑草群落(下)~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    主人公のライバル古美術商の駒井も、同じ贋作作家による肉筆錦絵を作成して、大実業家との取引に入り込もうと画策する。その裏には、鑑定士として権威のある佐川技官も絡んでいる。同性愛性癖や愛人、親子、夫婦関係など、よどんだ特殊な人間関係、騙したつもりが騙されて・・・と独特な人間関係と人間心理が絡み合っている。
    なお、殺人事件は起きない。

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    2020年03月09日
  • 雑草群落(上)~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    主人公の高尾庄平は62歳。息子と共に古美術商を営んでいる。妻と息子夫婦と同居、店では従業員も数人雇い入れている。一方、庄平は30歳も歳の離れた愛人・野村和子も囲っている。ある日、古美術収集家かつ所得番付で常連の製薬会社社長・村上為蔵に接近しようと試みる商売敵の古美術商・駒井の動きに気づく。そんな時に、愛人・野村和子の実の親が、村上為蔵であることが発覚する。

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    2020年03月08日
  • 隠花平原(下)

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    失踪した女性の行方は掴めないまま、新興宗教団体から大作画制作の依頼が本決まりになる。しかし、次々に起こる他殺事件。そして、捜査仲間に加わる新聞社の支局記者。一方、義兄の殺害事件担当の刑事とは接触はあるが、昵懇な間柄にはならない主人公の画家。最後に思わぬ告白=遺書で、事の真相が明らかにされる。

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    2020年03月03日
  • 隠花平原(上)

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    東京郊外の住宅地で銀行員の中年男性が殺害されて発見。義弟である画家が、不審な点を調べ始める。人違いなのではないか、近所のアパートに住む若い女性の急遽な引越し、自分の油絵を画廊を通じて買い集める銀行頭取の出現、そして新興宗教団体の出現。

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    2020年03月02日
  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―

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    「二階」「拐帯行」「黒地の絵」「装飾評伝」「真贋の森」
    「紙の牙」「空白の意匠」「草笛」「確証」の9つの短編が収録。表題にもなっている「黒地の絵」は、朝鮮戦争中に九州は小倉にあった米軍基地での黒人兵士脱走と小倉市民への危害や被害の実話が素材になっている。他の作品も、アカデミズム、白い巨塔に対する鬱積や企み、虐げられた仕返しをしたつもりが逆に嵌められて、組織防衛のために犠牲になる人間など、読み応えのある作品ばかり。

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    2020年02月26日
  • 危険な斜面

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    本作の中の''二階''に五つ星です。
    もしかしたらと、読者の予想が松本清張に追いつきながらも、彼の作品の特徴である個々の感情を描写しており、読者をあっと驚かせる展開へ。
    男性はどう捉えるか分かりませんが、女性には読んで欲しい作品です。

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    2020年01月25日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    新潮文庫の「松本清張傑作短編集(一)」は推理小説でもなく時代小説でもなく、現代小説をまとめたということです。昭和40年初版発行ですから、この文庫になさるとき、著者自身も存命で何らかのかかわりを持たれていたのではないか、ですから自信作ではないかと。今回その個々の作品を再読してみまして、たしかに清張さんの特徴が一番よく出ている作品群だなと思いました。

    市井の研究家は努力してよくできれば怨まれるし、出自学歴によってさげすまれもし、いじめにも会い、世間の風は冷たい。

    例えば​「石の骨」​
    人骨化石を嵐の後の崖崩れから拾い、古代の研究をひそかにしているので知識豊富なれば、旧石器時代の人骨と確信し

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    2020年03月17日
  • けものみち(上)

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    主人公は中風のろくでなしの夫を持つ妻。夫とはホステス時代に出会って結婚。その中風の夫を放火で殺害。中居として務めていた料亭で出会ったホテル支配人の仲介で中居を辞め、高齢の大物のもとで仕えることに。しかし、仕えた高齢男性も寝たきりの中風だった。放火に不信を持った刑事の思惑も主人公に接近。

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    2019年10月24日
  • 黒い福音

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    昭和34年に実際に起こった「スチュワーデス殺人事件:英国海外航空の現役スチュワーデス:武川知子さん(27歳)が川の畔で死亡しているのが発見。解剖の結果、他殺と断定されて、捜査が始まる。遡上に上ったのは、武川さんが通っていた都内杉並区にあるカソリック教会のベルギー人神父。結局、神父の帰国によって未解決のまま。」を素材とした作品が本書。

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    2019年10月19日
  • 蒼い描点

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    昭和34年に発行された作品。女流作家の原稿係を担当する若手女性出版社社員が主人公。主人公は、入稿が遅れている女流作家を追って、箱根を訪れる。そこで遭遇した知り合いの中年フリーライターの自殺事件に遭遇。警察の自殺の見立てに不信を感じ、一方、担当する女流作家の代筆疑惑も持ち上がり、同僚の男性社員とその真相解明に動き出す。箱根、犬山、秋田、真鶴と全国を当時の国電で動き回る。携帯電話もな時代、電報や遠距離電話の申し込み、速達便などが連絡ツール。

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    2019年10月15日
  • 天才画の女

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    銀座の有名画廊に、新人女流画家が自身の作品が持ち込まれる。安く買い取り、得意先絵画コレクターが購入した高額絵画の「おまけ」として付けられた。が、買い取った顧客は、この「おまけ」の作品に心酔。ここからストーリーが展開する。作品数が少ない新人女流画家。新人を育て囲い込み、大きな利益を上げようとする画廊。

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    2019年10月13日
  • 小説日本芸譚

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    アーティスト快慶を嫉妬するプロデューサー運慶、足利義嗣が自刃したのちに足利義持に放逐された世阿弥、下品な秀吉を軽蔑していた千利休、絵は下手だったが中国で構図の妙を手に入れた雪舟、商人の茶道を否定し武家の茶道をつくりあげた古田織部、師匠らしい師匠につかなかったため画流ルーツが漠としている岩佐又兵衛、茶碗の目利きしか家康に能を見出してもらえず武士としての手柄も稼がせてもらえなかった小堀遠州、俵屋宗達をうまく操作し商売人としての技量のほうこそ注目される本阿弥光悦、個性の強すぎる画のため売れずに屈折した東洲斎写楽、テーマが古すぎて上手にまとめることができなかった止利仏師のこと、松本清張の博学がふんだん

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    2019年08月25日