松本清張のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「松本清張」の長篇ミステリー作品『時間の習俗』を読みました。
『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈上〉』、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈中〉』、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈下〉』、『眼の壁』に続き「松本清張」作品です。
-----story-------------
『点と線』の二人が難事件に挑む!!
神奈川県の相模湖畔で交通関係の業界紙の社長が殺された。
関係者の一人だが容疑者としては一番無色なタクシー会社の専務は、殺害の数時間後、遠く九州の和布刈(めかり)神社で行われた新年の神事を見物し、カメラに収めていたという完璧すぎる -
Posted by ブクログ
「松本清張」の長篇ミステリー作品『眼の壁』を読みました。
『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈上〉』、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈中〉』、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈下〉』に続き「松本清張」作品です。
-----story-------------
手形詐欺の驚くべき手口!
上司の汚名を晴らすため、ひとりの男が立ち上がった。
傑作サスペンス!
白昼の銀行を舞台に、巧妙に仕組まれた三千万円の手形詐欺。
責任を一身に負って自殺した会計課長の厚い信任を得ていた「萩崎」は、学生時代の友人である新聞記者の応援を得て必死に手がかりを探 -
Posted by ブクログ
張込み:山口県、九州に向かう列車はどの列車なのか特定出来なかった。当時の暮らしぶりが何となく分かる。バスも登場し、昭和全盛の頃を思い起こさせる。
顔:山陰線周布駅から浜田駅までの普通列車、昭和22年の時刻表で確認したが当該の列車は確認出来ず。自らの名声を得ようとするが為に周囲を消してゆく、自己中心的な考え方といってしまえばそれで終わりだが、そこには一般市民としての葛藤も見て取れる。最後のいもぼうの場面はちょっと出来すぎとも思いましたが圧巻でした。いもぼう、京都に長年住んでいますが名前だけ知っていて訪問した事無し。
声:2部構成になっている。1部と2部は別の話かと思っていたが最後に結びつくあたり -
Posted by ブクログ
「松本清張」の短篇集『張込み 傑作短編集〔五〕』を読みました。
『聞かなかった場所』、『或る「小倉日記」伝 傑作短編集〔一〕』に続き「松本清張」作品ですね。
-----story-------------
推理小説の第1集。
殺人犯を張込み中の刑事の眼に映った平凡な主婦の秘められた過去と、刑事の主婦に対する思いやりを描いて、著者の推理小説の出発点と目される『張込み』。
判決が確定した者に対しては、後に不利な事実が出ても裁判のやり直しはしない“一事不再理”という刑法の条文にヒントを得た『一年半待て』。
ほかに『声』 『鬼畜』 『カルネアデスの舟板』など、全8編を収録する。
--------- -
Posted by ブクログ
「松本清張」の短篇集『或る「小倉日記」伝 傑作短編集〔一〕』を読みました。
『聞かなかった場所』に続き「松本清張」作品ですね。
-----story-------------
『松本清張傑作短編集』は、現代小説、歴史小説、推理小説各2巻の全6巻よりなる。
本書は現代小説の第1集。
身体が不自由で孤独な一青年が小倉在住時代の鴎外を追究する「芥川」賞受賞作『或る「小倉日記」伝』。
旧石器時代の人骨を発見し、その研究に生涯をかけた中学教師が業績を横取りされる『石の骨』。
功なり名とげた大学教授が悪女にひっかかって学界から顛落する『笛壺』。
他に9編を収める。
------------------ -
Posted by ブクログ
「松本清張」の長篇ミステリー『聞かなかった場所』を読みました。
「松本清張」作品は、今年の4月に読んだ『内海の輪』以来ですね。
-----story-------------
妻の死の真相を追って運命に翻弄される一人の男。
力作長編。
農林省の係長「浅井」が妻の死を知らされたのは、出張先の神戸であった。
外出先での心臓麻痺による急死とのことだったが、妻が倒れた場所は、妻が一度も口にしたことのない町であった…。
一官吏の悲劇を描く力作長編。
-----------------------
農林省の係長「浅井恒雄」は神戸への出張中に妻「英子」が心臓麻痺で急死した… 元々「英子」には軽度の心 -
Posted by ブクログ
「松本清張」の短篇集『危険な斜面』を読みました。
「松本清張」作品は今年の1月に読んだ『神々の乱心』以来ですね。
-----story-------------
男は絶えず急な斜面に立っている……。
爪を立てて上に登って行くか、下に転落するかだ??。
十年ぶりに会った女は、男の会社の実力派会長の妾だった。
彼女を利用して昇進に成功した男はやがて彼女の存在が邪魔になり……。
表題作『危険な斜面』ほか、刑事の張り込みを描いた『失敗』など全六篇の短篇を収録。
-----------------------
本作品は昭和32年から昭和34年に発表された、以下の6篇で構成されています。
■ -
Posted by ブクログ
ネタバレ実際にあった事件を題材にした小説。
小説だけど、ほとんどノンフィクションのような形式。
この事件は犯人が逮捕され死刑判決まで出ているが、松本清張は元731部隊の人が犯人と推理している。
戦後、731部隊のノウハウが米軍に必要だったため、731部隊の隊員はGHQによって庇護された。
そのことを公にしたくなかったため、捜査の手が731部隊に及ぶと、GHQが邪魔をした。
と松本清張は推理を展開する。
いずれも何の証拠もなく、あくまで想像に過ぎないと思うが、一理あると思う。
ただし、冤罪なら誤認逮捕された人は、なぜ事件後、大金を持っていたのか。
そして、そのお金の出どころをなぜ言わないのか。この点 -
Posted by ブクログ
「松本清張」の長篇ミステリー作品『十万分の一の偶然』を読みました。
『失踪 ―松本清張初文庫化作品集〈1〉』、『月光 ―松本清張初文庫化作品集〈4〉』に続き「松本清張」作品です。
-----story-------------
夜間の東名高速道路下り線・沼津インターチェンジ近くのカーブで、自動車が次々に大破・炎上する、玉突き衝突事故が発生した。
アルミバン・トラックが急ブレーキをかけ、横転したことに始まったと推測されるも、事故直後の警察の現場検証では、ブレーキをかける原因となるような障害の痕跡は、まったく発見されなかった。
一方、大事故の瞬間を捉えた「山鹿恭介」の写真「激突」は、カメラの迫 -
Posted by ブクログ
ネタバレ清張没後30年 WOWOWドラマ化。契約してないので観れませんが。なぜ、眼の壁を?まだ本棚に残っているので再読です。
資金調達に窮した昭和電業製作所。白昼のとある相互銀行(平成5年相互銀行法廃止)で、三千万(今だと4or5億くらい?)の手形詐欺にあってしまう。担当者は自殺。部下に遺書ともいえる事件の詳細を書いた手紙を残す。部下・萩崎は友人の新聞記者と共に、事件を追い始める。それは、連続殺人事件へと繋がっていく。
経済犯罪小説の先駆け。事件に絡む右翼組織。作者らしい、伊勢や木曽などの地方都市への旅情。
今では考えられない社会常識の中での推理小説ですが、最後まで何を追い詰めているのかさえもわからな