松本清張のレビュー一覧

  • 犯罪の回送

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    松本清張さんの最後の作品らしいです。

    北海道と東京をめぐるミステリーです。今まで読んだ作品の中では少し面白みにかける気がしました。犯人や結末が意外すぎて驚きました。やはり何かこの作品は他の作品と違う気がしました。

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    2022年09月17日
  • 時間の習俗

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    「松本清張」の長篇ミステリー作品『時間の習俗』を読みました。

    『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈上〉』、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈中〉』、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈下〉』、『眼の壁』に続き「松本清張」作品です。

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    『点と線』の二人が難事件に挑む!!

    神奈川県の相模湖畔で交通関係の業界紙の社長が殺された。
    関係者の一人だが容疑者としては一番無色なタクシー会社の専務は、殺害の数時間後、遠く九州の和布刈(めかり)神社で行われた新年の神事を見物し、カメラに収めていたという完璧すぎる

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    2022年09月05日
  • 眼の壁

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    「松本清張」の長篇ミステリー作品『眼の壁』を読みました。

    『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈上〉』、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈中〉』、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション〈下〉』に続き「松本清張」作品です。

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    手形詐欺の驚くべき手口! 
    上司の汚名を晴らすため、ひとりの男が立ち上がった。
    傑作サスペンス!

    白昼の銀行を舞台に、巧妙に仕組まれた三千万円の手形詐欺。
    責任を一身に負って自殺した会計課長の厚い信任を得ていた「萩崎」は、学生時代の友人である新聞記者の応援を得て必死に手がかりを探

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    2022年09月05日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    張込み:山口県、九州に向かう列車はどの列車なのか特定出来なかった。当時の暮らしぶりが何となく分かる。バスも登場し、昭和全盛の頃を思い起こさせる。
    顔:山陰線周布駅から浜田駅までの普通列車、昭和22年の時刻表で確認したが当該の列車は確認出来ず。自らの名声を得ようとするが為に周囲を消してゆく、自己中心的な考え方といってしまえばそれで終わりだが、そこには一般市民としての葛藤も見て取れる。最後のいもぼうの場面はちょっと出来すぎとも思いましたが圧巻でした。いもぼう、京都に長年住んでいますが名前だけ知っていて訪問した事無し。
    声:2部構成になっている。1部と2部は別の話かと思っていたが最後に結びつくあたり

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    2022年09月17日
  • 佐渡流人行―傑作短編集(四)―

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    松本清張の時代小説短編集です。足利義昭や丹羽長秀 毛利元就などが活躍する「腹中の敵」「陰謀将軍」「戦国謀略」。地獄を味わう男たちの「佐渡流人行」は意外な結末に驚いた。ほか「流人騒ぎ」など名も知らぬ男を主人公にした時代小説が面白い。意外にスラスラ読めました。清張は時代物も面白い。

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    2022年08月30日
  • Dの複合

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    古代史、民俗学の諸説をもとに、旅も絡めたミステリー。「点と線」「ゼロの焦点」の雰囲気を思い出す。
    終盤は、えーっ、そうきますか!という驚きに満ちている。

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    2022年08月22日
  • 眼の壁

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    白昼の銀行で巧妙に仕組まれた手形詐欺が起こる。
    責任を負った会計課長は自ら命を絶った。

    会計課長の部下・萩原は、友人の新聞記者・田村とともに真相を追う。

    真相を追ううちに、背後に巨大な右翼団体が見えてくる…
    そして、殺人事件、誘拐事件が起こる…

    昭和30年代前半なのに、古臭さは感じない。

    電報や電話の取り継ぎ、特急『はと』、急行『なにわ』には、昭和レトロを感じる。

    餓死に見せかけて殺す⁇
    もっと楽に殺す方法もあっただろうに…
    なぜ⁇

    もっとも今ならすぐに捕まりそうではあるが…

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    2022年08月12日
  • 眼の壁

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    手形詐欺で自殺に追い込まれた上司の無念を晴らすべく部下と友人の新聞記者が追うサスペンス。黒幕の正体など既視感は有るが寧ろ社会派サスペンスの元祖なのでこちらが元ネタであろう。
    社会派と称しつつもキチンとトリックを取り入れているところは良かった。

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    2022年08月02日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    「松本清張」の短篇集『張込み 傑作短編集〔五〕』を読みました。

    『聞かなかった場所』、『或る「小倉日記」伝 傑作短編集〔一〕』に続き「松本清張」作品ですね。

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    推理小説の第1集。
    殺人犯を張込み中の刑事の眼に映った平凡な主婦の秘められた過去と、刑事の主婦に対する思いやりを描いて、著者の推理小説の出発点と目される『張込み』。
    判決が確定した者に対しては、後に不利な事実が出ても裁判のやり直しはしない“一事不再理”という刑法の条文にヒントを得た『一年半待て』。
    ほかに『声』 『鬼畜』 『カルネアデスの舟板』など、全8編を収録する。
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    2022年07月10日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    「松本清張」の短篇集『或る「小倉日記」伝 傑作短編集〔一〕』を読みました。

    『聞かなかった場所』に続き「松本清張」作品ですね。

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    『松本清張傑作短編集』は、現代小説、歴史小説、推理小説各2巻の全6巻よりなる。
    本書は現代小説の第1集。
    身体が不自由で孤独な一青年が小倉在住時代の鴎外を追究する「芥川」賞受賞作『或る「小倉日記」伝』。
    旧石器時代の人骨を発見し、その研究に生涯をかけた中学教師が業績を横取りされる『石の骨』。
    功なり名とげた大学教授が悪女にひっかかって学界から顛落する『笛壺』。
    他に9編を収める。
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    2022年07月10日
  • 聞かなかった場所

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    「松本清張」の長篇ミステリー『聞かなかった場所』を読みました。

    「松本清張」作品は、今年の4月に読んだ『内海の輪』以来ですね。

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    妻の死の真相を追って運命に翻弄される一人の男。
    力作長編。

    農林省の係長「浅井」が妻の死を知らされたのは、出張先の神戸であった。
    外出先での心臓麻痺による急死とのことだったが、妻が倒れた場所は、妻が一度も口にしたことのない町であった…。
    一官吏の悲劇を描く力作長編。
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    農林省の係長「浅井恒雄」は神戸への出張中に妻「英子」が心臓麻痺で急死した… 元々「英子」には軽度の心

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    2022年07月09日
  • 西郷札―傑作短編集(三)―

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    小林聡美さんの『読まされ図書室』の中で、井上陽水さんがお勧めしていた短編「白梅の香」。この作品を読むために借りました。松本清張は『点と線』以外読んだことがなく、しかも時代小説とのことで若干警戒していましたが、さらっと読めました。名前も顔もいかついおじさんでしたが(失礼)、文章はとっても読みやすい!どのシチュエーションでも、だれもが読みやすい文章を書ける人というのは真に頭のいいひとなんでしょうねぇ。

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    2022年07月02日
  • 危険な斜面

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    「松本清張」の短篇集『危険な斜面』を読みました。

    「松本清張」作品は今年の1月に読んだ『神々の乱心』以来ですね。

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    男は絶えず急な斜面に立っている……。
    爪を立てて上に登って行くか、下に転落するかだ??。

    十年ぶりに会った女は、男の会社の実力派会長の妾だった。
    彼女を利用して昇進に成功した男はやがて彼女の存在が邪魔になり……。

    表題作『危険な斜面』ほか、刑事の張り込みを描いた『失敗』など全六篇の短篇を収録。
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    本作品は昭和32年から昭和34年に発表された、以下の6篇で構成されています。

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    2022年06月28日
  • 死の枝

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    松本清張の連続短編集。どれも独立した話になっていて 登場人物はどこにでもいそうな人物だが犯罪に染めていく状況や動機が書かれており、非常に読みやすい。なかでも、「家紋」「ペルシアの測天儀」が読み終わった後余韻ががあっていいと思う。30ページぐらいの短編だけどおすすめです。

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    2022年06月26日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    ネタバレ

    実際にあった事件を題材にした小説。
    小説だけど、ほとんどノンフィクションのような形式。

    この事件は犯人が逮捕され死刑判決まで出ているが、松本清張は元731部隊の人が犯人と推理している。
    戦後、731部隊のノウハウが米軍に必要だったため、731部隊の隊員はGHQによって庇護された。
    そのことを公にしたくなかったため、捜査の手が731部隊に及ぶと、GHQが邪魔をした。
    と松本清張は推理を展開する。

    いずれも何の証拠もなく、あくまで想像に過ぎないと思うが、一理あると思う。
    ただし、冤罪なら誤認逮捕された人は、なぜ事件後、大金を持っていたのか。
    そして、そのお金の出どころをなぜ言わないのか。この点

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    2022年06月23日
  • 十万分の一の偶然

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    「松本清張」の長篇ミステリー作品『十万分の一の偶然』を読みました。

    『失踪 ―松本清張初文庫化作品集〈1〉』、『月光 ―松本清張初文庫化作品集〈4〉』に続き「松本清張」作品です。

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    夜間の東名高速道路下り線・沼津インターチェンジ近くのカーブで、自動車が次々に大破・炎上する、玉突き衝突事故が発生した。
    アルミバン・トラックが急ブレーキをかけ、横転したことに始まったと推測されるも、事故直後の警察の現場検証では、ブレーキをかける原因となるような障害の痕跡は、まったく発見されなかった。
    一方、大事故の瞬間を捉えた「山鹿恭介」の写真「激突」は、カメラの迫

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    2022年06月20日
  • 花実(かじつ)のない森~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    自家用車を買ったばかりの主人公は、若いが、しがないサラリーマン。秩父からのドライブの帰り道中、夫婦らしき男女のヒッチハイクに遭遇し、車に乗せる。車に残された夫と思しき名刺入れ、それを返却しに行ったことから、ストーリーは深みにはまっていく。

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    2022年06月18日
  • 眼の壁

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    ネタバレ

    清張没後30年 WOWOWドラマ化。契約してないので観れませんが。なぜ、眼の壁を?まだ本棚に残っているので再読です。
    資金調達に窮した昭和電業製作所。白昼のとある相互銀行(平成5年相互銀行法廃止)で、三千万(今だと4or5億くらい?)の手形詐欺にあってしまう。担当者は自殺。部下に遺書ともいえる事件の詳細を書いた手紙を残す。部下・萩崎は友人の新聞記者と共に、事件を追い始める。それは、連続殺人事件へと繋がっていく。
    経済犯罪小説の先駆け。事件に絡む右翼組織。作者らしい、伊勢や木曽などの地方都市への旅情。
    今では考えられない社会常識の中での推理小説ですが、最後まで何を追い詰めているのかさえもわからな

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    2022年06月12日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    巨匠による推理小説短編集。
    トリックなど無い犯罪者と元恋人の心情を描いた作品が入っていたりと純粋なミステリーが集められたものでも無い。全体的にシンプルな筋立てが多いが寧ろ現代ミステリーの源流のような気もする。
    『一年半まて』はオチも含めてゾクっとくる面白さで女性の賢さと計算違いが良い。
    『声』はヒッチコックの『サイコ』を思わせる意外な展開(筋立てはまるで違うけど)でこの辺もさすが文豪。

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    2022年06月10日
  • 共犯者

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    社会派推理小説家巨匠による短編集。
    市井に住む輩の犯罪の発端、発覚、破滅を描くパターンが多いようにも思うが『剥製』のように犯罪とは無縁の人間の虚飾をテーマにしたようなモノも混じっている。
    『発作』の主人公は妻に送金しなければならぬ身でありながら愛人を抱えその金策のため金の前借りを続けてしかも愛人との破綻を覗かせるという自業自得なストレスが高じるという話で人間の屑部分について普遍性のある作品である。

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    2022年06月10日