松本清張のレビュー一覧

  • 眼の壁

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    松本清張をあまり読んで無かったが、売れっ子になるきっかけとなった作品と聞き、読んでみた。ストーリーが面白く一気に最後まで読み切った。トリックは荒唐無稽な部分が無くはないが、今でもワクワクしながら読める本だった。他にも色々読んでみたい。

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    2026年06月07日
  • 点と線

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    時刻表を使ったミステリーのはしりと言われる作品。夜行列車が当たり前に運行したり、青函連絡船や電報など時代を感じさせる場面は多く、むしろ新鮮ですらあった。結末は唐突さもありつつ官僚の悲哀を感じた。

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    2026年06月04日
  • 点と線

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    ネタバレ

    2026/5/28 - 5/29
    学生時代に読んだことあったが再読。
    無駄を削いで書かれた作品であることを強く感じた。
    とても面白くスラスラ読めたが、一点瑕疵があるとすれば、犯人と思われる人物の移動手段が電車以外も考えられることに終盤まで警察サイドが気づかないこと。物語の構成上仕方ないのかもだけど、「飛行機は書かれた時代はなかったのかな〜…いやあんの!?」となった。

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    2026年05月29日
  • 点と線

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    昭和に書かれた、時刻表トリックを使った、元祖社会派ミステリーです。
    刑事が、地道な捜査とひらめきから、犯人のアリバイを崩そうとする物語です。
    テンポよく進んでいくので、とても読みやすく、伏線も丁寧でした。

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    2026年05月28日
  • 砂の器(下)

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    最後の数ページまで一連の事件の捜査が続き、どのタイミングで解決されるのか目が離せなかった。
    一連の事件の流れや犯人の生い立ちなど、最後の最後でようやく整理される叙述が刑事事件の捜査らしさを成り立たせていて読み応えがあった。

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    2026年05月28日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 3 美術ミステリ

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    松本清張ジャンル別作品集「美術ミステリ」。積読本解消。

    巻末に発表年を書いてなかったので、wikiで調べてみた。
    真贋の森 1958
    青のある断層 1955
    美の虚像 1982新潮文庫
    与えられた生 1970単行本
    後者2つは文庫と単行本の発行年しかわからなかったので、おそらく「美の虚像」の方も1970年ぐらいの発表だと思う。前者2つは戦後10、13年後の発表。東日本大震災が15年前だから、当時の人たちにとっても戦後の混乱は、ほんのつい最近の感覚だったろう。
    現代では通用しないやり方や、
    現代でも変わらない気持ちが、
    見えてきて大変面白く読んだ。

    「真贋のー」「美のー」は、贋作を巡るお話である。

    松本清張は「日本美術史の盲点」を突いて小説に仕上げた。「西洋美術史の材料は殆ど開放されて出尽している(略)だが、日本ではそうはいかないのだ。所蔵家は奥深く置し込んで、他見を宥すことに極めて吝嗇であるから、何が何処にあるのか判然としない。それに、美術品が投機の対象になっているので、戦後の変動期に旧貴族や旧財閥から流れた物でも、新興財閥の間を常に泳いでいるから、たとえ文部省あたりが古美術品の目録を作成しようと企てても困難であろう。その上、誰も知らない処に、誰も知らない品が、現存の三分の二くらいは死蔵されて眠っていると推定できる」
    ‥‥現在はそれほどではないのかもしれない。当時の美術史家の権威を騙せば大量に贋作が捌ける。戦後間もなくだから多分出来たのだろう、とってもリアルな贋作つくりだった。「真贋」は岡山県笠岡市に記念館のある浦上玉堂の贋作についての話なので尚更だった。

    「美のー」は、「権威」そのものを反転させた話だった。

    「青のある断層」は、短いながらも好きな作品である。まるで技術がない貧乏画家の絵を有名な画商が何故か買ってしまう。そしてスランプに陥っている新進画家に見せるのだ。画商は貧乏画家が技術を学び始めると簡単に捨てる。絵も総て燃やした。新進画家はスランプを抜ける。貧乏画家が持っていたのは、誰にも説明できないエスプリだった。絵だけに限らない「創作の世界」には、そういうモノが確かにあると、私は思う。

    「美術ミステリ」とあるけど、4作品とも、ミステリ色は少ない。社会派でも無い。社会の一断面を描いているけど、ドロドロとした情念はない。淡々とした筆致が今読むととても新鮮だ。

    「与えられた生」も、「創作する者」の陥る闇を描いて、特に私にはリアルだった。新進画家が、胃癌にかかる。冷静に受け止めたように見えて、手術が終わる迄死を覚悟するのは、当時の癌患者全員の気持ちだったろう。医者から「もう大丈夫」と断言されて、主人公は新たな絵の着想が幾つも生まれる。その半年後に再発。医者を代えて全摘手術。それを支えてくれた雑誌編集者と、主人公は今度は不倫に陥る。という話である。男も不倫相手も妻も、今から観るといろいろアウトな場面があるのだけど、1番は男がアウトだけど、とっても淡々と描かれていた。ラスト1行が突発。かつ納得出来た。

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    2026年05月27日
  • 憎悪の依頼

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    これまでの短編集に比べると、哀愁漂う話が多かった印象。「張込み」のような犯人を追い込む系の話ではなく、事件・事故が起きてしまった経緯や動機が中心に描かれる点が新鮮で良かった。お気に入りは「憎悪の依頼」「すずらん」「絵はがきの少女」かな。なぜか今回は、昔の恋を忘れられない未練がましい男性が多く登場してきて、今まで女性が振り回されることの多かった松本清張作品の中では珍しいなぁとの思ったりしている。

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    2026年05月24日
  • 虚線の下絵

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    [与えられた生]
    男は一人では生きていけない
    女はタフ
    男と女の性

    [虚線の下絵]
    牧子の最後の行動(銀行の預金通帳と印鑑を机の上においた)
    あんたの才能を信じていて、それでアトリエ付きの家を買いたいと本気で思っていた。だからあなたの信頼を損なってしまうと思って予定より早く切り上げて京都から帰ってきた。そうしたら、自分の醜い裸のデッサンがあったから、このやろーと思った。通帳を置いたのは、「仕事」は果たした(=注文は取りつけた。行為なしで)という皮肉がこもっていたのでは。

    [首相官邸]
    兵隊ものだから読むのやめた

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    2026年06月02日
  • 黒の回廊

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    松本清張の小説を原作とするドラマ『黒の回廊』は、1986年版(栗原小巻主演)

    はなやかに日本を飛び立った女性観光団は、アンカレジ、コペンハーゲン、ロンドンと不気味な旅のはてに、謎の連続殺人。欧州の風物を背景に展開する本格推理長篇

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    2026年05月24日
  • 考える葉 新装版

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    今のミステリーならすぐにネットや警察のデータベースでの情報収集となるが終戦からそう遠くない時期の事件でどのように事件の真相に辿り着くのかと思いつつ、巨匠のいにしえの作品を読んでみた。インターネットがなくても個人情報保護法のない時期、電話帳を使って電話をして住所を聞くというような今なら困難なことがいとも簡単にできるのだなと妙なことに感心した。

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    2026年05月18日
  • Dの複合

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    松本清張作品には旅が似合う。
    浦島伝説、羽衣伝説の舞台を取材するうちに遭遇する事件。
    雑誌の紀行文を書く作家と編集者が巻き込まれる奇怪な事件のおもわぬつながり。
    ミステリーとしてはどこかユーモラスな部分もある。
    全国の土地、時刻表と民族説話をうまく絡めた作品。

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    2026年05月14日
  • ゼロの焦点

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    ネタバレ

    初めての松本清張。

    個人情報の観点や電話のやり取り、当時の生活様式や言葉遣いなど、自分の世代では馴染みのないものばかりでしたが、以前よりそういった歴史は知っていたので特に違和感もなく読み進められました。

    難しい言葉で書き綴らねども、背景描写や心情がわかりやすかったのでサクサクと読んでいけたのが良かったです。

    禎子はまだ憲一と結婚して日が浅く、仕事や年齢など、わかりやすい表記のようなものしか知り得ていなかった。短い間で既に彼を充分に愛していたから、行方や過去が気になりあそこまで調べたというよりは、これから愛していけると思っていたから、知りたかったのではないかと思いました。

    派手な服装をした女の描写が何度か出てくるので、途中からその女は久子ではないのでは?と思うなど、ミスリードのようなものに早々に気付いてしまう部分も多かったですが、出版された時代を考えると昨今のトリックにも大きな影響を及ぼしている、原点のような作品の1部だと実感しました。

    自分の過去を、生活を守りたかった夫人。
    自分の意思や努力ではどうにもならない時代から這い上がった女性の最後としては、あまりにも切なく悲しい余韻を残した作品でした。

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    2026年05月12日
  • 歪んだ複写―税務署殺人事件―

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    これまで読んだ清張作品と比べて、全体的にライトな印象を受けました。
    といっても昭和34年に連載されていたものというから、がっつり昭和なのですが。

    対象者の写真を撮るのもカメラマン必要だったり、連絡も公衆電話、今ならスマホで全て完結できるのに、もどかしい…。
    そんな昭和の清張ミステリーが好きです。

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    2026年05月10日
  • 生けるパスカル 新装版

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    表題作の他、「六畳の生涯」二篇を収録。
    「生けるパスカル」
    画家の矢沢辰生は、美術雑誌記者の森禎治郎がいう外国の小説の話を、近来これほど身を入れて聞いたことはなかった。

    天野仙太は二流どこの画商である。絵の催促に来たらしい。

    スミ子というのは五年前に矢沢が問題を起こしたモデル女で、鈴恵は未だにそのことにからんでいる。

    鈴恵の調子が狂ったきっかけは、瀬戸内海のある都市から岩沢明美が彼をたよって出京したときにはじまる。

    最近、矢沢の家の近くで、この羽虫が多く飛んでいた日が調査でわかった。ガス中毒の前夜遅くから当日の午前七時すぎまでであった。

    描かなかった絵に、羽虫がどうしてカンバスの塗りたての絵具にまみれていたのか。警察は約三時間の矢沢の「時間待ち」の内容を知った。

    ほとんど、妻の言い掛かりに耐えていたが、ある夜、ガス自殺企てて、妻を殺すが、
    「六畳の生涯」

    ところが、瓶の白い粉の高さが前のとおりに戻っている。あきらかに誰かが十五グラムぶんを補充しているのである。  あの将校行李の中の粉末が、この瓶に入れられていた。── 13

    「一盗二婢」
    1. 盗(人妻・他人の恋人)、2. 婢(下女・召使い)の順に興奮するという、不道徳な関係ほど好まれるという好色の格言・風刺です。

    一日休んだトミは、翌日から出てきて、三日間働いた。三日間というのは、それ以上に彼女が生存しなかったからである。──

    「トミさんよ、おじいちゃん。うちに手伝いに来ているトミさんよ。今朝、ご亭主と死んでいたのがわかったんだってよ」

    警官は、犯罪ではないので、無理心中としても犯人もいっしょに死んでいるので、捜査の対象にならないと判断し、そのまま死体を持ち帰ることになった。

    ──すると望子が葡萄酒をトミに与え、しかる後に、さりげなく看護婦に暇を出す……こういうことも考えられないだろうか。

    博作は、心臓をどきどきさせて歩き出した。どっちにしても、彼にとっては鬼の棲家に帰るのである。

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    妻に殺される前に、殺したい……。歪んだ夫婦の心理を描く傑作サスペンス!

    妻の一方的な嫉妬に悩まされる画家の矢沢辰生は、妻に仕事も金も管理され、さらにはあらぬ浮気の疑いをかけられ酷く責められる日々に身も心も限界を迎えていた。そんな中、彼は1冊の小説「死せるパスカル」に出会う。自分を死んだことにしてでも自由を求める主人公に深く共感した矢沢は、妻による無理心中を装った完全犯罪を画策するが……。歪んだ夫婦の心理に鋭くメスを入れる傑作サスペンス。

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    2026年05月03日
  • 軍師の境遇 新装版

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    黒田官兵衛を描いた小説(司馬遼太郎「播磨灘物語」吉川英治「黒田如水」)の中では中編ながら一番面白かった。大事なエピソードは全て網羅されていた。

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    2026年05月02日
  • 点と線

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     【ややネタバレあり】
     昭和の名作、松本清張の『点と線』は、鉄道系ミステリー小説で、作中には昭和の名列車の寝台特急「あさかぜ」や、男女が共に情死するような現代では見られない言動・行動が多々あります。本作品では、日本の広くて大きい「鉄道網」を、時刻表や列車の運用をもとに細かい「時間」からの推理ミステリーでもあります。
     舞台は北は北海道、南は九州の博多まで。ミステリー好きや鉄道好きでも楽しめる本です。

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    2026年04月30日
  • 神と野獣の日

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    1960年代に上梓された、他国の核ミサイル誤射による首都圏パニックを描いた本作は現代でも通じる内容であり、なるほど技術革新や経済成長を経ても人はそれほど賢くならないんだと痛感する。うっすらとオチはわかっても、人はこれほど短絡的なんだと至極納得できる。この絶妙な愚かさが薄ら寒い。

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    2026年04月27日
  • 二重葉脈 新装版

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    ネタバレ

    計画倒産が疑われる企業の不足金を巡る疑惑の元幹部たちの不審な動きを追う。

     長い!平易で余計な描写の少ない文章ではあるが、筆致が遅いというかなんというか…読んでいてもなかなか進まないこと、また日付時刻と場所の行ったり来たりが何度も繰り返され、誰がいつどこでどうしたんだか、だんだん整理するのが面倒くさくなってきてしまいまして。

     刑事が与えられた事象から推論を重ね、徐々に対象を絞り込んでいく過程はそれなりにワクワクさせてくれました。しかし、文章が平易すぎて割と早々に最後の犯人が読めてしまうこと(なんでもない登場の仕方にも関わらず妙に細かい風体の描写とかあるのでおやっとなった)はちょっと残念でした。

     松本清張には点と線やガラスの城など名作があまたあると聞いていますが、これは、ちょっと、そこまでには感じなかったです。

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    2026年04月26日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    以前から詳しく知りたいと思ってた実際の事件。犯人とされた平沢死刑囚は、この件では無実かもしれないが、全くの善人ってわけでもなかったというのが以外だった。

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    2026年04月26日
  • 死の枝

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    BS11 ドラマでクレジットされていた原作は、松本清張さん「死の枝」より。
    「死の枝」は、ちょっと風変わりな連作短編集で。
    登場人物は各話ごとに全然違うのだけど、
    ある、共通したニュアンスを持つミステリーたち。

    途方もなく膨張し、混乱し、錯綜した現代社会の裏面で複雑にもつれ、からみあうさまざまな犯罪。その陰に澱む愛憎と執念――狂気を装い、法の網の目を潜りぬけようとする男、交通地獄という世相の盲点を巧みに利用した殺人、猟奇事件の影に踊る札つきの不法建築業者、北国の闇を引き裂く夫婦殺害事件……。死神に捉えられ、破滅の深淵に陥ちてゆく人間たちを描く連作推理小説。

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    2026年04月24日