松本清張のレビュー一覧
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最近テレビドラマ化される事が多い、松本清張先生。
「砂の器」、「黒革の手帖」、「けものみち」いずれも高視聴率のようだけど、どれも見ていない。ましてや、小説自体も読んでいないというチョット乗り遅れ気味な感じもするけど、この「Dの複合」が火スペや土曜ドラマ劇場なんかで2時間ドラマ化されたら、是非見てみたい。(もう、やってたりして・・・)
売れない作家が、小出版社の月刊誌に旅の紀行文「僻地に伝説をさぐる旅」の連載依頼を受けたところから、物語がスタートする。
旅先で白骨死体遺棄事件が起こり、当初は単なる偶然と思っていた事件が、曰くありげな人物が登場し、さらに謎めいた35、135という数字が指し示すもの -
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松本清張ジャンル別作品集「美術ミステリ」。積読本解消。
巻末に発表年を書いてなかったので、wikiで調べてみた。
真贋の森 1958
青のある断層 1955
美の虚像 1982新潮文庫
与えられた生 1970単行本
後者2つは文庫と単行本の発行年しかわからなかったので、おそらく「美の虚像」の方も1970年ぐらいの発表だと思う。前者2つは戦後10、13年後の発表。東日本大震災が15年前だから、当時の人たちにとっても戦後の混乱は、ほんのつい最近の感覚だったろう。
現代では通用しないやり方や、
現代でも変わらない気持ちが、
見えてきて大変面白く読んだ。
「真贋のー」「美のー」は、贋作を巡るお話で -
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表題作の他、「六畳の生涯」二篇を収録。
「生けるパスカル」
画家の矢沢辰生は、美術雑誌記者の森禎治郎がいう外国の小説の話を、近来これほど身を入れて聞いたことはなかった。
天野仙太は二流どこの画商である。絵の催促に来たらしい。
スミ子というのは五年前に矢沢が問題を起こしたモデル女で、鈴恵は未だにそのことにからんでいる。
鈴恵の調子が狂ったきっかけは、瀬戸内海のある都市から岩沢明美が彼をたよって出京したときにはじまる。
最近、矢沢の家の近くで、この羽虫が多く飛んでいた日が調査でわかった。ガス中毒の前夜遅くから当日の午前七時すぎまでであった。
描かなかった絵に、羽虫がどうしてカンバスの塗り -
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ネタバレ計画倒産が疑われる企業の不足金を巡る疑惑の元幹部たちの不審な動きを追う。
長い!平易で余計な描写の少ない文章ではあるが、筆致が遅いというかなんというか…読んでいてもなかなか進まないこと、また日付時刻と場所の行ったり来たりが何度も繰り返され、誰がいつどこでどうしたんだか、だんだん整理するのが面倒くさくなってきてしまいまして。
刑事が与えられた事象から推論を重ね、徐々に対象を絞り込んでいく過程はそれなりにワクワクさせてくれました。しかし、文章が平易すぎて割と早々に最後の犯人が読めてしまうこと(なんでもない登場の仕方にも関わらず妙に細かい風体の描写とかあるのでおやっとなった)はちょっと残念で -
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BS11 ドラマでクレジットされていた原作は、松本清張さん「死の枝」より。
「死の枝」は、ちょっと風変わりな連作短編集で。
登場人物は各話ごとに全然違うのだけど、
ある、共通したニュアンスを持つミステリーたち。
途方もなく膨張し、混乱し、錯綜した現代社会の裏面で複雑にもつれ、からみあうさまざまな犯罪。その陰に澱む愛憎と執念――狂気を装い、法の網の目を潜りぬけようとする男、交通地獄という世相の盲点を巧みに利用した殺人、猟奇事件の影に踊る札つきの不法建築業者、北国の闇を引き裂く夫婦殺害事件……。死神に捉えられ、破滅の深淵に陥ちてゆく人間たちを描く連作推理小説。 -
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ネタバレドラマ版でのネタバレを聞いた上で読んだが、ドラマ版とは違った物語で面白かった。
戦争による被害によって戸籍を新しく作ったり、当時ハンセン病患者が親族にいた場合私が想像できないほどの差別を受けていたからこそ起こってしまった事件だなと思う。
きっと被害者は悪気があって和賀に会いに行ったわけではなく、息子に久しぶりに会うような気軽さで会いに行ったのだろうと思うとなんだか悲しい気分になる。
今西、吉村ペアが読んでいて良いペアだなと感じさせる。
殺人のトリックは非常に変わっており超音波での殺人で、聞いていて難しくもあったが読んでいてワクワクさせられた。