松本清張のレビュー一覧

  • 内海の輪 新装版

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    宗三は元兄嫁の美奈子と不倫関係を続けていた。妊娠を告げられた宗三は保身の為、美奈子の殺害を計画するが…。前半は具体的官能シーンが無い官能小説と言っていい程読者にいやらしい想像を掻き立てるが、それが後半の宗三の転落との落差を生んで効いてくる。

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    2026年03月22日
  • 清張が聞く! 一九六八年の松本清張対談

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    明治百年の昭和43年、1年間文藝春秋に連載された松本清張と当時の泰斗たちとの対談集。
    何よりメンバーが豪華。
    東久邇稔彦、池田大作、美濃部亮吉、江上波夫、桑原武夫、松下幸之助など。池田大作との対談が圧巻。
    戦争や明治の世は遠いようで実は近い。松本清張が聞き手としてあくまで控え目なのも良い。

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    2026年03月22日
  • 点と線

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    恥ずかしながら初松本清張。
    鉄道のダイヤ等を使った殺人事件のミステリーで
    するすると読めた。話の落とし方も鮮やかというかうまいなぁという感じ。他の松本清張ものも読みたい。

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    2026年03月15日
  • 黒革の手帖(下)

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    ドッロドロの結末。これこそ元祖イヤミスではなかろうか。

    登場人物全員悪人、特に下巻は良い人なんて1人も出てこない。主人公の元子すらやばいくらい悪人。結末も最悪に心地悪い。結果、全ての伏線が回収される。

    読み応えは相当あった、やはり著名な人はそれなりの理由があるね、かなりおもしろかった。

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    2026年03月12日
  • ゼロの焦点

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    初めて読んだ松本清張です。

    日本海側の厳しい寒さがよく伝わりました。
    サスペンスの終盤によく出てくる日本海の源流を味いました。
    日本海の寒風は寒いんだなと!

    東京でお見合い結婚して、新婚旅行後に勤務地の石川に戻った旦那さん。石川勤務をしていた旦那さんが東京に戻ってくるはずなのに、いくら待っても、旦那さんが帰ってこない…
    そんなところから話は始まりまして

    夫が帰ってこなくて、旦那のことで知ってることが少ない主人公と共に、少ない手がかりを元に真実を追う話が、次のページへと読み進めいと思える作品でした。

    最後のシーンも好きで、日本海の厳しさを知った上での行為に後ろめたさや懺悔の気持ちを抱えて

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    2026年03月05日
  • 告訴せず~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    松本清張全集43。小豆相場の話。トレーダー必読。トレードにおいて勝ち逃げがいかに大事かがわかる。この本にハマったら梶山 季之の赤いダイヤも読まれるとよろしいかと。

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    2026年03月01日
  • けものみち(上)

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    ドラマ版では小滝役を演じた佐藤浩市がとにかくかっこよかった。小説を読む際もそのイメージで読むと小滝のかっこよさが際立つ。女に溺れず、野心にのみ忠実に生きる。こういうクールな男性に憧れる。

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    2026年02月28日
  • 生けるパスカル 新装版

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    松本清張全集39。文春の宮部みゆき松本清張短篇コレクション下にも収録されてます。恐妻家にオススメの一冊。心理描写が秀逸。主人公には逃げ延びて欲しかった。

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    2026年02月28日
  • 点と線

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    ネタバレ

    昔読んだ「点と線」、有名な東京駅の4分間の見通し。一体どんな話だったのだろう。 積読整理中なので読んでみた。博多の志賀島には数年前に行ったがそこが舞台だったのかと感慨も一入だった。
    ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

    志賀島の手前で発見された心中死体は料亭で働くお時と、汚職事件で摘発された政府役人で課長補佐の佐山だった。

    佐山は一人で旅館に泊まり、5日後に女性の電話で出かけてそのまま死んだ。
    二人連れを見かけた人は女性が「ずいぶん寂しいところね」と言っていたという。

    ベテラン刑事の眼に心中というには少し不審な点が感じられた。東京駅で目撃さ

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    2026年02月15日
  • 点と線

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    ネタバレ

    なんの変哲もない時刻表から四分間の作為を見つけてそれを小説の中に落とし込むような松本清張の技量にただただ驚かされた一冊だった。

    返却期間が迫ってきていたため解説を読むことができなかったがまた読みたいと思う。

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    2026年02月15日
  • 無宿人別帳

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    時代物の傑作。悪役の岡っ引きのねちねちした言葉遣いが良い。昔NHKのドラマで「赤猫」を見た記憶があります。

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    2026年02月11日
  • 日光中宮祠事件 新装版

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    表題作「日光中宮祠事件」の他、「情死傍観」「特技」「山師」「部分」「厭戦」「小さな旅館」「老春」「鴉」を所収した短編集。歴史物の短編も含まれている。

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    2026年02月10日
  • ゼロの焦点

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    出張したまま行方不明となった夫を探す新妻。次々と意外な事実が明らかになり知らなかった夫の顔が浮かび上がる。警察は完全に脇役で、想像を働かし推理する妻が物語を動かしていく。夫の愛を信じたい一心で真実を追い求める新妻の姿が健気で、頼もしくもある。

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    2026年02月04日
  • 点と線

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    映画やドラマで何度も観て、結末も犯人もわかっているのになぜこんなに面白いんだ。作者独特の、何か得体の知れないものに迫っていく緊張感のようなものが作品を最後まで覆っていて読者の心を離さない。社会派推理小説ブームのきっかけとなった名作。

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    2026年01月27日
  • 信玄戦旗

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    松本清張の歴史物を読みたいが、全集以外新本は無く、ネットで角川版の平成元年発行のものを購入¥344 他に「逃亡」、「軍師の境遇」、などを購入、ゆっくり味わいたい

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    2026年01月10日
  • 歪んだ複写―税務署殺人事件―

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    税務署がどのようにして、小口の零細所得者から税金を取り立て、一方では大口の税金に手心を加える。すべて税吏の私欲のため。一般庶民がばかをみてます。ホント凄い。

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    2026年01月04日
  • ゼロの焦点

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    石川、特に能登半島を舞台とした小説であり、文学紀行で朝日新聞で紹介された。あまりにも有名な小説でドラマや映画になっているので読んだはずであるがあまり記憶がない。敗戦直後の話であり、立川警察が出てくるので、多摩地域の学生は歴史的な事実を知るであろう。

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    2025年12月19日
  • ゼロの焦点

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    ネタバレ

    全体的な雰囲気は砂の器に似ているような感じがした。
    けれども、砂の器よりスケールは小さいが、この作品の方が丁寧にストーリーを作っていたと思う。

    特に、終盤での石川県のシーンは読み手をハラハラさせるように話を畳み掛けていたのは非常に良かった。

    砂の器も良いが、ゼロの焦点も負けずに面白かった。

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    2025年12月19日
  • 眼の壁

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    松本氏の作品、初めて読みましたが、いやー、凄かった。ただただ、凄かった❗最後、犯人はちゃんとわかるのに、自分の脳がまだ理解できてない凄さに、この作家の偉大さを知った

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    2025年12月09日
  • 砂の器(上)

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    流石の有名作で、事件が解明されていくのかドキドキしながら一気に読んでしまった。
    松本清張を読むのは初めてで、勝手に難しい内容なのかと思い込んでいたけれど、とても分かりやすく、古い作品なのに驚くほど読みやすかった。
    読み進める中で、犯人はこの人かな?と予測できるが、本当に合っているのか確信が持てず、下巻の展開が楽しみ。
    どうやって真相にたどり着くのか気になってページをめくる手が止まらない。

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    2025年12月01日