松本清張のレビュー一覧

  • 金庫 清張短篇レアセレクション 男性篇

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    突然始まったテーマ別短編集。こちらは男性篇。金庫、理由、途上、閉鎖、断崖、静雲閣覚書、尊厳、信号、過去の女報告書を収録。過去の女報告書初書籍化。

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    2026年08月01日
  • 佐渡流人行

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    松本清張の短編時代小説集。松本清張は左遷された男の心情を描くのが好きなのだろうか。不本意な役を与えられて忸怩たる思いの男がよく出てくる。

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    2026年07月25日
  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―

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    戦後の混乱や高度成長期の影にある人間の欲や虚栄、矛盾といった“黒さ”を、短編という濃密なフォーマットで鋭く抉り出してくる作品集です。
    全9話ですが、どの話も読みやすい長さながら、心理の奥にじわりと刺さりました。
    表題作「黒地の絵」では芸術をめぐる狂気がじっとりと迫り、芸術と人間の欲望が交錯する重苦しい空気に圧倒されつつも、読まずにはいられない緊張感がありました。
    著者らしい社会へのまなざしと、登場人物たちの執着心が丁寧に描かれていて、読み進めるほどに息苦しさと面白さが増していき、清張作品に通底する「見たくないものを暴き出す力」は健在で、読み終えたあともしばらく胸に残るものがありました。
    大人に

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    2026年07月21日
  • 潜在光景

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    松本清張の短編集。「雀一羽」はサラリーマンなら身につまされるの話ではないだろうか。自分にも当てはまってしまいそうな、平凡な人間の心の闇(陳腐な表現だが…)を描くのが上手いと改めて感じた。

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    2026年07月13日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    まだ読んでいなかった短編集でしたが、どの作品も面白く、一気に読んでしまいました。特に投影という作品は読後感が良く、出会えて良かった作品の一つです。

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    2026年07月10日
  • 砂の器(下)

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    どうしても映画との比較になってしまうのだが、殺人の動機としては、映画のように犯人の父親が生きていて、その父親に無理にでも会わせようとしたことが殺人の動機だったというほうが道理に適っているような気がする。
    しかし、そんなことは抜きにしても、この小説が傑作であることだけはまちがいない。

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    2026年06月29日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    松本清張の短編集は面白いです。
    6編から成る短編集ですが、ページ数と内容の濃さが合っていないというか、一つ一つの話が、長編にできるのではと思ってしまいます。
    孤独感の描き方や、人の隠の感情を描き方が秀逸で、人の人生をしっかり物語っています。
    これだから松本清張はやめられないですね。

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    2026年06月26日
  • 砂の器(上)

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    映画では何度も見たが、原作を読んだのは今回が初めてであるし、「初」松本清張でもあった。
    映画を見ていたのでおおよその筋は知っていたが、原作はまた映画とも違ったおもしろさがあることがわかった。

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    2026年06月24日
  • 黒革の手帖(上)

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    怒濤の元子の物語。別に目立たない元銀行員が、経験もない銀座の世界でまわりを蹴り落としながら上へ上へ上がっていくのが醍醐味。緊張感と人間ドラマ、まさに松本清張サスペンス。

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    2026年06月22日
  • 砂漠の塩

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    ネタバレ

    失楽園の失敗バージョン。泰子のような女とは愚弄される前に縁を切るのが正解なのだが、愚弄されれば燃えるのが男の性だろうか。

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    2026年06月12日
  • 渦

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    <poka>
    視聴率の裏側がおもしろいですね。
    <だいこんまる>
    視聴率のモニターになったという話を聞いたことがありません。

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    2026年06月07日
  • 雑草群落(上)~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    松本清張全集44収録作品。表紙絵はカッパノベルズの新書版が好み。殺人は無し。若い愛人に嫉妬する心理描写が面白い。遅くとも還暦になるまでには、色欲を絶ちたいものである。当作品が好みの方は”真贋の森”もお気に召すかと。

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    2026年06月06日
  • 佐渡流人行―傑作短編集(四)―

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    まさに傑作時代物短編集。
    流人の悲哀ものが好きな私にはどストライク。当小説がハマった人は”無宿人別帳”も読むべし。収録の甲府在番は後の清張先生最長編時代小説”西海道談綺”の布石となる作品。怖妻の棺は”生けるパスカル”を彷彿させる恐妻家の話。奥様が怖い方は隠れて読むべし。

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    2026年05月31日
  • 点と線

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    名作。鉄壁と思われたアリバイをあきらめずに地道に崩していく。仮説を立てて立証していく姿に共感を得た。

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    2026年05月28日
  • 犯罪の回送

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    1962年発表原題:対曲線。
    清張先生他界後、出版されたもの。清張全集未収録作品。出版社は角川のみ。この年はけものみちや地の指、ガラスの城等など、重厚な作品を連発している。

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    2026年05月24日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    「実際の事件をモチーフにした小説」というカテゴリで、私が初めて読んだのはこれ。中学生の頃に父の本棚にあったのを読みましたが、何年版かは不明なので、こちらで登録します。

    事件の大きさ、陰惨さ、冤罪疑惑と、謎に包まれた不気味な犯人像。締まった文体で、細部まで隙なく書かれているのがめちゃめちゃカッコいい。なのに事件そのものは未解決という手の届かなさ。細部はもう覚えていないけど、とにかく面白かったです。

    以降、自分の頭の中の本棚に「実際の事件を扱った本」「殺人事件を扱ったミステリ本」の棚ができてしまいました。実録系はあまり読まなくなりましたが、ミステリは今も好きです。

    今知ったのだけど、この本、

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    2026年05月18日
  • 塗られた本

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    松本清張全集未収録作品。
    いまの時代になってこれを読むと、まったく紺野美也子に同情できないどころか、青沼氏に同情する方が多いのではないだろうか。そもそも色仕掛けで契約履行を促してきたのは紺野側。青沼氏の据え膳を食うのはまあ男としてあるあるであろう。純粋な夫の愛情が美化されているが、ホス狂いの女とまったく同じ思考回路ではないか。
    もちろん小説自体は面白く、文句なしの五つ星。

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    2026年05月10日
  • 聞かなかった場所

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    小心なノンキャリア官僚が出張中に知った妻の突然死。死の真相を執拗に探る前半。真相が明らかになった途端に大きく動く物語の妙。後半は心理サスペンスの面白さ。恐怖、驚愕の動きがじわじわと迫る。なるほどこう来たかという終盤。お勧めの傑作中編

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    2026年05月09日
  • 時間の習俗

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    松本清張全集1収録。大宰府、大野城あたりが出てくる。昔、福岡出張の帰り道、大野城の一風堂でラーメン食べたのを思い出した。和布刈神社には清張先生の文学碑があるそうな。今度寄ってみたいと思う。

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    2026年04月29日
  • 黒革の手帖(下)

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    松本清張作品は数々ドラマ化映画化されています。この黒革の手帳も何度もドラマ化されていますよね。どれも観たことがないので実際どんな話なの?と読んでみたくなりました!とても面白かったです!ドラマも気になります…山本陽子さん米倉涼子さん武井咲さんそれぞれ主演されていますよね。

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    2026年04月26日