松本清張のレビュー一覧

  • 小説帝銀事件 新装版

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    帝銀事件のノンフィクションです。
    状況証拠と自白のみで死刑判決を受けましたが、冤罪の可能性もある謎だらけの事件です。
    「日本の黒い霧」と併せて読むことをお薦めします。

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    2025年11月22日
  • 点と線

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    ページ数も300ページ足らずとそこまで多くない上、序盤から犯人にほぼ目星がついているのにかなり濃い内容。水上勉「飢餓海峡」ぶりにビビッときた社会派&アリバイ崩しミステリ。最高でした。

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    2025年11月15日
  • 眼の壁

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    探偵役が会社員、素人だから手当たり次第に手掛かりを探すストーリーでつい感情移入してしまうし、
    事件を追う動機も信頼してくれた上司の弔い合戦で応援できる。

    東京名古屋なんて新幹線使えよって思ったけどまだ開通してなくて驚き

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    2025年11月15日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    気になってた事件

    いかにも冤罪って話なのかとおもってたんですけど お金の流れとか 怪しい部分もあったりして ん…
    でも なんだか 平沢さんを犯人に仕立てておくほうが事が無難に進む みたいな空気を感じてしまった 
    私がそう感じるのだから 松本先生はもっと強く思ったのでしょうね 小説帝銀事件とはなっていますが ノンフィクションですよね そして問題提議もしてますよね
    最後の方に 警察の勘違いで無理やり自白?させられて逮捕されたけど 別件で逮捕された犯人が自白して 誤認逮捕だった…って話が載っていて 笑ってしまいました
    自白がすべての旧刑訴法って 怖いですね
    中野にスパイ学校があったとか
    日本で封鎖

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    2025年10月29日
  • 小説日本芸譚

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    松本清張というと、私にとってはミステリー作家のイメージが強い。本書は短編歴史小説で、10編からなる。

    運慶、世阿弥、千利休、雪舟、古田織部、岩佐又兵衛、小堀遠州、光悦、写楽、止利仏師

    名前は知っている、名前すら知らない、10名の芸術家の内面が色濃く描かれていて、とても興味深い。芸術への飽くなき探究心と、それに伴う心の葛藤が実によく描かれている。

    中でも印象に残るのは、千利休と光悦の話。千利休と豊臣秀吉の対立場面は、恐ろしかった。

    俵屋宗達よる下絵の施された料紙に、本阿弥光悦が古人の和歌を書いた「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」。今まで写真を見て、“素敵だなあ”“出来上がった絵に文字を書くのは、

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    2025年10月20日
  • 西郷札―傑作短編集(三)―

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    清張の時代小説短編集。
    昭和40年が初版で今回読んだのは令和3年の55刷版。すごいロングセラー。

    収録作品は

    西郷札
    くるま宿
    梟示抄
    啾々吟
    戦国権謀
    権妻
    酒井の刃傷
    二代の殉死
    面貌
    恋情
    噂始末
    白梅の香

    どれも面白いのですが特に印象に残ったのは以下の作品。

    「梟示抄」
    初代司法卿・江藤新平の話。彼が日本の商鞅といわれる理由がなんとも皮肉である。

    「権妻」
    権妻という言葉、初めて知りました。若い時の過ちが十数年の時を経て、こんな形で巡ってくることになろうとは。

    「恋情」
    この短編集に限らず、清張の作品はキリスト教における「七つの大罪」故の不幸な結末、みたいな感じが多いような

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    2025年10月18日
  • けものみち(下)

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    やはりバッドエンド。些細な悪に手を染めると次第に大きな悪に絡め取られて破滅に向かう。人間は恐ろしい。

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    2025年10月05日
  • 熱い絹(上)

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    綿密に組み立てられている。著者の調査力と造詣の深さにも感心させられる。たまたま見かけ入った骨董店から物語が始まり、マレーシアで著名な立志伝中の資産家が失踪した事件に飛び、軽井沢で独り身の女性が殺される事件と、バラバラに思えたことが徐々に関連を帯びてくる。それぞれ自体の謎は解決せず、関連性を帯びてくるにつれ、謎が絡み合い膨らんでくる。本の分量の多さに辟易するが、謎解きが気になり、先へ先へと読み急がされる。冒頭、和服の図案家が店頭にあった古美術品に惹かれ店に入る。店内はガラクタに近いものばかりで、唯一店頭の品だけが価値があるが、非売品としてどんなに高値が提示されても決して手放さない。この品の由来に

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    2025年10月05日
  • 砂の器(下)

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    面白かった。
    昔読んだことがあるというのは覚えていたが、ここまでその読んだ記憶が残っていないことに驚いた。
    主人公の老?刑事が丁寧で時間を掛けた捜査は今の何でも起こり得る事件でAI技術を駆使しても忙しくしている捜査とのギャップにも驚いたが、着実にリファレンス情報を集め着実に犯人を追い込んでいく作業は見事だ。
    更に科学技術による人体への影響についの捜査も、もしかしたらこの当時は最先端の警察の法科学なのかもしれない。
    当時は科学捜査研究所はないだろうから、科学に疎い刑事の苦悩も分かる気がする。
    最後の空港での犯人逮捕は痛快だったね。
    地道な操作が報われて良かった。

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    2025年09月24日
  • 中央流沙

    購入済み

    いいねん

    この人の作品をこんな形で読めるとは!嬉しいなぁ。さすがです!というべき秀作。本だけでなく電子で買っても損しない

    #タメになる

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    2025年09月12日
  • 砂の器(下)

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    ポスターなどで見た親子遍路のイメージから戦後日本社会の人間ドラマみたいな話と思っていたのですが、読んでみたらバリバリの推理小説でもありました。『砂の器』というタイトルと、西口司郎さんのイラストだけでご飯三杯はいける永久保存版。

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    2025年08月25日
  • 水の肌

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    ネタバレ

    『指』はおもしろいけれど、シーワワーまで殺さなくても…!犬を飼っている身としては人が殺されるより受け入れ難い。

    表題作『水の肌』と『留守宅の事件』は、松本清張らしい作品で良かった。

    『小説 3億円事件』はあれこれ考察が続いて好みじゃないなーと読んでいたのに、いつの間にか「そうだよ!絶対こいつが犯人」と真剣に読んでいた。
    特に立川基地がアジトっていうのは納得してしまったな。

    『凝視』は平吉が犯人と思わされすぎて「これは冤罪か?」と気づけたまではよかったけど、最後急展開に都合よく解決しすぎな気も…

    ちょっと軽く清張が読みたいなってときに良い一冊。

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    2025年08月16日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    社会派推理小説作家として名を馳せる前、初期の作品を集めた短編集。作者自身を投影させた作品群にはコンプレックスを跳ね除け大きな仕事をしてやろうという気概が滲むようだ。その作風にはすでに推理小説作家としてのセンスも感じさせる。

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    2025年08月15日
  • ゼロの焦点

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    4.3/5.0

    終戦直後の混乱が生んだ悲劇。
    自分の過去が暴露されることを死よりも恐れた社長夫人の悲しすぎる動機。

    時代を如実に内包した人間ドラマだった。

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    2025年07月12日
  • わるいやつら(下)

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    二桁年振りの松本清張、再読。
    前半はなんとも単調な展開で、後半一気に終盤へ。
    解説に文部省推薦の良書ではない、とあったが確かに悪書でした。笑

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    2025年06月23日
  • Dの複合

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    ネタバレ

    久しぶりの松本清張作品。やはり格式は高い。「Dの複合」ということでどんな「D」が複合しているか楽しみにしていた、が、「D」が出てこなかった。何なんだ?500ページの超大作、100ページは、怪奇系紀行文を書く作家(伊瀬)と編集者(浜中)が浦島・羽衣を旅する。そこで白骨死体が発見される。そこのには「第二海竜丸」という木片が落ちていた。さらに坂口みま子が殺された。殺人が起きてからは一気に話しが動くが犯人・動機が分からない、これぞ松本清張の醍醐味なのか?ラストで真相が明らかになるが、怒涛のラストは凄かったです。⑤

    解説読んでいたら「D」の意味が分かりました。坂口みま子がキーパーソンだったのかな?

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    2025年06月20日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    帝銀事件の復習。平沢さんのコルサコフ症候群など詳しく知れたんだけど、やっぱり謎が多いなあこの事件。当時、青酸カリてすぐに手には入ったん?それも驚きました。

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    2025年06月08日
  • なぜ「星図」が開いていたか―初期ミステリ傑作集―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    おもしろかった! たぶん、ぼくは松本清張という人が好きなのだと思う。苦労人で社会を見る目が悲しくもやさしい。女性の役割もおもしろいし、昭和の雰囲気も好きだ。

    「顔」「殺意」「なぜ「星図」が開いていたか」「反射」「市長死す」
    「張込み」「声」「共犯者」

    「声」は前半は被害者が主人公、後半は捜査小説。おもしろい作りだと思う。
    「市長死す」は、市議会議員が探偵役だった。

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    2025年05月27日
  • 点と線

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    二桁年振りの松本清張、再読。
    清張作品を読むきっかけになった「点と線」。
    東京駅での空白の4分間のみの記憶でしかなく、ストーリーにどっぷりハマりました。

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    2025年05月09日
  • 共犯者

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    かなり昔に読んだ、再読です。内容を忘れていたので新たな気持ちで読めました。
    10編の短編集です。
    表題作の「共犯者」が一番面白かった。
    人間の心理をついた内容で共犯者の事を気にしなければ何も起こらなかったのでは?と思うのだが…。
    どれも松本清張らしい内容と言えばそれまでだが、大変楽しく読める短編集です。

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    2025年05月03日