松本清張のレビュー一覧

  • 砂の器(下)

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    ネタバレ

    上巻に続いて、14~15年振りの再読。
    結末を知っているのに、夢中になって読んでしまった。さすが松本清張。

    今では耳にすることのないハンセン病や、戦時中の戸籍の焼失。
    当時としては読者側も実感をもって読めたんだろうけど、私に知識がないばかりに少しあっさりな感じもした。
    できたら和賀英良側からの話も読んでみたかった。

    しかし、超音波で殺人なんてガリレオみたいな話だったんだな。すっかり忘れていた。

    また15年位経ったら再々読しよう。

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    2024年07月31日
  • 砂の器(上)

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    ネタバレ

    約14~15年振りの再読。だいぶいろいろ忘れていた。
    中居くんのドラマは20年前頃だったろうか?『砂の器』と言えばその時の印象が強い。今回の再読中もあの時の《宿命》が頭の中に流れ続けるくらいに。

    …というわけで、大まかな話の流れは分かっているんだけど、こんなにも今西刑事の勘頼りだったっけ?(笑)
    それに関川氏を犯人と思わせようとするミスリードが多いなという印象。
    下巻では和賀英良に焦点があたって、いよいよ過去に迫るんだよね。楽しみ!

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    2024年07月29日
  • ガラスの城 新装版

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    少し無駄に長い、だれる感じが否めないけれど、松本清張好きなら楽しめる。
    まさかのどんでん返し系だったとは!最後の最後まで疑いもしなかった。

    それにしても不倫だ出世だ美人だ醜女だと「しょうもないなー」と感じながらも昭和感満載で、これだから松本清張は止められない。
    《手記》の中に、本音も伏線も含め女心を感じさせる文章を潜ませている辺りがさすがだなと思った。
    私は“わたしはそこで杉岡課長の奥さんをはじめて見た。”の一文で、三上田鶴子は杉岡課長の愛人だと思ったのに、まんまと騙された。

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    2024年07月03日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    レビュー
    歴史の教科書などで子どもの頃から知っていた事件ではあったが、都心で起きた事件だったのねという程度の認識だった。3年ほど前NHKスペシャルの未解決事件ファイルを視聴したことにより、興味の扉が開き、底なし沼に落ちていった。
    さらにその頃実家の墓探しをしており、椎名町の寺に墓見学後、後日帝銀事件はその寺のすぐ裏手で起きた事件だったことを知り益々事件が身近なこととして感じられるようになった。
    私にとって松本清張は若い時分にもちろん読んだことはあったが、代表作を数点読むのみで当時はあまりハマらない作家だった。
    帝銀事件は松本清張の作品をまず基礎知識として読まないと始まらないというわけで、この作

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    2024年05月26日
  • 閉じた海 社会派推理レアコレクション

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    松本清張の今迄に単行本として未発表作品?短編集と清張との対談等をまとめたものだった。ああそのあとはどうなるかは読者にお任せ、の余韻を残して終わる。誠に心憎い作品だ。対談なども楽しく読ませて頂いた。

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    2024年05月18日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    さすが
    時代が変わっても全くそんな感じさせない

    人殺しは絶対にダメなんだけど
    現代のサイコパス的な殺人じゃなくて
    人間味がある

    1話完結のドラマを見ているようにサラサラと読める

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    2024年05月11日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    とあるブックカフェで出会った作品です。
    自分で選んでたらまず手に取らなかったなぁと思う
    全9篇の作品でわたしは、1と7が読んでみて面白いなと思ったし、今でもこういう人達は場面は違うがいるんだろうなぁと思った

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    2024年05月07日
  • 砂の器(上)

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    ネタバレ

    何度も読み返したくなる松本清張の傑作。カメダの意味とは?アール・ヌーヴォーの若者たちの正体とは?貧富の差や差別が根強く残っていた昭和の様子が伝わってくる。完璧なアリバイも砂の器のように脆く崩れ去る、、、

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    2024年04月04日
  • 乱灯 江戸影絵 下

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    将軍家後継ぎ問題、諸藩の勢力争い、美談化されている大岡裁き、諸々複雑な事情が入り乱れつつ、清張節は流石です。

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    2024年03月31日
  • 砂の器(上)

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    社会人一年目は広島勤務でした。
    島根県木次町(現雲南市)に出張した際、先輩に議事録を頼まれ必死に記録しようとするも、東北弁のようなズーズー弁で意味が分からず先輩に謝罪した事を思い出した。
    他にもこの当時に電子音楽という分野が芽生えつつあった事にも驚きを覚えた。
    初読の清張はストーリーの面白さと上記の感情が混ざり合い、一方で都電が日常的に使われていたり亭主関白的な夫婦の掛け合など当時の生活感を想像しながら読み進めるのが楽しかった。

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    2024年03月16日
  • ガラスの城 新装版

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    松本清張先生の作品を初めて読みました。

    視点が変わった瞬間、次の展開が気になって一気に読み込んでしまいました。
    作品があまりにも凄くて、松本清張先生の他の作品を読み漁ってみたくなりました。

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    2024年01月08日
  • 黒い画集

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    「日常」を舞台にした7篇の中短編集

    心理的な対決を描く「遭難」
    二転三転の展開に息を飲む「寒流」
    アリバイ崩しの傑作「紐」
    純情な中年男の愚かさと転落「坂道の家」

    昭和的推理小説の世界にどっぷり浸かれる600ページ。古本屋で見つけたら即買いです

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    2023年12月31日
  • 眼の壁

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    ネタバレ

    待ってくれ...!結局二見ヶ浦の旭波荘にいた舟坂は誰だったんだ...?!すごい威圧感で田村と一緒に汗かきながら読んでいたのだが??
    そして結局最後まで竜雄と上崎絵津子が出会わない事に動揺した。2人の出会いが読みたかった。

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    2023年12月10日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    ネタバレ

    どのようにして、無実の人間が犯人に仕立てられていくのか、はたして平沢が本当に犯人なのか?疑問が残る実際にあった事件を記者の目線で書かれた小説。事件についての真相はわからず、作者も想像するしかなかった。

    戦後という時代のGHQの影響力、細菌部隊(731部隊)の関与や陰謀説がしばしば噂された。

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    2024年09月27日
  • 共犯者

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    どの短編も読みやすい。
    男女間の縺れを扱った作品が多い。
    個人的に「共犯者」「愛と空白の共謀」「典雅な姉弟」が面白かった。

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    2023年11月14日
  • 黒革の手帖(上)

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    ネタバレ

    賢いカッコ良い女性。駆け引き上手。男の弱みを握ってそれと引き換えにお金をいただく。
    と思いきや、最後は嵌められてたのか。

    手帳に何が書かれてるのかな?って思いながら読み始め、架空名義の口座か、なるほど。と思った。

    出産前最後の一冊となり、思い出の作品となりました。

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    2023年11月08日
  • 黒革の手帖(上)

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    ネタバレ

    面白い。久々に一気読み。
    クライム小説の一種だろうが、元子の野望がどんどん膨らんで、次々に機会がやってくる。都合が良すぎるきらいはあるが、元子の手段を択ばぬやり方が、心地よくなってくる。
    何度も映像作品になっているのも納得。

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    2023年10月10日
  • 半生の記

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    ネタバレ

    巨匠松本清張は作家になる以前に朝日新聞社で記者をしていたのだろうと勝手に想像していたが大きな誤りだった。生活するための苦労が生々しく冷静に回想されており、それが読むものを惹きつける。点と線や砂の器は読んだ後、彼の膨大な作品群になかなか手を出さなかったのだが、この半生の記によって無性に読みたくなった。

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    2023年10月09日
  • 危険な斜面

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    さすが松本清張。会長の妾との逢瀬から殺人事件までのスピードと計画の発想がいい。
    男は絶えず急な斜面に立って爪を立てて上に登るか、下に転落するだけ。いずれは転落する可能性があるが、常に上昇しようとする性がよく表現されている。
    6話短編集。

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    2023年09月03日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    作り話かと思うような事件だと思った。一部フィクションの部分があるので、タイトルに「小説」が入っているんだろうか。松本清張さんの取材力に圧倒させられる。GHQや731部隊など、史実を知る意味でも、読むべき作品だと思った。

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    2023年08月29日