神々の乱心 上

神々の乱心 上

733円 (税込)

3pt

4.0

昭和初期を雄渾に描く、巨匠最後の小説。
満洲と日本を舞台に描いた未完の大作千七百枚

2018年3月、NHK『100分de名著』でも取り上げられる、松本清張渾身の遺作!

昭和八年。東京近郊の梅広町にある「月辰会研究所」から出てきたところを尋問された若い女官が自殺した。
特高課第一係長・吉屋謙介は、自責の念と不審から調査を開始する。
同じころ、華族の次男坊・萩園泰之は女官の兄から、遺品の通行証を見せられ、月に北斗七星の紋章の謎に挑む。

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神々の乱心 のシリーズ作品

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  • 神々の乱心 上
    733円 (税込)
    昭和初期を雄渾に描く、巨匠最後の小説。 満洲と日本を舞台に描いた未完の大作千七百枚 2018年3月、NHK『100分de名著』でも取り上げられる、松本清張渾身の遺作! 昭和八年。東京近郊の梅広町にある「月辰会研究所」から出てきたところを尋問された若い女官が自殺した。 特高課第一係長・吉屋謙介は、自責の念と不審から調査を開始する。 同じころ、華族の次男坊・萩園泰之は女官の兄から、遺品の通行証を見せられ、月に北斗七星の紋章の謎に挑む。
  • 神々の乱心 下
    683円 (税込)
    昭和八年、「月辰会研究所」から出てきた女官が自殺した。特高係長は謎を追うが――。 満洲と日本を舞台に描いた未完の大作千七百枚 2018年3月、NHK『100分de名著』でも取り上げられる、松本清張渾身の遺作! 昭和八年の暮れ、渡良瀬遊水池から他殺体があがった。 そして、もう一体。 連続殺人事件と新興宗教「月辰会研究所」との関わりを追う特高係長・吉屋謙介と、 信徒の高級女官を姉に持つ萩園泰之。 「『く』の字文様の半月形の鏡」とは何か? 背後に蠢く「大連阿片事件」関係者たちの思惑は? 物語は大正時代の満州へと遡る。未完の大作!

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神々の乱心 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月20日

    昭和8年、東京近郊・梅広町の「月辰会研究所」から出てきたところを尋問された若い女官が自殺した。月辰会研究会をマークする特高課第一係長・吉屋謙介が事件を追う。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月19日

    だいぶ長い間かかってしまったけれど、松本清張が皇室(の周辺)を扱った未完の大作。読み進めるにつれて未完ということが残念でならないけれど、致し方ない。
    新興宗教に関わる皇室で働く女官の自死に始まり、その謎を華族に連なる萩園と、特高の吉屋が追う。双方がお互いを警戒しあっている関係性、皇室というタブーに関...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    松本清張の未完の大作。新興宗教団体と皇室がつながるなんていう要素におなかいっぱいになりそうです。紋様の意味や神道系新宗教のことなど、ちょっぴり京極夏彦な感じも覚えた。

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月26日

    やや思いテーマだが、上手く小説の種としてまとまっていた。
    時代背景が難しいのと、連載ものとが会いまって、説明調がややくどい。
    絶筆になってしまったのが残念です。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月20日

    「松本清張」の長篇歴史ミステリー作品で最後の小説となった『神々の乱心』を読みました。

    『失踪 ―松本清張初文庫化作品集〈1〉』、『月光 ―松本清張初文庫化作品集〈4〉』、『十万分の一の偶然』に続き「松本清張」作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    昭和8年。
    東京近郊...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年04月30日

    「100分de名著」を見て気になってたので読んでみました。皇室のタブーのようなことを小説の題材にするって、よく許されたなと思います。
    話が月辰会と女官の自殺からかなり離れていっているようで、これがどう繋がっていくのか。
    説明が長いような感じもあり、読み進めるのに多少飽きがくるところもありましたが、だ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    舞台は昭和初期の日本。中国・満州のエピソードも出てきます。新興宗教、阿片関連の事件も関係してきて複雑な人間関係がしだいに明らかになっていきます。
    でも私にとってはなじみのない漢字が多く、とっても読みにくく進まない!結構流し読みしてしまいました。
    おもしろいところは、二人の人間が個別に捜査を進めていく...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年03月11日

    埼玉県特高課係長の吉屋は、月辰会研究所に目を留めた。宗教団体だろうか?天理研究会事件を思い出したからだ。案内の警察署長は宗教団体ではなく、占いをしているようだという。東京方面から自動車で来る人もいるとか。しばらく様子を窺っていたら、その研究所に呼ばれたタクシーに女性が乗って出てきた。駅前でその女性に...続きを読む

    1

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