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Posted by ブクログ 2019年10月19日
昭和34年に実際に起こった「スチュワーデス殺人事件:英国海外航空の現役スチュワーデス:武川知子さん(27歳)が川の畔で死亡しているのが発見。解剖の結果、他殺と断定されて、捜査が始まる。遡上に上ったのは、武川さんが通っていた都内杉並区にあるカソリック教会のベルギー人神父。結局、神父の帰国によって未解決...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月18日
実際にあった未解決事件を元に書かれた小説。綿密な取材を元にストーリーは展開されていく。著者は死体のあった現場等にも足を運んだそうだ。事件は俗に言うスチュワーデス殺人事件。容疑者には教会の神父があがったが、裏に潜む闇の人物、教会とのつながり、どれも確信に近いものだったのに当時の時代背景によって、国際問...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月18日
解説を含むと文庫で699ページに渡る長編でありますが、
読み始めるとどんどん気になり、第二部はほぼ一気に読んでしまいました。
先日、三億円事件と黒い福音がドラマスペシャルで行われていて、
そこで気になった原作本。
ドラマでは、第一部がほぼ割愛され、ビートたけしさん演じる
刑事たちの視点がメインとなっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月05日
たけしのドラマを先に見たので、原作が読みたくなって読みました。ドラマが先だったので特に違和感もなく伏線なども分かってよかったです。
竹内結子演じる江原の役が、あまりに原作と違い過ぎたのに笑えました。
それよりも何よりも久しぶりの松本清張が面白かったけど時間がかかった。
文章が今どきの作家と違ってき...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月07日
社会派松本清張の憤怒がこの作品を生み出した。
50年前の日本人スチュワーデス殺人事件を扱った本書は
終戦後の日本の国際的地位の低さと
勝戦国から流入した、人、物、金、そして思想がいかに敗戦国である日本に影響を及ぼしたのか、教えてくれる。
清張の取材力と、原動力となった怒りが、本書を映えさせて...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月28日
「黒革の手帳」が本気で何が面白いのか分からなかったので、僕のなかで松本清張は火曜サスペンス劇場の人ぐらいのポジションになってしまっていたのですが、この「黒い福音」はよかった。
そもそも僕は、吉村昭作品のようなノンフィクション小説が好きで、本を読み終わったあとは「現実すげー」とアホ面で元ネタの事件に...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月31日
聖職者として身を捧げようとする外国人神父が、一人の女性と恋に落ちる。彼をとりまく教会関係者と裏で暗躍する巨大犯罪組織が、信仰心と愛欲の狭間で葛藤する彼を巧みに利用しようとして、悲劇が起きてしまう。
純粋無垢な神父が追いつめられ犯罪に手を染めてしまうまでの過程と、そして宗教団体をとりまく巨大な闇組織...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月28日
同じ教団に所属する者として戦慄したのは、本作によってではなく、当時の週刊誌のインタビューに載ったある女性作家のコメントである。
司祭による殺人(容疑)というセンセーショナルな事件に対し、この作家は以下のように述べている。
「神父様の瞳をご覧になって下さい。澄み切った美しい瞳です。決して人を殺せ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月28日
中央公論社のハードカバーな清張。清張は文庫だらけなので稀。
真っ黒なジャケットに、真っ赤な紙ととっても凝った装丁です。お洒落!
外国人宣教師が関わったとされるスチュワーデス殺人事件を題材にした内容で、
清張にしては珍しく美男美女がしかもロマンティックに書かれてます。
ネタバレになるのであまり書きませ...続きを読む
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