松本清張のレビュー一覧

  • 或る「小倉日記」伝

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    ナツ100四冊目。
    「事実は小説より奇なり」というか、
    ミステリー小説ではない(犯人がいない)のに、
    細かい人間描写の中に
    人間の暗闇がどぎつく顔を見せている。
    松本清張さんの文章に圧倒されて
    やみつきになる一冊。

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    2009年12月04日
  • 点と線

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    中学生の時に読んでずっと印象に残っている大好きな作品。
    設定が飛行機も新幹線もない時代なので、移動手段は汽車の乗り継ぎ。時刻表を片手に犯罪の可能性を見いだしていく手間はものすごい緻密なものでした。
    確か犯人はすぐわかったはず。そのあとのアリバイ崩しがストーリーになっています。中学生でも読めたので松本清張の中でも比較的読みやすい本です。

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    2009年10月04日
  • けものみち(上)

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    私が、高校1年生の時読んで私は、少し胸が打たれてしまいました。
    なぜなら、母が学生時代の時に読んでいたので、母親に勧められました。

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    2009年10月04日
  • 或る「小倉日記」伝

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    芥川賞を受賞した表題作と他5篇を集めた短編集。
    後の清張のような推理小説的な展開はほとんど見られない。
    まず表題作だが、小児麻痺のようなものを患った男が、九州にいた頃の森鴎外を研究していくという話。
    全体にも通ずることだが、人物の心情などをほとんど地の文で書かない簡潔な文体が読んでいて潔い。
    内容はまずまずといったところ。
    他の4篇に関しては、全体的なテーマとして、登場人物(主に主人公)が、一つのことに集中していて他のことには目もくれないような一途さを持っており、
    そのせいで他者の反感を買ってしまうという、熱心さに基づく哀れさが展開されている。
    途中では、その人物に反感を持ってしまうが、話が終

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    2009年10月07日
  • 球形の荒野 新装版(上)

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    戦時中に死んだと言われていた外交官の父の筆跡を寺院の奉名帳に発見する娘。
    父の影を追い求める彼女に、恋人である新聞記者はもしかしたらという疑問を抱く。

    清張の推理小説としては少し毛色が変わった話かも。かなり叙情的な話だった気が・・・(笑!あんまり覚えてない)
    でも最後に父と対面を果たす場面とか、とにかく感動的で当時は一番好きだと思ってた。

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    2010年12月20日
  • 渡された場面

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    はじめて読んだ清張作品。
    清張に関して「有名」という以外、何の知識もなく読み始めたのでこの作品の完成度というか、清張の凄さを思い知らされた。
    ひとつの事件や嘘を隠蔽するために次々に事件と嘘を繰り返し、苦境に立たされる犯人。
    こう繋がったのか!と、最後に感服させられる。何度読んでもおもしろい。

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    2009年10月04日
  • 神々の乱心 上

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    松本清張の未完の大作。新興宗教団体と皇室がつながるなんていう要素におなかいっぱいになりそうです。紋様の意味や神道系新宗教のことなど、ちょっぴり京極夏彦な感じも覚えた。

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    2009年10月04日
  • わるいやつら(上)

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    私絶対好きそうだから読んでみ!って友人から勧められて読んでみました。
    好きですこういうのw
    ていうか松本清張ってこんな読みやすかったの?

    上は戸谷の悪態ップリが延年続くだけですが、これがこのあとどう変わっていくのか・・・?

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    2009年10月04日
  • 霧の旗

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    昔ドラマで見て、幼なながらにものすごい衝撃を覚えたものです。きちんと読み直してみようと思って読んでみたのですが、やっぱりすごい。一気に読破。すぐに物語りにのめり込めます。

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    2009年10月04日
  • けものみち(上)

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    主人公の民子はしたたかな女である。地味な生い立ちとは裏腹に、彼女は日本の黒幕の心さえ揺れ動かし、己の欲望を満たそうとする。しかし、・・・・・

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    2009年10月04日
  • けものみち(下)

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    上巻と共に、本書を極普通の女性が読むなら、必ずやその女性には野望といったものが蘇るであろう。そういった面では、女性の野望を実現する為のマニュアルとも言える。

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    2009年10月04日
  • けものみち(上)

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    今木曜日にドラマではいってます!オススメオススメ!松本清張さんのふぁんなんでオススメ!人間の汚いところみれます!

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    2009年10月04日
  • 半生の記

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    昭和の大作家、松本清張が松本清張になるまでの半生。地位を確立してもなお、にじみでるコンプレックスに「人間・清張」を見る事ができます。

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    2009年10月04日
  • 迷走地図(下)

    購入済み

    迷走地図(下)

    寺西正毅は現総理桂重信から禅譲が見込まれている第2派閥の長である。妻の文子は、内助の功と周囲からは高評価されていたのだが、、、。下巻では文子の秘められた行動がストーリーの中核となる。

    外浦卓郎は寺西に請われて、東方開発から移籍し彼の秘書を務めていたが、惜しまれつつ社へ戻り、副社長としてチリ東方開発へ渡航した。外浦は渡航にあたって大学の後輩の土井信之へ貸金庫に預けたものを託す。土井は貸金庫の代理人となりその鍵を預かる。

    土井信行は、アダムズホテルに事務所を構え、議員のスピーチや著書の代筆を生業としている。土井は寺西の伝記を頼まれるのだが。

    外浦はチリで車を運転中に激突事故を起こし亡くなって

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    2026年08月09日
  • 金庫 清張短篇レアセレクション 男性篇

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    松本清張『金庫 清張短編レアセレクション 男性篇』中公文庫。

    全4巻で刊行される松本清張の珍しい短篇をテーマ別にセレクトしたオリジナル短篇集。第2巻は男性篇で嫉妬や疑惑、不信、復讐を胸に秘めながら騙し合い、競い合う男の世界を描いた短篇全9篇を収録。

    先に読んだ『氷雨 清張短編レアセレクション 女性篇』に収容された7篇はミステリー色が薄かったのだが、こちらの『金庫 清張短編レアセレクション 男性篇』では殆んどがミステリー短篇であった。犯罪の陰に女性ありなどと言うが、実際のところ犯罪に手を染めるのは男性の方が圧倒的に多いのだろう。


    『金庫』。物語の筋は江戸川乱歩の初期短篇『二銭銅貨』と酷似

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    2026年07月31日
  • 氷雨 清張短篇レアセレクション 女性篇

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    松本清張『氷雨 清張短編レアセレクション 女性篇』中公文庫。

    全4巻で刊行される松本清張の珍しい短篇をテーマ別にセレクトしたオリジナル短篇集。第1巻は女性篇で岐路や窮地に立っ女性たちを描いた短篇全7篇を収録。

    今だに松本清張の小説の人気は高いようだ。かく言う自分も再読を含め、松本清張の小説を度々読んでいる。ミステリー小説もさることながら、市井の人びとの人生を描いた小説にも魅力を感じる。自分が松本清張の小説を初めて読んだのは高校生の時で、芥川賞受賞作の『或る「小倉日記」伝』が初めての小説だったと記憶している。それ以来、現在に至るまで思い付く度に松本清張の小説を読み続けている。


    『氷雨』。

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    2026年07月31日
  • ゼロの焦点

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    映画を観たことがあったので結末は知っていましたがとても興味深く読みました。
    時代設定は戦後まもなくなので、よくドラマや映画で見たことのある、いわゆるパンパンと呼ばれていた女性たちが登場したり、個人情報保護の概念が無かった時代でしょうから捜索方法も今では全く成り立ちませんが、その時代の空気感を感じられました。
    後半になってくると、主人公の女性がそれまで調べたことを頭でまとめようとするシーンが何度か出てきますが、さっきも同じようなことを書いてなかったかなと思うことが多々あって、ちょっとうるさく感じました(松本清張を始めて読んだのでよく用いられる手法なのがどうかわかりませんが)。
    私は結末を知ってい

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    2026年07月26日
  • 西郷札―傑作短編集(三)―

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    西南戦争で薩軍が発行した軍票「西郷札」の“政府買い上げ”噂に、敗残の下級武士が一攫千金を賭けて転げ落ちていく短編です。
    覚書一枚を追いかけて過去へさかのぼる語り口に、最初から引き込まれました。
    西南戦争直後、「西郷札」の買い上げ話を巡る欲と体面の駆け引きが、敗残の下級武士を中心にじんわりと崩れていくさまは痛切です。
    金と名誉に群がる人間の浅ましさと裏側を、硬質な視線で切り取るところに著者らしさを感じました。
    一方で、人物の心情描写には短編ゆえの粗さもあり、「なぜそこまで追うのか」が曖昧なところも少なからずありますが、短い中に鮮烈な余韻と清張の若き刃を感じる味わいがあり、古典として読まれるには十

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    2026年07月23日
  • 梅雨と西洋風呂~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    新聞社経営で代議士という、いかにもな中年のオッサンの運命を描いたミステリー。手塩にかけて育てた愚鈍そうなオッサンといい松本清張の描く中年男性はほぼ確実に浮気するように見える。主役のオッサンは若い女の肉体に溺れて悲惨な目に合うが、それもトリックに活かすという妙な図太さがある。1人として登場人物に好感が持てないが却って現実的で良かった。

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    2026年07月22日
  • 点と線

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    さすが、松本清張作品。
    読者を最後までグイグイ惹きつけ、あっという間に読んだ。
    博多と北海道の道程。今の時代ならそれほどかからないが、その当時なら不可能と思えるのに、そんな中をかいくぐる面白さがあった。

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    2026年07月11日