松本清張のレビュー一覧

  • 疑惑

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    多くも松本清張の描く女性は、品があり、強く、そして悪であるが、珍しく品があまりない女性が主人公です。
    その代わり強さと悪さは突起しています。
    しかし、自分が生まれる前に書かれた作品が、何十年と読まれ続けていて、その発想力は色褪せることなく面白いのは、正に松本清張節の骨頂だと思いました。

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    2026年03月18日
  • 眼の壁

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    2026/08

    やっぱり松本清張はいい。ということを再確認。

    詐欺により自殺した同僚のため、独自に詐欺グループを突き止めようとする男性とその友人の記者。

    今とは全く違う時代背景が本当に魅力的。
    令和は便利だし、豊かで、物も人もたくさん溢れかえっていて活気はあるけれど
    この時代みたいに、ものすごく長い時間をかけて電車に乗って地方へ行ったり、スマホに触れる代わりにぼーっとしてたら俳句を思いついたりしてみたい。

    プライバシーもないので情報筒抜けで、他人と知り合いの境界線が曖昧なのも面白いなと思う。

    泥臭く誰かのために真相を追求する主人公と記者の姿に痺れた。途中で重要な女性が気になるものの二

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    2026年03月11日
  • 黒革の手帖(上)

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    松本清張という著名な人が書いた小説だが、やはりこれだけ面白かったら著名にもなるわな。

    主人公があの手この手を使って夜の世界でのし上がっていく様は、むしろ痛快。昭和の世界観がたまらなく心地よい。

    しかしまあ、登場人物達の口の軽いこと軽いこと、これが昭和の小説だと、そういうことか?

    令和の今だからツッコミどころ満載だけど、まぁ読み応えがあるったりゃない。

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    2026年03月03日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 1 武将列伝

    購入済み

    いずれの短編もよく知られた武将

    が登場。知っていたエピソードも多いが、作者の研ぎ澄まされた文章は読みやすく、より深く考えさせられる機会にもなった。一番印象深く考えさせられたのは「腹中の敵」。この短編の主人公、丹羽長秀という武将を私はどう捉えてよいのかずっとピントが定まっていなかった。作者は長秀の人生に一つの解釈を明確に語っている。

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    2026年03月03日
  • 神と野獣の日

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    1963年.約60年前の作品とは驚きです。小松左京〈復活の日〉〈日本沈没〉より以前に描かれているとは…
    清張の思考はやはり凄いですね。
    小説の最後の3行、終結に驚きです。
    思わず〈大阪副首都構想構想〉がよぎりました。

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    2026年02月26日
  • 清張が聞く! 一九六八年の松本清張対談

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    ネタバレ

    面白かった。1968年の時点で、池田大作が「中道政治」とか「真の中道」とかという言葉を発していて、いま読むと、へーと驚く。

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    2026年02月17日
  • 捜査圏外の条件―初期ミステリ傑作集(三)―(新潮文庫)

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    初期ミステリーという括りだが同じ新潮文庫で同内容を読んでいる。そちらを先に読んだ人にはリミックス版のような趣がある。
    個人的には『真贋の森』が傑作。死人は出ないがアートミステリーとして非常に良くできている。内容については詳しく触れないが『ギャラリーフェイク』や『ゼロ』といった漫画作品が好きならば分かってもらえると思う。

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    2026年02月11日
  • 砂の器(下)

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    ネタバレ

    最後まで面白く読めた。関川を愛する恵美子の様子が哀れだな。どう考えてもろくな人間ではないので、最終的にひどい目にあえば良いのにと思いながら読んだ。結末はまあまあかな。動機にたどり着くまでの過程は面白いけど、ちょっと今西刑事の周囲に色々ありすぎだし殺人の方法もなんだかイマイチとかなるな。次の『100分de名著』をみたらどんな感想になるか楽しみだ。

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    2026年02月10日
  • 砂の器(上)

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    ネタバレ

    今月の『100分de名著』が松本清張で次がこの作品だと言うこと長らく積んでいたけど、読みはじめた。読みはじめたら一気に読んでしまった。東北訛りの被害者の謎や東北での怪しい男。面白いな~。東北訛りの被害者とかはちょっと意外な展開で面白い。ヌーボー・グループのメンバーがみんな嫌な感じだな。

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    2026年02月10日
  • 点と線

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    いつか読みたかった約70年前の作品。新幹線がなく、固定電話も少なく、電報が主要連絡手段だった頃のアリバイ崩しミステリー。タバコが新生だったり、駅前での目撃証言をとれたりなど、時代背景にびっくり。短くて読みやすく先が気になる展開で、とても面白かったです。ブックカバーの怖い顔のデザインで損をしている作品ではないしょうか。

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    2026年02月09日
  • わるいやつら(下)

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    院長である戸谷信一が、女遊びの女と信用していた弁護士に裏切られる話。
    時代背景は古くさいが、面白くて一気に読んでしまった。
    結末はある程度、予想される展開。

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    2026年02月08日
  • わるいやつら(上)

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    主人公の人間性が嫌いすぎて、共感できなさすぎて読んでてずっと嫌な気分だったけど、どんどん続きが気になってくる。

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    2026年02月04日
  • 砂の器(下)

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    今西の刑事の感だったり、執念ともいえる捜査でどんどん真実に近づいていき、パズルのピースがはまっていく感じがよかった。
    「ガリレオ」シリーズに出てきそうな仕掛けもあり、推理小説としてもおもしろかった。
    映画の方はお遍路の旅や親子の情が描かれていて、叙情的だったけれど、原作では生い立ちとしての記述のみで特に触れられていないので、犯人に何の憐れみも同情も覚えない。
    昭和の1人の刑事の執念ともいえる、捜査日記の様な推理小説だった。

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    2026年02月01日
  • 砂の器(下)

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    著者の代表的な作品ですが、登場人物全員、哀愁がスゴイ 笑
    自分を守るために犯した殺人から逃げる主人公と、事件を追う刑事。
    2人とも哀愁がフェロモンかと思うくらいダダ漏れしています。
    往年の名作ですが、何度読んでも面白いです。

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    2026年01月31日
  • 砂の器(上)

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    著者の代表的な作品ですが、登場人物全員、哀愁がスゴイ 笑
    自分を守るために犯した殺人から逃げる主人公と、事件を追う刑事。
    2人とも哀愁がフェロモンかと思うくらいダダ漏れしています。
    往年の名作ですが、何度読んでも面白いです。

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    2026年01月31日
  • 疑惑

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    「疑惑」「不運な名前」の二本立て。どちらも実は不運な名前から生まれた世間一般の思い込みからどう深く知りしていくかというのが鍵。人間社会って怖い。

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    2026年01月29日
  • 砂の器(上)

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    松本清張×野村芳太郎の不朽の名作「砂の器」NHK BSで2026.1.25キャスト、丹波哲郎、加藤剛、

    113刷、累計460万部突破
    清張文学の金字塔、日本ミステリー史上最高傑作!

    東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。
    被害者の東北訛りと“カメダ"という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、
    老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。
    今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。
    だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する……。
    人間の「宿命」とは何か?上下2巻。

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    2026年01月25日
  • 砂の器(上)

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    ネタバレ

    細かい疑問は最後まで消えなかったが、読後は読んで良かったと思った。

    なぜ、千代吉の戸籍を調べたのか
    なぜ、新聞記事を読んだだけで犯人のシャツと思ったのか
    あんなに探した女事務員はどこに住んでいたのか
    畑で拾った数字の羅列は、どうして犯人からの挑戦なのか
    関川はなぜライバルの和賀に相談したのか
    和賀と音楽は幼少期に全く関係がなかったがいつつながったのか
    女事務員が和賀の愛人だったというウラが取れているのか

    いろいろ疑問が尽きないが、新聞連載という事情もあったのだろう。とにかく一気に読ませてくれたのは間違いない

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    2026年01月25日
  • 砂の器(上)

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    映画を観る前に、せっかくなので原作をと思い立ち、読み始めました。
    上巻では「カメダ」「東北弁」という手がかりから今西刑事が事件を追う姿が主に描かれており、更に思いもよらぬところから手がかりを得て…下巻へ続くのでした。
    あらすじは知っているけれど、やはりそこは天下の松本清張作品、するすると読んでいける面白さがあります。
    作品では昭和の雰囲気が満載で、インターネット、SNS、防犯カメラの普及していない時代の捜査なので、偶然得た情報や足で稼いだ情報とで進んでいくのが、モヤモヤしたり歯がゆかったりでそれが逆に引き込まれる気がしました。

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    2026年01月24日
  • 死の枝

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    殺人にまつわる短編集。事件のミステリー性ではなく、焦点が当てられているのはあくまで人間の性である。人は置かれた状況によってはこんなことをしでかしてしまうのかということを各話淡々と物語っており非常に不気味で読み応えがあった。

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    2026年01月23日