松本清張のレビュー一覧
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ネタバレ初めての松本清張。
個人情報の観点や電話のやり取り、当時の生活様式や言葉遣いなど、自分の世代では馴染みのないものばかりでしたが、以前よりそういった歴史は知っていたので特に違和感もなく読み進められました。
難しい言葉で書き綴らねども、背景描写や心情がわかりやすかったのでサクサクと読んでいけたのが良かったです。
禎子はまだ憲一と結婚して日が浅く、仕事や年齢など、わかりやすい表記のようなものしか知り得ていなかった。短い間で既に彼を充分に愛していたから、行方や過去が気になりあそこまで調べたというよりは、これから愛していけると思っていたから、知りたかったのではないかと思いました。
派手な服装をし -
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表題作の他、「六畳の生涯」二篇を収録。
「生けるパスカル」
画家の矢沢辰生は、美術雑誌記者の森禎治郎がいう外国の小説の話を、近来これほど身を入れて聞いたことはなかった。
天野仙太は二流どこの画商である。絵の催促に来たらしい。
スミ子というのは五年前に矢沢が問題を起こしたモデル女で、鈴恵は未だにそのことにからんでいる。
鈴恵の調子が狂ったきっかけは、瀬戸内海のある都市から岩沢明美が彼をたよって出京したときにはじまる。
最近、矢沢の家の近くで、この羽虫が多く飛んでいた日が調査でわかった。ガス中毒の前夜遅くから当日の午前七時すぎまでであった。
描かなかった絵に、羽虫がどうしてカンバスの塗り -
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ネタバレ計画倒産が疑われる企業の不足金を巡る疑惑の元幹部たちの不審な動きを追う。
長い!平易で余計な描写の少ない文章ではあるが、筆致が遅いというかなんというか…読んでいてもなかなか進まないこと、また日付時刻と場所の行ったり来たりが何度も繰り返され、誰がいつどこでどうしたんだか、だんだん整理するのが面倒くさくなってきてしまいまして。
刑事が与えられた事象から推論を重ね、徐々に対象を絞り込んでいく過程はそれなりにワクワクさせてくれました。しかし、文章が平易すぎて割と早々に最後の犯人が読めてしまうこと(なんでもない登場の仕方にも関わらず妙に細かい風体の描写とかあるのでおやっとなった)はちょっと残念で -
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BS11 ドラマでクレジットされていた原作は、松本清張さん「死の枝」より。
「死の枝」は、ちょっと風変わりな連作短編集で。
登場人物は各話ごとに全然違うのだけど、
ある、共通したニュアンスを持つミステリーたち。
途方もなく膨張し、混乱し、錯綜した現代社会の裏面で複雑にもつれ、からみあうさまざまな犯罪。その陰に澱む愛憎と執念――狂気を装い、法の網の目を潜りぬけようとする男、交通地獄という世相の盲点を巧みに利用した殺人、猟奇事件の影に踊る札つきの不法建築業者、北国の闇を引き裂く夫婦殺害事件……。死神に捉えられ、破滅の深淵に陥ちてゆく人間たちを描く連作推理小説。 -
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ネタバレドラマ版でのネタバレを聞いた上で読んだが、ドラマ版とは違った物語で面白かった。
戦争による被害によって戸籍を新しく作ったり、当時ハンセン病患者が親族にいた場合私が想像できないほどの差別を受けていたからこそ起こってしまった事件だなと思う。
きっと被害者は悪気があって和賀に会いに行ったわけではなく、息子に久しぶりに会うような気軽さで会いに行ったのだろうと思うとなんだか悲しい気分になる。
今西、吉村ペアが読んでいて良いペアだなと感じさせる。
殺人のトリックは非常に変わっており超音波での殺人で、聞いていて難しくもあったが読んでいてワクワクさせられた。 -
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PrimeVideo 出演者:
小泉孝太郎、泉里香、上地雄輔
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手形詐欺の驚くべき手口、調査を始めた部下を襲った、不可解な事件。
昭和32年、『点と線』と並行して連載された、清張初期の秀作。
白昼の銀行を舞台に、巧妙に仕組まれた三千万円の手形詐欺。責任を一身に負って自殺した会計課長の厚い信任を得ていた萩崎は、学生時代の友人である新聞記者の応援を得て必死に手がかりを探る。二人は事件の背後にうごめく巨大な組織悪に徒手空拳で立ち向うが、せっかくの手がかりは次々に消え去ってしまう……。
複雑怪奇な現代社会の悪の実体をあばき、鬼気迫る追及が展 -
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ネタバレ2026/09
レベルの高い短編集!
松本清張の良さって特に短編に現れてるなと最近思うようになってきた。オススメの短編集です。
以下オチ多少触れてます。
「共犯者」
銀行強盗をした共犯が裏切るんじゃないかと不安になる男性の話。あまりに疑いすぎて仲介者に嵌められるという何ともなオチ。
「恐喝者」
脱獄した男性が工事現場で働くも、過去の自分を知る女性を脅迫。ラストは転落し、自業自得エンド。
「愛と空白の共謀」
好き!かっこいい女!
夫は愛人といるときに死んだことに気が付いたのに、彼女の決意に共感し「わたし別の車で帰るわ」かっこよすぎる。
「発作」
色々重なってイライラし通しの男