松本清張のレビュー一覧
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ネタバレ帝銀事件が起きた昭和23年の日本は、連合国の占領下にあった。当時の日本人はもちろん、日本の様々な組織(検察・警察含む)にとってアメリカを中心とする占領軍は途方もなく巨大で、時には「壁」になったのだろう。
事件の犯人を旧日本軍関係者と睨んでいた警察捜査の主流は、「壁」にぶち当たってしまった。「壁」が旧日本軍のある一部に利用価値を見出し保護したからである。行き場をなくした主流が傍流の平沢貞通犯人説に殺到し、あれよあれよという間に平沢の死刑判決に至ってしまった。平沢自身、あまり素行がよくなかったことや脳の病気による虚言症などを抱えていたことがあり、自白重点主義の当時、心証の面で不利に働いただろう。
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「松本清張」の時代小説『新装版 鬼火の町』を読みました。
『表象詩人』、『溺れ谷』、『新装版 遠い接近』、『半生の記』、『軍師の境遇 新装版』に続き、「松本清張」作品です。
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朝霧の大川に浮かぶ無人の釣舟。
漂着した二人の男の水死体。
川底の女物煙管は謎を解く鍵か。
反骨の岡っ引「藤兵衛」、颯爽の旗本、悪同心、大奥の女たちを配して描く時代推理。
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天保の江戸を舞台にした時代推理… 時代小説というよりは、ミステリ小説として愉しめましたね。
■幽霊船
■煙管の追及
■厚い壁
■煙管の持ち主
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「松本清張」の中編2作が収録された作品『表象詩人』を読みました。
「松本清張」作品を読むのは2年半振りくらいですね… 短篇ミステリ作品集『水の肌』以来です。
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昭和初期の小倉。
私鉄職員の“わたし”「三輪」は、陶器会社に勤める仲間、「秋島」、「久間」とともに詩を愛好していた。
陶器会社の高級職員「深田」の家に集まっては詩論を戦わせるが、三人とも都会的な雰囲気をまとう「深田」の妻「明子」に憧れていた。
だがある夏祭りの夜、「明子」は死体で発見される。
事件は迷宮入りとなるが……(表題作)。
山中で発見された白骨の謎を追う『山の骨』も併載。
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「松本清張」の本格推理長篇『梅雨(ばいう)と西洋風呂』を読みました。
『西郷札 傑作短編集〔三〕』、『私説・日本合戦譚』に続き「松本清張」作品です。
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水尾市の市会議員である「鐘崎義介」は酒造会社と市政に批判的な新聞社を経営するやり手。
だが、温泉で出会った女「カツ子」が自室の西洋風呂で見せる、若く奔放な姿態に溺れる。
地方の名士である男は、都会的なものの虚飾に魅せられて破滅の道をたどり、やがて殺人を招き寄せていく!
地方政界に渦巻く欲望と利権を描くとともに、“アリバイ崩し”にも挑んだ本格推理長編。
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「松本清張」の歴史小説12作品を収録した『西郷札 傑作短編集〔三〕』を読みました。
ここのところ「半藤一利」作品を読んでいたので、歴史に関する本が読みたかったんですよね… 「松本清張」作品は、一昨年の12月に読んだ『黒の様式』以来です。
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時代小説の第1集。
西南戦争の際に薩軍が発行した軍票をもとに一攫千金を夢見た男とその破滅を描く『西郷札』。
江藤新平の末路を実録的に描いて、同じ権力機構内にいるものの軋轢、対照的な勝敗を浮びあがらせた『梟示抄』。
幕末に、大名、家老、軽輩の子として同じ日に生れた三人の子供が動乱の時代に如何なる運命を辿ったかを