松本清張のレビュー一覧

  • 無宿人別帳

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    ずいぶん昔に読んでいて
    すっかり忘れてしまっていた。

    古本屋さん巡りをしていて
    ふと目にとまった一冊
    久しぶりに読み返したけれども
    やっぱり
    いいですねぇ
    松本清張さん
    年を重ねて再読するに耐える作家のお一人ですね
    「点と線」「零の焦点」では
    全く終わらない作家さんであることを
    改めて思いました

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    2011年11月20日
  • 神々の乱心 下

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    未完と知ってたらたぶん読み始めなかっただろうけど、読んじゃったもんは仕方ない。


    社会派と言われる真骨頂は、トリックとかではなく、動機やその他の歴史的背景が明らかになったときだと思う。


    その深みが作者の死によって中断させられてしまったのは残念というほかない。

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    2011年10月30日
  • 西郷札―傑作短編集(三)―

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    絶品。名もなき武士の哀しき生き様、それが徳川時代であろうと維新後であっても痛切だ。表題作や「啾々吟」「恋情」などがよい。一人称で描いているところが良い。やはり小説巧者だ。

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    2011年09月26日
  • 証明

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    短篇と言うより中篇集。

    綿密! 繊細! 重厚!

    引き込まれるなぁ。

    淡々としているのに、悲喜こもごもちゃんと伝わってくる。

    さすが☆

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    2011年09月24日
  • 佐渡流人行―傑作短編集(四)―

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    史実に基づく歴史小説と、時代を過去に借り現在を著すそれと混じった短編集。後者のその中で、「左の腕」、「怖妻の棺」は山本周五郎の作風のようでもあり、おもしろかった。11.9.19

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    2011年09月19日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    重苦しい。信念はあるのに人格や運が災いして認められない学者。読者の心を抉る劣等感。少ないページ数で濃密に描かれています。障害や学歴は人生を狂わせ権力や見下げる視点は事実を歪ませる。気に入らない、面倒だと捨てられた側の否応なしの現実が辛いです。

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    2011年08月11日
  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―

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    松本清張の短篇集はいろんなテーマの作品があり読む者を楽しませる。タイトル作でもある、「黒地の絵」読んでいて気持ちのよいものではなかった。そしてなんとも言えない人間の悲しさが伝わってきた。戦争のもたらす異常差とはかなさが充分にせまってくるのである。

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    2025年01月16日
  • 高校殺人事件

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    松本清張、唯一の青春推理小説。
    武蔵野の高校に通う主人公たちが同級生の死の真相を探るという作品。
    序盤こそ学園ものといった印象だが、話が進むにつれ徐々に社会派の色が濃くなっていくので読み応えがある。

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    2011年05月30日
  • 時間の習俗

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    これぞ松本清張の推理小説といった内容だった。
    まるでサスペンス劇場の台本でも読んでいるかのような細かいセリフ、主人公の思考回路。
    サスペンス劇場と違うのは、サスペンス劇場では主人公が考えたことや言ったことはみな意味があって正解の方向にいっている、もしくは後からヒントになる。それに対してこの小説は、正解に結び付く、付かないにかかわらず、主人公の思考回路を忠実に描写しており、考えたことや言ったことが、解答へ結びつかなかったりあまり意味がなかったりすることも多々あるという点。これにより、まるで自分が主人公になったかのような錯覚に陥り一緒に考える。犯人はどうやってこのアリバイを作ったのか。やっぱり松本

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    2011年03月14日
  • 或る「小倉日記」伝

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    松本清張の小説とはいえ、事件や時刻表が出てくるわけではない。
    しかしこの初期の掌編にこそ、後に続く不朽の名作『点と線』の
    老刑事の捜査への執念や、『砂の器』の
    犯罪者の不遇な身の上が生む悲劇など、
    氏の推理小説の原点を垣間見ることができる。

    森鴎外の小倉滞在時の日記のゆくえを、長い歳月をかけて追いかけた、
    田上耕作という男の話である。
    彼は生まれながらにして歩行と言語に重い障害がある。
    不自由な身体で差別にあい、孤独に押しつぶされそうになりながらも
    小倉日記のゆくえを探して東奔西走する。
    「小倉日記」は現存するのだろうか?
    彼の調査は価値のあるものなのか?
    最後の一文にせつないリアルがこもる

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    2011年02月26日
  • 聞かなかった場所

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    タイトルの中身がマッチしていて、すごく印象に残る作品だった。松本清張の本の素晴らしいところは、とことん人間に心理を書き出しているところ。犯罪を犯すまでの心理、犯してしまってからの心理。そういう人がとる行動。この本は特にその部分が優れていたと思う。

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    2011年02月10日
  • 駅路

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    何か事件になるんだろうなって分かってても、それを気にしたり考えたりそれでも意外な展開だったりして読んでいくのが楽しかった。これを読ませるのが上手いっていうんだろうな

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    2010年12月27日
  • 神と野獣の日

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    核爆弾が誤射され、あと1時間でここ東京で爆発する。
    無謀にもひたすら逃げる人、安楽死を選ぶ人、最後を愛する人と過ごすことを望人、理性をすて野獣と化す人。そんな中でも、こっけいにも己の政治欲を満たそうとするひと。
    人々の混乱と政治の滑稽さが描かれている。

    1分、1分に緊張し、ページを繰る手がとまらなかった。

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    2010年09月11日
  • 連環

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    ストーリーテラーという言葉は松本清張のためにあるのではないかと痛感した作品。中でもこの作品はエンターテイメント性に優れ、今ではサスペンスドラマの定番になった「断崖」のシーンもこの小説の影響では、と思わせます。タイトルの「連環」は環をつなぐように嘘を積み重ねていった主人公が最後に自分の首に環をかけることになる、ということでしょか?
    どんでん返しにさらにオチがついて一ひねりしてある小粋さ。情事の場面を多用していても、純文学のカテゴリに入っても充分なほどの豊かな表現力が作品の質を高めています。
    ミステリを再読することは愚かなことかもしれませんが、私は清張作品は、時を経て再読してしても面白さは失わない

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    2010年06月25日
  • 奥羽の二人

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    伊達政宗と蒲生氏郷の攻防を描いた表題作のほか、細川幽斎・安国寺恵瓊・豊臣秀吉・石川数正・福島正則・最上義光などの短編10作を収録。
    読みやすいです。

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    2010年06月20日
  • 黒い画集

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    全ての短編がスリリング。
    結末は最後までわからない。

    昭和の風俗(まじめな意味)の勉強にもなる。

    面白かった。

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    2010年05月23日
  • 紅い白描

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    殺人事件は起こらないです。わりと今では有名なオチ?で話は終わるんですが・・・面白い。松本清張の作品に出てくる男性に何かひかれます。葛山さーん!!

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    2010年04月01日
  • 彩り河(下)

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    出世争いに敗れた主人公
    主人公が不倫した女(ムアンのママ)
    女と出生争いに勝利した社長のパトロン
    殺された和子
    パトロンは別にいるのでは?
    倒産へ追いやった実態とは。

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    2010年02月21日
  • 彩り河(上)

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    出世争いに敗れた主人公
    主人公が不倫した女(ムアンのママ)
    女と出生争いに勝利した社長のパトロン
    殺された和子
    パトロンは別にいるのでは?
    倒産へ追いやった実態とは。

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    2010年02月21日
  • 無宿人別帳

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    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    人別書きを持たずに故郷を出奔した者に就く職はない。無宿者は江戸制度の谷間であった―。賭場の喧嘩で八丈島へ流され、赦免船を待ちわびる忠五郎、牢の火事で思わぬ自由を得た平吉、佐渡から島抜けを図る新平、入墨を暴かれて堅気の暮しを失う卯助など、自由と公正を渇望する男達を描いた傑作時代短篇集。
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    2009年12月31日