松本清張のレビュー一覧

  • 紅い白描

    Posted by ブクログ

    殺人事件は起こらないです。わりと今では有名なオチ?で話は終わるんですが・・・面白い。松本清張の作品に出てくる男性に何かひかれます。葛山さーん!!

    0
    2010年04月01日
  • けものみち(上)

    Posted by ブクログ

    人間とは強欲な生き物であるということがありありと描かれている。
    貧しい環境、豊かな環境、それぞれ置かれた環境内で欲望が高まる。
    特に主人公の民子の小滝への執着は寛次と過ごしていた旅館で働いていた頃の面影もなくなっていく。

    環境が変わったから、強欲になっていたのか、それとも貧しい環境で覆われていた本性が現れたのか。。。


    秦野の「女はとにかく浮気の相手をひとりに決めたがる」という科白は、いつの時代も変わらない気がする。

    0
    2010年06月14日
  • 彩り河(下)

    Posted by ブクログ

    出世争いに敗れた主人公
    主人公が不倫した女(ムアンのママ)
    女と出生争いに勝利した社長のパトロン
    殺された和子
    パトロンは別にいるのでは?
    倒産へ追いやった実態とは。

    0
    2010年02月21日
  • 彩り河(上)

    Posted by ブクログ

    出世争いに敗れた主人公
    主人公が不倫した女(ムアンのママ)
    女と出生争いに勝利した社長のパトロン
    殺された和子
    パトロンは別にいるのでは?
    倒産へ追いやった実態とは。

    0
    2010年02月21日
  • 霧の旗

    Posted by ブクログ

    桐子、こわい。。

    わたしだったら、、残念な兄のためにここまではできないな、、、

    海老サマが何役で出演するのか興味津々。

    0
    2010年02月06日
  • わるいやつら(上)

    Posted by ブクログ

    浅はかな男と、その男に騙される馬鹿な女たち。結婚をちらつかせれば思い通りになるという、なんとも単純な考え。温泉地を巡るくだりはドキドキして、ドッと疲れるのに読むのをやめられなかった。

    0
    2010年01月08日
  • 無宿人別帳

    Posted by ブクログ

    ~内容(「BOOK」データベースより)~
    人別書きを持たずに故郷を出奔した者に就く職はない。無宿者は江戸制度の谷間であった―。賭場の喧嘩で八丈島へ流され、赦免船を待ちわびる忠五郎、牢の火事で思わぬ自由を得た平吉、佐渡から島抜けを図る新平、入墨を暴かれて堅気の暮しを失う卯助など、自由と公正を渇望する男達を描いた傑作時代短篇集。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~

    0
    2009年12月31日
  • 黒い福音

    Posted by ブクログ

    中央公論社のハードカバーな清張。清張は文庫だらけなので稀。
    真っ黒なジャケットに、真っ赤な紙ととっても凝った装丁です。お洒落!
    外国人宣教師が関わったとされるスチュワーデス殺人事件を題材にした内容で、
    清張にしては珍しく美男美女がしかもロマンティックに書かれてます。
    ネタバレになるのであまり書きませんが、
    前半の平穏な舞台と、後半の怒涛の事件の流れが面白いです。
    推理小説というより、ゴシップ的な面白さかな。さらっと読めて楽しかったです

    0
    2009年12月28日
  • 黒い空

    Posted by ブクログ

    清張らしい暗くてじめじめしてて卑屈な話。
    冒頭は上杉家の内紛を書いていて一瞬歴史小説かと思いますが、
    第二章からじめじめ現代モードに入ります。
    山内上杉の末裔で、幾社も会社を経営している山内家に婿養子に入った男の話。
    書いてしまうとネタバレしてしまうので書きませんが、とにかく暗い!
    恋愛結婚で婿養子となった善朗の妻・定子は有能すぎる経営者。
    比べて善朗自身はどちらかというと無能力者。
    定子がチャンスを与えてもものにできず、ダメにしてしまう男で、
    日々妻から冷たい仕打ちを受けています。
    これだけでも清張満載なんですが、小説はどんどん泥沼へ。
    清張の常として美男美女は相変わらず出てきません。
    面白

    0
    2009年12月28日
  • 眼の壁

    Posted by ブクログ

    「点と線」で推理小説作家としての注目を集めた松本清張が次に送り出した作品。

    「大衆作家=松本清張」として巧いと感じるのは、導入部分。大企業の経理課長が単純な手口で手形をだまし取られ、自殺へと導かれる。そして、課長の敵討ちへと立ち上がる部下の主人公。この部分だけで重厚な短編小説ができそうだ。

    このリアルな導入部分があり、一気に先を読んでしまおうという気にさせる。小説を読ませようとする、ベストセラー作家の高等テクニックだ。

    物語の導入部分で観衆を引きつけることは、時代を経ても、その物語の完成度に重要だ。

    と、導入部分に感動したけど、ぶっちゃけ、「眼の壁」は導入部分が一番おもしろい。

    0
    2010年01月20日
  • Dの複合

    Posted by ブクログ

    09/11/30
    面白い。『点と線』より完成度高い。
    松本清張の本は、途中から一気に謎解きに入って
    スピーディーなスリリングさが味わえる。

    0
    2009年12月01日
  • わるいやつら(上)

    Posted by ブクログ

    本当に何を考えているやら。
    ろくに働きもせず、女から金を巻き上げることばかり考えている男。
    ああ、いやだ、いやだ。こんな男にはなりたくない。
    人間はどんどん堕落して、殺人にまで手を染めるようになる。
    おそらく、この男の上を行く悪い女が現れるのだろうと推理している。

    0
    2009年11月21日
  • 駅路

    Posted by ブクログ

    白い闇 ○捜査圏外の条件 ◎ある小官僚の抹殺 巻頭句の女 駅路 誤差 万葉翡翠 薄化粧の男 偶数 陸行水行

    0
    2009年11月14日
  • 男たちの晩節

    Posted by ブクログ

    初めて読む松本清張。
    短編集は物語の浅さなどがありあまり好きではないがこの一冊は別。
    特に駅路は秀逸。
    最後の一捻りでまた引き込まれる。

    想像していたより面白かったので、次回は是非長編を読みたいものだ。

    0
    2009年10月07日
  • 偏狂者の系譜

    Posted by ブクログ

    学問にとりつかれた者たちの狂気を描いた短編集4本が収録されている。

    評価されず、世間から取り残された学者(モドキ)を書かせたら松本清張の独壇場。貧しさのために、学校に行けなかった自分を登場人物たちに重ね合わせ、犯罪者とは異なる狂気、迫力を表現している。

    といっても、大体は犯罪者になっちゃうんだけど。

    0
    2009年12月10日
  • 黒い福音

    Posted by ブクログ

    昭和30年代に実際に起きた、外国人神父による
    スチュワーデス殺人事件に題をとった話です。
    事件の概要を聞くと、「ひどい!!」と思うのですが、
    小説を読んでみると犯人にちょっと同情してしまい
    ます……。

    0
    2010年03月01日
  • 夜光の階段(上)

    Posted by ブクログ

    ぐいぐい読ませる。が、女の人の書き方が類型的な気がする。そして、名前が田鶴子さんとか、弓子さんとか、いかにも昭和だなーと思う。主人公も道夫さんだし。

    0
    2011年09月03日
  • 水の炎

    Posted by ブクログ

    東都相互銀行の若手常務、野心家の夫塩川弘治との結婚生活に心満たされぬ信子は、独身助教授浅野を知る。彼女の知的美しさに心惹かれ、愛を告白する浅野。美しい人妻の心の遍歴を描く。

    0
    2009年10月07日
  • 夜光の階段(下)

    Posted by ブクログ

    人間、悪いことをしたらこうなっちゃうんだよという教訓になりましたね。
    おもしろいというか、ドキドキする1冊でした。

    0
    2009年10月04日
  • わるいやつら(上)

    Posted by ブクログ

    まいった!なんて面白いんだこの本は。

    テレビドラマを見るような時間には帰宅できないし
    録画してみるような余裕もないので、電車の中で読める文庫を手に取ったわけですが
    電車を乗り過ごすぐらい入り込んでしまった。

    主人公の戸谷のような生き方をどう感じるか。
    ボクは、とっても共感&かっこいいと思ってしまった。

    たぶん屈折した感想だと思うけれども、「カネを持っていない女は価値がない」と言い切れる男の生き様は、共感せざるを得ないーーーという男の人は、少ないのか!な?

    上巻では、完全犯罪(?)が3つ完成。これから下巻を読むがどうなるかな。
    このまま逃げ延びてのうのうと過ごすという展開だったら、おもろ

    0
    2009年10月04日