松本清張のレビュー一覧

  • 高校殺人事件

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    松本清張、唯一の青春推理小説。
    武蔵野の高校に通う主人公たちが同級生の死の真相を探るという作品。
    序盤こそ学園ものといった印象だが、話が進むにつれ徐々に社会派の色が濃くなっていくので読み応えがある。

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    2011年05月30日
  • 時間の習俗

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    これぞ松本清張の推理小説といった内容だった。
    まるでサスペンス劇場の台本でも読んでいるかのような細かいセリフ、主人公の思考回路。
    サスペンス劇場と違うのは、サスペンス劇場では主人公が考えたことや言ったことはみな意味があって正解の方向にいっている、もしくは後からヒントになる。それに対してこの小説は、正解に結び付く、付かないにかかわらず、主人公の思考回路を忠実に描写しており、考えたことや言ったことが、解答へ結びつかなかったりあまり意味がなかったりすることも多々あるという点。これにより、まるで自分が主人公になったかのような錯覚に陥り一緒に考える。犯人はどうやってこのアリバイを作ったのか。やっぱり松本

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    2011年03月14日
  • 或る「小倉日記」伝

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    松本清張の小説とはいえ、事件や時刻表が出てくるわけではない。
    しかしこの初期の掌編にこそ、後に続く不朽の名作『点と線』の
    老刑事の捜査への執念や、『砂の器』の
    犯罪者の不遇な身の上が生む悲劇など、
    氏の推理小説の原点を垣間見ることができる。

    森鴎外の小倉滞在時の日記のゆくえを、長い歳月をかけて追いかけた、
    田上耕作という男の話である。
    彼は生まれながらにして歩行と言語に重い障害がある。
    不自由な身体で差別にあい、孤独に押しつぶされそうになりながらも
    小倉日記のゆくえを探して東奔西走する。
    「小倉日記」は現存するのだろうか?
    彼の調査は価値のあるものなのか?
    最後の一文にせつないリアルがこもる

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    2011年02月26日
  • 霧の旗

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    清張らしい作品で大満足。日常の中に事件があり、事件の中に社会問題がある。今回は法曹界。弁護士と庶民のかけ離れた生活や考え方が浮き彫りになっている。主人公の女性の顔や声を想像しながら読むと楽しい。

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    2011年02月19日
  • 聞かなかった場所

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    タイトルの中身がマッチしていて、すごく印象に残る作品だった。松本清張の本の素晴らしいところは、とことん人間に心理を書き出しているところ。犯罪を犯すまでの心理、犯してしまってからの心理。そういう人がとる行動。この本は特にその部分が優れていたと思う。

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    2011年02月10日
  • わるいやつら(下)

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    ダメ男のダメ人生。
    女とお金にしか興味がなく、結局は自分が一番可愛い主人公。

    人生はそんな風に思い通りになる訳ではなくて・・・。
    破滅していくまでの、彼の心情がもの凄く上手く描かれている。

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    2011年01月19日
  • 駅路

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    何か事件になるんだろうなって分かってても、それを気にしたり考えたりそれでも意外な展開だったりして読んでいくのが楽しかった。これを読ませるのが上手いっていうんだろうな

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    2010年12月27日
  • けものみち(下)

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    夫「ラストシーンは本当にひどい。救いがありません。小滝の高らかな笑いが頭に鳴り響いてる」
    妻「えげつない小説だなって読んでたけど、最後はその極みだったね・・・」
    夫「思い起こしてみると、登場人物の中でまともな人が一人もいません」
    妻「私的には★2.5かな」

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    2010年10月28日
  • けものみち(上)

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    夫「昔に映像も本も鑑賞済みだったが、改めて面白いと思った」
    妻「かなりグロテスクだよね。民子の夫といい、鬼頭といい・・・」
    夫「登場人物の一人一人がもれなく個性的。というか癖が強いよね。すごくイヤなキャラだが久垣刑事がとても人間臭く、悪寒が走ります」
    妻「民子を詰問してるはずが襲いかかったときはオイオイって思ったよ・・・。よくあるミステリーの刑事さんとは一線を画してるよね。容疑者側と同じくらいヤバい」
    夫「後編に期待」

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    2010年10月28日
  • 神と野獣の日

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    核爆弾が誤射され、あと1時間でここ東京で爆発する。
    無謀にもひたすら逃げる人、安楽死を選ぶ人、最後を愛する人と過ごすことを望人、理性をすて野獣と化す人。そんな中でも、こっけいにも己の政治欲を満たそうとするひと。
    人々の混乱と政治の滑稽さが描かれている。

    1分、1分に緊張し、ページを繰る手がとまらなかった。

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    2010年09月11日
  • 連環

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    ストーリーテラーという言葉は松本清張のためにあるのではないかと痛感した作品。中でもこの作品はエンターテイメント性に優れ、今ではサスペンスドラマの定番になった「断崖」のシーンもこの小説の影響では、と思わせます。タイトルの「連環」は環をつなぐように嘘を積み重ねていった主人公が最後に自分の首に環をかけることになる、ということでしょか?
    どんでん返しにさらにオチがついて一ひねりしてある小粋さ。情事の場面を多用していても、純文学のカテゴリに入っても充分なほどの豊かな表現力が作品の質を高めています。
    ミステリを再読することは愚かなことかもしれませんが、私は清張作品は、時を経て再読してしても面白さは失わない

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    2010年06月25日
  • 奥羽の二人

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    伊達政宗と蒲生氏郷の攻防を描いた表題作のほか、細川幽斎・安国寺恵瓊・豊臣秀吉・石川数正・福島正則・最上義光などの短編10作を収録。
    読みやすいです。

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    2010年06月20日
  • 影の地帯

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    2009/11/13
    面白い。本当によく書けているけれど、あまりに怖いので☆4つにします。
    はぁ、怖かった。。。

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    2010年05月24日
  • 黒い画集

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    全ての短編がスリリング。
    結末は最後までわからない。

    昭和の風俗(まじめな意味)の勉強にもなる。

    面白かった。

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    2010年05月23日
  • けものみち(下)

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    どの人も得体が知れず、最後まで不気味だった。「利用されているふりをして利用する」という意味を考えながら読んだが、終わり近くなってやっと納得。展開が全く読めず、小滝の真意もずっと謎だった。

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    2010年05月19日
  • 紅い白描

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    殺人事件は起こらないです。わりと今では有名なオチ?で話は終わるんですが・・・面白い。松本清張の作品に出てくる男性に何かひかれます。葛山さーん!!

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    2010年04月01日
  • けものみち(上)

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    人間とは強欲な生き物であるということがありありと描かれている。
    貧しい環境、豊かな環境、それぞれ置かれた環境内で欲望が高まる。
    特に主人公の民子の小滝への執着は寛次と過ごしていた旅館で働いていた頃の面影もなくなっていく。

    環境が変わったから、強欲になっていたのか、それとも貧しい環境で覆われていた本性が現れたのか。。。


    秦野の「女はとにかく浮気の相手をひとりに決めたがる」という科白は、いつの時代も変わらない気がする。

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    2010年06月14日
  • 彩り河(下)

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    出世争いに敗れた主人公
    主人公が不倫した女(ムアンのママ)
    女と出生争いに勝利した社長のパトロン
    殺された和子
    パトロンは別にいるのでは?
    倒産へ追いやった実態とは。

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    2010年02月21日
  • 彩り河(上)

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    出世争いに敗れた主人公
    主人公が不倫した女(ムアンのママ)
    女と出生争いに勝利した社長のパトロン
    殺された和子
    パトロンは別にいるのでは?
    倒産へ追いやった実態とは。

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    2010年02月21日
  • 霧の旗

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    桐子、こわい。。

    わたしだったら、、残念な兄のためにここまではできないな、、、

    海老サマが何役で出演するのか興味津々。

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    2010年02月06日