松本清張のレビュー一覧

  • 黒革の手帖(上)

    Posted by ブクログ

    やはり昭和と令和の今で時代が少し違っていて初めは読みづらかったけれど、だんだん慣れてきて面白くなってきた。下巻が楽しみだ。

    0
    2021年01月17日
  • 彩霧(さいむ)~松本清張プレミアム・ミステリー~

    Posted by ブクログ

    公金の拐帯事件から始まるミステリー。
    金を使う者、金に使われる者。そして、使われてしまった者の最後を書き上げた作品。

    0
    2021年01月04日
  • 高校殺人事件

    Posted by ブクログ

    高校生たちが主になり身近に起きた事件を明かしていく。松本清張氏といえば、サラリーマンが主になる小説というイメージが強いため、本作品を読むと著者の新鮮な面が見える様だ。

    0
    2020年12月30日
  • 軍師の境遇 新装版

    Posted by ブクログ

    黒田官兵衛他3つの短編。官兵衛ほどの知謀があれば主家など見捨て宇喜多直家や斎藤道三の様にお家を乗っ取る事も出来たかもしれないがそこまでの野心は無く意外にも主家を思う人情家。よく考えたら本能寺の変からわずか8年程で天下統一を成し遂げた秀吉の軍師。秀吉が最大限に警戒する人物なのも納得する。

    0
    2020年12月29日
  • 黒い手帖

    購入済み

    物書きの参考書

    松本清張様の構想、ネタの元、アイデア、メモの取り方など、物書きを目指す方にはとても参考になるのではないでしょうか。
    ぼんやりとリラックスした時にこそいい発想ができるなんて、納得です。昔流行ったアルファ波とでもいえるでしょうか。
    個人的には「日本の黒い霧」のほうがおもしろくて、こちらとダブル部分もあったのですが、黒い霧はやっぱりすごいと、改めて思いました。

    0
    2020年11月01日
  • 不安な演奏

    Posted by ブクログ

    今でいうところのラブホテルでの秘め事、それも男同士のものを録音したつもりが、秘め事は秘め事でも殺人計画らしき会話が録音されていたことから、ストーリーは展開する。柏崎、出雲崎での身元不明の女性の水死体、教会から信者に配られた私鉄乗車回数券、まさに上り調子の国会議員の大臣就任と選挙違反の発覚、その選挙運動に駆り出されていた地元政治家や区会議員。雑誌記者、映画監督、そして旅先で出会い捜査に加わる不思議かつ怪しい青年。
    長編小説で、最初の出だしは快調なペースで読めるが、しかしなかなかストーリーは単調で変化なし。後半で一気に解明への手掛かりが掴めて解決に向かっていく。その途中の遅々として展開しないストー

    0
    2020年08月24日
  • 共犯者

    Posted by ブクログ

    松本清張の短編小説集。
    今回はあまり良くないと思われるものもあったが、とにかく読ませる力量は凄い。
    集中、「潜在光景」「距離の女囚」あたりが特に印象的だった。
    この「文豪」と呼べるほどの膨大な作品を世に出した作者、人間たちの「出来事」を様々なシーンから切り取ってくるアイディアの無尽蔵さには舌を巻く。

    0
    2020年08月23日
  • 疑惑

    Posted by ブクログ

    「疑惑」「不運な名前」の2作品が所収。「疑惑」は、雨の港から転落した車、乗っていた老齢男性の夫は水死、妻は助かる。前科のある女性ホステスのつま、夫にかけれた多額の保険金から憶測呼び書き立てるマスコミ。国選弁護人が、徐々に妻の嫌疑を晴らしていく。「不運な名前」の舞台は、北海道の月形にあった樺戸監獄。この資料館を訪れ、偶然出会った観覧者3名によって偽札作りで収監され亡くなった熊坂長庵の冤罪を解く推論が展開される。かつて印刷工として働いていた経験をもち松本清張ならでの詳しい印刷技術がとうとうと綴られる。

    0
    2020年05月31日
  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―

    Posted by ブクログ

    本のタイトルは黒地の絵だが、内容は「真贋の森」が出色。
    清張のアカデミズムに対する見方が色濃く作品に反映されている様に感じる。

    「装飾評伝」「草笛」がこれに次ぐ。虚実ない交ぜとなったリアリティー溢れる佳品。

    他の作品も読みごたえはあるが、話の結末はことごとく悲しい。清張の現代小説は人が死なない(殺されない)方がよい。推理小説はまた別。

    「真贋の森」は特にオススメ。

    くまざわ書店阿倍野店にて購入。

    0
    2020年05月31日
  • 一九五二年日航機「撃墜」事件

    購入済み

    日本の陰の歴史

    松本清張は戦後のアメリカ軍による歴史に隠された蛮行を暴くことにも勢力を注いできた。この事件なども彼の矯激なまでの心理への追及審が生み出した日本人必読の書であるのでぜひご一読してほしいものだ。

    0
    2020年05月28日
  • 死の発送 新装版

    Posted by ブクログ

    今、この角川文庫を読み終わって
    ふと帯を見ると
    「TVドラマ化!」
    「2014年5月30日(金)よる9時よりフジテレビ系にて」
    とある
    あらま、本日ではないか

    TVドラマ化されるとて新装版になって本屋にあったから
    わたしの目に留まって
    「まだ読んでない清張さん」
    ということで買ってしまった本

    あいかわらずたっしゃな清張ワールドを
    堪能したのだが
    「トランクの死体は発送者本人だった……」
    ストリー展開は

    折も折
    準看護師の女性の遺体が貸倉庫で発見され
    その遺体は本人名で宅配便で送られていたとか
    元同級生の女性が関係しているとか
    と、推理小説ばりの
    謎多き気持ちの悪い事件が現実

    0
    2020年05月27日
  • 小説帝銀事件 新装版

    購入済み

    歴史の闇を暴く小説

    帝銀事件に関しては未だに定説がでてこないが、当時の警察の発表にははなはだ摩訶不思議な点が多い。この著作は必ずしも100%真実を語っているわけではないが、松本氏の推論はかなり信ぴょう性があると思われている。

    0
    2020年05月25日
  • 高校殺人事件

    Posted by ブクログ

    推理小説を作成する初心者向けの授業があったなら間違いなく教科書の一つとなる作品になるだろうと思ってしまった。
    それほど、展開の起承転結や登場人物の設定など古典的な安心感のある内容だった。
    陰鬱で妖しいポーの詩文をこよなく愛する高校生が鬱蒼とする沼で殺害されるところから始まるのだが、この詩文がある事により一気に怪しげな空気感が最後まで全編に整えられるのは見事だ。
    さらに隣接する古びたお寺、そして何かしら意味深な住職たちが登場し、やがて担任の先生は行方不明になり、さらなる殺人事件が起こるのだが結末はさすが松本清張である。

    0
    2020年03月11日
  • 眼の壁

    Posted by ブクログ

    まだ新幹線もないし、東京駅待合室とか時代を感じるけれど、ぐいぐい読ませて引き込む力は素晴らしい。ぜんぜん古くない!

    0
    2020年03月08日
  • 虚線の下絵

    Posted by ブクログ

    清張の男女間のトラブルを主とした人間ドラマ。

    売れない肖像画家である男は、売れっ子の親友画家と親交を深める。そんな中、マネージャーでも有る妻は次々と肖像画の発注を取ってくるため、親友夫婦に伝えてみると、それ以上は知らないほうが良いとたしなめられる。

    短編4篇のうち、3篇がちょっとした不倫から、家族や人物が壊れていくさまを、いろいろな視点から描かれており、特に冒頭の「与えられた生」は、読みにくいものの、非常に良くできた作品である。残りの1本は、2・26事件を小説的に再構築したというもので、松本清張の時代小説って、ほんとに散漫だよね。

    メインは最初の3本になってしまうのではあるが、これがまた

    0
    2020年01月17日
  • 眼の壁

    Posted by ブクログ

    松本清張を読むと、いつも思うことがある。
    物語を強引に、都合のいい方に持っていくということである。
    本作でも、いくつも見受けられる。
    しかし、それを感じさせない松本清張の筆力は凄いものがある。

    0
    2019年09月26日
  • 状況曲線(上)

    Posted by ブクログ

    途中まではとても面白いが、途中からは三流トレンディドラマみたいで面白くなかった
    ただ、それぞれの登場人物の感情の変化の描写は流石。
    今のところ、清張の作品で全てがしっくりきた作品がないのが気がかり。。。

    0
    2019年06月30日
  • 時間の習俗

    Posted by ブクログ

    神奈川県の相模湖畔で交通関係の業界紙の社長が殺された。関係者の一人だが容疑者としては一番無色なタクシー会社の専務は、殺害の数時間後、遠く九州の和布刈(めかり)神社で行われた新年の神事を見物し、カメラに収めていたという完璧すぎるアリバイに不審を持たれる――『点と線』の名コンビ三原警部補と鳥飼老刑事が試行錯誤を繰返しながら巧妙なトリックを解明してゆく本格推理長編。

    0
    2019年06月26日
  • 塗られた本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の美貌の出版社社長はなんて厭な女なんだろう。

    黒革の手帳のように、喝采を送りたくなるような悪女ではない。

     三人の男が出てくる。

     女好きの流行作家。愛人の銀行頭取。無名の詩人である純粋な夫。

    背表紙の ”二人の男の間で苦悩する” というのは、綺麗ごとで本当に嫌な女だった。

     厭な女ぶりを、じっくり味わえる作品。

    0
    2019年06月09日
  • 強き蟻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    *遺産目当てに三十歳も年上の会社重役と結婚した沢田伊佐子。女盛りの肉体を武器に、奔放に生きる彼女のまわりにはまた、欲望に身を焼かれて蟻のようにうごめきまわる人々が群がってくる。一方、そんな人々を冷やかに、密かに眺める者もいる―欲まみれの男女が入り乱れ、犯罪が犯罪を呼ぶ異色のサスペンス*

    さすがは松本清張氏!と言う重厚さ。何と言っても、登場人物一人一人に肉感があります。伊佐子の清々しいまでの厚かましさと悪女っぷりもさることながら、最後の章のどんでん返しの鮮やかなこと!速記担当の女の聴取書からの、伊佐子の愛人の供述…!! 今までと同じペースでさくさく読み進んでいたものの、急にその展開来るか?!と

    0
    2019年05月09日