松本清張のレビュー一覧

  • けものみち(下)

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    最初は主役の民子だったが、最後の方は脇役になってしまったなぁという感じ。
    筋の趣旨が変わってきてしまった気がする。

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    2017年03月05日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 6 社会派ミステリ

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    清張ジャンル別作品集の最終巻は社会派ミステリ。「社会派」は清張作品ではトレードマークのようなものです。素晴らしい短編七編。

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    2017年01月07日
  • 巨人の磯

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    推理短編5つ。著者の博学、特に古代史の魅惑が、その重々しさに加えて淡々とした文脈に荘厳な感じを抱かせる。物語の前半に伏線ないまま、終盤にどっと解決に至る説明がなされるところが、そこがポイントとする他の推理小説と違うところか。2016.12.28

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    2016年12月28日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 5 犯罪小説

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    清張氏ならではの犯罪にのぞむ人間の姿を描く。探偵や刑事を主人公にした犯罪小説と異なり、犯罪者の視点から描くところに特徴が。主人公は犯罪者なのですから。

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    2016年12月14日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 4 法廷ミステリ

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    清張さんのミステリの中でも法廷ものです。そんな作品が五編です。ストーリーの中で男と女の話の前に、怖ろしいほんとの姿が現れる。

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    2016年11月09日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 2 捕物帖

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    清張氏のジャンル別作品集の第二巻が「捕物帖」とは思はなかったけど、ここに現されている5作品は驚きます。
    時代小説を越えていす、清張世界凄い。

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    2016年08月26日
  • 霧の旗

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    決して裕福ではない若い娘が、依頼を引き受けてくれなかった弁護士に復讐する話し。最後はちょっとやり過ぎの感じ。

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    2016年08月12日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 1 武将列伝

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    松本清張の数多い短編小説をジャンル別に編んだ傑作集が6巻出版される。その第一巻。この武将列伝には10篇の作品が登場するが、すべてに清張史観が貫かれている。

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    2016年08月09日
  • 黒い画集

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    ラジオで紹介された小編の主人公と同姓である事がキッカケになって購入したもの。

    残念ながら、本編中一番ショボい役柄だった…

    松本清張は点と線以来、2冊目。作者の風貌からあまり興味を持っていなかったのだが、今回比較的小編という事もあり、最初から最後まで飽きる事なく読めた。

    殆どの事件が、オトコとオンナの関係、特に不倫関係から発したもので、余りにも年の割にウブな男共にハラハラしたりしながらも楽しめた。

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    2016年07月14日
  • 黒の様式

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    短編3つ。1本目が死んだ姉と、やや薄気味悪い姉の旦那の話で、純文学なのかと思ったら、途中でいろんなパーツがパキーンとはまるミステリ。はまるまでの気持ち悪さのせいで、途中まではなかなか読み進められず。

    あと2本はどんでん返しで、最初からミステリと解るので読みやすい。阿夫里村の話は、怪文書と供述調書とで本筋が語られる、かなりクラシックな手法だが、今読んでも全く古臭さを感じない。

    もう一つは、最初から落ちがわかっている状態だが、事件性がないところに事件を作っていく。

    1本目の薄気味悪さには嫌悪感を催す人も少なく無いだろうが、松本清張の安定した面白さが詰まった1冊だ。

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    2016年06月08日
  • 数の風景

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    話が動き出すまでは、必要なのか疑問な細い描写がこれでもかってくらい続くので読むのが辛い。でも動き出してからはするする行ける。殺人そのものは本筋にとっては余り重要ではない、スケールの大きな話。推理要素は余り多くない。この人•この件がこう絡むのかと驚かされる。ただ矢部の勘は鋭すぎやしないか。

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    2016年05月31日
  • 夜光の階段(下)

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    ネタバレ

    再読。
    都合よく女を利用し、都合が悪くなると殺す。そりゃ天罰も下りますよ。
    前にドラマも見た気がするけど、もう一回見たいな。

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    2016年05月16日
  • 夜光の階段(上)

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    ネタバレ

    再読。

    おもしろーい。ドロドロ。こういうのは時代関係ないのね。
    のし上がるためには、手段を選ばないってか。
    下巻も楽しみ。

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    2016年05月12日
  • 黒い画集

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    7つの短編・中編が収められている。
    読みたかったのは「遭難」。
    会社の山仲間3名で登山に出かけたところで遭難が発生。疲労凍死で1名が亡くなってしまう。
    その死因に疑問を持った親族による追及が始まる。
    あっと驚く結末に。

    その他は、不倫ものが多いかな。それなりに面白い作品が入っています。

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    2016年04月17日
  • 或る「小倉日記」伝

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    表題作は昭和27年度の芥川賞を受賞
    純文学にカテゴライズされ、芸術的な評価を受けたものだが
    今にしてみれば「天城越え」の原型的作品であり
    社会派ミステリーの嚆矢として、日本のホワイダニット…
    高村薫や天童荒太、宮部みゆきあたりまで影響を及ぼしていることは
    顧みられるべきだろう
    どんなつまらない人間にも人生の物語がある
    その点を掬い上げようとする方向性は、自然主義~プロレタリアに続く
    日本近代文学の正統とも呼べるものだ
    まあ、「市民ケーン」の焼き直しと言われればそれまでだが

    その他には
    経済事情などで進学をあきらめるしかなかった人々の
    それでもなお学問への情熱たちきれず
    必死に努力を重ねはする

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    2016年04月13日
  • 駅路

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    短編集として、次の作品が所収。
    「白い闇」「捜査圏外の条件」「ある小官僚の抹殺」「巻頭句の女」「駅路」「誤差」「万葉翡翠」「薄化粧の男」「偶数」「陸行水行」

    今なお、TVドラマでリバイバルされ続けている松本清張の短編作品。それだけ、どの短編も時代が移ろい変わっても、人間の情欲は不変ということが描かれているためか。
    最後の「陸行水行」は、考古学、邪馬台国論争の新説が興味深く描かれており、他の作品とか違った趣を感じる。こうした題材を取り上げるのも、松本清張ならでは。

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    2016年04月05日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    松本清張の短編7編が収録。戦中・戦後・高度経済成長前の日本が舞台のためか、物価の違い、世相の暗さは、否めない。とはいえ、いまなおドラマ化される短編も収録されており、時代が変わっても、変わることのない人間の情愛・欲望が描かれている。

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    2016年03月31日
  • 聞かなかった場所

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    再読。巧い・・。再読。傷ついた主人公の自尊心は妄執を生み、疑念にとり憑かれる。その執着には復讐者の憎しみ(狂気)ほどの苛烈な高まりはないが、そんなところはむしろ人物像(苦労人でもある役人)に現実味をあたえている。ゆっくり対象を追いつめる主人公の心理にひきこまれた。後半部の展開も冴え、運命の歯車のゆっくりと回転するさまが巧妙に描かれている。追われる立場に陥った犯罪者の慄き(怯え)を描いては著者の独擅場である。主人公は破局を避けようと画策するもことごとく裏目に出る。最後の犯罪が露呈する(面が割れる)滑稽な場面(顛末)は秀逸。

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    2016年03月16日
  • 共犯者

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    短編となるとどうしても内容が薄く、登場人物に共感出来にくいが、本作はとても凝ったシュチュエーションと、結末がとても気になるストーリー展開でどの作品も楽しめる。
    作者は犯罪サスペンスの大家であり、初っ端の「共犯者」でやはりと思いつつ以後の作品を読むとそうでない作品もあり、そういった意味でも新鮮に読むことができた。
    「剥製」や「点」の様な奇妙な人物が出てくる話も楽しいが、「潜在光景」のような驚愕のラストが待ち受ける展開もいいですね。
    他の作品も読んでみたくなりました。

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    2016年02月29日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    松本清張といえば、ミステリー作家といった印象が強いですが、実はミステリーばかりを書いた作家という訳ではない。そして、直木賞ではなく芥川賞受賞者だったということも、イメージと異なるような気がいたします。
    その芥川賞受賞作『或る「小倉日記』伝」をはじめとした短編が収録されいるのが本書。時代的な背景もあってか、どことなく暗いイメージが付きまとう作品が多いような気がしますが、それでもどの短編もドキッとさせられる結末。

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    2016年02月14日