松本清張のレビュー一覧

  • 渦

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    テレビ界の絶対指標ではあるが、実際にはその存在が不明瞭な「視聴率」の実態に主人公達が迫ろうとするサスペンス。視聴率買収問題などで、今でも巷をにぎわせているが、その実態は未だに多くの謎に包まれているという点で、現在になっても、非常に面白い読み物である。主人公達が、視聴率の真相に迫っていく過程から作品に虜にされ、次第に事件に巻き込まれ、ストーリーから抜けられなくなる本である。視聴率に興味のある人だけでなく、サスペンス好きも大いに楽しめる一冊であろう、

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    2009年10月04日
  • 半生の記

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    これも「清張入門セット」。『西郷札』『半生の記』を読んでから『砂の器』を読もうよ。この入門セットを読んでおくとおもしろさが断然違ってくるはず!

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    2009年10月04日
  • 死の枝

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    「交通事故死亡1名」「偽狂人の犯罪」「家紋」「史疑」「年下の男」「古本」「ペルシャの測天儀」「不法建築」「入江の記憶」「不在宴会」「土偶」

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    2009年10月04日
  • 西郷札―傑作短編集(三)―

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    人情ものでホロリとさせられたり、読んでいて気持ちが晴れるような話は『くるま宿』等を例外として少なく、どれも暗い結末を辿るのは「或る『小倉日記』伝」収録の短編と似ている。これぞ清張、という感じである。

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    2026年03月14日
  • 風の視線(上)~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    松本清張全集未収録作品。波の塔2といったところだが、ストーリー、ディテールに粗が目立つ。
    まったく女を信用していない私はこのハッピーエンドは受け入れがたく、久世には独身で終わって欲しかったw 久世よ、独身はいいぞ。孤独なくして、自由無しだ。再読はないかな。

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    2026年03月03日
  • 点と線

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    ネタバレ

    初の松本清張。なんとなく文が硬そうなイメージがあったのだけれど、読んでみると全くそんなことはなく易しい文章でとてもびっくりした。

    時刻表ミステリの名作と呼ばれるだけあって、北海道から博多まで大移動するストーリーは、三原刑事による容疑者のアリバイ崩しが主軸になっている。
    新幹線では到底間に合わないよな……そうだ!飛行機を使ったのか!?のひらめきには思わず笑ったけど、まぁ戦後まもなくの時代だから、空路は当たり前の手段ではなかったのだろうな。
    夫婦による心中偽装というトリックは素直に楽しめた。

    文芸評論家によるあとがきでは、プロットの穴を指摘されててまたちょっと笑った。
    この時代に推理小説書くの

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    2026年03月01日
  • 強き蟻

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    30歳上の重役に嫁いだ女の金と色の話。不倫は当然の様にしており、困った事があると別の男を利用しようとする強かさ。欲望に直球すぎて却って爽やかなものすらあるが、話が進むにつれて悪辣になっていきピカレスクでないゲスな悪が鼻につく。
    最後の幕引きは松本清張の作品らしい結果だった。

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    2026年02月28日
  • 黒革の手帖(下)

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    小学生の頃、武井咲が主演のドラマが小学生ながら面白いと思った記憶がある。
    流石の松本清張というべきか、時代を感じさせない人の内面を描く描写はどんどん引き込まれた。
    主人公はなんというか、自分の行いの報いが全部来たというべきか、読んでいても流石に安島の件は上手く行きすぎだろうと思ってほしかった。
    でも当時の女性が銀行で働き続けても閉鎖感は残ったんだろうし、元子がどんどん成功していくのは小気味良かったが、最後は肝が冷えた。
    命は無事だと思うけれど、、、

    ドラマはどういうラストだったんだろうか、

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    2026年02月23日
  • 清張が聞く! 一九六八年の松本清張対談

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    先の衆院選で話題となった「中道」を池田大作氏が松本清張氏との対談で語っていると知り、探してみると昨年発刊されたものでした。
    「右とか左とかいうのでなくて、日本の最大多数の人がどうすればほんとうに幸せになるか。あるのはそれだけだ。」

    著名人計11人、遡ること1968年に行われた対談が収められている。他に名前と顔を一致できたのは、美濃部亮吉氏、松下幸之助氏くらい。ただ全ての対談者に共通していたのは、戦争を生き抜いてきたこと。多く語られていない点は、時代性からなのか。

    清張氏は聞き役に徹しており、人となりをさらけ出すまでには至らなかったが、それぞれの「話のあと」には率直な感想、対談者のこれからが

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    2026年02月23日
  • ゼロの焦点

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    ネタバレ

    感情が無。新婚なのに夫が行方不明、義兄は殺される、良き協力者も殺される、夫に娼婦上がりの女がいた。。。主人公が全ての事実を冷静に受け入れていて違和感がはんぱない。そして主人公が女のカンを元に考えるところはいいと思ったが、探偵としてかなり有能なので、元OL上がりの26歳がなぜこんなに推理できるのか、ここも疑問。基本的に人が推理要素としてしか見られていないような感じがする。感情や人柄、人となりが置き去りになっているように感じた。松本清張は、「電車、空間移動、地理」ネタを常に絡めるので、それが彼の得意ネタなのかと思った。そして主人公が夫に対してどんな感情を抱いていたのかもいまいちよくわからない。推理

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    2026年02月18日
  • 点と線

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    ネタバレ

    読みやすくすらすら読めた。時刻表や位置関係を考えるのは少し難しかったが、よく考えたなと思って面白かった。ただ最後の終わり方が早急であっさりしてしまったので、もう少し余韻にひたりたかった。もう少し「この人はどういう感情だったのか」、みたいな部分も知りたかった。 推理小説といっても乱歩とはテイストが違っていて、そういう違いを感じられたのも面白かった。

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    2026年02月18日
  • ゼロの焦点

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    正直なところ、推理小説としての納得度はかなり低い。しかしひとつの文学作品としてはなかなか面白いと思う。

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    2026年02月17日
  • 不安な演奏

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    ラブホテルに残されたテープから殺人事件に結びつくミステリー。1番怖いのは情報漏洩!
    ラストが一般的なミステリーではちと味わえない趣。

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    2026年02月12日
  • ゼロの焦点

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    映画化されると知り、原作を読みたくなった。ミステリーというよりは社会情勢を盛り込んであり、時代を感じることのできる作品。日本語が綺麗で読んでいて感嘆。

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    2026年01月25日
  • 砂の器(上)

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    初めて松本清張先生の作品に触れたが、意外にも読みやすかった。時間が取れなくて上巻を読むのに少し時間がかかったがこれから読む下巻で話がどう進むのか楽しみ。

    私にはまだ作品に触れるのは早かったのかもしれないという正直なところからの評価。

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    2026年01月23日
  • 草の陰刻 新装版(下)

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    過去の事件を抹消しようとする巨悪を執拗に調べる検事の話。陰謀とはいえ当直中にサボって酒を飲みに行きバックれた奴らの火事の責任を負わされるとか酷すぎる。
    松本清張の作品では重要人物が大抵失踪する。骸となって見つかるケースが多いが例外もあり本書もそのケースといえる。
    勧善懲悪が好きな人は読まない方が良い。ただしラストは少し爽やかさもある。

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    2026年01月22日
  • 砂の器(下)

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    ネタバレ

    ウ~ン…
    なんか、色々納得いかない。
    和賀が犯人だという物的証拠が何一つ無いのに、クライマックスの会議でよくあそこまで決めつけて言えるなぁ。
    全部憶測じゃないかい。

    映画のほうは、実父と幼い和賀の悲惨な放浪生活がきちんと描かれていたので感情移入できた。
    二人の別れのシーンなんて、切なくて切なくてめちゃ泣いたのを覚えてる。
    原作ではそのあたりがサラッと書かれていただけだったので、いまいち和賀には同情できなかった。

    ただ、ラストはよかった。
    今西刑事の優しさが、しみた。


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    2026年01月13日
  • 点と線

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    ネタバレ

    祖父と母が松本清張先生の本が好きなので、読め読めと言われて初清張。面白い、面白い。けど本格ミステリにどっぷりと脳が浸かってしまっているので、トリックはこれでおしまい?と思ってしまった。でも、確かに面白かった。中学校の歴史の教科書(東京書籍)の年表に発表年が記される訳ですわ。

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    2026年01月11日
  • 草の陰刻 新装版(上)

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    夜勤中にサボって酒を2人で飲みに行くという特大フラグを立てて放火殺人が発生。管理責任として冷飯を喰らう運命となった検事の執拗な捜査を描いた話。もどかしいけど読むのが止まらない勢いはある。

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    2025年12月27日
  • 共犯者

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    松本清張『共犯者』新潮文庫。

    古本屋で貰った金券で購入。昭和55年、1980年の刊行と45年前の作品。当時は消費税も無く、文庫で320円というのは中程度の価格ではないか。自分が高校生だったこの時代には180円や280円、320円という価格で文庫が購入出来たのだ。

    10編の短編を収録。

    『共犯者』。過去に犯した強盗事件で手にした金で事業に成功しながら次第に疑念に囚われ、自滅していく男の話である。国内外問わずよくあるパターンの話であるが、松本清張の手にかかればスリリングな短編に生まれ変わる。松本清張をはじめ、昔の小説家はこうした教訓めいた短編を多く残している。

    『恐喝者』。大雨で洪水に見舞

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    2025年12月27日