松本清張のレビュー一覧

  • 佐渡流人行―傑作短編集(四)―

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    松本清張氏の傑作短編集の第四弾。第三弾と同じく時代モノで、11の話を収録。丹羽長彦、佐々成政、足利義昭など著名な武将の話もある。タイトルになった『佐渡流人行』が面白かった。

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    2023年03月25日
  • 徳川家康 新装版

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    昭和30年に青少年向けに書き下ろされた作品。大河「どうする家康」で脚光を浴びているが、本書購入の切っ掛けは『影武者徳川家康』だ。本書の書きぶりは平易で、204ページという短い紙数の中で、家康の誕生から死までをまとめ上げたのはさすが清張さんである。

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    2023年03月23日
  • 湖底の光芒

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    湖底の光芒

    大手企業の専務が、下請け企業に無理難題を押し付ける。一方、主人公は小規模な工場を営む女性経営者である。物語りは、この専務の悪意に満ちた思惑と、工場の経営に全身全霊を注ぐ主人公と、この義理の妹がおりなす。これらの結末が表題である。

    女性たちをたぶらかし虐げる場面がある、好みではない、ので星3つ。

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    2023年03月21日
  • 徳川家康 (新装版)

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    松本清張が書いた、子ども向けの家康の伝記です。職場の先輩に教えてもらい、大河ドラマも放送しているので、予習というか復習のために読みました。
    たまに清張流の「忍耐」「倹約」等の訓話めいた話が入りますが(笑)、家康視点の歴史がサクッとわかり、有難かったです。ちゃんと学校の授業、聞いておきゃよかった(歴史は苦手…)。

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    2023年03月12日
  • 霧の旗

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    ネタバレ

    この作品は、何度か映画化されている。
    主演も賠償千恵子から安田成美、堀北真希など有名な女優が演じている。
    無実の罪で投獄されたした兄(弟)を助けようと、東京の有名弁護士に弁護を依頼するが、無残にも断られた主人公の復讐を描いている。

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    2023年02月18日
  • 駅路

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    巻頭の話がサスペンス向きで面白かった。
    どの話も独特な暗さを感じるの自分だけだろうか。
    短編とはいえ取材のみならず勉強(邪馬台国の辺りとか)はさすが巨匠だと思う。

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    2023年02月09日
  • 隠花平原(上)

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    義兄殺人を追う画家の話。
    小説だからといってしまえばだけど聞き込み能力に加えて主人公の記憶力が凄い。
    情報を取得すべく人脈を活かす行動力は今のところ刑事より先回っている。この人なら他の仕事でも成功するような気もするが下巻は未読のため先は気になる。

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    2023年02月09日
  • 西郷札―傑作短編集(三)―

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    松本清張氏の傑作短編集第三弾。12編の短編からなる。時代小説版だが、時代は江戸から明治維新ごろまで。多くの話は、時代の主流になれなかった人物が主人公になっている。ハッピーエンドではなく、もの悲しい。『恋情』では、男の純愛が描かれるが、清張氏はこんな話も書けるんだ。

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    2023年02月01日
  • なぜ「星図」が開いていたか―初期ミステリ傑作集―(新潮文庫)

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    著者初期の推理小説8編。解説に日常性と動機を重視した草分けとあるがそのとおりだろう。すでに幾作かは既読のものもありからくりも浅いものもあったとはいえ、読み返してもおもしろく感じた。2022.12.28

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    2022年12月28日
  • なぜ「星図」が開いていたか―初期ミステリ傑作集―(新潮文庫)

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    短編なのでさくさくと。
    どれも良質な推理小説で、
    これが松本清張かぁ…って感じ。

    あちこちで喫煙シーンが多くて、
    時代を感じてしまいました。

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    2022年12月21日
  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―

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    松本清張の傑作短編集第二弾。現代と言っても昭和中頃の話。七つの短編からなる。ミステリー要素あり、さらっと読ませる。さすが清張さん。

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    2022年12月14日
  • 絢爛たる流離

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    昭和初期、九州の炭坑主が娘に買い与えた3カラットのダイヤの指輪が、持ち主を変えて それに関わる人の運命を変えていく。12話の連作短編集。昭和初期の戦争による人間の業や欲望で殺しに発展するドロドロの人間関係。愛憎は紙一重というのが生々しいほど表れている。女も男も欲の塊で、清張らしい。

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    2022年12月11日
  • P+D BOOKS 風の息 (上)

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    風の息

    史実に依存した小説なのか、単に史実の一端をネタにした小説なのか、気になるところ。読み進むうちにストーリー展開はほとんどフィクションのように思えてきた。もったいぶらないで「面白いフィクション小説だよ」と最初に言ってもらえば、史実へのこだわりはなく、面白く読める。

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    2022年12月05日
  • 死の枝

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    短編集は基本的には好きではないのですが、この本はかなり楽しめました。特に「家紋」と「入江の記憶」が良かったです。余韻の残る終わり方にゾクッさせられます。

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    2022年11月11日
  • 死の枝

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    社会派推理小説の巨匠による短編集。短編という事で致し方ないが過去の旧悪が及ばぬところから発覚して御用になる(もしくは暗示される)パターンが多い気もする。
    都市伝説的に聞いたことがある話、『家紋』が掲載されている。真相はさておき時間差で家族を皆殺しにしようとする犯人の行動は怖い。田舎ではこの様な世に出ない未解決事件が多かった事が推察される。

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    2022年10月30日
  • 彩霧(さいむ)~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    彩霧

    ストーリー展開に強引さがあるが、清張の文章力で、読まされてしまった。当初端役かと思った人物が主人公。主人公の推理力がストーリー展開の中心となっているが、物語が過ぎる。作家の都合が見えてしまう。悪の中心人物との最終対決を描かずして終わってしまった。

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    2022年10月29日
  • 黒い空

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    序盤に書かれた歴史の説明的なくだりになかなか馴染めず、読むのに少し時間がかかりました。

    1つ目の殺人は犯人もその方法も全て分かっているので、どう展開するのかと不思議に思いましたがなるほど、と唸らせる結末。
    様々な意味で根の深い内容でした。

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    2022年10月21日
  • 不安な演奏

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    ラブホテルでの盗聴テープに録音された殺人計画の声。
    その内容だけで、調査に乗り出す主人公。

    個人情報に厳しい現代ではまず実践できない個人調査ですし新宿から電車で10分走ると、田園風景が広がるあたり時代を感じますが終盤の発見で「あぁっ!」となりました。

    面白かったけれど謎の協力者・葉山の存在が中途半端と言えば、中途半端かな。

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    2022年10月21日
  • 犯罪の回送

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    北海道のとある市の市長が東京出張中に失踪。
    そして遺体となって発見されるところから始まる推理小説。
    もっとも怪しいと思われた野党議員も殺され、最後に一気に明るみに出る真相。

    松本清張の作品には、個人的に当たり外れがあると思っていますがこちらは残念ながらハズレに近いかな。。

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    2022年10月19日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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     松本清張傑作短編集の第一作。12編の短編を収録。現代小説に分類されるが、第二次世界大戦ごろから昭和の中頃までの話で、歴史小説になりつつある。多くは個人の生き様を描いたもの。時代背景もあり、とにかく暗いなぁ。

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    2022年10月10日