松本清張のレビュー一覧
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「Dの複合」に続き、再び松本清張作品の「影の地帯」を読んでみた。
新進カメラマンの田代利介が九州での取材旅行の帰途、飛行機の中で若い女性と同伴者の小太りな男と偶然出会う。この単なる偶然な出会いが思わぬ展開を見せていく。
田代の行き付けのバーのマダムが失踪してしまい他殺体として発見される。田代は情報を求め動き回るが、その立ち寄り先に若い女性と小太りな男が現れる。最初は単なる偶然だったものが、田代が核心に近づくにしたがい意図的なものへと変化していく。そして、バーのマダムの失踪と時期を同じくして、大物政治家も行方不明となる事件が発生する。この事件も時期が偶然だったものが、次第に関連性が見 -
購入済み
告訴せず
木谷省吾はある資金3千万円を拐帯(かいたい)する。ヤミ金なので告訴できるはずがない。木谷はある温泉宿で女中をしていたお篠をてごめにし、その後たびたび落ち合い深中となっていく。
木谷は比礼神社の太占いをかたくなに信じつつ、素人ながら小豆相場に手を出す。相場に紆余曲折しながらも仲買店の小柳を使い、二億円近い金を手にする。
ハピーエンドとはならない、小説の後半に来て清張小節の世界となる。木谷も想像を絶した、お篠と正直ものに見えていた小柳の陰謀が描かれる。今度は、木谷が2人を告訴できなかった、、、、 -
Posted by ブクログ
BS12 微笑の儀式 役所広司出演。美術界を追放された彫刻家が握る殺人事件の鍵とは?
傑作中編小説三編。
毒が手繰り寄せた忌まわしい過去。姉の自殺の驚くべき真相とは――。
結婚して二年たらずで自殺した美しい姉。歳月がながれ高校生の母親となった妹が、思春期の息子の手に負えない行状から、姉の死の真相にたどりつく「歯止め」。
小さな港町の家々に投げ込まれた奇怪なチラシ。二十年前に母親が義父に殺されたと告発する男が巻き起こす騒動の驚くべき顛末「犯罪広告」。
“古拙の笑い(アーケイック・スマイル)"を浮かべた若い女の硬直した死体の謎「微笑の儀式」。
目次
歯止め
犯罪広告
微笑の儀式