水の炎

水の炎

924円 (税込)

4pt

東都相互銀行の若手常務で、野心家の夫塩川との生活に心を満たされぬ信子は、大学の通信教育を受け、独身助教授浅野を知った。彼女の知的な美しさに心を惹かれて愛を告白する浅野。信子は、その想いの激しさにたじろぐが、夫は、妻の不貞を疑いながら、二人の接近を画策した。不倫をでっち上げることで実業界への飛躍を図ろうとしたのだ――。巨匠松本清張が、美しい人妻の心の遍歴の行末を描く、長編サスペンス!

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水の炎 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    松本成長の得意な鬼畜男、が出てくる作品。
    それと対比するように美しい花のごとき
    女性が出てくるのです。
    ちなみにそれが、鬼畜男の妻。

    彼女は有無も言わさず
    鬼畜男の陰謀煮から娶られていきます。
    そしてその中では想っていた人の
    死すらあるのです。
    もし彼女に「決断力」があったら…

    ただし、この鬼畜

    0
    2012年08月01日

    Posted by ブクログ

    相互銀行の設立者の息子で、その野心家で妻を顧みない夫、その夫と親の勧められるままに結婚した若き妻、その妻が通信教育のスクーリングで出会った若き大学助教授、そして、相互銀行の息子をたぶらかす新興企業の面々。

    0
    2020年08月01日

    Posted by ブクログ

    東都相互銀行の若手常務、野心家の夫塩川弘治との結婚生活に心満たされぬ信子は、独身助教授浅野を知る。彼女の知的美しさに心惹かれ、愛を告白する浅野。美しい人妻の心の遍歴を描く。

    0
    2009年10月07日

    購入済み

    水の炎

    東都相互銀行の塩川弘治は35才にして常務だが、前身である無尽会社の殻を脱しない相互銀行に不満を抱き、有能だが冷徹で出世欲を持つ野心家である。弘治は愛人の成沢枝理子を囲い、美人で良妻であるにも関わらず、妻信子との間はすっかりさめていた。

    弘治は、オリエント観光株式会社に融資して飛躍の足がかりを目論み

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    覚えやすいけど何を言ってるのかよく分からんタイトル。銀行役員塩川が愛人と共謀し妻信子と彼女を愛する助教授の関係をでっち上げようとするサスペンス。
    妻の実家から金を吸い上げ、その妻には罠をかけと塩川は悪辣ではあるが脇が甘いという点が終盤に爆発する辺りで溜飲が下がる仕様。もちろんコイツが1番の屑だが他も

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    松本清張といえば、社会派推理や古代史を扱った作品が多いが、本作はそれらと異なるジャンルに属する。
    ひとことで言うと、欲望と野心の固まりであり家庭を省みない夫に苦悩しながらも、美しく健気に生きるヒロインの姿を描いたロマン小説。
    東都相互銀行の若手常務で野心家の夫である塩川弘治との生活に心を満たされぬ信

    0
    2021年11月17日

    Posted by ブクログ

    面白かったけれど、弘治のように、無茶に無茶を重ねていくのを見て、絶対しっぺ返しがくるぞ、と思ったらその通り。
    或る程度展開は読めた。

    0
    2017年09月11日

    Posted by ブクログ

    野心家の若手銀行役員と形だけの結婚生活を続ける美しい妻・信子、リゾート開発会社への出資を目論む夫は・・・。
    信子は28歳というが、現代の女性に比べればものすごく大人。今の感覚からとすれば信子の行動は歯がゆく感じるが、意思の強いきっぱりとした女性である。
    ろくな男が出てこない小説であった。
    (電子書籍

    0
    2015年05月24日

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