虚線の下絵

虚線の下絵

作者名 :
通常価格 569円 (518円+税)
紙の本 [参考] 576円 (税込)
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作品内容

男はしがない肖像画家。一方、親友は画家として名声を得た。差は明白だが、男の妻にはその違いが分からない。愛する夫のため、肖像画の注文取りに奔走する妻は、次第に妖しい色気を増していく。疑心暗鬼にかられた男が陥った罠とは──。男女の業(ごう)をあぶり出す表題作ほか、2度の手術を耐えた男の「与えられた生」、英語通訳の心理を描く「通過する客」、見習い軍医の立場から二・二六事件を描く「首相官邸」、と鋭い人間観察が冴える全4篇の短篇集。

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    文春文庫
  • ページ数
    320ページ
  • 電子版発売日
    2011年07月15日
  • 紙の本の発売
    2005年11月
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

虚線の下絵 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月28日

    「松本清張」の短篇小説集『虚線の下絵』を読みました。

    「松本清張」作品からちょっと離れていましたが、再び「松本清張」作品を読みたくなったんですよね。

    -----story-------------
    日常に潜む破綻の芽を描いた傑作短篇集。
    画家として名声を得た親友への複雑な思いを抱きながら、しがな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年09月16日

    これ前に一度読んだ事があった。(;^ω^) 226事件を同行させられた見習い医官の視点から描いた「首相官邸」、前は退屈だったけど今回はかなり面白く読めた。こういう作品があるのが、清張と他のミステリー作家との大きな違いなんだよね。

    0

    Posted by ブクログ 2015年11月04日

    松本清張、やっぱり面白い。
    が、解説の岩井志麻子もとてもよかった。そうそう!と思って解説を楽しみました。

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月29日

    与えられた生、虚線の下絵、通過する客、首相官邸、4編を収録。

    二・二六事件を扱った「首相官邸」以外は女性の不倫もの。
    「通過する客」が推理小説として一番面白かった。
    「首相官邸」は難しかったが、大半の兵士は真相を知らずに上官の命に従ってクーデターに参加したことが痛ましい。

    0

    Posted by ブクログ 2010年09月04日

    借本。
    最初の話が衝撃的で、なんとも言えない気分に。
    著者の本は、ぐいぐい引き込まれるので、読んだ後にぐったりする事もしばしば、だけど面白い。

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月17日

    清張の男女間のトラブルを主とした人間ドラマ。

    売れない肖像画家である男は、売れっ子の親友画家と親交を深める。そんな中、マネージャーでも有る妻は次々と肖像画の発注を取ってくるため、親友夫婦に伝えてみると、それ以上は知らないほうが良いとたしなめられる。

    短編4篇のうち、3篇がちょっとした不倫から、家...続きを読む

    0

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