松本清張のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
~内容(「BOOK」データベースより)~
朝霧にかすむ大川に無人の釣舟が浮んでいた。やがて二人の男の水死体が流れ着く。川底にあった豪華な女ものの煙管は?反骨の岡っ引藤兵衛にのしかかる圧力の正体は?藤兵衛を助ける颯爽の旗本釜木進一郎、足をひっぱる悪同心、無気味な寺僧や大奥の女たちを配して江戸を舞台にくりひろげる長篇時代推理。
~~~~~~~~~~~~~~~~
岡っ引き藤兵衛に対する川島の妨害にやり切れない思いを感じつつも、藤兵衛と子分たちの絆に読んでいて力が入った。ただ、「かげろう絵図」の島田新之助を彷彿とさせる釜木進一郎に、島田新之助ほどの輝きがなかったのが残念。 -
Posted by ブクログ
まったく、とんでもないあほボンの登場です。
大病院を父親から受け継いでおきながら、まったく医者としての仕事をせず、
骨董品蒐集にうつつをぬかして経営困難に陥らせる。
薬代の支払いさえままならないのに、まったく意に介さず
不倫中の金持ちおばさん達からお金をせびっては食いつないでいる大バカ野郎だ。
「なんだこいつーーー」
怒りが頂点に達したときあたりから、
ぼつぼつと周りの女達や友達からいやがらせを受けはじめる。
自分がはめられてるなんて気がついてないんだから、ほんとにおめでたい。
彼に対する「あきれ度数」が大きければ大きいほど
後半、仕打ちを受ける彼の姿がおもしろくなってく