松本清張のレビュー一覧

  • 死の発送 新装版

    Posted by ブクログ

    最近はあまり読めていないので箸休め。

    横領で捕らえられた官僚が、刑期を終えて出てくるが、横領した金はどこかに隠されているかも?と追い始めたのだが、その元官僚があっさり殺されてしまう。それを追っていた夕刊紙の編集長が、トランク詰めの死体で見つかり、それを送ったのが本人…?という、少々入り組んだ話になっている。

    入り組んではいるが、登場人物は10人程度ということで、話は追いやすい。2人は死ぬし。

    ネタ本体を書いてしまうと、「点と線」の清張であって、どうやって郡山にたどり着いたのかということをこねくり回し、動機は最後で明かすパターンとなっている。

    その分、もっと入り組んだどろどろした人間関係

    0
    2017年04月28日
  • 十万分の一の偶然

    Posted by ブクログ

    松本清張作品は時代背景の違いで難しいことが多いが、本作は時代をあまり反映しない内容なので違和感がない。なんとなく展開がわかるにもかかわらず、最後まで飽きることが無い。

    0
    2016年11月10日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 3 美術ミステリ

    Posted by ブクログ

    清張ジャンル別作品集第3巻。「美術ミステリ」。清張氏はもっとも多くの美術ミステリを書いた作家であると同時に大成者でもある。

    0
    2016年10月25日
  • 小説帝銀事件 新装版

    Posted by ブクログ

    戦後間もなくの混乱期の事件だけに、この結果は致し方ないのかな。日本人には基本的にお上のやることは間違いないとか、黙って従うべきだという考え方が未だにあるように感じる。

    おまけに、当時は旧刑事訴訟法。平沢氏はその法律の下の犠牲者と言って良いかもしれない。清張の筆致は非常に合理的で、平沢貞通の冤罪を強く印象づけてる。結局死刑が執行されなかったのも、当局が一抹の不安を抱えてた証拠だろう。

    本来ならば、恩赦でもなんでも釈放すべきだった。

    0
    2016年10月17日
  • 眼の壁

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。最後にこう来たか~って感じやった。仕掛けやら推理が全体的に凝られてて、読み応えあった。

    0
    2016年06月03日
  • 聞かなかった場所

    Posted by ブクログ

    とても高名な作家なのに、松本清張さんの作品を読むのはこれがはじめてのような気がします。ミステリードラマの筋書きみたいで、知らず知らずに避けていたようです。ズバズバと核心に迫るのではなくその辺りをうろうろしながら近づいていくようなじれったい描きかたは好き嫌いがあるでしょう。
    ちょっとしたきっかけで殺人を犯したした心弱き犯罪者の心理が、うんうんそうだろな、と思えるほど的確に描かれていました。松本清張さんの小説の終わりかたがいつもこんなかたちなのか、もう一冊、機会があればぜひ確かめてみたいです。

    0
    2016年04月25日
  • 熱い絹(上)

    Posted by ブクログ

    タイ旅行でジムトンプソンの家(ミュージアム)に行って良かったので興味が湧いて。こんな事件全く知らなかった。
    それはそうと、この本、誤字が多くないですか?

    0
    2016年01月16日
  • Dの複合

    Posted by ブクログ

    2016.1.5
    やはり犯人はあいつかと。
    途中の引き込まれ具合はさすが松本清張。
    但し、最後は今ひとつインパクトに欠けるか。
    民俗学、抑留説は面白い。
    東経、北緯、あそこに符合するところがたまらんな。

    0
    2016年01月05日
  • 塗られた本

    Posted by ブクログ

    【立ち上がるための脚は、ついているか】

    久しぶりに松本清張を読んだ。不甲斐ない自分への戒めのつもりだった。流れない時間を無理やり動かすための歯車でもあった。読み終わりに感じたものは、読み始める前となんら変わりなかったが、時間だけは動いている。

    自分には出来ないことがある。出来ることもある。できたことが出来なくなる時もある。僕には自信が無さ過ぎた。

    会って話してみたくても、嫌わるのが怖いのだ。見知らぬ人でいたい。出会いは別れ。ファンでありたい。読みたいから。認識し合えば、何かの拍子で僕がなにかをやらかして、本が読めなくなる。そんなことになったら。常識がないのです。だから、怖くなって。心から

    0
    2015年11月23日
  • 古代史私注

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「万二千里」の虚妄:長大な距離の象徴化なのである 記・紀の関係:私の結論を先に言えば、記も紀も同じ修史局で作られたと考えるものである  

    0
    2015年11月05日
  • 水の炎

    Posted by ブクログ

    野心家の若手銀行役員と形だけの結婚生活を続ける美しい妻・信子、リゾート開発会社への出資を目論む夫は・・・。
    信子は28歳というが、現代の女性に比べればものすごく大人。今の感覚からとすれば信子の行動は歯がゆく感じるが、意思の強いきっぱりとした女性である。
    ろくな男が出てこない小説であった。
    (電子書籍 Reader)

    0
    2015年05月24日
  • 黒の回廊

    Posted by ブクログ

    清張だから読みやすいだろ、というレベルで夜見はじめたら、普通に旅行記みたいな話で面食らった。女性ばかり30人の、ヨーロッパ漫遊記?という感じ。というのも、最初の1/3は、清張が北欧などへ旅行に行った時の記録といった感じで、特に何も起こらない。ようやく事件が起こるのが、だいたい半分のところ。そこまでは、清張らしくない文章が続く。

    とはいえ、普通の情景を描写しているだけではなく、ちょっとしたくすぐり、皮肉を差し込んでいるところは面白い。中盤より少し後に「英語には男性語、女性語がないから、「○○○○。」と男は言った、というように書かなくてはならないので、読んでいてだるい」というような話が入ってくる

    0
    2015年05月12日
  • 黒い画集

    Posted by ブクログ

    短編集。
    殺人を暴かれそうになり返り討ちにしちゃったり、浮気をひた隠しにするために無実を証明する決定的な証言をせずにしっぺ返しを食らったり、ちょっと毛色の変わった組み立てが面白く、さすがは松本清張と感じた。
    読んでない本がいっぱいあり、それはとりもなおさず楽しみがいっぱいあるってこと。

    0
    2015年04月28日
  • 死の枝

    Posted by ブクログ

    松本清張、4冊目。
    黒い画集よりもさらに短編が11編。
    今まで読んだものは、割と最初に事件が起こり、その謎解きの部分のじわじわ感が楽しめたが、この短編集は、事件が最初に起こるのはおなじだが、逆に謎解きはあまりせず、犯人の目星がつくあたりで、あとは読者の想像に委ねている。
    そのあたりが、今までとは一味違う心地よい読後感だった。
    また、短編でありながら、その中の時間軸は決して短くなく、そこもリアリティを感じられたのかもしれない。

    0
    2015年02月15日
  • Dの複合

    Posted by ブクログ

    なにもそこまで考えなくたって、ほど。
    フダラクがまたでてきた。こないだ読んだ隠花平原でもでてきたし。

    0
    2015年01月25日
  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―

    Posted by ブクログ

    「真贋の森」は面白かった。
    「紙の牙」は気分が滅入った。
    「空白の意匠」「確証」はそれに追い討ちをかけるかのようにさらに気分が滅入らされた。いずれも特に結末に。
    (2015.1.22)

    0
    2015年01月22日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

    Posted by ブクログ

    私が読んだ限り、清張の作品はどれも重苦しさが付きまとう。

    主人公には低学歴の学歴コンプレックスが目に付く気がするなと思ったら、清張自身が低学歴(尋常高等小学校卒(修了時14才))であることが影響しているようだ。

    学歴がないながらそれぞれの目標に向かってひたむきに生きる主人公たちが痛ましい。

    推理小説ではないからか、考古学シリーズが続くと飽きてしまった。

    『断碑』のシズエの健気さに涙。
    (2015.1.21)

    0
    2015年01月21日
  • 一九五二年日航機「撃墜」事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     うーん、評価が難しい本です。1952年に大島、三原山に墜落した「もく星号」に関する半分ノンフィクション、半分小説っていう話なんですが、松本清張にしては珍しく、焦点がボケちゃった、という感じ?
     墜落原因の一つに演習中の米軍の「面白半分」を持ってきたのに、後半のほとんどが唯一の女性客に絞られてて、話が2つに分裂しちゃった。2つの全く違う話ならば面白かったんでしょうけど。
     ちょっと残念。

    0
    2015年01月03日
  • 一九五二年日航機「撃墜」事件

    Posted by ブクログ

    なるほど小説仕立てでないとオチに結び付きませんね。正直銃撃からの撃墜であるとするならフラップのみに弾痕がってのは納得しかねますがね。
    しかしながら本質は当時のGHQの隠蔽体質への文句だと思われます。後半はダイヤ横流しのほうが大事な感じですしね。
    いや面白かったです。

    0
    2014年10月03日
  • 強き蟻

    Posted by ブクログ

    ドラマをみました。お金のために何十歳も年上の老人と結婚する水商売の女。愛人の罪を隠すために嘘を重ねて破滅する。米倉涼子×松本清張、良くも悪くもいつも同じ感じ…

    0
    2014年09月18日