松本清張のレビュー一覧

  • ガラスの城 新装版

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    松本清張こういうのもやるのかーーー!!!はぁはーーー。という感想。松本清張の表現は見た目が悪い。とかばっさり切ってく感じが昭和感があってとても好き。笑
    犯人は最後まで全然分からなかったけど、的場のおばさん探偵力にあっぱれ。

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    2024年04月19日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 3 美術ミステリ

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    絵画の世界も詳しくはないが、それでも雰囲気は伝わってくる。与えられた生がとくに面白かった。妻と愛人の狭間で揺れる男の性悲し。

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    2024年04月08日
  • 乱灯 江戸影絵 上

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    徳川八代将軍・吉宗のもとに目安箱に投函された上申書が届く。世継・嫡男の愚行に憂慮する吉宗。一方、越前に縁のある人びとの殺人事件と失踪。大岡越前こと忠助、同心と岡っ引き、さらに旅絵師に姿を変えた隠密が動き始める。

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    2024年03月29日
  • けものみち(上)

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    身分を変え夫を殺し、別の人生を読むことにした民子隠居した大物の世話をしながら、 ホテルオーナーの小滝に惹かれていく。
    上巻ではあまり印象深いシーンがなかった。
    下巻に期待。

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    2024年03月16日
  • わるいやつら(上)

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    経営意欲も財力もなく女たらしの主人公。
    最低な男と思いながらもストーリーは読み進めてしまう。松本清張さんマジックなのか。
    結末を楽しみに下巻を読みます。

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    2024年03月04日
  • ガラスの城 新装版

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    前半の三上さんの手記が「あの人は根暗だし美人でもないから愛人ではない」とか結構辛辣なことが書いてあったり、●●は●●だからそうに決まってるみたいな、ちょっとそれは妄想しすぎじゃない?って思ってたら、後半の手記のところでその三上さんが的場さんにまぁまぁ酷いこと書かれてて笑った。
    いつも周りの人を観察してて妄想しがち、みたいな笑

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    2024年02月11日
  • 共犯者

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    社会派の傑作、、うーん。あまり社会派だとは思わなかった。過大評価。どちらかというとアリバイ崩しものの本格ミステリ。

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    2024年02月08日
  • 彩り河(下)

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    彩り河

    業界雑誌の雇われライターである山越は、東洋商産を操っている陰の人物へ、暴露記事を持って接触し、600万円をせしめたのだが、罠にはめられ帰らぬ人となった。

    下巻の主役は、過去、東洋商産で社長の座を巡って敗れ、今は高速道路料金所で働く井川となる。

    井川のかつての恋人山口は、銀座クラブ・ムアンのママとなっていた。一方、山越はこのママのパトロンが追求している人物と睨んでいた。二人はお互いにムアンのママの様子を探っている時に偶然に知り合っていた。

    井川は山越の調査活動の足跡を辿り、黒幕にたどりつく。黒幕は井川のかつての恋人山口を殺害している。過去、黒幕から被害を被っていたジョーを交え、井川の仕返し

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    2024年02月04日
  • 黒革の手帖(下)

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    ネタバレ

    話が好みじゃ無さすぎて読むのにかなり時間がかかった。元子は悪どい割に詰めが甘すぎるのでキッチリ応報を喰らってしまったが、この分だと波子もそのうち引導渡されそうだ。総会屋とか今もいるんだろうか?

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    2024年02月03日
  • ガラスの城 新装版

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    自分は推理ものがは、苦手な分野だけど、松本清張さんの作品は、真相究明にあれよこれよと画策が盛り込まれて、犯人は?の連続でした。
    会社の慰安旅行会で、課長が何者かに殺害された犯人を探す。
    警察よりも、女子社員の2人が真実を求めて行くところに違和感(そんなん警察が調べるでしょ)を感じつつ、見事犯人を割り出していくストーリーは、流石、凝ってるよね。
    やるな‼️清張‼️

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    2024年01月29日
  • 蒼ざめた礼服

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    いかにも清澄らしい社会派の長編小説。読み出したら止まらなくなって一気に読んでしまったが、結末がどうも物足りないような、しっくり来ないような…

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    2024年01月26日
  • 彩り河(上)

    購入済み

    彩り河(上)

    業界紙の雇われライターである山越は、東洋商産の経営状況に疑いを持つ。東洋商産の社長高栁は、銀座のクラブ・ムアンの美人ママ山口のパトロンらしい。しかし山越はこれに疑いを持つ、さほど大きくもない東洋商産、しかも経営状況もよくない、こんな会社の社長が、パトロンであるはずがないと。

    山口と高栁には不可解な災いが起きてしまう。そんな中、山越の調査活動はついに東洋商産を操っている陰の人物へと到達する。

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    2024年01月22日
  • 中央流沙

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    中央流砂

    農林省の課長補佐である倉橋は、砂糖汚職に深く関わっており、警察から取り調べを受け、逮捕間近となった。警察や検察は、組織がらみで次官や局長やさらに政治家が絡んでいるとにらむ。その追求の糸口となる倉橋が崖から転落して死亡する。農林省で暗躍する西弁護士が彼の死を発見する。はたして事故か自殺かそれとも....。

    定年も見えてきた事務官山田は、局長岡村などのエリートコースとは、無縁な男であり上司に従順な官吏である。山田は事件の真相は掴んでいるのだが、一切口をつぐみ、内心とは裏腹に岡村局長に従順な振る舞いである。

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    2024年01月01日
  • 小説帝銀事件 新装版

    購入済み

    NHKの特番「未解決事件」で、松本清張が帝銀事件をノンフィクションで書こうとしたものの、葛藤の末に小説として出す経過が描かれていた。なるほど本作の前半は小説のように進んで行くが、後半はずいぶん趣きが変わってくる。こういうのをルポルタージュというのか…。
    その後『日本の黒い霧』で結局ノンフィクションとして取り上げたところを見ると、やはり清張は帝銀事件については他作品とは異なる向き合い方をしていたのかなと思った。
    個人的に後半は読み進めるのに苦労したが、何度か読み返すうちに良さがわかってくるのかも。

    #タメになる

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    2023年12月22日
  • なぜ「星図」が開いていたか―初期ミステリ傑作集―(新潮文庫)

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    松本清張の初期の傑作8選

    表題の「なぜ星図が開いていたか」も面白かったが、
    「市長死す」「顔」は、いかにもサスペンスドラマで取り上げられそうな作品。

    会話の言葉使いが昔風で、ちょっも違和感は有るけど
    読みやすいし、展開が早いので一気に読める。


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    2023年11月14日
  • 眼の気流

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    みうらじゅんの「清張地獄」を読んでから、私も再び清張地獄にハマりつつある笑

    清張の作品には、似た感じのものや同じトーンのものが多いが不思議に飽きない。しょうもない男や、男にとことん依存しいる女など、人間としてはクズの部類に入る人を描かせると本当に清張はうまいと思う。ある意味人間の本質を捉えているのだろう。

    私は昭和を知っている世代であるので、ある意味リァリティを持って清張作品を読めるのだが、若い読者にはどう感じられるのだろう。

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    2023年11月06日
  • 絢爛たる流離

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    連作短編をつなぐダイヤ。たまたまそれが事件の渦中に入っていく。時代を超えていく様は、ある種のビルドゥンクスとも思えるが、ダイヤは語らず。最後まで、あるいは結論をボカシながら、重ねていく手法は、昨今では少ないかも。様々なトリックも駆使しており、安心して読める清張ならでは、かな。

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    2023年10月29日
  • 黒革の手帖(下)

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    ネタバレ

    少し前に読んだ松本清張のサスペンスよりもドロドロしていてダイナミックな展開に富み、どんどん読み進められた。権力者を騙して財を築き、銀座の街で戦おうとして復讐に合う女性の物語。少しせつなくおどろおどろしい。

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    2023年10月16日
  • 数の風景

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    数の風景

    断魚荘にたまたま宿泊した縁もゆかりもない男2人(TとI)、会話を交わす仲となった。2人の男の目を引く女性(U)も宿泊していた。

    IもU女史すぐに舞台から去ってしまう。Tを中心に物語はさほどインパクトなく、何が本筋なのか分かりにくいまま展開していく。唯一、Tはある女性が殺害された疑いを持つ。このことが物語の後半の主題となっていく。

    終盤になって、事件は起きた。IとU女史が再登場する。とくに、U女史がみた「数の風景」が事件解決の糸口となる。

    終盤が読みどころの小説といえる。




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    2023年10月08日
  • 砂の器(下)

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    ネタバレ

    悲しい話、という事前情報を聞いていたからもっと悲しい話かと思っていたけど、そうでもなかった。それは、私がハンセン病患者が受けていた差別について何も知らないからである。また「悲しい話」と評した人はドラマ版を見ていたのだけど、おそらくドラマ版の方がよりその辺りの描写が鮮烈だったんだろうなと思った。考えてみれば病気して離婚されるとか結構最悪なんだけど、作中では割とサラッと流されているので思ったほど心は震えず、水のように読み終わってしまった。関川じゃなかったんだ〜という感じはある。実はドラマ版について調べてたらあらすじでいきなり真犯人書かれてるという強烈なネタバレを喰らってたので、驚きがないのはそのせ

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    2023年09月25日