松本清張のレビュー一覧

  • 水の炎

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    野心家の若手銀行役員と形だけの結婚生活を続ける美しい妻・信子、リゾート開発会社への出資を目論む夫は・・・。
    信子は28歳というが、現代の女性に比べればものすごく大人。今の感覚からとすれば信子の行動は歯がゆく感じるが、意思の強いきっぱりとした女性である。
    ろくな男が出てこない小説であった。
    (電子書籍 Reader)

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    2015年05月24日
  • 黒の回廊

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    清張だから読みやすいだろ、というレベルで夜見はじめたら、普通に旅行記みたいな話で面食らった。女性ばかり30人の、ヨーロッパ漫遊記?という感じ。というのも、最初の1/3は、清張が北欧などへ旅行に行った時の記録といった感じで、特に何も起こらない。ようやく事件が起こるのが、だいたい半分のところ。そこまでは、清張らしくない文章が続く。

    とはいえ、普通の情景を描写しているだけではなく、ちょっとしたくすぐり、皮肉を差し込んでいるところは面白い。中盤より少し後に「英語には男性語、女性語がないから、「○○○○。」と男は言った、というように書かなくてはならないので、読んでいてだるい」というような話が入ってくる

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    2015年05月12日
  • 黒い画集

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    短編集。
    殺人を暴かれそうになり返り討ちにしちゃったり、浮気をひた隠しにするために無実を証明する決定的な証言をせずにしっぺ返しを食らったり、ちょっと毛色の変わった組み立てが面白く、さすがは松本清張と感じた。
    読んでない本がいっぱいあり、それはとりもなおさず楽しみがいっぱいあるってこと。

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    2015年04月28日
  • 隠花の飾り

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    短編集で、一編の長さが原稿用紙三十枚(表現からして古い)なので、読みやすかった。もう少し短編で慣らしてから、『点と線』などの長編に挑むのだ。

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    2015年02月18日
  • 死の枝

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    松本清張、4冊目。
    黒い画集よりもさらに短編が11編。
    今まで読んだものは、割と最初に事件が起こり、その謎解きの部分のじわじわ感が楽しめたが、この短編集は、事件が最初に起こるのはおなじだが、逆に謎解きはあまりせず、犯人の目星がつくあたりで、あとは読者の想像に委ねている。
    そのあたりが、今までとは一味違う心地よい読後感だった。
    また、短編でありながら、その中の時間軸は決して短くなく、そこもリアリティを感じられたのかもしれない。

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    2015年02月15日
  • Dの複合

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    なにもそこまで考えなくたって、ほど。
    フダラクがまたでてきた。こないだ読んだ隠花平原でもでてきたし。

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    2015年01月25日
  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―

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    「真贋の森」は面白かった。
    「紙の牙」は気分が滅入った。
    「空白の意匠」「確証」はそれに追い討ちをかけるかのようにさらに気分が滅入らされた。いずれも特に結末に。
    (2015.1.22)

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    2015年01月22日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    私が読んだ限り、清張の作品はどれも重苦しさが付きまとう。

    主人公には低学歴の学歴コンプレックスが目に付く気がするなと思ったら、清張自身が低学歴(尋常高等小学校卒(修了時14才))であることが影響しているようだ。

    学歴がないながらそれぞれの目標に向かってひたむきに生きる主人公たちが痛ましい。

    推理小説ではないからか、考古学シリーズが続くと飽きてしまった。

    『断碑』のシズエの健気さに涙。
    (2015.1.21)

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    2015年01月21日
  • 一九五二年日航機「撃墜」事件

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    ネタバレ

     うーん、評価が難しい本です。1952年に大島、三原山に墜落した「もく星号」に関する半分ノンフィクション、半分小説っていう話なんですが、松本清張にしては珍しく、焦点がボケちゃった、という感じ?
     墜落原因の一つに演習中の米軍の「面白半分」を持ってきたのに、後半のほとんどが唯一の女性客に絞られてて、話が2つに分裂しちゃった。2つの全く違う話ならば面白かったんでしょうけど。
     ちょっと残念。

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    2015年01月03日
  • けものみち(上)

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    今読むと、背景に多少古臭さを感じるのも否めないが、それでもやっぱり松本清張はおもしろい。
    最後、余韻を残さない(私だけがそう思った?)終わり方がよかった!

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    2015年05月28日
  • 一九五二年日航機「撃墜」事件

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    なるほど小説仕立てでないとオチに結び付きませんね。正直銃撃からの撃墜であるとするならフラップのみに弾痕がってのは納得しかねますがね。
    しかしながら本質は当時のGHQの隠蔽体質への文句だと思われます。後半はダイヤ横流しのほうが大事な感じですしね。
    いや面白かったです。

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    2014年10月03日
  • わるいやつら(下)

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    上巻までは優男とダメ女達の情念物語、って感じだったが
    まさかの裏切り者・藤島チセを追っての東北旅行あたりから先を読むのがもどかしくなった。

    徐々に戸谷が追い込まれて行くスピード感が楽しめる。

    多摩の死体の確認の大雑把さや、交換手を介しての電話で互いに居場所が分かってしまうところなんかに時代を感じるけれど、人間の内面に潜む悪の姿が現代においてもまるで色あせないところがさすがの松本清張。

    最後の最後、一番のわるいやつらが判明したところではやられたー!って感じ。
    この二人は一体どのあたりからグルになって手を組み始めたのだろう。

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    2014年09月25日
  • 強き蟻

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    ドラマをみました。お金のために何十歳も年上の老人と結婚する水商売の女。愛人の罪を隠すために嘘を重ねて破滅する。米倉涼子×松本清張、良くも悪くもいつも同じ感じ…

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    2014年09月18日
  • 強き蟻

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    読み始めた時は「うまくやれ」と言うちょっと応援にも似た気持ちでいたが、途中からおぞましくなり、後半の建前日記の頃にはどう落ちてくれるか期待し始めた。どのタイミングで応援する気がなくなったかというと、男を乗り換えたとき。ただ、男性の恨みというか嫉妬も相当なのだなと最後は男性に対しての恐怖も感じた。

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    2014年08月25日
  • 強き蟻

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    絶対どこかで転落するとは読めていたが、では誰がどんなふうに、と本を開くたび考えるのが面白かった。
    脂の乗った中年女の描き方は毎回秀逸だなーと思う。
    清朝の主人公は悪者でも憎めなくなってしまう。

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    2014年08月16日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    ネタバレ

    松本清張の短編集.

    森鴎外の小倉日記を読んでいるので,芥川賞受賞作の『或る「小倉日記」伝』が読みたくなった.小倉日記は森鴎外が小倉に赴任していたときの日記だが,長く紛失して行方がわからなかった.まだ小倉日記が発見される前に,小倉での鷗外の足跡を明らかにしようとした田上耕作の奮闘と,その母親の献身を描いた小説.田上は生まれつき体に障害を持ち,自分の意志を通じることも時として難しかったようだ.断片的な事実をつなげていく様は推理小説の謎解きの趣もある.日記の発見で一見無駄になったようにみえる田上の報われない努力を読者の目の前に提示することが松本清張の意図であろう.

    他に「笛壺」「石の骨」を読んだ

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    2014年08月11日
  • 時間の習俗

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    時代が違うので、カメラフィルムのアリバイが、今一つピンとこなかったが、ストーリーも面白く、ハラハラしながら読めました。

    門司の和布刈(めかり)神社は、一回行ってみたいですね。

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    2014年08月10日
  • 強き蟻

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    ネタバレ

    馬が合うと云うのか?清張って何を読んでも面白い。あのタラコ顔、似合わない長髪、女には無縁なぶ男。ヒッチコックをまねて失敗した男。ところで伊沙子のような女性ってホントに居るのでしょうか。できる事ならお会いして私の男ぶりを味わって戴きたいものだ。

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    2014年07月19日
  • 強き蟻

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    もっとうまくやれば、良かったのにーーーと思いつつそうできないあたりが小悪党というか、だらしないゆえんか・・・。と自分のありしさまを振り返り、反省。www

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    2014年07月09日
  • 水の肌

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    書面を手に持って空想を膨らませる図式が浮かぶ短編集 水の肌

    短編集の中に「小説 3億円事件」が入っていることから読みました。
    水の肌、はて、何か見覚えのあるような・・・と思って読み始めると、
    そう思った理由がわかりました。
    冒頭に掲載されている短編が「指」。
    この作品がドラマ化された際に、この短編だけ読みました。
    調べてみると2006年2月ということで、8年前ですか。
    今回もドラマを見て、この本を選んでいるので
    自分の単純さを笑いながら、
    次は先日ドラマが放送されていた「死の発送」を読むのだと思います。

    前回は、指しか読まなかったのですが、今回は全作品を読みました。
    興信所の「調査報告書」

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    2014年07月07日