松本清張のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
清張だから読みやすいだろ、というレベルで夜見はじめたら、普通に旅行記みたいな話で面食らった。女性ばかり30人の、ヨーロッパ漫遊記?という感じ。というのも、最初の1/3は、清張が北欧などへ旅行に行った時の記録といった感じで、特に何も起こらない。ようやく事件が起こるのが、だいたい半分のところ。そこまでは、清張らしくない文章が続く。
とはいえ、普通の情景を描写しているだけではなく、ちょっとしたくすぐり、皮肉を差し込んでいるところは面白い。中盤より少し後に「英語には男性語、女性語がないから、「○○○○。」と男は言った、というように書かなくてはならないので、読んでいてだるい」というような話が入ってくる -
Posted by ブクログ
ネタバレ松本清張の短編集.
森鴎外の小倉日記を読んでいるので,芥川賞受賞作の『或る「小倉日記」伝』が読みたくなった.小倉日記は森鴎外が小倉に赴任していたときの日記だが,長く紛失して行方がわからなかった.まだ小倉日記が発見される前に,小倉での鷗外の足跡を明らかにしようとした田上耕作の奮闘と,その母親の献身を描いた小説.田上は生まれつき体に障害を持ち,自分の意志を通じることも時として難しかったようだ.断片的な事実をつなげていく様は推理小説の謎解きの趣もある.日記の発見で一見無駄になったようにみえる田上の報われない努力を読者の目の前に提示することが松本清張の意図であろう.
他に「笛壺」「石の骨」を読んだ -
Posted by ブクログ
書面を手に持って空想を膨らませる図式が浮かぶ短編集 水の肌
短編集の中に「小説 3億円事件」が入っていることから読みました。
水の肌、はて、何か見覚えのあるような・・・と思って読み始めると、
そう思った理由がわかりました。
冒頭に掲載されている短編が「指」。
この作品がドラマ化された際に、この短編だけ読みました。
調べてみると2006年2月ということで、8年前ですか。
今回もドラマを見て、この本を選んでいるので
自分の単純さを笑いながら、
次は先日ドラマが放送されていた「死の発送」を読むのだと思います。
前回は、指しか読まなかったのですが、今回は全作品を読みました。
興信所の「調査報告書」