松本清張のレビュー一覧

  • 或る「小倉日記」伝

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    まだ狭い世界の、松本清張。 「或る「小倉日記」伝」
    松本清張さんの本を読む際に、プロフィール欄に必ず書いてある本。
    この作品で、芥川賞を受賞されたからですね。

    読んでみると、文章に関しては、もう松本清張さんだな、と
    思うのですが、世界観が今まで読んできた作品に比べて狭いですね。
    登場人物の数だけでなく、独善的な主人公の意識がメインになって
    短編が終わっていくからでしょうか。

    自分の信念にまっすぐに、夢中になって、でも認められない、
    報われないといった人の話が5つ6つ続くのですが、
    そんな主人公の独善に、周囲の嘲笑に同調する際に
    「はっ」とすることはありました。
    自分の言動、行動に主人公と等

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    2014年06月24日
  • 時間の習俗

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    時代を感じる。
    カメラの機能や性能、飛行機搭乗システム、電話電報手紙などの通信、、

    でも、刑事が足を使って(都合がいいなぁ!という流れもあるけど)ひとつひとつ調査をしていくのを同じ視点で追えるのは、やっぱり王道の面白さなのかなー。

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    2014年05月27日
  • 延命の負債

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    落ちのない作品が多いのだけれど、どれもじっとりと
    後味が悪いというか、楽しい気分にならない(^^;)
    収録されているどの作品も古いもので、今とは異なる昭和の時代的な風俗が描かれている。
    文体そのものは読みやすく、あまり古さを感じないかな。

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    2014年04月17日
  • 十万分の一の偶然

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    最初の冒頭、新聞により写真年間賞という募集で最高賞の作品「激突」というトラック事故により自動車が巻き込まれた写真が発表された。作品の中にある自動車の1台には主人公:中野の一人娘が乗っており帰らぬ人となる。何故、娘が事故に巻き込まれてしまったのか、原因を探るため事故現場に行く。事故の原因が人が誰かの仕業で起こったものだと推理した中野は、「激突」を撮った山鹿に近寄り、事故現場そっくりな行動をさせ、山鹿本人が犯人にたどり着くことがきた。

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    2014年03月21日
  • 球形の荒野 新装版(上)

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    大戦中に現地で亡くなった外交官に絡んだストーリー。設定が古いが、のめり込んでいく。デッサンのモデルを頼んだ画家が変死。突然見知らぬ女性からデッサンを返すと京都に呼び出されるが肩すかしを食う。外務省役人には不穏な動きが。14.3.8

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    2014年03月08日
  • 軍師の境遇 新装版

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    タイトルの短編は、大河ドラマの主人公、黒田官兵衛の半生のドラマ。
    司馬遼太郎の播磨灘物語、吉川英治の黒田如水をいずれも読みかけて、松本清張にたどり着いた。
    時代物だけど、メインの登場人物が絞り込まれていて人間関係がわかりやすく、読みやすかった。
    黒田官兵衛の概略を理解できたと思うので、難しそうだった司馬遼太郎の播磨灘物語も、やっぱりもう一度挑戦してみたくなった。

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    2014年03月04日
  • 水の肌

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    ドラマで三億円事件を見て久しぶりに清張作品が読みたくなったので読んでみた。どの作品も人間の醜い感情をリアルに書いてあり、読んでいてゾッとする。三億円事件はすごい力作だと思う。

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    2014年03月04日
  • 黒い空

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    うーん。。清張さんの初めて「うーん」を読んだ気がす。。
    面白くないわけではないんだけど・・・・。
    なぜかいまいち感が・・・。
    誰にも感情移入がしにくいからなのか・・・。

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    2014年01月03日
  • 渦

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    久しぶりに松本清張が読みたくなって、読み始めたはいいけど、なんだか忙しくって中々すすまなかった。

    視聴率の裏を探っていくうちに殺人事件が起こる。という話。

    そうそう。
    私も視聴率のことでは、この本に書かれてることと全く同じ疑問を持ったことがある。だから、結構、興味津々で読んだけど、結局はその真相というものは闇の中で終わってる。
    のが、歯切れの悪い感じだったけど、でも、この本で「裏工作はあった」と書いてしまうと、実際に波紋を呼んでしまうから書けないのは分かってるけど。。。
    でも、こうやって読むと、実際には何もなくても、そう勘繰る人が多くなるんじゃないか。と思う。私もそんな一人だろう。

    「視

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    2013年11月03日
  • 花実(かじつ)のない森~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    ドライブの途中、ある夫婦を自分の車に乗せることとなった主人公・梅木隆介。
    冴えない亭主には不釣り合いなほど若く美しく上品な妻は、万葉の歌が刻まれたペンダントトップを車内に落としていった。
    ネット検索もできず個人情報保護の感覚も低いご時世ならではの追跡劇にいつ主人公が危険な目に遭うのではとひやひやしながら読み進め、なんともいえない結末を迎えた。

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    2013年10月20日
  • 状況曲線(下)

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    ねっとりと3つの殺人事件とその解明が進んでいくが、結末は偶然とも言うべき、ちょっとしたいざこざが全てを解決させてしまった。この作品の価値は、建設業界と官庁との談合という黒い関係を取り上げ、大きな社会問題に発展した端緒となったことだろう。我々の就職の時も話題になって、「談合を会社から指示されたら、あなたはどうするか。」といった問題が就職試験に出されたことを、懐かしく思い出した。13.10.10

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    2013年10月10日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    この中の『声』は、随分前にテレビで見たこともあったが、改めて読むと思い出す。国電というの懐かしいなとか、電話交換手は若い人わかるのかしらなど、昭和の好きな時を思い出した。
    清張は、本当短編も素晴らしいからいつ読んでも楽しい。

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    2013年10月08日
  • 状況曲線(上)

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    建設会社の専務味岡が談合団体「南苑会」との関わりの中で殺人事件に巻き込まれる。しかも自分を犯人に仕立てる罠として。味岡は混乱する。13.10.6

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    2013年10月06日
  • 顔・白い闇

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    ドラマ「顔」を見ました。松雪泰子が戦後の大女優らしいレトロな美しさだった。流石だ。女優として顔を売りたいという欲と、過去の罪を隠すために顔を隠さなければという不安。やはり、欲を出してはいけないなというラスト。

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    2013年10月04日
  • 駅路

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    ドラマを見ました。深津絵里が美しい。人生の線路とは。とぼとぼ歩いていくだけか、途中で車線変更するか。―ゴーギャンには絵があった。故人には好きな女がいた。俺には何もない―

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    2013年10月04日
  • 西郷札―傑作短編集(三)―

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    余韻のある作品でした。
    松本清張の 構想力と想像力は
    とても優れたものを もっていた。

    想像と創造。

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    2018年03月05日
  • 神と野獣の日

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    1973年に発表された作品なのに、全然昔話になっていません。
    某国のミサイルの誤射から東京着弾までを書いています。インターネットと携帯電話が出て来ないのを除けば、まるで昨日今日の話のようです。

    あと1時間で、今いる場所が壊滅すると言われたら、逃げるのか、残るのか。ライフラインを守る仕事をする人たちが逃げたらどうするのか。
    交通機関は動くのか?動かないのか?電気はいつまで供給されるのか?

    頭の中で自分ならどうする?という問いを明滅させながら一気読みでした。

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    2013年09月21日
  • 或る「小倉日記」伝

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    森鴎外・俳句・考古学・・といった対象に魅了された人々が、そのマニアならではの視野の狭さから、皆不幸のうちに死んでいくという短編集。報われない努力、屈折、欲求不満、悪意・・不条理や人の暗部は話のコクを出すために必須だが・・嫌なことでもあったのか。

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    2013年09月16日
  • けものみち(上)

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    悪女、刑事の執念、権力者の老人とサスペンスの具材がぶち込まれたピカレスクストーリー。
    男は肉体を求め女は保障を求めるという真理は不変。

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    2013年08月29日
  • 塗られた本

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    塗られた本 松本清張(著)

    松本清張を読み返して、ずいぶん私の中の価値観が、
    変わっていたことに気がついた。

    松本清張を社会派と呼ばれていたことの意味が、
    やっと分かったような気がした。
    ピュアーな気持ち、純粋な気持ちを大切にするものを、
    主人公に据えることで、社会の汚濁、人物の低俗さを、
    浮かび上がらせることに、主題をおいた。
    多分、若かりし頃の社会と大人というものに対する
    私の見方もそんな風だったのだろう。
    松本清張は、ピュアーで、ロマンチストだった。

    今読むと、松本清張の手法であり、何と無く、
    胡散臭さを感じるのである。

    小さな出版会社を立ち上げた 美也子。
    水商売から、純

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    2013年10月01日