松本清張のレビュー一覧

  • 黒革の手帖(上)

    購入済み

    テレビより内容が濃い

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    2017年09月02日
  • 時間の習俗

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    「点と線」の名コンビが復活した作品ということで読む。今回も執拗で地道な捜査が容疑者のトリック、アリバイを崩すが、時代的なものも有りいまひとつピンとこない部分もある。

    そもそも、三原刑事が容疑者絞り込む過程に?がつく。警察はこんな曖昧な段階で、ここまで容疑者をマークするのでしょうか。あまり根拠もなく随分捜査にお金も使っているように思われる。消えた女の謎もホントかよという感じではある。

    本作は名コンビ復活ではあるが、ほぼ主役は三原刑事であり、その執念には頭が下がるが、思い込みが激し過ぎるきらいがあって、リァリテは感じられなかった。ただそれでもグイグイ読ませる筆力はさすが。

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    2023年01月05日
  • 告訴せず~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    2017.7.4
    一気に読んだ。推理小説としては、いまいちだが、当時の時代背景、金権選挙への批判、自民党と暴力団、小豆相場、太占、モーテル、
    それらが絡み合い、悪いことをしたやつは、結局殺される。告訴せず返し

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    2017年07月09日
  • 影の地帯

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    松本清張の推理小説は、良い意味で「回りくどくて」たっぷり楽しめる。早く次を読みたくなるワクワク感がある。

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    2017年06月30日
  • 疑惑

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    ネタバレ

    表題作の「疑惑」は、ドラマで球磨子役の尾野真千子の演技がすごかったので読んでみたかったのだけど、原作はそこまでの迫力はなく笑。順番間違えたかも。
    もう1つは偽札の話。なんか漢字多めで読んでて疲れた。。

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    2017年05月11日
  • 天才画の女

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    ネタバレ

    誰も殺されない松本清張。いつになったら展開があるのだろう?と思いながら読んだ。主人公?の女性は美人でも人から好かれるかんじでもなくサッパリと書かれてる。何者だろう?と思わせてくれて楽しい。ライバル画廊のやり手が、戦争帰りの親戚の話をでっちあげて人の話を聞き出すのが、そういう人が身近にたくさんいた当時を感じさせる。主人公たちのしていたことはあくどい犯罪ではないし、着想を得ていただけで自分の画力で描きあげたともいえるような気がするが、狂人画家の功績を葬り去ったことはやはり罪なのだろう。

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    2017年01月14日
  • 危険な斜面

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    面白かったです。松本清張は小説を読むのは多分初めてです。時代の違いは感じましたが、短編なのに重厚さがあって、でも読みやすかったです。「危険な斜面」「投影」が好きでした。人間模様がほろ苦くていいです。長編も読んでみたいです。

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    2016年12月24日
  • 隠花の飾り

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    30枚の短編集。状況説明や心中が省かれ、読者は自分で登場人物に同化して思いをはせる事になる。2016.12.16

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    2016年12月17日
  • 死の発送 新装版

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    最近はあまり読めていないので箸休め。

    横領で捕らえられた官僚が、刑期を終えて出てくるが、横領した金はどこかに隠されているかも?と追い始めたのだが、その元官僚があっさり殺されてしまう。それを追っていた夕刊紙の編集長が、トランク詰めの死体で見つかり、それを送ったのが本人…?という、少々入り組んだ話になっている。

    入り組んではいるが、登場人物は10人程度ということで、話は追いやすい。2人は死ぬし。

    ネタ本体を書いてしまうと、「点と線」の清張であって、どうやって郡山にたどり着いたのかということをこねくり回し、動機は最後で明かすパターンとなっている。

    その分、もっと入り組んだどろどろした人間関係

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    2017年04月28日
  • 蒼ざめた礼服

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    松本清張作品をはじめて読んだ。
    最初の方はなかなか興味深い感じで始まったものの、途中からテンポが悪くなった感じ。
    最後の謎解きも半分解ったような中途半端な終わり方でスッキリしない。
    松本清張が社会派と言われる所以が解ったような気がする。
    サラリーマンの気持ちとか身近なところから始まったのは良いが、話しが国家間の諜報合戦にまで飛躍するのはどうか?と。。。
    どんな作家もベストな作品ばかりを書いている訳じゃないから仕方ないかもしれない。

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    2016年11月30日
  • 十万分の一の偶然

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    松本清張作品は時代背景の違いで難しいことが多いが、本作は時代をあまり反映しない内容なので違和感がない。なんとなく展開がわかるにもかかわらず、最後まで飽きることが無い。

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    2016年11月10日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 3 美術ミステリ

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    清張ジャンル別作品集第3巻。「美術ミステリ」。清張氏はもっとも多くの美術ミステリを書いた作家であると同時に大成者でもある。

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    2016年10月25日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    戦後間もなくの混乱期の事件だけに、この結果は致し方ないのかな。日本人には基本的にお上のやることは間違いないとか、黙って従うべきだという考え方が未だにあるように感じる。

    おまけに、当時は旧刑事訴訟法。平沢氏はその法律の下の犠牲者と言って良いかもしれない。清張の筆致は非常に合理的で、平沢貞通の冤罪を強く印象づけてる。結局死刑が執行されなかったのも、当局が一抹の不安を抱えてた証拠だろう。

    本来ならば、恩赦でもなんでも釈放すべきだった。

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    2016年10月17日
  • 影の地帯

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    松本清張の長編推理小説。権力と闇の組織の結びつきがテーマ。
    全編に緊張感が漂い、かつ、良いテンポで、ちょいちょい美人が登場するエンタメ的要素もあり、かなりの長編(600頁)ながら一気に読ませる。

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    2016年08月24日
  • 巨人の磯

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    「巨人の磯」
    法医学の教授清水康雄は大洗海岸に泊まった。
    夜の海岸を見に出た清水は岩場に水死体を見つける。死後2週間と見られ、身元の確認も難しいと思われたが、指紋から県会議員の水田と判明した。しかし、水田は沖縄と台湾に視察と称して旅行しているはずだった。その水田が何故大洗海岸に流れ着いたのか?
    関係者は水田の妻、秘書であり義弟でもある広川、広川の妻。
    果たして真相はーー?

    「礼遇の資格」
    銀行協議会副会長の原島は、常に「副」に甘んじる地味で目立たない男だった。原島には年若い後妻がいた。原島の妻敬子は派手なタチで、原島に満足せず、浮気を繰り返していた。
    敬子と再婚したことで、原島の運命は変わっ

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    2016年07月27日
  • 憎悪の依頼

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    2016/7/4
    松本清張の短編集は読みやすくて何冊か読んだけど短くても長編を読んだような物語の世界観がしっかり心に広がるので読み応えがある。
    説明し過ぎす余韻を残す。

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    2016年07月04日
  • 眼の壁

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    おもしろかった。最後にこう来たか~って感じやった。仕掛けやら推理が全体的に凝られてて、読み応えあった。

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    2016年06月03日
  • 霧の旗

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    ネタバレ

    桐子の気持ちはわかるけども、弁護士松本を責めるのはお門違いであろうに。 と感じてしまったならばまんまと作者の思惑に乗ってしまっている。それこそが現代の裁判制度の矛盾点なのだ。お門違いな人間が平気で冤罪にかけられて、社会的地位を失う世の中なのだ。まさに本文引用の通り。

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    2016年04月27日
  • 聞かなかった場所

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    とても高名な作家なのに、松本清張さんの作品を読むのはこれがはじめてのような気がします。ミステリードラマの筋書きみたいで、知らず知らずに避けていたようです。ズバズバと核心に迫るのではなくその辺りをうろうろしながら近づいていくようなじれったい描きかたは好き嫌いがあるでしょう。
    ちょっとしたきっかけで殺人を犯したした心弱き犯罪者の心理が、うんうんそうだろな、と思えるほど的確に描かれていました。松本清張さんの小説の終わりかたがいつもこんなかたちなのか、もう一冊、機会があればぜひ確かめてみたいです。

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    2016年04月25日
  • 熱い絹(上)

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    タイ旅行でジムトンプソンの家(ミュージアム)に行って良かったので興味が湧いて。こんな事件全く知らなかった。
    それはそうと、この本、誤字が多くないですか?

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    2016年01月16日