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昭和27年4月9日、羽田を離陸した大阪経由福岡行の日航機「もく星」号は伊豆大島の三原山に激突、全37名の命が奪われた。米人パイロットと米軍管制官の間にどんな交信がなされたのか。全員救助の報が絶望に変わる一夜の間に、米占領軍で何が画策されたのか。犠牲者のひとり、ダイヤ密売の美女は何者なのか。世を震撼させた事件の謎に迫り、「40年目の真実」を明らかにした、完結した長編としては巨匠生前最後の作品となった渾身作。
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日本の陰の歴史
松本清張は戦後のアメリカ軍による歴史に隠された蛮行を暴くことにも勢力を注いできた。この事件なども彼の矯激なまでの心理への追及審が生み出した日本人必読の書であるのでぜひご一読してほしいものだ。
Posted by ブクログ
なるほど小説仕立てでないとオチに結び付きませんね。正直銃撃からの撃墜であるとするならフラップのみに弾痕がってのは納得しかねますがね。 しかしながら本質は当時のGHQの隠蔽体質への文句だと思われます。後半はダイヤ横流しのほうが大事な感じですしね。 いや面白かったです。
日本が占領下にあった1952年、日本航空の旅客機「もく星号」が三原山に墜落した。その墜落には数々の疑問点があり、それを松本清張が検証した本書。 前半は、この事故後の各所が発表した内容や、国会答弁などの事実から、事故当時の混乱の状況を紐解く。 後半は、その紐解いた内容をもとに、松本清張が小説として...続きを読む、<推測の>ストーリーを展開していきます。 前半は非常に読むのがダるかったけど、後半は小説として書かれているので非常に読みやすい。かといって、前半で事故の状況を知識としてみにつけておかないと後半は読めないと思います。 記載されている内容のどこまでが事実なのかはわかりませんが、 松本清張の小説に引きこまれ、清張の出した結論が事実のような気がしてなりません。。。
昭和27年に起こった「もく星号事件」の謎に挑んだ、松本清張最後の長編小説。フィクションではあるが現実感があり、掲載写真が生々しく衝撃的
うーん、評価が難しい本です。1952年に大島、三原山に墜落した「もく星号」に関する半分ノンフィクション、半分小説っていう話なんですが、松本清張にしては珍しく、焦点がボケちゃった、という感じ? 墜落原因の一つに演習中の米軍の「面白半分」を持ってきたのに、後半のほとんどが唯一の女性客に絞られてて、話...続きを読むが2つに分裂しちゃった。2つの全く違う話ならば面白かったんでしょうけど。 ちょっと残念。
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一九五二年日航機「撃墜」事件
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松本清張
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