松本清張のレビュー一覧

  • 雑草群落(上)~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    雑草群落(上)

    手広く骨董屋を営む60歳代の古美術商草日堂社長、高尾庄平である、長男の健吉も商売に参画するが一本立ちの気配である。妻の友子とは、マンネリ化しており、若い水商売あがりの和子を密かに囲っている。

    庄平は、苦労して上り詰めたと言われる大企業の明和製薬社長中村為蔵に取り入ろうと画策する。商売で競合する駒井が、庄平の行く先々で暗躍している。

    庄平は、一旦は、社長の著書「こしかたの記」に書かれたその壮絶な過去に引き込まれ涙を流すのだが、だんだんとその裏が暴露されてくる。

    庄平は、副社長の早川、中村の謡の師匠である倉田や、社長室の日下部に接近する。予測だにしなかった和子と中村の位置関係が露わになる。

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    2026年07月24日
  • 点と線

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    誰かがオススメしていた本。

    ミステリーの感じと
    謎が解けない感じがモゾモゾしながらも
    面白かった!

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    2026年07月21日
  • 火と汐

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    トリック嫌いと言われる清張が「点と線」と並ぶ時刻表トリックを駆使した「火と汐」の新装版。ミステリの歴史的な中編だと思って一読ください。

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    2026年07月15日
  • 砂の器(上)

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    昭和36年に刊行されたミステリーなので、当時このトリックがどれだけ斬新だったかはわからないけど、構成や展開はさすがで読み応えあった。

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    2026年07月14日
  • 数の風景

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    作家が発想に捕らわれて、ミステリーとしての面白さが減じてしまった好例のような気が。まぁ、作家自身が結末を最初から提示してるから、本作の真髄はミステリーではなく、あくまで「数」ということかもしれませぬが。
    それにしても石見銀山、そこまでの観光名所ではなかったということなのかな?

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    2026年07月12日
  • 霧の旗

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    ネタバレ

    お金が無ければ弁護士は頼めない。そりゃそうだ。でもお金が無い人は冤罪を晴らす事はできないの?そんな疑問を投げかけた弁護士制度の問題を扱った作品。
    現代でもそうなのか?良識ある弁護士が居る事を願う。
    読み終わった後、
    桐子の復讐心は弁護士よりも真犯人に向けられるべきでは?と身も蓋も無い疑問を抱いた。

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    2026年07月11日
  • 清張が聞く! 一九六八年の松本清張対談

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    東久邇‥何とか誤魔化そうとしている箇所ほど怪しくて、東條英機大命降下の所など誤魔化すのが下手。
    池田大作‥松本との丁々発止が中々に面白い。こんな時代があったんだな、と。創価学会の第三組合構想なんてものがあったのか。
    大森実‥辻政信の逃避行のその後「辻政信は生きている!」
    大佛次郎‥「自分のうぬぼれを一生懸命、自分で煽ってけしかけて、それで命をつないでいる…」いいセリフがポンポン飛び出す。
    橋本実斐‥西園寺には正妻がいなかった。あとかなりのキレ症だったらしい。

    さすがは清張、面白いところをうまく聞き出している。

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    2026年07月09日
  • 告訴せず~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    告訴せず

    木谷省吾はある資金3千万円を拐帯(かいたい)する。ヤミ金なので告訴できるはずがない。木谷はある温泉宿で女中をしていたお篠をてごめにし、その後たびたび落ち合い深中となっていく。

    木谷は比礼神社の太占いをかたくなに信じつつ、素人ながら小豆相場に手を出す。相場に紆余曲折しながらも仲買店の小柳を使い、二億円近い金を手にする。

    ハピーエンドとはならない、小説の後半に来て清張小節の世界となる。木谷も想像を絶した、お篠と正直ものに見えていた小柳の陰謀が描かれる。今度は、木谷が2人を告訴できなかった、、、、

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    2026年06月24日
  • ゼロの焦点

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    ミステリを楽しむというよりは、時代背景とか女性の在り方みたいなものについて考える機会となった。
    個人情報とか手続きとかそういった類のものがとにかくザル。都会的なムードを醸せば、緊張した田舎者がどんどん情報を漏らす。え?!まじでそんなことまで一般人のお姉さんに言っちゃうの?!ってビックリしつつも、昔はそんなもんだったのかしら。
    ツッコミというより新鮮な驚き。
    英語に関しても、売春絡みの英語力と教養としての英語力が分けて捉えられていて、興味深い。

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    2026年06月18日
  • 彩り河(下)

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    着想はよかったと思うし、老境にさしかかる者の心の描写は言わずもがな。
    上巻はよかったが、下巻は…。清張先生の小説は本当にあった話ではないのかと疑うぐらいにリアリティに満ちたところが好きなのだが、ラストが少し現実味が足りなかった。

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    2026年06月18日
  • 神と野獣の日

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    松本清張唯一SF的要素が強い作品。だからこそ、もう1作書いて欲しかった。今こそ読むべき作品か。
    また、ブラックかつ乾いた清張の文体も珍しい。

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    2026年06月13日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    短編集なので読みやすかった、時代がやはり昭和初期なので古風な感じだが、どれも最近の複雑なトリックや伏線回収などないが、考えさせられる内容。

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    2026年06月09日
  • 葦の浮船 新装版

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    同じ国史ながらも対照的な助教授2人をメインにした愛憎渦巻く話。歳は上だが能力もあり女に目がない折戸と誠実ながらも彼の尻拭いをする小関がその2人なのだが、折戸の助平さと身勝手さと小心ぶりと卑劣さが際立つ。結末もスッキリしないが逆にリアリティがありすぎる。

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    2026年06月05日
  • 黒の様式

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    BS12 微笑の儀式 役所広司出演。美術界を追放された彫刻家が握る殺人事件の鍵とは?

    傑作中編小説三編。

    毒が手繰り寄せた忌まわしい過去。姉の自殺の驚くべき真相とは――。

    結婚して二年たらずで自殺した美しい姉。歳月がながれ高校生の母親となった妹が、思春期の息子の手に負えない行状から、姉の死の真相にたどりつく「歯止め」。
    小さな港町の家々に投げ込まれた奇怪なチラシ。二十年前に母親が義父に殺されたと告発する男が巻き起こす騒動の驚くべき顛末「犯罪広告」。
    “古拙の笑い(アーケイック・スマイル)"を浮かべた若い女の硬直した死体の謎「微笑の儀式」。

    目次
    歯止め
    犯罪広告
    微笑の儀式

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    2026年06月02日
  • 砂の器(上)

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    最近清張作品を重点的に読んでいるが、世に知れた名作は「砂の器」が初めてだ。
    母にあらすじを尋ねていなければ、犯人の目星が立たない難解さ。キーワードは確かに印字されていたけれど、この混線具合ではまず特定は不可能だ(私は犯人を知らない、頭に描いている犯人像が当たっているのかも…?)。
    粘れば粘るほど糸を引く、昭和臭い刑事。顔に似合わずロマンチストな清張の演出が、これまた臭いけれど嫌いじゃない。
    ズブズブと“砂”に脚をとられ、時間の目減りを意識させられる。波に削られる砂の城、その頂は下巻にあるのか。

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    2026年05月28日
  • 点と線

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    推理物としては古い感じがするけど最後の方の人間模様はとても良かった
    電車の時間などを羅列されても小説だと理解しづらく、映像向けの内容かなと思った

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    2026年05月26日
  • 点と線

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    時刻表を使ったトリックで有名な名作ミステリー。
    完璧で隙のない犯人のアリバイを少しずつ解き明かしていく刑事と犯人との頭脳戦はとてもスリリングだった。

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    2026年05月16日
  • 疑惑

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    BS11 松本清張シリーズ、いしだあゆみ、主演
    雨の港で海中へ転落した車。妻は助かり、夫は死んだ――。妻の名は鬼塚球磨子(おにづかくまこ)。彼女の生い立ち、前科、夫にかかっていた高額な生命保険について、稀代の悪女“鬼クマ”と断定しセンセーショナルに書き立てる記者と、孤軍奮闘する国選弁護人の闘い。球磨子は殺人犯なのか? その結末は? 桃井かおり、尾野真千子らが熱演した名作推理サスペンス。明治の藤田組贋札事件を描く「不運な名前」併録。

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    2026年05月16日
  • 蒼ざめた礼服

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    古雑誌を探しているという情報に興味を持った片山青年が国家間の潜水艦問題にまで行き当たる社会派ミステリー。松本清張の執筆スタイルについては知らないがこの本も分厚く、執筆量と速度に驚いた次第。
    で、話のほうだがスケールは大きいが個人的には古雑誌をコピー(昭和二十年代半なのでクソ高い)したり、転職したりと片山の性格なのか分からぬ執拗さが面白かった。ネタバレになるから詳細は書けないけど、最後まで突き通して欲しかった。まあ逆に言えばリアルなオチともいえる。

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    2026年05月15日
  • 点と線

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    どんな小説でも大体が点が線になっていくもんよ

    最初から犯人は何となくわかってて、それをどう攻略するかといった古畑任三郎風であり、でも相手とのバチバチの駆け引きはないの。
    時刻表と先入観とが苦しめる。
    お手紙で締めくくるのがいいんだよね。3.0

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    2026年05月11日