松本清張のレビュー一覧
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購入済み
雑草群落(上)
手広く骨董屋を営む60歳代の古美術商草日堂社長、高尾庄平である、長男の健吉も商売に参画するが一本立ちの気配である。妻の友子とは、マンネリ化しており、若い水商売あがりの和子を密かに囲っている。
庄平は、苦労して上り詰めたと言われる大企業の明和製薬社長中村為蔵に取り入ろうと画策する。商売で競合する駒井が、庄平の行く先々で暗躍している。
庄平は、一旦は、社長の著書「こしかたの記」に書かれたその壮絶な過去に引き込まれ涙を流すのだが、だんだんとその裏が暴露されてくる。
庄平は、副社長の早川、中村の謡の師匠である倉田や、社長室の日下部に接近する。予測だにしなかった和子と中村の位置関係が露わになる。
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購入済み
告訴せず
木谷省吾はある資金3千万円を拐帯(かいたい)する。ヤミ金なので告訴できるはずがない。木谷はある温泉宿で女中をしていたお篠をてごめにし、その後たびたび落ち合い深中となっていく。
木谷は比礼神社の太占いをかたくなに信じつつ、素人ながら小豆相場に手を出す。相場に紆余曲折しながらも仲買店の小柳を使い、二億円近い金を手にする。
ハピーエンドとはならない、小説の後半に来て清張小節の世界となる。木谷も想像を絶した、お篠と正直ものに見えていた小柳の陰謀が描かれる。今度は、木谷が2人を告訴できなかった、、、、 -
Posted by ブクログ
BS12 微笑の儀式 役所広司出演。美術界を追放された彫刻家が握る殺人事件の鍵とは?
傑作中編小説三編。
毒が手繰り寄せた忌まわしい過去。姉の自殺の驚くべき真相とは――。
結婚して二年たらずで自殺した美しい姉。歳月がながれ高校生の母親となった妹が、思春期の息子の手に負えない行状から、姉の死の真相にたどりつく「歯止め」。
小さな港町の家々に投げ込まれた奇怪なチラシ。二十年前に母親が義父に殺されたと告発する男が巻き起こす騒動の驚くべき顛末「犯罪広告」。
“古拙の笑い(アーケイック・スマイル)"を浮かべた若い女の硬直した死体の謎「微笑の儀式」。
目次
歯止め
犯罪広告
微笑の儀式