松本清張のレビュー一覧

  • 松本清張ジャンル別作品集 : 5 犯罪小説

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    犯人の心理や犯人自身の言葉からなる短編集。
    なんだかつまらないことから犯罪は起こるのだなぁ。
    最後の『形』が一番面白かった。

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    2018年09月26日
  • 虚線の下絵

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    これ前に一度読んだ事があった。(;^ω^) 226事件を同行させられた見習い医官の視点から描いた「首相官邸」、前は退屈だったけど今回はかなり面白く読めた。こういう作品があるのが、清張と他のミステリー作家との大きな違いなんだよね。

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    2018年09月16日
  • 湖底の光芒

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    およそ三年ぶりに読んだ日本語の小説第一弾。久しぶりに触れると、清張のキレッキレの“言葉遣い”のスゴさが以前にも増して分かる。丁寧で的確。それでいて、重すぎるテーマを重く感じさせない。読者に負担をかけず、それでいて、言いたいことはハッキリと示す。選び抜かれた言葉たちがキラキラと光って見える。お手本のような文章だと思う。

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    2018年08月10日
  • わるいやつら(下)

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    わるいやつらが本当に悪くて、憤りながら読み進める。
    次から次へと悪行が生まれて、読み手を休ませない。

    ただ、「点と線」でも感じたと同様に、詰めが甘い。結局軽率な行動により足が付くって終わり方は、ちょっと残念。ここまで引っ張ってきたんだから、憎たらしい位にわるいやつを続けて欲しかったな〜…


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    2018年08月01日
  • 渡された場面

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    ネタバレ

    2つの事件が、作家志望の青年の盗作から紐解かれていく。なにか、作家である作者の「作家」という職業のアンチテーゼ的な皮肉も込められているように感じた。

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    2018年07月29日
  • 隠花の飾り

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    松本清張晩年の短編集。松本清張の短編は通常70~100ページくらいだそうなのですが、この短編集は30ページくらいの作品というのがテーマになっている。ショートショート手前な感じが新鮮で面白かった。

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    2018年06月16日
  • 数の風景

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    測量技師と債務から逃げ都落ちした不動産屋、そして数字狂の女性。接点の無い3人の線が重なり事件が起き、1本の線になった時、謎が解ける。
    作者の膨大な知識・取材に驚愕する作品。

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    2018年04月30日
  • 熱い絹(下)

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    松本清張作品を本で読んだのは初めてかな?さすが重厚な作品でした。それにタイシルク王のモデルは、昔何度かいって大好きなチェンマイで見たあのぞうさんのデザイン作った人かーと驚き。

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    2018年04月15日
  • P+D BOOKS 山中鹿之助

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    松本清張の時代小説は珍しく、主人公の生涯は時代に抗うことでその時折輝きをみせる。派手な合戦はないが、戦いに必須である兵糧を断絶していく知恵が現在の北の国に対する外交と重なっていく。武器よりも打撃は大きいのは時代を経ても変わらない。

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    2018年04月08日
  • 状況曲線(上)

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     実は松本清張を読んだことがなかった。子供の頃は社会派で難しそう、なんだか怖そう(横溝正史と印象が混ざってる)で。大人になってからは時代に読むと古くさそう……という印象だった。

     薦められて読んでみたのだが、思ったより文章は硬質ではなく叙情的、そして何より主役が50代を超える太って小柄な中年男性。高度成長期の建設会社の専務さんで、談合とかしちゃうんだぜっていうんだから何というかすごい。どうしておまえが主軸なのか。イケメンとか若者じゃないのか。
     しかしながら、主人公の味岡が陥れられ(たと思い込んだ被害妄想もすごい)、困ったとしても、警察や誰かに相談できない。なぜなら談合がばれてしまうのが問題

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    2018年02月08日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    ネタバレ

    カバー 木村光佑
    解説 平野謙

    『張込み』
    なんか読んでもよくわからなかったけど(私がアホだから)
    刑事がずっと張り込みをする話ですね
    奥さんが不倫してたっぽい

    『顔』
    ある劇団に所属する無名の若手俳優の話
    彼は過去に、付き合っていた女性を殺した
    なかなか女性が別れてくれずに面倒くさくなったのだ
    そして、殺しに行った時、一人だけ女性の知人と会ってしまった
    その知人に顔を覚えられていると思い込んでいる主人公は、いつ自分の犯罪がバレるかひやひやしている
    しかし、俳優として大きな仕事が彼に舞い込む
    映画にでて顔が全国に広まれば、あの知人男性に見られるかもしれない
    でも、俳優として大成したい気持ち

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    2018年01月21日
  • 落差 上 新装版

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    島地って男は、許せない!とつい感情移入してしまった。しかし、だまだれる女も女のような気がするが、まあ、それは作り物のお話だからと思えば、いいのか。

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    2018年01月06日
  • 眼の気流

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    ドラマの原作ということで気になった「たづたづし」を読みたくて手にした。他の短編もいろんな感じがあって面白かった。

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    2017年12月18日
  • 時間の習俗

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    『点と線』で活躍した刑事が再登場。謎の解き明かしにむけて一気に読める。ノスタルジーも味わえるエンターテイメント作品。

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    2017年12月18日
  • 黒革の手帖(上)

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    米倉涼子さんのドラマを見ていて、気になったので読みました。
    ドラマとは多少違うところもありますが、登場人物がみんな悪いのがなんとも面白かった。

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    2017年09月26日
  • 或る「小倉日記」伝

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    松本清張氏初期の短編集。大衆向け、推理小説のイメージが強い著者だったのでいい意味で驚いた。

    切ないやるせない結末が多い。人は皆孤独と向き合ってその人生の歩みを進めていく。だが自分次第でいかようにもできることを自戒すべきだ。

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    2017年09月24日
  • 山峡の章

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    松本清張ならではの時代設定なので、そっかそっか!携帯がなかったんだった!と思ってちょっと面白かった。
    何ひとつ無駄がなく、読者をひきつける内容であった。
    官僚の政治的背景が見れたことはよかったが、本当にこんなことを行っているとなったのなら背筋が凍るくらい怖い。

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    2017年09月20日
  • 黒い画集

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    「遭難」「証言」「天城越え」「寒流」「凶器」「紐」「坂道の家」の七つ短編が収録。昭和33年から昭和35年までの間に「週刊朝日」に連載された作品らしい。
    確かに、昭和、安保闘争の頃の社会・世相が舞台になっているのを感じるとともに、七編のうち四編が男女の「浮気」が主題になっている。

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    2017年07月31日
  • 黒革の手帖(上)

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    何回も映画化やTVドラマ化されてきたので、ずっと読みたいと思っていたのだが、今回は武井咲が主役ということで興味を持って見だすと同時に原作を読み始めた。時代も大分違うし、元子の設定も美人でないので、地味な物語として始まったが、徐々に計算高い女としての本性が出てきた、下巻でどこまで悪女になってくれるか楽しみだ。

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    2017年07月29日
  • 黒革の手帖(上)

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    銀行に勤める主人公OL元子が、銀行としても表沙汰にできないお金を横領。そのお金を元手に、銀座でバアを開店経営し始める。銀座でお店を開き、経営していくためにかかる経費。それをどのように切り盛りし、しのいでいくのか……。

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    2017年07月16日