松本清張のレビュー一覧

  • 顔・白い闇

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    やっぱりうまい。「白い闇」は結末は読めたけれども、真相が暴かれるくだりは妙に背筋が寒くなるような気持ち悪さが・・・印象的。

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    2009年10月04日
  • 人間水域

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    芸術で世の中に出るということの難しさ、華やかさ、悲しさ…。芸術を支えるものの野望と心の危うさに胸が痛みました。

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    2009年10月04日
  • 死の枝

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    「交通事故死亡1名」「偽狂人の犯罪」「家紋」「史疑」「年下の男」「古本」「ペルシャの測天儀」「不法建築」「入江の記憶」「不在宴会」「土偶」

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    2009年10月04日
  • 砂の器(上)

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    最近清張作品を重点的に読んでいるが、世に知れた名作は「砂の器」が初めてだ。
    母にあらすじを尋ねていなければ、犯人の目星が立たない難解さ。キーワードは確かに印字されていたけれど、この混線具合ではまず特定は不可能だ(私は犯人を知らない、頭に描いている犯人像が当たっているのかも…?)。
    粘れば粘るほど糸を引く、昭和臭い刑事。顔に似合わずロマンチストな清張の演出が、これまた臭いけれど嫌いじゃない。
    ズブズブと“砂”に脚をとられ、時間の目減りを意識させられる。波に削られる砂の城、その頂は下巻にあるのか。

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    2026年05月28日
  • 点と線

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    推理物としては古い感じがするけど最後の方の人間模様はとても良かった
    電車の時間などを羅列されても小説だと理解しづらく、映像向けの内容かなと思った

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    2026年05月26日
  • 点と線

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    時刻表を使ったトリックで有名な名作ミステリー。
    完璧で隙のない犯人のアリバイを少しずつ解き明かしていく刑事と犯人との頭脳戦はとてもスリリングだった。

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    2026年05月16日
  • 疑惑

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    BS11 松本清張シリーズ、いしだあゆみ、主演
    雨の港で海中へ転落した車。妻は助かり、夫は死んだ――。妻の名は鬼塚球磨子(おにづかくまこ)。彼女の生い立ち、前科、夫にかかっていた高額な生命保険について、稀代の悪女“鬼クマ”と断定しセンセーショナルに書き立てる記者と、孤軍奮闘する国選弁護人の闘い。球磨子は殺人犯なのか? その結末は? 桃井かおり、尾野真千子らが熱演した名作推理サスペンス。明治の藤田組贋札事件を描く「不運な名前」併録。

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    2026年05月16日
  • 点と線

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    どんな小説でも大体が点が線になっていくもんよ

    最初から犯人は何となくわかってて、それをどう攻略するかといった古畑任三郎風であり、でも相手とのバチバチの駆け引きはないの。
    時刻表と先入観とが苦しめる。
    お手紙で締めくくるのがいいんだよね。3.0

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    2026年05月11日
  • 点と線

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    分かりやすく堅実な謎解きを楽しめる作品でした。

    昔の作品だから読み辛いと思っていましたが、読んでみたら分かりやすくすんなり楽しめる作品でした。

    流行りの伏線回収やどんでん返しはないですが、推理の成り行きが丁寧に描かれているため堅実な推理を楽しめる作品でした。

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    2026年05月11日
  • 迷走地図(上)

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    迷走地図(上)

    物語前半は数人の国会議員をとりまく主に第1秘書、第2秘書、女性秘書、お抱えの運転手達や議員演説のゴーストライターの日常が語られていく、事件は起きない。

    織部佐登子は銀座のクラブ.オリベのママである。今は亡き愛人からの資産が20億とも30億とも言われる。

    川村正明は非主流派の板倉退介派に属する政界では若手、その二枚目俳優のような容貌から、婦人層の人気が厚いと自他ともに認識されている。鍋屋健三は川村議員の影の秘書といえる人物で、政治資金もない川村は鍋屋に頼り切っていた。

    鍋屋は政治資金目当てに佐登子ママと川村の接近を画策するがママのほうが1枚上手のようだ。

    寺西正毅は現総理から禅譲が見込ま

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    2026年05月03日
  • 砂の器(下)

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    上で感想を述べたのであるが、ちと腑に落ちなかった点としては、殺害された方の突然の上京動機に映画館で見た和賀の写真を見つけたからであるが、少年の頃の和賀と付き合いがあったにせよ20年くらい後の写真で本人と気づくものかな…
    刑事が持ってるカンのおかげにしたのは強引かな…と

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    2026年04月20日
  • 砂の器(上)

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    松本清張の名作中の名作

    方言の謎解きや超音波を使ったトリックなど当時は斬新だったであろうと思う。
    当時の社会問題であった癩病にフォーカスを当てたりものすごい意欲的な作家であったことがうかがえる。
    日本ミステリー史においては古典になってしまうのかもしれないが

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    2026年04月15日
  • 点と線

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    社会派サスペンスの始祖とも言える松本清張の初期作品である。

    物語のトリック、時刻表を使った推理等見事に構成されている。
    松本清張に影響された作家が多い為か、もっと物語に肉付けされた作品が多くちと物足りなかったが…

    作風を確立した松本清張に敬意を表したい。

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    2026年04月15日
  • 砂の審廷 ――小説東京裁判

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    大川周明が東京裁判で起こした事件の話は知っていたが、この人自身のことや戦時中の日本の思想にどのような影響力を持っていたのか、その思想が実行に持ち込まれた当時の機構など、ほぼ知らずに本書を読んだので、ちょっとこの本だけでは理解ができず自分には難しかった…アジア主義の主張など現代の自分からしたらあまりに壮大で突飛な発想に思えるが、なぜそういう着想ができたのか、この人をもう少し分かりやすく掘り下げる本があれば読んでみたい。そしてかの有名な印哲出身と知って、色々と得心がいった。

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    2026年04月14日
  • 内海の輪 新装版

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    ネタバレ

    チャチャチャ、チャチャ、チャチャーン♪
    愛憎の末の殺人、まさに「火曜サスペンス劇場」や〜!
    2話とも熟女の肉体に絡め取られ、がんじがらめになってやむなくやってしまったパターン。

    ・内海の輪
    W不倫の成れの果て、女が旅行先で「家に帰りたくない」と言い始め、しかも「お腹に赤ちゃんが‥」と衝撃の告白。宝塚蓬莱峡の崖っぷちに連れて行き、突き落とした。1年以上経って白骨死体として発見された時もバレずに済んだのに、考古学の教授となった宗三は、つい蓬莱峡で見つけたガラス釧(弥生時代の出土品)を同僚に自慢し、そこから足がついてしまった。と、そこまではいいのだが、証言者が1年前に東京で乗ったタクシーの運転手

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    2026年04月13日
  • 点と線

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    ネタバレ

    事件の内容も犯人も冒頭からわかっているのに、先が気になってどんどん読み進められるところがすごい。
    そして読者側も警察と一緒に少しずつ真相に向かって謎を解いていけるので、実際に捜査をしている気持ちになれる。

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    2026年04月12日
  • 二重葉脈 新装版

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    二重葉脈 新装版

    イコマ電器は粉飾決算を続け倒産した。ワンマン社長の生駒伝治は倒産を見越して、専務の前岡正造と常務の杉村治雄と共謀し、会社資金を横領した。杉村が旅行に行くといったきり行方不明となる。続いて前岡も姿が消える。倒産会社の重役の行方不明は、警視庁捜査一課の神野刑事らの知ることとなる。

    物語の前半では、倒産により被害を受けた下請け業者の神岡や北川や鈴木達の生駒に対する恨みつらみがが語られる。また下村るり子もその一人である。

    中盤で事件はおきる、次々と殺人事件が発生する。神野刑事と塚田刑事が、生駒らが不正に隠した会社資金の分前をめぐる暗躍に迫る。イコマ電器の下請け業者達の事件の関わりも見えてくる

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    2026年04月11日
  • 小説帝銀事件 新装版

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     昭和の未解決事件「帝銀事件」。今では、ほとんどの人が犯人とされた平沢貞通は犯人ではないと思っているのかもしれないが、当時は平沢犯人説で決定された。そこに疑問を抱き、一新聞社員の回顧録という形で、事件を綿密に取材し世間に発表したのがこの作品である。
     作者の松本清張が言っているように、警察の見解がマスコミの見解となり、それが世間の見解になるというのは怖いことだが、今でも起こりうることである。

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    2026年04月06日
  • 点と線

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    社会派ミステリーの名作という名に相応しい綿密かつ緻密なミステリーで面白かった。
    現代のミステリー小説のような「派手さ」は無いが、それ故実現可能なように思わせる面白さがあった。
    解決に奔走する刑事も泥臭く足で調査をする姿は現代の探偵役とは一味違った格好良さがあったと思う。

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    2026年03月29日
  • 眼の壁

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    清張作品を初めて読んだ。日経新聞1面の「春秋」欄で本書に触れていて興味を持ったのがきっかけ。ただ、何に興味を持ったのか忘れてしまったのは残念。

    戦後間もない頃が舞台の作品のため、「現代にはそぐわない」表現が多々あるのは致し方ない。やたら煙草を吸うシーンがある、「女の子」という呼び方、そして見ず知らずの他人に個人情報をべらべら喋る人々。特に3番目は現代の人間が読むとかなり違和感があるが、この世界観がないと話は序盤でストップしてしまう。

    この違和感が軸でストーリーが展開される。探偵でも刑事でもない20代の主人公が警察より先回りして事件を調べ上げ、真相に迫る。今はほぼ絶滅した2時間ドラマでお馴染

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    2026年03月25日