あらすじ
マレーシアの高原カメロン・ハイランドの密林に消えた大富豪。その謎を日本・マレーシアの両警察が追ううちに次々と起こる連続殺人。緊張をはらみつつ、事件は意外な結末へと一気に向かう。1967年に起きたタイ・シルク王「失踪」事件を背景に、雄大な構想でまとめあげられた本格長編推理完結。
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Posted by ブクログ
上巻で投げかけられた謎の氷解に向け、新たな事実が次々と明らかになっていく。マレーシアと日本の軽井沢で起きた事件の関連性で、国際司法警察の取り決めによる情報交換で、日本からマレーシアに訪れた警部の推理で、事件の背景や核心に迫っていく。マレーシア政府に帰順しない山岳の未開部族と、戦争中の出来事、警部の故郷である静岡の思い出などが次第にある焦点に結びついていく。予想に沿う展開が現れても、過去と現在を結びつける書き方が、深みを与えていく。余韻を残すが如き、結末は見事である。
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タイに旅行に行った際、お土産として手に取る「ジム・トンプソン」のタイシルク。アメリカの実業家がタイシルクを世界に広げたということしか知らずに「ジム・トンプソン」のタイシルクを手にしていた。しかし、その実業家は失踪し今なお謎として語られている。
その事件を基にして著者が小説として、解決に導いている作品。
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松本清張作品を本で読んだのは初めてかな?さすが重厚な作品でした。それにタイシルク王のモデルは、昔何度かいって大好きなチェンマイで見たあのぞうさんのデザイン作った人かーと驚き。
Posted by ブクログ
夏になるとなぜか手にとってしまう。
小説の書き方では、説明でなく描写せよと習うそうだが、本筋の殺人事件の部分は全て説明。その代わり舞台となるカメロン・ハイランドが丁寧に描写されている。とりわけ、スモーク・ハウス・インの描写が素敵。
時代は半世紀も前だから、マレーシアの状況も今とは全く違うと思うが、自宅でささやかに、避暑地の気分を味わえる。
殺人事件の解決にはいささか都合良すぎと思われるし、ラストがあまりにも日本的なのがおかしいが、松本清張氏の筆力と博識さには感服する。
Posted by ブクログ
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