松本清張のレビュー一覧
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「松本清張」の時代小説『新装版 鬼火の町』を読みました。
『表象詩人』、『溺れ谷』、『新装版 遠い接近』、『半生の記』、『軍師の境遇 新装版』に続き、「松本清張」作品です。
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朝霧の大川に浮かぶ無人の釣舟。
漂着した二人の男の水死体。
川底の女物煙管は謎を解く鍵か。
反骨の岡っ引「藤兵衛」、颯爽の旗本、悪同心、大奥の女たちを配して描く時代推理。
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天保の江戸を舞台にした時代推理… 時代小説というよりは、ミステリ小説として愉しめましたね。
■幽霊船
■煙管の追及
■厚い壁
■煙管の持ち主
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「松本清張」が作家デビュー前までを回顧した自叙伝『半生の記』を読みました。
『表象詩人』、『溺れ谷』、『新装版 遠い接近』に続き、「松本清張」作品です。
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著者を育んだ故郷・小倉の記憶、そして父母のこと、兵役や仕事のことなど……。
いかにして「作家・松本清張」は生れたのか?
文壇デビュー以前の回顧録。
日本が破滅に向って急速に傾斜していった時代、金も学問も希望すらもなく、ひたすら貧困とたたかっていた孤独な青年、「松本清張」。
印刷所の版下工として深夜までインクにまみれ、新聞社に勤めてからも箒の仲買人までしながら一家八人の生活を必死で支えたその -
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「松本清張」の中編2作が収録された作品『表象詩人』を読みました。
「松本清張」作品を読むのは2年半振りくらいですね… 短篇ミステリ作品集『水の肌』以来です。
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昭和初期の小倉。
私鉄職員の“わたし”「三輪」は、陶器会社に勤める仲間、「秋島」、「久間」とともに詩を愛好していた。
陶器会社の高級職員「深田」の家に集まっては詩論を戦わせるが、三人とも都会的な雰囲気をまとう「深田」の妻「明子」に憧れていた。
だがある夏祭りの夜、「明子」は死体で発見される。
事件は迷宮入りとなるが……(表題作)。
山中で発見された白骨の謎を追う『山の骨』も併載。
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「松本清張」の長篇ミステリ作品『蒼い描点』を読みました。
「有吉佐和子」の『悪女について』を読んで、昭和の雰囲気の作品を読みたくなったんですよね、、、
「松本清張」作品は、今年5月に読んだ『松本清張傑作選 黒い手帖からのサイン―佐藤優オリジナルセレクション』以来ですね。
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女流作家「阿沙子」の秘密を握るフリーライターの変死――事件の真相はどこにあるのか?
代作の謎をひめて、事件は意外な方向へ……。
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1958年(昭和33年)7月から1959年(昭和34年)8月に『週刊明星』に連載された長篇ミス -
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「松本清張」の本格推理長篇『梅雨(ばいう)と西洋風呂』を読みました。
『西郷札 傑作短編集〔三〕』、『私説・日本合戦譚』に続き「松本清張」作品です。
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水尾市の市会議員である「鐘崎義介」は酒造会社と市政に批判的な新聞社を経営するやり手。
だが、温泉で出会った女「カツ子」が自室の西洋風呂で見せる、若く奔放な姿態に溺れる。
地方の名士である男は、都会的なものの虚飾に魅せられて破滅の道をたどり、やがて殺人を招き寄せていく!
地方政界に渦巻く欲望と利権を描くとともに、“アリバイ崩し”にも挑んだ本格推理長編。
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「松本清張」の歴史小説12作品を収録した『西郷札 傑作短編集〔三〕』を読みました。
ここのところ「半藤一利」作品を読んでいたので、歴史に関する本が読みたかったんですよね… 「松本清張」作品は、一昨年の12月に読んだ『黒の様式』以来です。
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時代小説の第1集。
西南戦争の際に薩軍が発行した軍票をもとに一攫千金を夢見た男とその破滅を描く『西郷札』。
江藤新平の末路を実録的に描いて、同じ権力機構内にいるものの軋轢、対照的な勝敗を浮びあがらせた『梟示抄』。
幕末に、大名、家老、軽輩の子として同じ日に生れた三人の子供が動乱の時代に如何なる運命を辿ったかを