松本清張のレビュー一覧

  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―

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    そういえば松本清張を読んだことがあるかどうか記憶にない。もしかしたら初めてなのかな。やはり凛とした拡張高いものを、気品というのかな、そういうものを感じた。ただ表題作の「黒地の絵」だけは、内容がショッキングだけに後半の展開が中途半端なものに感じた。「真贋の森」は、壮大な企みであったにも関わらず贋作者が、つい知り合いに一言漏らしれしまったことで計画が潰れてしまうという話だが、今の兵庫県知事選挙におけるPR会社の社長がネットでつい自慢してしまったことで、てんやわんやになっている事件を彷彿させた。

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    2024年11月28日
  • 黒革の手帖(上)

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    有名な作品なのに未読だったので読んでみた。
    どうやら最初は銀行員だった女性が巧みな横領や恐喝によって銀座でのし上がる物語のようです。
    昭和の中後期の話だけあって法律も常識も街の様子も全てが今とはかなり違いますが、自分が小学生だった頃の作品なので何となく懐かしい匂いがします。
    大御所の有名な作品だけあって内容はかなり濃いものなので、下巻も楽しみです。

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    2024年11月22日
  • 砂の器(上)

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    普通推理小説を読んでいると「理屈ではあり得ても人間の感情ってそんな簡単じゃないだろう」と思ってしまうことが多い。ただ、松本清張作品はあまりそういうことを感じることが少ないように思われる。奇抜なトリックやどんでん返しなどが少ないせいだろうか。どこにでも起こりえそうなそんな話なのに、なぜだか惹きつけられる。
    砂の器というタイトルの理由が上巻だけではまだ深くわからない。ただ砂のイメージから、さらさらと流れていってしまう具体的な形を伴わないもの、という予測を立てている。下巻を楽しみに読みたい。、

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    2024年11月18日
  • 花実(かじつ)のない森~松本清張プレミアム・ミステリー~

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    秩父をドライブ中、たまたま山中で男女のカップルを乗せて美しい女性と容姿が掛け離れた男性を羨ましく思いストーカーまがいの追跡が始まる。
    主人公梅木隆介の物好きな追跡、推理でこの物語が成り立っているので人間の好奇心に心から恐怖を覚えます。
    結末としてはどうと言う事はないのだが、謎が解けてみると何だかなぁという感じ。
    古い小説ですが古さを感じない、非常に読みやすいです。

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    2024年11月18日
  • 高校殺人事件

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    松本清張唯一の青春推理小説、とのこと。ただ読んだ感じ、高校生が主役になっているだけで、世間一般的に言われている青春小説だと思って読むとちょっと違うなと感じてしまう。
    舞台が武蔵野になっているのだけど、武蔵野を表面的に描くのではなく、多分自分の足で実際にその土地を歩いたんだろうなと思わせるところが所々あった。松本清張作品のこのリアリティがやっぱり好きだなと思う。

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    2024年11月10日
  • 黒い福音

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    ネタバレ

    上手いな〜〜描き方

    官能小説じゃねーかと思ってたら怖い話じゃん…書き方が客観視点なのが救いがなくて怖い

    これは神を信仰する宗教をディスった話?
    ミステリーって著者の考えが出てこないという点で怖い、サイコパスみたい
    松本清張って何を書きたい人なの?

    やっと捜査始まるんかい!!

    ランキャスター氏が世津子を襲うって、普通だったらわざわざ自分の手を汚すようなことしないと思うけど、そういうことが罷り通ってた時代ってことなんだろうな…

    実際にあってお蔵入りになったってのがやだなあ
    そうゆうものにメスを入れる感じで書いたわけね

    "実際犯罪の新解釈"っていうジャンルがあるのか…
    松本清張ってそうゆう人なんだ
    この人自身に興味が湧くな
    松本清張記念館に行ってみたいから頑張って他のも読もう
    昭和45年の作品が全く古びれずこんなに夢中になってしかもかなり読みやすく読めるなんて
    エンタメじゃないからかな

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    2024年12月12日
  • 死の発送 新装版

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    トリックをあれこれ考えるのは楽しい。
    けれど、今回は少しごちゃごちゃ入り組んでいて続けて読まないと分かりにくくなった。

    私は松本清張の書く女性が好きだから、今回は少し満足度が低かったかな。(女性登場人物は、玉弥と店員さんくらい)

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    2024年09月18日
  • 小説日本芸譚

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    数々の日本史に残る芸術家に関する短編小説。
    何を成し遂げたか、というよりも、人間性に迫っていくところが面白い。
    もちろん、具体的なところは、想像でしかないわけだが、それをうまく作り込んでいる。

    例えば、一流の芸術家だとしても、世代交代というものに思い悩むことがあるだろうし、素晴らしい芸術家ほど、精神的に脆弱であり、二重人格であるかもしれない。

    また、ここで取り上げられる芸術家は、歴史上は、表面的には取り上げられる機会が少ないのかもしれないが、例えば、茶道家などは、政治とも深く関係があったわけで、そのような史実を学ぶ上でも有益なヒントを与えてくれる。

    ただ、どうしても短編小説なので、ここから、個々人のことを更に深掘りしていく動きが良いのだと思った。

    以下抜粋~
    ・秀吉は信長になろうとしているのだ。これまでの秀吉のやり方を観ていると、戦争でも、部下の操縦でも、みんな信長の真似であった。信長の模倣において、利休を捉えているとしか思えなかった。
    なるほど、秀吉は数奇者として異常に熱心である。が、それは何か的が外れていた。美への直感というものが無かった。(千利休)

    ・これだった。今まで概念的な知識でしかなかった宗元画の山水が、この眼で実地に見て具象的に実体を把握したことである。内面の充実がそこにある。
    (雪舟)

    ・そのころ、織部は切支丹にひどく牽かれていた。彼の妹は、高山右近の妻だった。
    織部は南蛮器物に施された意匠に驚嘆した。色彩は強烈で明るかった。
    (古田綾部)

    ・利休は、町人の茶に我執して自滅した。おれは茶人と同時に武人だった。すると、おれは武人であったが故に、その側のために自滅したのだな、と彼はぼんやりと思った。
    (古田織部)

    ・政一はもっと多芸であった。建築、造庭、書、生花、和歌といった風である。(小堀遠州)

    ・利休の茶道は、要するに町人茶道であった。
    戦国争乱で京都の貴族が逃亡してきて、この地に茶道がひろまったといわれる。
    が、利休の「わび」は町人の芸術であった。前の時代の無常観とはちがう。
    禅学的な教養をもつ武士階級の感情には当然に反撥があった。利休の死滅後、三万五千石の大名古田織部によって利休の茶道は変改させられる結果になった。
    (小堀遠州)

    ・なぜ蘇我氏が帰化人に人気があったかというと、仏教信奉の問題にかかる。(止利仏師)

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    2024年09月16日
  • 黒革の手帖(下)

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    読み終えて上手い話で人を安易に信じてはいけないと思ったけど、これは騙されるよな。
    ただ話の辻褄が綺麗なくらい合っていくので、途中からもしやこれはどんでん返しの復讐劇が始まるんだろうなとも思っていた。
    作者も間違いなく銀座でタバコの煙を燻らせながらバアでお酒をセンセーって言われながら飲んでいた筈だ。
    実在のホステスにほのかな恋をし、結局実らなかったものだから恨み節で、実際では何も出来ないので、小説の中でどん底に落ちる恐怖を与えてやろうっていう復讐劇だったのかもしれない。
    もしくはホステスから様々な悪い事例を聞いていて、それらをヒントにして書いたのかな。
    怖かったけど面白かった。

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    2024年09月07日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    人はふとしたきっかけで道を見誤る。そこに気づくのか否か、それとも気づいても引き返せない倫理の欠如か、罪は静かに加速する。松本清張の短編はそれぞれ終盤の畳み掛けが圧巻である。もはやバッドエンドに向かう必至が人の業の深さに通底する。欲は怖さを兼ね備えている。表題以下珠玉の短編集。見とるぞ、見とるぞ…

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    2024年09月05日
  • なぜ「星図」が開いていたか―初期ミステリ傑作集―(新潮文庫)

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    顔☆☆☆☆
    殺意☆☆☆☆
    なぜ「星図」が開いていたか☆☆☆☆
    反射☆☆☆☆
    市長死す☆☆☆☆
    振込み☆☆
    声☆☆☆☆
    共犯者☆☆☆☆

    ミステリ小説は好きですが、松本清張作品をガッツリ読んだのは今回が初めてでした。
    ミステリとの出会いが江戸川乱歩、横溝正史だったので、その対抗としての社会派ミステリ代表・松本清張を避けていた感じです。

    ただ読んでみると、どの作品もしっかり作り込まれていて、ひねりもあり、面白かったです。

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    2024年09月08日
  • 駅路

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     【松本清張読み返し7冊目】
     2024-8-26(月)松本清張『駅路』傑作短編集(六)を読み終えました。この短編集全6巻は、松本清張の短編作品を現代小説・歴史小説・推理小説に分けて、3つの領域を各2巻にまとめたものです。本書は推理小説分野の第2集で、傑作短編集全6巻の最終巻でもあります。

     読売新聞の「松本清張 今日的意義問う」「分析する書籍刊行続く」という見出し記事で取り上げられていた『松本清張の昭和史』と『松本清張はよみがえる』を読んだのをきっかけに、松本清張作品を読み返そうと思いたちました。本書で7冊目です。学生時代に松本清張の作品はかなたり読んだと思い込んでいたけれど、読み返してみると初めて読む作品ばかり。本書収録の10作品も同様です。松本清張は41年間の作家人生で1,000編以上の作品を書いていると聞きました。昔は、数多い話題作のほんの一部を読んだに過ぎないのだなぁ〜とあらためて感じています。

     本書では、『ある小官僚の抹殺』、表題作の『駅路』、『陸行水行』の3作品が特に興味深かったです。この3作品を含め本書収録の作品は、えっ!と絶句するような結末を迎える小説が多く、重くのしかかってくるような読書感の作品が多いですが、それでも惹きつけられます。

     『ある小官僚の抹殺』は題名が直截的で読むのにちょっと構えてしまう。でも読み出したら止まらない。この作品は、ある中央官庁の課長の犠牲で幕引きとなった政官財の汚職事件の深層に、「私」警視庁捜査ニ課長が推理しつつ迫る展開です。1960(昭和35)年に発表されたもので、作中に昭和の雰囲気を感じる道具立てがいろいろでできます。夜行急行〈安芸〉、時刻表、駅の立ち売り新聞・・・。昭和の人間としては懐かしさを感じる部分が多い。ですが内容は現在の令和の時代にもありそうな状況を描いているように感じます。ぜんぜん古くない。今も汚職事件報道で見たり聞いたりするような。60年前も現在もあまり変わっていない構造があるのだろうかと思いなが読みました。

     『駅路』は銀行営業部長を定年退職した人物が主人公です。律儀な努力で勤め上げ、普通以上の地位と収入を獲得した人物。第二の人生の出発に自由を求めます。事件解明にかかわる年配刑事の言葉が印象に残る。「・・・人間だれしも、長い苦労の末、人生の終点に近い駅路に来たとき、はじめて自分の、自由というものを取り戻したいのではないかね。」同じようなステージにある我が身には心に響く。結末は、自由を取り戻しつつある主人公の、明るい歩みであってほしかった。それじゃあ清張作品ではなくなるかもしれないけれど。

     『陸行水行』この作品は推理小説なのだろうか?邪馬台国の謎に迫る古代史の歴史書ではないのか?もしかして両方かもしれない。そう思いながら読みました。それにしても、松本清張の古代史にかける熱い想いが伝わってくる作品です。『魏志倭人伝』『古事記』などを縦横に読み解きつつ、諸説を比較検討しながら陸行水行の謎に迫る松本清張の筆は、私にとって驚きの連続でした。この謎の追究は一種の推理だという主旨のことを、筆者は作品の本文で書いていました。この作品は古代史の謎に迫る推理と、この謎解きにかかわる登場人物たちをめぐる事件の真相に迫る推理。推理小説の二重奏だと、読み終わって感じる。何度でも読み返したい作品です。

     だいぶ時間はかかりそうだけど、これからも松本清張作品の読み返しを続けようと思っている。

    【本書収録作品】
    ・白い闇
    ・捜査圏外の条件
    ・ある小官僚の抹殺
    ・巻頭句の女
    ・駅路
    ・誤差
    ・万葉翡翠
    ・薄化粧の男
    ・偶数
    ・陸行水行

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    2024年08月28日
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

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    人間の弱さとそんな人間を生きさせる希望とそれを支える愛。それは少しずつなんとか倒れないように、それでも少しでも良い体勢になるように努力をするが、やはりいずれ崩れてしまう。その滅びの美しさ、怖さが凝縮された小説たち。どの作品も徐々に崩壊していく登場人物たちの世界が愛おしくなるほど哀しい。

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    2024年08月27日
  • なぜ「星図」が開いていたか―初期ミステリ傑作集―(新潮文庫)

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    学生時代に松本清張にハマって読んでたことがあるのですが、数十年ぶりの再読です。自分の立場や環境が変わると感じ方も違いますね。

    倒叙ミステリー多めの短編集です。ザ・昭和な風景でタバコや愛人を囲う金持ちがバンバン出てきます。でも不思議と今読んでも面白いです。

    トリック重視ではなく、追い詰められて犯罪を犯した人間の心理描写が、清張の色褪せない面白さだと思います。読者が犯人になって追いつめられるドキドキが味わえます。今でも頻繁にドラマ化されている理由が分かる気がします。

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    2024年08月26日
  • 松本清張ジャンル別作品集 : 6 社会派ミステリ

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    短篇ながらどれをとっても味わい深い。さすが社会派ミステリーの松本清張である。時代錯誤を全く感じさせない奥深さがあると思う。

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    2024年08月20日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

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    うーん面白い。
    短編集の構成としては推理小説を集めた巻ということだけど推理小説とも少し違う犯罪小説集。驚きトリック自慢の浅い推理小説とは一線を画す。
    どの作品も戦後の社会の中で生きる人の心をバックグラウンドにして職人芸的なお話を作り上げる松本清張の手腕が冴える。「鬼畜」は幼い緒形拳の出ている映画がテレビで放映されていてトラウマ的に怖かったけどこういう原作なんだな。「張込み」の人間ドラマ。「顔」のスリル。「声」のアイディアと偶然のプロット。「地方紙を買う女」の登場人物の個性とトリック。「一年半待て」の法的な組み立てと皮肉。「投影」の正義感とマスコミ。「カルネアデスの舟板」の破綻に至る心の動き。

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    2024年08月19日
  • 犯罪の回送

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    清張先生の小説は面白い。この小説は解説で最後の小説なんだと知った。1992年8月4日に清張先生はお亡くなりになられた。今2024年8月で、32年前。お書きになられた小説はいまだ古びない。

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    2024年08月14日
  • 危険な斜面

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    謀(はかりごと)はなぜ成就しないのか。未来という時間の流れと人の感情という想定外要素が必ずや邪魔をする。それは意図的ではなく図らずもそういう運命なのかもしれない。何気なく過ごす日常に企みは潜んでいる。それを暴くのは決して正義ではない、因果から抜け出せない人の欲への愛おしさである。綺麗事では決して人の心は掴みきれないのだ。松本清張はその代弁者であろう。

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    2024年08月11日
  • 遠い接近

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    多分再読。全部忘れてたけど。執念の物語。ここで書かれていることが本当ならやり切れない。微妙な年齢の人は、上手く立ち回れば戦争に行かなくて済んだってこと。
    軍隊の理不尽さ、ほんとにバカらしい。

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    2024年08月03日
  • 渡された場面

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    ネタバレ

    やっぱり松本清張の作品は動機や事件経過がリアリティに溢れてて好きだ。二人の女を同時に妊娠させて片一方を殺すような酷い犯人だけど、盗作したり犯行現場に近寄るのすら躊躇ったりするような小物感が拭えないのも人間味がある。こういう人間が起こした事件、ごく当たり前に新聞に載ってそうと思わせるのがすごい。

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    2024年07月29日