松本清張のレビュー一覧

  • わるいやつら(上)

    Posted by ブクログ

    同じことを書きますが
    やっぱり松本清張さんの小説はすごい。おもしろい。
    この本も最初、医者という主人公からは考えられないような
    ぐだぐだ、浅はかな奴と言う印象で、
    だまされる女性陣も簡単すぎて、なんか面白くないなあ
    読むのやめようかなあなんて思いながら読んでました。
    途中、どこからでしょう。
    ぐんぐん吸い込まれるように読んでいきました。
    時代背景など、古いはずなのに、古さも感じさせない
    さすがの松本清張作品です。

    0
    2010年02月14日
  • 憎悪の依頼

    Posted by ブクログ

    今で言うところの草食系男子が主人公。仲のよい女性に求愛するも、友情止まり。やがて、恋愛感情は憎悪に変化する。そんな彼が次に選んだのは意外な行動だった。

    拙い作家であれば、「変態」の一言で片づけられそうな主人公の微妙な男性心理。それを殺人の動機にまで昇華させてしまう。松本清張の心理描写の巧さに感服してしまう表題作を含む10の短編小説集。

    0
    2010年01月20日
  • 隠花平原(下)

    Posted by ブクログ

    有栖川有栖読んでいて推理ものが読みたくなって手にとってみた清張。
    上下巻なのでボリュームたっぷり。
    撲殺された銀行員の妻の弟で若手画家の山辺修二が
    兄の死の理由の真実を究明しようと奔走し、
    地方銀行や宗教団体などのスキャンダルに迫っていくというもの。
    きちんと取材と資料勉強して丁寧に作られているので、
    まるで実際に起こっている事件のように現実に迫ってきて面白いし、
    最後の着地もしっかりしつつ意外性もばっちりあってさすがの一言。
    あとはタイトルセンス。
    ずっとタイトルとの関係をいまいち測りかねていたのですが解説を読んで納得。
    内容に直接関係ないので抜粋しちゃいますね。

    『清張作品においては、組

    0
    2009年12月28日
  • 或る「小倉日記」伝

    Posted by ブクログ

    ・・・・・書きかけ・・・・・


    松本清張は、101年前の1909年12月21日に今の北九州市小倉に生まれたと確か覚えたはずなのに、最近の研究では、本当は広島市で生誕して小学校低学年は下関市で育ち小倉に住んだのは高学年になってからだといいます。さすがミステリーの巨匠、自らの出自もミステリアスに

    0
    2011年07月20日
  • 或る「小倉日記」伝

    Posted by ブクログ

    ナツ100四冊目。
    「事実は小説より奇なり」というか、
    ミステリー小説ではない(犯人がいない)のに、
    細かい人間描写の中に
    人間の暗闇がどぎつく顔を見せている。
    松本清張さんの文章に圧倒されて
    やみつきになる一冊。

    0
    2009年12月04日
  • 点と線

    Posted by ブクログ

    中学生の時に読んでずっと印象に残っている大好きな作品。
    設定が飛行機も新幹線もない時代なので、移動手段は汽車の乗り継ぎ。時刻表を片手に犯罪の可能性を見いだしていく手間はものすごい緻密なものでした。
    確か犯人はすぐわかったはず。そのあとのアリバイ崩しがストーリーになっています。中学生でも読めたので松本清張の中でも比較的読みやすい本です。

    0
    2009年10月04日
  • けものみち(上)

    Posted by ブクログ

    私が、高校1年生の時読んで私は、少し胸が打たれてしまいました。
    なぜなら、母が学生時代の時に読んでいたので、母親に勧められました。

    0
    2009年10月04日
  • わるいやつら(下)

    Posted by ブクログ

    最後の一行まで、ぐいぐい引き込まれてしまった。

    トリックや仕掛けは分かりやすいのだけれども、この本の真価はそういうところではなくて、
    人間の持っている個人的理由による悪を、読んだ人がどう捉えるかだと思う。
    ボクは不覚にも、戸谷に感情移入してしまった。

    「わるいやつ」を気取りながら、結局は
    “ふつうの人間のふりをしたほんとうの「わるいやつら」”にはめられていく様、そして
    地位やプライド、つかみかけたものすべてが滑り落ちていく様は、
    読んでいて、かなりドキドキものでした。

    0
    2009年10月04日
  • 或る「小倉日記」伝

    Posted by ブクログ

    芥川賞を受賞した表題作と他5篇を集めた短編集。
    後の清張のような推理小説的な展開はほとんど見られない。
    まず表題作だが、小児麻痺のようなものを患った男が、九州にいた頃の森鴎外を研究していくという話。
    全体にも通ずることだが、人物の心情などをほとんど地の文で書かない簡潔な文体が読んでいて潔い。
    内容はまずまずといったところ。
    他の4篇に関しては、全体的なテーマとして、登場人物(主に主人公)が、一つのことに集中していて他のことには目もくれないような一途さを持っており、
    そのせいで他者の反感を買ってしまうという、熱心さに基づく哀れさが展開されている。
    途中では、その人物に反感を持ってしまうが、話が終

    0
    2009年10月07日
  • 球形の荒野 新装版(上)

    Posted by ブクログ

    戦時中に死んだと言われていた外交官の父の筆跡を寺院の奉名帳に発見する娘。
    父の影を追い求める彼女に、恋人である新聞記者はもしかしたらという疑問を抱く。

    清張の推理小説としては少し毛色が変わった話かも。かなり叙情的な話だった気が・・・(笑!あんまり覚えてない)
    でも最後に父と対面を果たす場面とか、とにかく感動的で当時は一番好きだと思ってた。

    0
    2010年12月20日
  • 渡された場面

    Posted by ブクログ

    はじめて読んだ清張作品。
    清張に関して「有名」という以外、何の知識もなく読み始めたのでこの作品の完成度というか、清張の凄さを思い知らされた。
    ひとつの事件や嘘を隠蔽するために次々に事件と嘘を繰り返し、苦境に立たされる犯人。
    こう繋がったのか!と、最後に感服させられる。何度読んでもおもしろい。

    0
    2009年10月04日
  • 神々の乱心 上

    Posted by ブクログ

    松本清張の未完の大作。新興宗教団体と皇室がつながるなんていう要素におなかいっぱいになりそうです。紋様の意味や神道系新宗教のことなど、ちょっぴり京極夏彦な感じも覚えた。

    0
    2009年10月04日
  • わるいやつら(上)

    Posted by ブクログ

    私絶対好きそうだから読んでみ!って友人から勧められて読んでみました。
    好きですこういうのw
    ていうか松本清張ってこんな読みやすかったの?

    上は戸谷の悪態ップリが延年続くだけですが、これがこのあとどう変わっていくのか・・・?

    0
    2009年10月04日
  • わるいやつら(上)

    Posted by ブクログ

    ドラマ化されてる話。
    いやぁ〜、なんで松本清張は、こう身勝手な男の心理が書けるかね〜。
    んもうホンマに自分勝手な主人公。
    自分の利得のために殺人を犯す。
    その尻拭いも抜けてるし、サイテー。
    読んでいくと、早く勧善懲悪になるのを求めてしまう。
    続きが気になってドンドン読みたくなる

    0
    2009年10月04日
  • 霧の旗

    Posted by ブクログ

    昔ドラマで見て、幼なながらにものすごい衝撃を覚えたものです。きちんと読み直してみようと思って読んでみたのですが、やっぱりすごい。一気に読破。すぐに物語りにのめり込めます。

    0
    2009年10月04日
  • Dの複合

    Posted by ブクログ

    最近テレビドラマ化される事が多い、松本清張先生。
    「砂の器」、「黒革の手帖」、「けものみち」いずれも高視聴率のようだけど、どれも見ていない。ましてや、小説自体も読んでいないというチョット乗り遅れ気味な感じもするけど、この「Dの複合」が火スペや土曜ドラマ劇場なんかで2時間ドラマ化されたら、是非見てみたい。(もう、やってたりして・・・)
    売れない作家が、小出版社の月刊誌に旅の紀行文「僻地に伝説をさぐる旅」の連載依頼を受けたところから、物語がスタートする。
    旅先で白骨死体遺棄事件が起こり、当初は単なる偶然と思っていた事件が、曰くありげな人物が登場し、さらに謎めいた35、135という数字が指し示すもの

    0
    2009年10月04日
  • けものみち(上)

    Posted by ブクログ

    主人公の民子はしたたかな女である。地味な生い立ちとは裏腹に、彼女は日本の黒幕の心さえ揺れ動かし、己の欲望を満たそうとする。しかし、・・・・・

    0
    2009年10月04日
  • けものみち(下)

    Posted by ブクログ

    上巻と共に、本書を極普通の女性が読むなら、必ずやその女性には野望といったものが蘇るであろう。そういった面では、女性の野望を実現する為のマニュアルとも言える。

    0
    2009年10月04日
  • けものみち(上)

    Posted by ブクログ

    今木曜日にドラマではいってます!オススメオススメ!松本清張さんのふぁんなんでオススメ!人間の汚いところみれます!

    0
    2009年10月04日
  • 半生の記

    Posted by ブクログ

    昭和の大作家、松本清張が松本清張になるまでの半生。地位を確立してもなお、にじみでるコンプレックスに「人間・清張」を見る事ができます。

    0
    2009年10月04日