【感想・ネタバレ】霧の旗のレビュー

あらすじ

柳田桐子は、強盗殺人事件の犯人にされた兄の弁護を依頼に、著名な大塚弁護士を訪ねて九州から上京する。が、依頼をことわられる。偶然、桐子を知るジャーナリスト阿部はこの事件に興味をもつが、桐子の兄は獄死する。上京し、酒場の女になった彼女の心は、大塚への復讐に燃える。巨匠が見事に描きあげた復讐譚。

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Posted by ブクログ

日常に潜む事件。ミステリーは飛躍しすぎて入れないこともあるが、霧の旗は偶然ではなく、必然で、自分にも思い当たる節があるから引かれていく。
偶然と思うものは、偶然ではなく、そういう事実が現代に多すぎて絡み合って喋り出す霧。
あそこでもし誰かに見られていたら。誰かを見ていたら。霧がなければ見られていたかもしれない。
素晴らしい作品。

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2025年04月28日

Posted by ブクログ

名前は知ってましたが初めての松本清張。
第三者的目線で過去形?の不思議な文体に歴史を感じる。
白夜行を彷彿とさせる異常な女性像による復讐劇でした。
結局女性の怖さはいつの時代も変わらないんですかね
ドラマも見よう

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2010年05月16日

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