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雑草群落(上)
手広く骨董屋を営む60歳代の古美術商草日堂社長、高尾庄平である、長男の健吉も商売に参画するが一本立ちの気配である。妻の友子とは、マンネリ化しており、若い水商売あがりの和子を密かに囲っている。
庄平は、苦労して上り詰めたと言われる大企業の明和製薬社長中村為蔵に取り入ろうと画策する。商売で競合する駒井が、庄平の行く先々で暗躍している。
庄平は、一旦は、社長の著書「こしかたの記」に書かれたその壮絶な過去に引き込まれ涙を流すのだが、だんだんとその裏が暴露されてくる。
庄平は、副社長の早川、中村の謡の師匠である倉田や、社長室の日下部に接近する。予測だにしなかった和子と中村の位置関係が露わになる。
庄平は中村が興味を示す肉筆浮世絵を何とかしなければと悩む、そんな骨董があろうはずがない、庄平はよからぬ画策をはじめるが、、、、
(下巻へ続く)
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