池波正太郎のレビュー一覧

  • 散歩のとき何か食べたくなって

    Posted by ブクログ

    "懐かしい昭和の料理屋を著者が思い出とともに語ってくれる。今はどれくらいのお店が残っているのだろうか?昭和の地図と今の地図を見比べて、池波正太郎さんが愛したお店を訪ね歩きたくなった。
    東京オリンピックに関する記述もあり、感慨深い。
    2020年に56年ぶりに東京オリンピックが開催される。
    最初の東京オリンピックで、東京は都会に変わったとの記述がある。よきものを残すことなく破戒と創造を経たものが現在の東京らしい。
    これからの7年でどんな都市を構築していくかは、われわれの世代の責任なのだ。"

    0
    2018年10月28日
  • 映画を見ると得をする

    Posted by ブクログ

    "映画が好きな池波さんの映画に関するエッセイ集。映画好きは、同じような感覚でいるのではないかなぁ~。
    時代劇の時代考証などに触れているところは、さすが池波さん、なるほど~とうなってしまった。"

    0
    2018年10月20日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十二) 特別長篇 迷路

    Posted by ブクログ

    特別長篇『迷路』なる1冊。
    今まで読んだ鬼平さんのお話で、一番読みごたえがありました。

    それなりに鬼平さんに出てくる人たちの人間関係を知っていたほうが良いけれど、忘れていても楽しめました(笑)

    心の弱い人ほど視野や人間関係が狭いから、人を怨む力が強くて困りモノなんだよなぁ…。

    0
    2018年10月18日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十三) 特別長篇 炎の色

    Posted by ブクログ

    「隠し子」23巻にして濃いキャラクターが初登場。まさか平蔵に異母兄弟がいたとは。肝の強さは平蔵と似ている。「妹め、…」と言うのは新鮮。

    「炎の色」平蔵の妹 お園が早速活躍。お園が父と似ているところがあったり、小柳への片想いを平蔵が見破ったり…。お園と小柳の今後の話をもっと読みたかった。
    ところで、おまさは荒神のお夏に好意を抱いていたんだろうか。こちらも続編が気になる。
    今回の長編は前巻ほど重たくなく、平蔵の采配や勘ばたらきが冴えていてスイスイ読めた。残り1巻というのが本当に惜しい。

    0
    2018年10月10日
  • 鬼平犯科帳(一)

    購入済み

    すごく面白いです

    鬼平犯科帳はドラマでは観ていて、好きなドラマだったので、小説も読んでみようと思いました。軽い気持ちで購入したのですが、読み始めると話に引き込まれてしまい、「面白い!」と思いました。この調子で次巻と、どんどん読んでいきたいと思います。ありがとうございました。

    0
    2018年10月05日
  • 剣客商売 18巻

    購入済み

    最初に原作を読んだのは…

    15年程前だった。私にとっては「剣客商売」では珍しい事だったが、当時は軽く笑って読み飛ばした「時雨蕎麦」のエピソード。小兵衛や角五郎の歳になった今、何やら身につまされる。
    案外、還暦と云っても、簡単には枯れられないものなのだと、実感する。

    0
    2018年09月19日
  • 鬼平犯科帳(一)

    Posted by ブクログ

    啞の十蔵
    本所・桜屋敷
    血頭の丹兵衛
    浅草・御厩河岸
    老盗の夢
    暗剣白梅香
    座頭と猿
    むかしの女

    「本所・桜屋敷」剣友、岸井左馬之助との再会。
    「血頭の丹兵衞」小房の粂八が初めて密偵として動く。

    0
    2018年09月15日
  • 鬼平犯科帳(五)

    Posted by ブクログ

    「おれの死に水を取ってくれないか」
    大工の万三は、屋敷の見取り図を盗人に売りつけることで稼いでいた。
    結核で余命が短いことを悟った万三は、自分と同じ匂いのする女と出逢い、女のために最後の稼ぎを狙う…
    ***
    人情的なオチで読者としては安堵した。
    第1巻の頃だったら、万三も女も破滅していただろうなあ。
    作者が丸くなったのか鬼平が丸くなったのか。
     /深川・千鳥橋


    「ある乞食坊主を殺してほしい」
    菅野伊介は依頼を受けた。
    しかしその乞食坊主に襲いかかってみて驚愕した。
    かつて同じ道場で刀を振るい合った先輩の井関録之助だったのだ。
    そしてその同じ道場では、若き日の鬼平も共に稽古に励んでいた。
     

    0
    2018年09月14日
  • 鬼平犯科帳[決定版](四)

    Posted by ブクログ

    鬼平全24巻の中でも自分のお気に入りの一冊。幼少の頃からの平蔵への恋心が忘れらず、自ら女密偵となったり「おまさ」を描く「血闘」、大滝の五郎蔵と舟形の宗平が密偵になるまでを描く「敵」等々全八話。

    0
    2018年07月09日
  • 鬼平犯科帳[決定版](一)

    Posted by ブクログ

    昨年1月の「鬼平」アニメ化で話題沸騰、シリーズ誕生50年になる「鬼平犯科帳」がより読みやすい文庫・決定版で刊行開始。自分も「鬼平」3度目の挑戦。

    0
    2018年05月14日
  • 忍者群像

    Posted by ブクログ

    非情な世界に身を置きながら、血も涙もある忍者たちの生き様。主人公の忍者が中二病こじらせた主君に呆れながら付き添う様がコントみたいな「戦陣眼鏡」がお気に入り。

    0
    2018年01月08日
  • にっぽん怪盗伝 新装版

    Posted by ブクログ

    著者みずから「悪漢(ピカレスク)小説」と銘打った短編集。世の中の裏街道を歩く人間たちの、生き様/死に様、成功/破滅のコントラストが、鮮烈に描き出されている。ちなみに、火付盗賊改方が登場するつながりか、本書に収められた短編の大半は、ドラマ版『鬼平犯科帳』にて映像化されていたりする。

    0
    2018年01月08日
  • 仇討群像

    Posted by ブクログ

    「仇討」という徳川時代特有のシステムによって、人生を狂わされる男女の、凄絶なる群像劇。短篇集だが、いずれのエピソードも、煮えたぎるような人の情念が物語を動かす核となっており、物足りなさは感じなかった。他の著作も読んでみよう。

    0
    2018年01月08日
  • 幕末新選組 新装版

    Posted by ブクログ

    『近藤勇白書』でも主役(近藤勇)を食う勢いで大きな存在感を見せていた、思い定めれば一直線の剣術バカ:永倉新八を主人公に据えた新選組ストーリー。最初から最後まで、政治的野心とは無縁に、己の信ずる清い道を進まんとする新八の気勢が爽やかに描かれている。「日本人を見損なっちゃいけねえな、藤堂さん??徳川にしろ薩長にしろ、互いに喧嘩はしていても、外国に色眼をつかいすぎて、ドジをふむようなまねはしないよ」。

    0
    2018年01月08日
  • 西郷隆盛 新装版

    Posted by ブクログ

    西郷どんは実際に魅力的な人物だったのだろうと感じさせる筆致。明治維新を西郷の視点で見る小説だ。あまりにスムースに政権交代が行われたかに外国には見えた維新だが、内実は維新の原動力となった薩長土肥の有力者同士の反目、各藩・士族の不満に政府は傾注せざるを得なかった状況がよく判る。政治経済について旧幕府に代わって近代化を推し進めたい明治政府の役人、今でいう国会議員、国家公務員の命懸けの働きが伝わってくる。それにしても西南戦争で西郷を失った重大さが惜しまれる。

    0
    2017年12月22日
  • 鬼平犯科帳(二十三)

    Posted by ブクログ

    連続の長編。前巻とは打って変わり安心して読めたのは、何の罪もない人が殺められるシーンがなかったせいかも知れない。おまさが大店に引き込みに入ってからの緊張感が程よく、平蔵の采配の冴えが良かった。盗人同士の会話に『二人の低い声が、さらに低くなったので、筆者の耳へ届かなくなってしまった。』なんていう書きぶりにクスッと笑い、著者自身が楽しんで筆を走らせているようすを想像した。

    0
    2017年09月05日
  • 鬼平犯科帳(二十二)

    Posted by ブクログ

    盗賊の捕縛から生まれた怨恨が、これほどまで平蔵を追い詰めるなんて……雲竜剣でも火盗改メの関係者が次々に斃されたが、今回はその範囲が拡大し、緊迫感が一層増した。序盤の流れからおまさの身に何か起こってしまうかと心配したが、著者の筆はそのようには動かなかったようでホッとした。最終巻まであと2巻。著者が長編に込めた思いを想像しながら楽しみたい。

    0
    2017年09月05日
  • 鬼平犯科帳(二十一)

    Posted by ブクログ

    「討ち入り市兵衛」の展開が面白い。いきなりお熊婆の所へ瀕死の重傷を負った盗人・繁蔵が担ぎ込まれ、蓮沼の市兵衛につながり、繁蔵の仇討ちで市兵衛が長官・平蔵の正体を知らぬまま非業の死を遂げる。市兵衛の配下だった長三郎達にお咎めなく、市兵衛の菩提を弔うよう解き放った場面でジ~ンときた。「男の隠れ家」でも同様に、最後に弥吉を放免するが、弥吉が戻ってきた理由がまさか追っ手の影に怯えての末にだとは笑えた。久しぶりの鬼平、やはり楽しい。

    0
    2017年09月05日
  • 鬼平犯科帳(二十)

    Posted by ブクログ

    「二度ある事は」を読むと、細川に同情してしまう。昔の女に未練が残り、それが事件と結びつくという悪循環。男とはダメなものだ。「寺尾の治兵衛」では、だんだんと五郎蔵と同じ気持ちになってくる。これだけ手放しで治兵衛に信頼されると、捕まえられるのが読んでいても辛い。彼の最期が「このよう」になったのも、著者が良い落としどころを自然に選んだような気がしてならない。治兵衛の死を伝えるための五郎像の旅は、さぞ気が重いことだろう。

    0
    2017年09月05日
  • 鬼平犯科帳(十九)

    Posted by ブクログ

    本巻は親子の情、火盗改メと盗賊の内通合戦、男と女の難しい縁、と何とも盛り沢山な内容であった。怨恨から子を誘拐した賊を、当初疑われていた実の親が見つけるとは小説ならではなのだが、読んでいる間はするりと読み手の懐に入ってくる。恐ろしいことだwww「妙義の團右衛門」でしてやられた平蔵だったが、馬蕗の利平治の仇を討つことで意地を見せた時には、こちらの溜飲も下がる思いだった。

    0
    2017年09月05日