池波正太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
40年以上前に連載された小説だが、これがまた、読み出したら終わらない面白さ。
そういえば、テレビでシリーズ化されたのも最初は「必殺仕掛人」(1973年)だったと記憶しているが、梅安役は緒方拳がやっていたと思う。
そのときの印象が強烈だったのか、小説を読んでいても緒方拳のイメージがちらついてしょうがない。
まぁ、それだけ本人にとってはアタリ役だったかも。
「必殺仕事人」の藤田まこと(中村主水)もアタリ役。
さて、そんな娯楽小説の面白さがどこにあるか…ということですが、
昼間は貧乏人を治す優しい鍼医者としての顔、そして夜は極悪人をあの世に送る殺人者としての顔、善と悪を併せ持った梅安が「世の中に、生かしちゃおけねぇやつ」…をバッサリやるところでしょうか。
今の世に当てはめてみると、バッサリやられなきゃいけないやつが多いのに、善より悪のほうがのさばるご時勢。
闇サイトのOL殺人にしかり、永田町に巣食う妖怪どもにしかり、セクハラ、パワハラがはびこる社会風土…うーん、生かしちゃおけねぇやつらが多すぎる。コイツら一まとめにして、バッサリとやってもらいてぇ。。。(笑) -
購入済み
読み応え有り。
鬼平は、永遠。厳しさも優しさも、バランス良く持ち合わせた人だと思います。どの話も全部好き。選べない。「瓶割り小僧」は、ドラマでも印象的な物語でした。ラストは、涙無くしては、読めません。
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Posted by ブクログ
すごく面白く読んだが、この本のどこが面白いのかを説明するのはとても難しい。
一言で言えば、筆者が好きな、あるいは好きだった料理屋について語るだけの本。時代は筆者の若い頃、戦前から、おそらく昭和50年代まで。場所は、都内各所・京都・大阪・横浜・名古屋・近江・パリ、などバラエティに富んではいるが、それでも書いていることは、料理屋のことである。
近江、八日市の「招福楼」という料亭についての文章を引用する。
【引用】
招福楼へ、はじめて入って昼食をしたためたのは、十三、四年前のことになるだろう。
そのときのうまさ、おどろきについては、あらためて書きのべないが、この店の主人・中村秀太良の、料理と接客に対する情熱の見事さは、いまも全く変るところがない。
【引用終わり】
として、最近の招福楼での食事の中身についての文章が、そのあとずっとつづくのである。
これの何が面白いのか?上手くは説明出来ない。
何とも言えない味のある文章、ちょっと前の東京の粋、何より池波正太郎の暮らし方・生き方。
そういったものが、文章の魅力を作っているのだろう。