池波正太郎のレビュー一覧

  • 江戸前 通の歳時記

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    ネタバレ

    手術後、食欲のない時に少しずつ読んで、味を想像したり、自分ならどうやって食べようかなあなどと想像して楽しんでいた。

    旬のものを大切に味わって食べる。
    ああ、なんという幸せ。

    ビールは小さなコップに1/3だけ注いで、一息に飲む。
    自分のペースでコップに注いで、注いだら一息に飲む。
    これが一番美味しいのだそうだ。
    なるほど。

    フランスで、「シャンパンに合ういちばんいい肴を持ってきてくれ」と言ったら、出てきたのはポテトフライだったというのにびっくり。
    確かに冷たいシャンパンと熱々のポテトフライは、やめられない止まらない旨さだと思うけど。
    日本人がそんなことを言ったら「田舎者」と馬鹿にされそうだ

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    2019年08月11日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    ネタバレ

    母の出身は松代の下級藩士。だから松代は何度か訪れた町。真田家には親近感あり。
    昌幸信繁は、戦を楽しむ、信之(文中では信幸ー関が原後、改名していたはず)は「領民家来の幸福を願う事」を考える。その生きざま。戦国時代後を見据えた藩の維持を考えている。今の政治家にここまでの矜持はあるだろうか。
    池波作品は、人の心の機微も細やかに書き込まれていて安定感がある。恩田木工「しかし、おれも人間だからな(原たちのように思いあがるかも)」に妻みつの「みつが目をはなしませぬ」P292、さりげないこのやり取り。うまいなあ。「剣客商売」は読破したが、「真田太平記」は手を付けていなかった。これを機に着手を考える。

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    2019年08月06日
  • おせん

    購入済み

    おせん

    短篇集ではあるが、個々の小説の内容が人の生き様を色んな角度から考えさせられるもので、飽きのこない本だと思う。

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    2019年04月11日
  • 剣客商売十四 暗殺者

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    珍しく長編、先が気になり一気に読んだ。強い剣客が現れ、弱気な小兵衛、のんき?な大治郎が面白い。実際に戦ってほしい気もした。

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    2019年03月31日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    <文庫全12巻を通してのレビュー>

    天正10(1582)年3月、織田・徳川連合軍によって戦国随一の精強さを誇った武田軍団が滅ぼされ、宿将真田昌幸は上・信二州に孤立、試練の時を迎えたところからこの長い物語は始まる。
    武勇と知謀に長けた昌幸は、天下の帰趨を探るべく手飼いの真田忍びたちを四方に飛ばせ、新しい時代の主・織田信長にいったんは臣従するのだが、その夏、またも驚天動地の事態が待ち受けていた。


    以前から真田氏に興味があったので、シリーズ全巻、一気に読み進めちゃいました。
    たぶんこれで、真田マニアの仲間入りです。
    父:昌幸と兄:信幸、弟:信繁(幸村)の誰一人が欠けても、真田家の名前をここまで

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    2019年03月29日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

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    読んでいるだけでお腹が空いてくる…。こういう人のことを、美食家と言うのだろう。出てくるお店は、必ずしも高級店だけではないけれど、どれもとても美味しそうで、そしてそれは単に食べ物の味が良いだけではなく、お店の佇まいや、主人のこだわりや、そこにいる人々の会話や、それらが作り出す空間とそこで過ごす時間全てが、「美味しい」のだと思う。

    そして、馴染みのない店や時代なのに、描かれた情景がどこか懐かしく感じられるのは、亡くなった祖父と著者が同世代を生きた人だからだと気づいた。いつのまにか、祖父がお酒を飲むと時折語ってくれた昔話と重ね合わせて読んでいた。東京の西の郊外の貧しい家の出で、家族の誰よりも倹約家

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    2019年03月03日
  • 黒幕

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    軽い命と重い命があるようだ。
    昔も今も。
    本物の夫婦とはどういうものか、なんとなくわかったような。
    おもしろい本だった。

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    2019年02月21日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

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    池波正太郎の「鬼平犯科帳」のドラマが好きだったが、本で一冊も読んだことがない作家だった。エッセイなので読みやすい。単なるグルメ本っていうより、時代と町の風景、お店の佇まいなどを感じつつもおいしいものを読むことで堪能できる。いわゆる一見さんでは尻込みしちゃいそうなお店もあるけれど、蕎麦屋など本当に日常的に通ってらしたところも良く出てくる。東京は縁がないからあまりよくわからないけど、行ったことない浅草方面にも興味が湧いた。たまたまだけど、仕事で「剣客商売」のあらすじを書いた直後に読んだのもあって、作品が生まれた背景が出て来た時、おお〜っという感動があった。あと松本の「まるも」は、卒業旅行で旅館に泊

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    2019年02月07日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十一)

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    三度目の鬼平もこれで、第11巻。全七話収録されているが、圧巻は同心・兎忠木村忠吾が誘拐される「男色一本饂飩」その他は引退した老盗がお盗めへの情熱から再び盗めを行う「穴」、家を捨て、盗人になった男が実家の危機を救う「雨隠れの鶴吉」など。

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    2019年01月23日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

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    "懐かしい昭和の料理屋を著者が思い出とともに語ってくれる。今はどれくらいのお店が残っているのだろうか?昭和の地図と今の地図を見比べて、池波正太郎さんが愛したお店を訪ね歩きたくなった。
    東京オリンピックに関する記述もあり、感慨深い。
    2020年に56年ぶりに東京オリンピックが開催される。
    最初の東京オリンピックで、東京は都会に変わったとの記述がある。よきものを残すことなく破戒と創造を経たものが現在の東京らしい。
    これからの7年でどんな都市を構築していくかは、われわれの世代の責任なのだ。"

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    2018年10月28日
  • 映画を見ると得をする

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    "映画が好きな池波さんの映画に関するエッセイ集。映画好きは、同じような感覚でいるのではないかなぁ~。
    時代劇の時代考証などに触れているところは、さすが池波さん、なるほど~とうなってしまった。"

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    2018年10月20日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十二) 特別長篇 迷路

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    特別長篇『迷路』なる1冊。
    今まで読んだ鬼平さんのお話で、一番読みごたえがありました。

    それなりに鬼平さんに出てくる人たちの人間関係を知っていたほうが良いけれど、忘れていても楽しめました(笑)

    心の弱い人ほど視野や人間関係が狭いから、人を怨む力が強くて困りモノなんだよなぁ…。

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    2018年10月18日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十三) 特別長篇 炎の色

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    「隠し子」23巻にして濃いキャラクターが初登場。まさか平蔵に異母兄弟がいたとは。肝の強さは平蔵と似ている。「妹め、…」と言うのは新鮮。

    「炎の色」平蔵の妹 お園が早速活躍。お園が父と似ているところがあったり、小柳への片想いを平蔵が見破ったり…。お園と小柳の今後の話をもっと読みたかった。
    ところで、おまさは荒神のお夏に好意を抱いていたんだろうか。こちらも続編が気になる。
    今回の長編は前巻ほど重たくなく、平蔵の采配や勘ばたらきが冴えていてスイスイ読めた。残り1巻というのが本当に惜しい。

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    2018年10月10日
  • 鬼平犯科帳(一)

    購入済み

    すごく面白いです

    鬼平犯科帳はドラマでは観ていて、好きなドラマだったので、小説も読んでみようと思いました。軽い気持ちで購入したのですが、読み始めると話に引き込まれてしまい、「面白い!」と思いました。この調子で次巻と、どんどん読んでいきたいと思います。ありがとうございました。

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    2018年10月05日
  • 剣客商売 18巻

    購入済み

    最初に原作を読んだのは…

    15年程前だった。私にとっては「剣客商売」では珍しい事だったが、当時は軽く笑って読み飛ばした「時雨蕎麦」のエピソード。小兵衛や角五郎の歳になった今、何やら身につまされる。
    案外、還暦と云っても、簡単には枯れられないものなのだと、実感する。

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    2018年09月19日
  • 鬼平犯科帳(一)

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    啞の十蔵
    本所・桜屋敷
    血頭の丹兵衛
    浅草・御厩河岸
    老盗の夢
    暗剣白梅香
    座頭と猿
    むかしの女

    「本所・桜屋敷」剣友、岸井左馬之助との再会。
    「血頭の丹兵衞」小房の粂八が初めて密偵として動く。

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    2018年09月15日
  • 鬼平犯科帳(五)

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    「おれの死に水を取ってくれないか」
    大工の万三は、屋敷の見取り図を盗人に売りつけることで稼いでいた。
    結核で余命が短いことを悟った万三は、自分と同じ匂いのする女と出逢い、女のために最後の稼ぎを狙う…
    ***
    人情的なオチで読者としては安堵した。
    第1巻の頃だったら、万三も女も破滅していただろうなあ。
    作者が丸くなったのか鬼平が丸くなったのか。
     /深川・千鳥橋


    「ある乞食坊主を殺してほしい」
    菅野伊介は依頼を受けた。
    しかしその乞食坊主に襲いかかってみて驚愕した。
    かつて同じ道場で刀を振るい合った先輩の井関録之助だったのだ。
    そしてその同じ道場では、若き日の鬼平も共に稽古に励んでいた。
     

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    2018年09月14日
  • 鬼平犯科帳[決定版](四)

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    鬼平全24巻の中でも自分のお気に入りの一冊。幼少の頃からの平蔵への恋心が忘れらず、自ら女密偵となったり「おまさ」を描く「血闘」、大滝の五郎蔵と舟形の宗平が密偵になるまでを描く「敵」等々全八話。

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    2018年07月09日
  • 鬼平犯科帳[決定版](一)

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    昨年1月の「鬼平」アニメ化で話題沸騰、シリーズ誕生50年になる「鬼平犯科帳」がより読みやすい文庫・決定版で刊行開始。自分も「鬼平」3度目の挑戦。

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    2018年05月14日
  • 忍者群像

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    非情な世界に身を置きながら、血も涙もある忍者たちの生き様。主人公の忍者が中二病こじらせた主君に呆れながら付き添う様がコントみたいな「戦陣眼鏡」がお気に入り。

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    2018年01月08日