結城真一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
家庭教師斡旋の営業で訪れた大学生が感じた違和感。
マッチングアプリで知り合った女性との夜を迎える男。
かつて不妊治療に協力した僕が呼び出されたもう一人の娘。
リモート飲み会で盛り上がる、大学時代からの友人たち、その最中に告げられる殺人予告。
離島で育つ4人の子どもたち。YouTuberに憧れる彼らに不穏な事件が。
中学受験、マッチングアプリ、不妊治療、リモート飲み会、YouTubeと最近ざわつくテーマの5篇。
結末が予想できてしまうけど、ジワジワと嫌な予感を抱えつつ読む。
短編の長さもちょうどいい感じ。
ただ、身近に感じてないものもあり、現実味がイマイチ。ちびちゃん達に読ませて警鐘を鳴らすの -
Posted by ブクログ
新潮文庫の「中学生に読んでほしい30冊 2026」に掲載されている、5作からなるミステリ短編集です。
どの作品も、わずかな違和感がちりばめられており、それらをむすびつけたどんでん返しが楽しめる一方で、「謎が解けてスッキリ」というよりも、後味の悪さが残る「イヤミス」の度合いが強いように思います。
そういった朔風も決して嫌いではないのですが、社会を風刺したり、人間の性や業を自覚させたり、というような「含蓄のある後味の悪さ」よりもグロテスクさや過激さが露悪的に示されているように感じました。
勤務校では「ミステリが好きな中学生」がビブリオバトルで紹介していたので、本格的な叙述作品への橋渡しや、勧善 -
Posted by ブクログ
「最近、本を最後まで読めない」
そんな人ほど、この本は危険です。なぜなら、一話読み始めると止まれなくなるから。
『#真相をお話しします』は、マッチングアプリ、YouTuber、SNS、中学受験など、“いまの日本”にありそうな題材を使った短編ミステリ集。どの話も冒頭から空気の掴み方が抜群で、「この違和感、何だろう?」と思った瞬間にはもうページをめくる手が止まりません。
特に上手いのは、“普通の日常”が少しずつ壊れていく感覚です。会話のズレ、妙な沈黙、違和感のある一言。その小さなノイズが終盤で一気につながり、見えていた景色が反転する瞬間にゾクっとします。
ただのどんでん返し短編集ではなく、「