結城真一郎のレビュー一覧

  • 難問の多い料理店

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    オーディブルで。「ざまあみろ」と言いながら、ごうごうと燃え上がるアパートの外階段を上ってゆく女。のちにそれは、火元となった部屋の住人の元カノであり、そして部屋からその焼死体が出てきたことが、ビーバーイーツ配達員の口から語られる。話している相手は、ゴーストレストランのシェフ。シェフは、店にいながらにして依頼を受け、謎を解決する探偵であり、依頼人との仲介に、フードデリバリーシステムの配達員を利用しているのである。

    最初の話の配達員は、輝かしい生活を夢見て東京で一人暮らしを始めたものの、現実は地味で退屈な毎日であると気づいた、何者でもない大学生。依頼人は、火事の火元となった部屋の住人の、ずいぶん前

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    2025年07月29日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7名の若き作家たちのSNS系など令和の時代のアンソロジー。目玉は杉井さんだろうか。「世界でいちばん~」の続編?のような短編で唯一の書き下ろし。他は小説新潮で特集された作品と結城さんの「#真相を~」から1編。目玉の杉井さんが一番のキャリアというのがうむうむ、というところか。全体的にシニカルな作品が多くやはり令和を切り取ることになるとこういった作風が増えるのだろうか。その中で佐原さんの作品は純粋?な青春もので良かった。

    浅倉秋成 かわうそをかぶる
    Vチューバーを題材にした作品。一番怖かった作品かも。タイトルの良さと2重人格?のような造りがよかった。
    大前粟生 まぶしさと悪意
    文藝出身ながらエンタ

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    2025年07月28日
  • #真相をお話しします 無料お試し版

    よかった

    とても面白かったです。序盤だけでも次に何が起きるんだろうとドキドキさせられました。新しい作品も楽しみですね。

    #深い

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    2025年07月26日
  • 難問の多い料理店

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    面白い設定で2話目くらいまでは楽しめて読めていたが、語りが同じような感じで単調に思え、ちょっと飽きてしまった。
    まぁ何となくそうなんだろうなと思っていた結末だった。

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    2025年07月17日
  • 難問の多い料理店

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    ネタバレ

    デリバリーサービスを利用した「足」の使い方、シェフとして料理を振る舞う傍ら探偵業(本文では毎度否定されているが敢えてこの表現を使う)も営む怪しく魅力的な男、一つ一つの要素は現代ミステリらしく好奇心を惹くのだが、正直そのラベルを剥がすとまあこんなものか、という感じだった。それ自体がおそらく作者の、シェフの狙いであるというのは承知しているのだが、それにしても……『解答例』がちょっと無理あるのにも説明は付けられていたが、それで納得出来るかと言われると首を傾げざるを得ない。斬新な立て付けではあると思う。
    章ごとに語り手が代わるので、彼らは逐一不可思議な店について説明をしてくれる(初出が雑誌の連載なので

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    2025年07月12日
  • 難問の多い料理店

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    ビーバーイーツ配達員を調査員にして探偵をする連作短編集。サクッと読めて話もまあまあかな。ラストは好みが分かれると思う。

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    2025年07月02日
  • 難問の多い料理店

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    ♯真相をお話ししますと同じテイストで、事実を積み上げた結果の真実の解釈は如何様にもできるという話。
    ビーバーイーツの配達員達が受けるのは、食べ物だけでなく、謎解き依頼とその解決も。
    連作短編なので、最後には謎に関わってきた配達員達がシェフが怪しいと疑い出す。そして、失踪事件の解決を怪しいシェフ自身に依頼する。シェフ自身の言葉を信じると、全てが身悶える恐怖の結末だが、信じるもの信じないものあなた次第です。

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    2025年07月01日
  • 難問の多い料理店

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    短編集が一つの物語を形成するという最近よくある形の作品。一つ一つの作品も丁寧に書かれており、読みやすい。決して悪いところがあるわけではないが、まぁそんなものかなぁという感想。中くらいかな。

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    2025年06月13日
  • 禁断の罠

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    個人的に好きなのは『大代行時代』と『ハングマン─雛鵜─』のふたつ。
    ハングマンはとても設定が好きなのでせっかくならこの短編よりも長尺で読んでみたいと思った。大代行時代はまとまりが綺麗で満足感がある。
    1人の作家目当てで購入した本だが、どの話もそれぞれの面白さがあった!

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    2025年06月04日
  • 救国ゲーム(新潮文庫)

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    ネタバレ

    トリックは言われてみれば単純ながら、緻密に練られた犯行の数々には唸らされた。
    雨宮の不遜でありながらその実国のために瞬時に行動に出られる誠実さは良いギャップだった。
    視点主の女の子が過剰に口が悪い気がしたが、自らに自信のある(というように振る舞おうとする)若者はそういうものなのかもしれない。
    題材が面白く、考えさせられる話だった。

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    2025年05月18日
  • 救国ゲーム(新潮文庫)

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    犯人がこの計画を実行するに至った経緯や目的には共感できるものがある。それでも犯人が国民の判断に委ねたその問いかけは、現実には簡単に答えが出ない問題だしどう考えていけばいいのか…
    と、テーマとしては扱いにくいテーマなのにもかかわらず、登場人物のキャラや犯行自体が現実離れしているので、ミステリの読み物として、深刻にならずにしっかりと楽しめることができました。

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    2025年05月08日
  • 禁断の罠

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    時代を感じさせる内容のものがいくつかあったけれど意外性という点では物足りなかった。それでも1作目のラストや4作目の動機の切なさは個人的には好みのものだった。

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    2025年05月04日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    作家7名によるアンソロジー。
    カワウソの妖精・雨露ゆゆというVtuberと交際していると噂された音楽プロデューサー「うみの」が殺害された。ゆゆの活動を続けるべきか否か、視聴者の判断を仰ぐべく配信をすることに…浅倉秋成『かわうそをかぶる』。
    動画配信アプリで一躍人気者になった女子高生。若手女性教師は彼女が動画を撮らなくなった訳を探ることに…大前粟生『まぶしさと悪意』。
    霊能力者と相談者のマッチングアプリで「幽霊からプッシュ通知が届く」という不具合が起きている。案件を任されたアプリ開発会社の新人社員がアプリをインストールしたところ…新名智『霊感インテグレーション』。
    年齢を偽り、マッチングアプリで

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    2025年04月27日
  • 救国ゲーム(新潮文庫)

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    ネタバレ

    その土地にずっと引き継がれてきたもの、伝統だったり文化だったり。そういう、生産性はない無駄なものが存在する余地が、豊かさってことなのかな。
    もう、無駄なものに割り振る余裕なんてなく、生きるので精一杯、って…
    あー、気分転換のはずの読書で現実が迫ってくる。

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    2025年03月26日
  • 禁断の罠

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    それぞれの思惑が違う短編集。初めての作家さんもいて、それなりに楽しめたが、表題の『禁断の罠』に期待を持ち過ぎたかな。

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    2025年03月26日
  • 救国ゲーム(新潮文庫)

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    地方過疎化地域に住む私にとっては、見過ごせない?やり過ごせない?テーマの事件。
    犯人と思われる人物は割と早めに特定されるが、それじゃ済まされまい、と真犯人を推測してみる。この作者だから、二の矢三の矢のどんでん返しがあるだろうと。
    この作品のどんでん返しは弱めだったように思う。

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    2025年03月25日
  • やらなくてもいい宿題 算数バトル編 謎の転校生

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    『#真相をお話しします』で著名な作者。児童文学は初めてなのかな?設定的にもタイトル的にも今後シリーズ化の予感。

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    2025年03月03日
  • 救国ゲーム(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ドローンの性能が今どんなもんかわからんけど、
    無差別テロとか実際有り得るよな。
    結局間に合ったんだけど、この物語の中では。
    猶予なんて設けないよなーとか考えてしまう。
    そんなこと言ったらミステリーは成立しないよなーとか。で、考えてたら一気読みできなかった。

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    2025年01月25日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ◎かわうそをかぶる / 浅倉秋成
    いわゆる隠キャオタクがVtuberとして有名になり、リア充を蔑む自分と、恋人がいない現状に苦しむ自分との相反する感情に苦しむ話。
    どんなに有名で満たされてても欠けたピースはあるし、それをアイデンティティとしてたらその狭間で苦しむよなあ…
    イサナはどうなったの?誰か考察求む。

    ◎まぶしさと悪意 / 大前粟生 (アオ)
    架空のSNSで人気になった女子高生と教師について。
    うーん、何エンドになるんだろう。

    ◎霊感インテグレーション / 新名智
    心霊系アプリの不具合を調査する奇妙な運命の主人公について。
    ホラーとも違う世にも奇妙な話のような世界観。後味はよい。

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    2025年01月23日
  • やらなくてもいい宿題 算数バトル編 謎の転校生

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    83点
    ミステリーと算数の文章題をうまく融合していて児童文学としてとても上手く仕上がっている。キャラクターがとても魅力的で、続編も出たら読みたい。

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    2024年12月31日