結城真一郎のレビュー一覧

  • 難問の多い料理店

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    この本でゴーストレストランと言う単語を初めて知った。テイクアウト専門の料理店だが、いくつもの看板を掲げているが、実際にはシェフが一人しかいない。注文は全て自転車によるデリバリシステムを通して行われる。この店が特殊なのはそれだけじゃない。隠しコマンドで依頼が届けば、謎解きも行う。安楽椅子探偵型で、実際の調査はデリバリシステムの配達員たちの聞き込み。設定が凝っていて、謎解きも面白い。6つの話が入っているが、一番の謎は、この店のシェフの正体。何しろ、配達員たちが口を揃えて、美形だけど目が虚無をうつしているようだと言うのだもの。

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    2026年02月28日
  • どうせ世界は終わるけど

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    100年後に小惑星が衝突して人類滅亡の危機を迎える。パンデミック系かと思ったら100年という猶予期間があるため、小惑星の破壊や軌道の変更を試みる作戦をたてる時間も十分ある。登場人物たちの運命も、小惑星の軌道を変えるみたいに、もしあの時少しだけ何かが変わっていたら、今とは少し何かが違ったのだろうか?登場人物たちが、小惑星と同じ名前の希望を、残りの人生の中で見い出し前向きになる、ちょっと私も背中を押された気持ちになった

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    2026年02月16日
  • どうせ世界は終わるけど

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    これまた以前、王様のブランチで紹介され、結城真一郎さんといえば『#真相をお話しします』が面白かったので期待。

    人類滅亡の危機がやってくる。直径二十二キロの小惑星が地球に衝突する。それも百年後に。世界を駆け巡った衝撃ニュースだったが、「終末」を思わせるには、小惑星衝突までの猶予が長かった。徐々に社会に厭世感が広まっていく中で、どこか希望を感じさせる6話からなる連作短編集。

    全体を通してそこはかとない虚無感が漂う中、人との関わりを通して希望を感じさせるような物語で、どの話も面白く読後感が良かった。

    特に第三話『友よ逃げるぞどこまでも』はミステリとしても面白く、しっかり驚かされた。

    後半の第

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    2026年02月15日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    凄く良かった!!
    めちゃくちゃ好みの短編集で、最後まで飽きることなく一気読み出来ました。
    タイトルと作者陣から即買いしましたが、期待を裏切ることのないものばかりでしたね!
    タイトルから多少グロいのかと予想してたけど、そんなことはなく、適度なゾワッと感と少しのミステリー要素がちゃんとあって、ホラーではないし、読みやすかったです。さすがでした✨

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    2026年02月07日
  • どうせ世界は終わるけど

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    私は、すきだな、と思える作品。終わりがあるのは誰でも一緒。それが数値化されていようがいまいが、その人の心根次第で変化する。だから、思う。私は、生きるぞ。と。

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    2026年02月04日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    私が想像しているシリアルキラーとはまったく違うタイプの殺人者が出てきて、新鮮だった。
    どの作者さんの文章も情景が想像しやすく、引き込まれたので、長編を読んでみたくなった。

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    2026年01月29日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    5編の短編が収録されている。

    全てのお話に共通するのは、伏線回収の気持ち良さ。
    物語中のエピソード全部と言って良いほどあちこちに伏線が張られているので、「こう繋がるのか!」という答え合わせが楽しかった。
    読み進めると物語の顛末が何となく分かってしまうのだけれど、それはそれで「そうなるよね~。」と気分が上がる。

    個人的には、最初の「惨者面談」がトンデモ設定で面白かった。リアリティーはないけれど、この本の醍醐味は伏線回収だと思ったので。

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    2026年01月29日
  • どうせ世界は終わるけど

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    100年後、小惑星が地球に衝突し、地上のすべての生命が絶滅することが確実視されたことから話が始まる。それぞれ別々の話とおもっていたものが、少しづつ繋がり最後の章で最初の章の登場人物が再登場する。地震よりは高確率で他の天体との衝突は予測することができるが、このような地球規模で影響を与えることが予測されたとき、果たして私はどのような行動がとれるのだろうか。世界が滅びるとか関係なく、自分の興味に、衝動に、“好き”といえることに従うことができるのだろうか。

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    2026年01月18日
  • どうせ世界は終わるけど

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    どうせ、という言葉に含まれる、諦めと言い訳。
    嫌いな言葉なんだけれど、楽なんだよね、この言葉。
    最後、すべてが、ぱーっと繋がって、青い空が眼前に広がるような読後感でした。
    面白かったです。

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    2026年01月17日
  • どうせ世界は終わるけど

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     世界が100年後に終わることがニュースになったことをきっかけに、諦めてしまう人、何かを始めようとする人など人それぞれ考えることが違う。
     大々的に100年後に滅亡すると言われると、これをきっかけになにか考えようという気持ちにはなるが、よくよく考えると人間の寿命は精々100年であり、ほとんどの人はこのニュースを生まれた時に受け取っている。それを理解しようとしていないのかしていないのかはわからないが、気づかないふりをして生きている。
     ニュースになればそりゃあみんな人生について考えるだろう。ただ、現代を生きる私たちも日々、寿命という滅亡には近づいていっている。そう考えただけで、この物語の登場人物

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    2026年01月07日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    ミステリーの短編集ではあったが、一度読み始めると、そのまま一気に読み終えることができるくらい世界観に入り込むことができた。
    タイトル含め、主人公の視点やそれらを描写する一言一言に伏線が散りばめられていた。しかもそれは、読者に心地よい違和感として存在しており、最後に違和感に気付かされた時に、二重の意味で伏線が回収されたと感じられる作品だった。

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    2026年01月02日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    これは面白くて一気読み!
    少しずつ感じていた違和感が最後の1ページで完全納得感に変わっていく…
    結城さんのほかの作品も読んでみたい!

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    2026年01月01日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    映画で先に結末を知ってから小説を読みました。
    映像化されていない「パンドラ」以外のお話は、オチが分かっている状態でしたが、2周目だからこそ小さな伏線を少しずつ確認しながら読めて面白かったです。これは2周目ならではの楽しみ方ですね。

    「惨者面談」では、冒頭で空き巣事件をちらつかせ、最後にその違和感をきれいに回収していく構成が印象的でした。読み進める中で引っかかっていた描写や人物の言動が、終盤で一本の線としてつながり、モヤモヤせずに読み進められました。

    一見すると普通に見える人物が、最後になって違った顔を見せる。その描き方が、この話の怖さを際立たせていると思います。
    もしかしたら、身近にいる何

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    2025年12月28日
  • やらなくてもいい宿題 算数バトル編 謎の転校生

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    新聞の書評を見て読んだ。

    問題の難易度も適切で、算数が好きな児童にぜひおすすめしたい。徐々にナイトウさんのひっかけ問題に慣れてきて、解けるようになったけれど、④列車とボートの流水算はすっかりだまされてしまった。

    作中でキーとなる算数問題は、中学受験の勉強をしている子には簡単かな。そうでなくても主人公の解説を読めば、だいたい理解できると思う。
    案外、受験向けの勉強をたくさんしている子の方がナイトウさんのひっかけに、はめられてしまうかも。次回作も楽しみです。

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    2025年12月26日
  • 禁断の罠

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    米澤穂信の供米のために読んだ文庫本。
    米澤穂信以外の作家の著作は読んだことがなく、それもまた新鮮で面白く読むことができた。

    新川帆立 ヤツデの一家
    これを女性作家が書いているのが見事と言うかなんというか。私には理解できない世界だが、短編として素晴らしいドンデン返し。

    大代行時代 結城真一郎
    短い中にも貼られた伏線は丁寧だが、先の展開が簡単に読めるところが残念。
    人には得意不得意があるのは仕方ないが、注意されたら片付けよう。

    妻貝朋希を誰も知らない 斜線堂有紀
    この短編は少し不快だったので長いです。
    治安の悪い、物事を知らない人達ばかりの地域は確実に存在するし、地方で新しい人が入ってこない

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    2025年12月23日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    悪悪悪
    善なんてものはこの世界には存在しない。
    なのに、、こんな惹き付けられるシリアルキラーは他にはきっと存在しない。

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    2025年12月22日
  • どうせ世界は終わるけど

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    なんとも中途半端で絶妙な設定なのだろう(褒めてる)
    100年後なんて、いま生きてる人は普通に寿命を全うできる年月なんだから、何ひとつ変わることはないハズなのに、地球に未来がないというほんのりとした不安がこんなに人々の行動を支配することになるとは。
    映画よろしく地球を救うために命がけで行動するわけでもない、普通の人たちの普通の生活を描いているのになんだろう、とてつもなく愛しみを感じる。
    どうせ…とは言うけどそこまで絶望的になっていない、むしろほんのちょっとだけ希望を感じる話でよかった。

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    2025年12月11日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ちょっと怖い系は苦手だったのですが、木爾チレンさん目的で購入。

    シリアルキラーという言葉を初めて知りました。
    色んな所に普通に潜んでいると思うとぞっとしますが、その物語の人物たちにも背景があり、ルールがあり、そう思うと納得する部分もあって、この世界の色んな対局な事って紙一重とか裏表って言われてるけど、本当にそうだなって。

    心理戦がある作品があったりしてとても面白かったし、どの作品も良かったですが特に木爾チレンさんの作品はとても良かったです。

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    2025年11月26日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    5人の作家さんによる、短編集なのですが、
    あまり短編集って好んで読まないんですけど、
    好きな作家さんが多かったので、買ってみました。
    読み終わった最初の感想としては、
    どれもが圧巻の作品でした。
    流石、今話題の作家さんたちだな、という印象です。
    一気読みしました。
    ページをめくる手が止まらなかったです
    個人的にはチレンさんの脳JILLが一番好きですね
    元々チレンさんの作品どれもすごく好きなんですけど、
    次はこう来たか、!!という圧巻の出来でした。
    チレンさん、次の本も待ってます

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    2025年11月24日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    5人のシリアルキラーが登場し、豪華!
    今をときめく有名な作家さん達のアンソロジーで、どのお話も面白くて、あっという間に読んでしまいました。個人的には木爾チレンさんのが好みでした。

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    2025年11月19日