結城真一郎のレビュー一覧

  • #真相をお話しします(新潮文庫)

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    映画で先に結末を知ってから小説を読みました。
    映像化されていない「パンドラ」以外のお話は、オチが分かっている状態でしたが、2周目だからこそ小さな伏線を少しずつ確認しながら読めて面白かったです。これは2周目ならではの楽しみ方ですね。

    「惨者面談」では、冒頭で空き巣事件をちらつかせ、最後にその違和感をきれいに回収していく構成が印象的でした。読み進める中で引っかかっていた描写や人物の言動が、終盤で一本の線としてつながり、モヤモヤせずに読み進められました。

    一見すると普通に見える人物が、最後になって違った顔を見せる。その描き方が、この話の怖さを際立たせていると思います。
    もしかしたら、身近にいる何

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    2025年12月28日
  • やらなくてもいい宿題 算数バトル編 謎の転校生

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    新聞の書評を見て読んだ。

    問題の難易度も適切で、算数が好きな児童にぜひおすすめしたい。徐々にナイトウさんのひっかけ問題に慣れてきて、解けるようになったけれど、④列車とボートの流水算はすっかりだまされてしまった。

    作中でキーとなる算数問題は、中学受験の勉強をしている子には簡単かな。そうでなくても主人公の解説を読めば、だいたい理解できると思う。
    案外、受験向けの勉強をたくさんしている子の方がナイトウさんのひっかけに、はめられてしまうかも。次回作も楽しみです。

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    2025年12月26日
  • 禁断の罠

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    米澤穂信の供米のために読んだ文庫本。
    米澤穂信以外の作家の著作は読んだことがなく、それもまた新鮮で面白く読むことができた。

    新川帆立 ヤツデの一家
    これを女性作家が書いているのが見事と言うかなんというか。私には理解できない世界だが、短編として素晴らしいドンデン返し。

    大代行時代 結城真一郎
    短い中にも貼られた伏線は丁寧だが、先の展開が簡単に読めるところが残念。
    人には得意不得意があるのは仕方ないが、注意されたら片付けよう。

    妻貝朋希を誰も知らない 斜線堂有紀
    この短編は少し不快だったので長いです。
    治安の悪い、物事を知らない人達ばかりの地域は確実に存在するし、地方で新しい人が入ってこない

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    2025年12月23日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    悪悪悪
    善なんてものはこの世界には存在しない。
    なのに、、こんな惹き付けられるシリアルキラーは他にはきっと存在しない。

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    2025年12月22日
  • どうせ世界は終わるけど

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    なんとも中途半端で絶妙な設定なのだろう(褒めてる)
    100年後なんて、いま生きてる人は普通に寿命を全うできる年月なんだから、何ひとつ変わることはないハズなのに、地球に未来がないというほんのりとした不安がこんなに人々の行動を支配することになるとは。
    映画よろしく地球を救うために命がけで行動するわけでもない、普通の人たちの普通の生活を描いているのになんだろう、とてつもなく愛しみを感じる。
    どうせ…とは言うけどそこまで絶望的になっていない、むしろほんのちょっとだけ希望を感じる話でよかった。

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    2025年12月11日
  • どうせ世界は終わるけど

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    著者作品は初めて読みました。
    それぞれの短編が後半に向けて緩やかに繋がっていき、それぞれの主人公がささやかな希望を胸に立ち上がっていく様に涙腺が緩みます

    過剰にエモーショナルな表現を避け、無駄のない構成により感情移入しやすくなっております

    傑作です!

    他の作品も読みます


    人類滅亡の危機がやってくるーーただし百年後に。世界を駆け巡った衝撃ニュースだったが、「終末」を意識させるには、小惑星衝突までの猶予が長かった。人々のささやかな勇気が少しずつ重なり合い世界に希望をともしてい)く奇跡の連作短編集
    ーーこれを機に、人類は捨てたりしないのかな。
    ーーなにを?
    ー一種の存続っていう根源的な本能

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    2025年12月10日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    「シリアルキラー」がテーマのアンソロジー。
    テーマは過激だが、グロ要素は控えめ。内容としては各殺人鬼が「なぜ殺人鬼になったのか?」、「どういう気持ちで行為に及ぶのか?」等の内面の描写が細かく描写されており、短編集ながらに、それぞれの満足感は高い。

    『シリアルキラーvs.殺し屋』 阿津川辰海
    結末含めてパンチは少し弱いが、このシチュエーションがとにかく面白い。

    『脳JILL』 木爾チレン
    「ゴトン病」という言葉を初めて知った。
    少しショッキングな内容だが、それ故にメッセージも大きい。

    『テキストブック・キラー』 櫛木理宇
    面白い。
    直近に『死刑にいたる病』を読んだが、あの湿度感を短編でも出

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    2025年12月07日
  • どうせ世界は終わるけど

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    ネタバレ

    タイトルからもっと刹那的というか「どうでもいい」という雰囲気漂う作品なのかと思ったら全然違って面白かった。
    100年先に滅ぶ、だけど今日を生きる人たちの「自分の置きどころ」を確かめる作品のような気がした。
    ままならないことの多い日々だけれど、私もぼちぼち頑張ろうと思えた。

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    2025年12月05日
  • どうせ世界は終わるけど

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    世界は終わる。ただそれは、100年後。
    捨て鉢になるには早すぎる、人生残したことをより数えるには時間がありすぎる。
    どうせ世界は終わるけど、どうせ終わる世界だとしても。その時まで、世界はあり続ける。
    「一緒にいるよ」最後の1日まで。最後の1秒まで。 

    どうせと自暴自棄になる人、好きなように生きる人、希望を持ち続ける人。でも、世界がどうなろうと、人は自由に生きればいいはずだと、終わりの世界に希望が持てた。

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    2025年11月30日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ちょっと怖い系は苦手だったのですが、木爾チレンさん目的で購入。

    シリアルキラーという言葉を初めて知りました。
    色んな所に普通に潜んでいると思うとぞっとしますが、その物語の人物たちにも背景があり、ルールがあり、そう思うと納得する部分もあって、この世界の色んな対局な事って紙一重とか裏表って言われてるけど、本当にそうだなって。

    心理戦がある作品があったりしてとても面白かったし、どの作品も良かったですが特に木爾チレンさんの作品はとても良かったです。

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    2025年11月26日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    ネタバレ

    5人の作家さんによる、短編集なのですが、
    あまり短編集って好んで読まないんですけど、
    好きな作家さんが多かったので、買ってみました。
    読み終わった最初の感想としては、
    どれもが圧巻の作品でした。
    流石、今話題の作家さんたちだな、という印象です。
    一気読みしました。
    ページをめくる手が止まらなかったです
    個人的にはチレンさんの脳JILLが一番好きですね
    元々チレンさんの作品どれもすごく好きなんですけど、
    次はこう来たか、!!という圧巻の出来でした。
    チレンさん、次の本も待ってます

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    2025年11月24日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    5人のシリアルキラーが登場し、豪華!
    今をときめく有名な作家さん達のアンソロジーで、どのお話も面白くて、あっという間に読んでしまいました。個人的には木爾チレンさんのが好みでした。

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    2025年11月19日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

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    読み終わってしまったのが惜しいほど、豪華な詰め合わせ。登場するのはどんなシリアルキラーなんだろう?とわくわくしながら読みました。
    作者さんによって全く異なるシリアルキラーが描かれている。

    ・木爾チレンさん「脳JILL」
    ・くわがきあゆさん「私の伴侶」
    この2作品が特に好きでした!

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    2025年11月19日
  • どうせ世界は終わるけど

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    直径20キロを超える隕石が地球に衝突して、
    人類は滅びてしまうことが判明しました。
    でも、それは100年後のことです。

    マクロ視点では、当然全世界が叡智を結集して
    衝突の回避を目指します。

    では、ミクロ視点である人々の暮らしは
    どう変わるのか。これが本書の主題です。

    伊坂幸太郎の「終末のフール」でも示された
    「あなたの生き方は何歳まで生きようとする生き方
    なのですか」という、根源的な問いかけを読者に
    突きつける一冊です。

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    2025年11月14日
  • 難問の多い料理店

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    めっちゃくちゃ面白いミステリー短編集!!シリーズで読みまくりたいくらい面白い!内容も文章のテンポも登場人物のキャラクターも全部面白い!!

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    2025年11月10日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7つの短編集

    新進気鋭の作家たちによる現代のリアルを切り取る7つの物語。

    わかってるようでちゃんと理解していなかった
    「推し活」「VTuber」についての理解が深まりました

    どの作品も味わい深くオススメできるものばかりですが個人的には
    『あなたに見合う神さまを(佐原ひかり)』が一番心に刺さりました

    人を支配するもの、人の幸福を妨げるものはおしなべて暴力よ

    と語る権藤さんのカッコよさと、少しづつ勇気をもって言葉の暴力に立ち向かう主人公。。

    初めて著者・佐原ひかりさんを本作品で知りましたが他作品も追いかけてみます

    あと石田夏穂さん作品はほぼ全部読んでいますが短編向きなのかも、とも感じ

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    2025年11月10日
  • どうせ世界は終わるけど

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    短編集なんだけど一つ一つの話がホープ襲来という出来事でつながっていて、さらに時間軸が違うことで各話が絡んでいて、読んでいて心地よい作品だった。一つ一つの話も心温まるもので読後感もよい。
    人に勧めたくなる作品だった。

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    2025年11月10日
  • 難問の多い料理店

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    『#真相をお話しします』がいまいち好みじゃなかったのでなんとなく読まずにいたけれど、これはおもしろい!

    事実ではなくて解釈を提供するってこれまでにないミステリーだし、登場人物のキャラクターも魅力的だった。
    オーナーは何者なんだろうか。オーナーの更に上の人がいそうな気もする。
    ドラマ化したらおもしろそうだな。
    ぜひぜひ続編が出ますように!

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    2025年09月04日
  • プロジェクト・インソムニア(新潮文庫)

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    ユメトピアという閉鎖空間で繰り広げられる被験者たちの心理戦は、まるで密室ミステリーのような緊迫感があった。
    特に、科学技術の進歩と倫理の葛藤を背景に、キャラクターたちの欲望や恐怖がむき出しになる展開からは一気読みだった。
    第一章から散りばめられた謎が徐々に絡み合う感覚は、本格ミステリとしての面白さが十分に発揮されていた。
    ミステリー好きだけでなく、心理劇やSF要素に惹かれる人にもおすすめ。

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    2025年08月31日
  • #真相をお話しします 1巻

    ネタバレ 無料版購入済み

    面白い

    面白いです。あっとゆうまに読めます。新感覚なミステリーという感じです。
    これはもしかして、こういうことかな?と、すぐに結末が想像できるのですが、その結末の正答率は70%ぐらいで、30%ぐらいの「そうくるか!なるほど!」という驚きがあり、スッキリ感を楽しめます。

    #スカッとする #ドキドキハラハラ

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    2025年08月20日