結城真一郎のレビュー一覧
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小惑星衝突による人類滅亡の日がわかっていたら人はどうなるのか、というおもしろいテーマで興味が持てた。
何かを成し遂げても名を残すことはできないし、将来の夢をもつことや、子どもを産むことに意味があるのかなど、様々な疑問にぶつかる。
当たり前に考えてきたことが、これから先も次世代へと未来が続いていくことが前提となっていたのだと気づいた。
どの章もおもしろかったけど、「友よ逃げるぞどこまでも」の逃げるという戦い方の話が印象的。
RADWIMPSの有心論の歌詞「誰も端っこで泣かないようにと君は地球を丸くしたんだろ」が出てきて、端っこがないからこそ追い詰められず、全部が逃げ場だからどこにでも行けるという -
Posted by ブクログ
面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる -
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題名に惹かれて購入。
サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
→本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より
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「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
人気作家の人殺し(*☻-☻*)
「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
派手な対決ものに見えるのに、
「技術」と「倫理」の差だったり。
やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。
「脳JILL」 木爾 チレン
チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
という感じがします。
この文体の軽妙さと心理の深さの
高低差が魅力。
「テキストブックキラー」櫛木理宇
短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
“殺人”書いたら際立つものがあります。
「私の伴侶」くわがきあゆ
自殺の名所の崖の上。
止められぬなら落 -
購入済み
100年後に地球に巨大隕石が衝突し人類滅亡とのニュースが流れてから、衝突まで68年となった時点までの6つの短編です。あとの短編が以前の短編に関係することで、色々と生き方を考えさせてくれる作品と思います。
書名は、内容を表してはいるのですが、内容の半分だけのようで、次へのイメージを出す書名が良かったと思います。 -
Posted by ブクログ
誰も死なないはずの明晰夢の中で、なぜか人が死んでしまう。設定がもう面白い。
ヒントがたくさん散りばめられていて、完全に真相に辿り着けないとしても違和感をいくつも感じられるように作られている、フェアなミステリーだと感じる。といっても、私の推理力じゃ足りなかったけど。
メタバースの開発がどんどん進んでいって、現実と仮想空間との境界がどんどん曖昧になって行った先に、この本で起きていることが実際に起きてしまうんじゃないか、とちょっと思った。
登場人物も少なく分かりやすい、読みやすい、テンポもいいのであっという間。楽しかった。
でも帯にどんでん返しって書くのはやっぱりどうなんだろう。というか -
購入済み
映画化で気になり読みました
映画化されているとのことで、気になり読んでみました。
短編で読みやすかったです。
特に1話目のオチがおもしろかったから、それ以降もスラスラ読めた気がします。
映画はどんな感じなのかすごく気になります。
見てみたいと思いました。 -
購入済み
サクッと読めて手軽に満足できる
物凄く深みのある短篇集って訳ではないけど、普通にサクッと面白い。割と全部オチが予想できるのが残念だけど、強いて言うなら惨者面談か拡散希望が好き。