結城真一郎のレビュー一覧

  • どうせ世界は終わるけど

    Posted by ブクログ

    小惑星衝突による、ありがちな滅亡モノかと思いきや、100年後にという新しい設定。短編の各章は衝突まであと◯◯年と若干時代が進み、世代毎に捉え方が変わってくる上手い構成で、その空気感が良く伝わる。最終章の「回収パート」は欲を言えばもう少しかな。1章の「私」をここで持ってくる、本作のストーリーテラー的人物にしては半生が急に雑で、なんだか駆け足感がしちゃったのが残念だけど、個人的には「#真相をお話します」より面白かった

    0
    2026年03月08日
  • どうせ世界は終わるけど

    Posted by ブクログ

    小惑星衝突による人類滅亡の日がわかっていたら人はどうなるのか、というおもしろいテーマで興味が持てた。
    何かを成し遂げても名を残すことはできないし、将来の夢をもつことや、子どもを産むことに意味があるのかなど、様々な疑問にぶつかる。
    当たり前に考えてきたことが、これから先も次世代へと未来が続いていくことが前提となっていたのだと気づいた。
    どの章もおもしろかったけど、「友よ逃げるぞどこまでも」の逃げるという戦い方の話が印象的。
    RADWIMPSの有心論の歌詞「誰も端っこで泣かないようにと君は地球を丸くしたんだろ」が出てきて、端っこがないからこそ追い詰められず、全部が逃げ場だからどこにでも行けるという

    0
    2026年03月06日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

    Posted by ブクログ

    面白かったのは、各作家が描く殺人鬼たちが、それぞれ**自分の信念や“筋”**を持っているところ。
    ただそれは立派な「ルール」というより、自分を正当化するための言い訳にも見えて、その危うさが怖かった。
    怪物になりきれないからこそ、言葉で理屈を作って“人間の形”を保とうとする――でもその理屈が、狂気を長持ちさせてしまう感じがある。
    そして何より、怪物がふと見せる人間性を感じた瞬間に、「これは特別な誰かの話じゃなく、誰でもなり得るのかもしれない」と思ってしまう。その距離の近さがいちばん恐ろしかった。
    改めて、シリアルキラーという題材はアンソロジーとの親和性が高いと思った。怖さの種類が作家ごとに変わる

    0
    2026年01月21日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

    Posted by ブクログ

    題名に惹かれて購入。
    サイコパスが必ず物語に登場する短編集。どのサイコパスも新たな欲求に目覚めるきっかけだったり数字へのこだわりみたいなのが強く出ていて共感は出来ないがきっかけは突然起こることもあるんだなと思い、誰にでもきっかけはあると思うと怖かった。
    どれもそれぞれの著者の良さがあり良かったが、木爾チレンさんとくわがきあゆさんの短編集が良かった。
    ⭐︎木爾チレンさん 『脳JILL』より
    「欲求というものは、一度、上を知ってしまうと、もうそれ以下では満足できなくなるんです。」
    →本当にそうだなと共感。上を求めればキリがないないし終わりがないなと思った。
    ⭐︎くわがきあゆさん 『私の伴侶』より

    0
    2026年01月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

    Posted by ブクログ

    「小説推理」に掲載された4編と結城真一郎氏の書き下ろし。
    人気作家の人殺し(*☻-☻*)

    「シリアルキラー vs 殺し屋」阿津川辰海
    派手な対決ものに見えるのに、
    「技術」と「倫理」の差だったり。
    やっぱりプロはプロ。といったところでしょうか。

    「脳JILL」 木爾 チレン
    チレンさんぽさを安心して味わえる“人殺し”
    という感じがします。
    この文体の軽妙さと心理の深さの
    高低差が魅力。

    「テキストブックキラー」櫛木理宇
    短編なのにハッとしてグッとくるなあと思ったら 櫛木さんでした。
    “殺人”書いたら際立つものがあります。

    「私の伴侶」くわがきあゆ
    自殺の名所の崖の上。
    止められぬなら落

    0
    2026年01月16日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

    Posted by ブクログ

    好きな作家さんが多かったので手に取ったけど、読んだことなかった阿津川辰海さんの話がとても面白かったので他の作品も読んでみたいなと思った。比較的全ての作品面白かった

    0
    2025年12月17日
  • シリアルキラーアンソロジー 人殺し日和

    Posted by ブクログ

    どのシリアルキラーも魅力的だった。
    私は特に、1人目と5人目が好きだった。
    自分が課したルールで、自分もがんじがらめになってしまう、どこまでも合理的で冷酷な、でもどこか人間的な部分も感じられる、両者のバランスが絶妙だと感じた。

    0
    2025年12月16日
  • どうせ世界は終わるけど

    H

    購入済み

    100年後に地球に巨大隕石が衝突し人類滅亡とのニュースが流れてから、衝突まで68年となった時点までの6つの短編です。あとの短編が以前の短編に関係することで、色々と生き方を考えさせてくれる作品と思います。
    書名は、内容を表してはいるのですが、内容の半分だけのようで、次へのイメージを出す書名が良かったと思います。

    0
    2025年09月22日
  • 東大に名探偵はいない

    Posted by ブクログ

    東大出身の小説家6人によるアンソロジー。
    どれも短編でサクサク読めちゃうライトミステリー。
    どうやら、東大ならではのエピソードを盛り込んでくれって依頼されて書いたんだろう内容です。
    面白い。
    新川帆立さんのふざけ具合も楽しいし、
    伊与原新さんの地震予知の話も興味深く読めた。
    その2人以外は初読み作家さんでしたが、
    どれも良かった。
    特にラストの浅野皓生さんの弁護士から医者になった人の話は二転三転していて考えさせられた。

    アンソロジーは新しい作家さんとの出会いがあって良いですね〜

    0
    2025年09月14日
  • 救国ゲーム(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    2025/09/03〜2025/09/13

    仮説が組み上がってく過程もそれが崩れ去るのもめちゃくちゃおもしろかった。
    映像化したらいろいろ分かりやすくなってもっと面白いと思うからやってほしい。
    できれば連ドラ1シーズン使って欲しいなぁ。
    映画だと時間足りなそう。

    0
    2025年09月14日
  • 救国ゲーム(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    いろいろな意味で社会派ミステリでありミステリの醍醐味み味わえる、贅沢な作品です。

    3009冊
    今年237冊目

    0
    2025年09月11日
  • プロジェクト・インソムニア(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    誰も死なないはずの明晰夢の中で、なぜか人が死んでしまう。設定がもう面白い。
    ヒントがたくさん散りばめられていて、完全に真相に辿り着けないとしても違和感をいくつも感じられるように作られている、フェアなミステリーだと感じる。といっても、私の推理力じゃ足りなかったけど。

    メタバースの開発がどんどん進んでいって、現実と仮想空間との境界がどんどん曖昧になって行った先に、この本で起きていることが実際に起きてしまうんじゃないか、とちょっと思った。

    登場人物も少なく分かりやすい、読みやすい、テンポもいいのであっという間。楽しかった。




    でも帯にどんでん返しって書くのはやっぱりどうなんだろう。というか

    0
    2025年09月07日
  • 東大に名探偵はいない

    Posted by ブクログ

    伊与原新さんの作品が掲載されているとのことで拝読。

    なんだかんだ学歴社会の世の中において、東大という看板はやはり魅力的ですね。

    0
    2025年08月13日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

    匿名

    購入済み

    ありきたりの日常から気がついたら怖い所にいた。とゆう感覚です。短編でサラッと読めるけれど、どれも気持ち悪さが残る感じでした。

    #怖い

    0
    2025年06月27日
  • 救国ゲーム(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    この作者ならではの現代技術を応用したトリックはなかなか斬新で面白い。
    この作品のテーマになっている地方をどうするかという話は今後とても重要な課題になりそう。
    ミステリ作品のトリックに使うだけでなく社会への問題提起もしている良い作品だと思った!

    岡山県民なので岡山県が舞台なのも嬉しい反面
    田舎を実感する気持ちもあり、、、涙笑

    0
    2025年05月17日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

    購入済み

    映画化で気になり読みました

    映画化されているとのことで、気になり読んでみました。
    短編で読みやすかったです。
    特に1話目のオチがおもしろかったから、それ以降もスラスラ読めた気がします。
    映画はどんな感じなのかすごく気になります。
    見てみたいと思いました。

    0
    2025年05月08日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    SNSにうっすら蔓延る嘘をテーマにしたアンソロ。お気に入りは、炎上したVtuberの浅倉秋成「かわうそをかぶる」と、本当にホラーが起こるアプリの新名智「霊感インテグレーション」。石田夏穂「タイムシートを吹かせ」はらしさが凄い。これ絶対将来的読み直したい。

    0
    2025年05月04日
  • 禁断の罠

    Posted by ブクログ

    期待以上でちょっとびっくり。
    期待値がそもそも低かったかもしれないが。

    「大代行時代」と「妻貝朋希を誰も知らない」がよかった。

    0
    2025年05月03日
  • #真相をお話しします(新潮文庫)

    購入済み

    サクッと読めて手軽に満足できる

    物凄く深みのある短篇集って訳ではないけど、普通にサクッと面白い。割と全部オチが予想できるのが残念だけど、強いて言うなら惨者面談か拡散希望が好き。

    0
    2025年05月03日
  • 禁断の罠

    Posted by ブクログ

    えっ凄いな。どれも面白い。
    これは良いアンソロ。

    大好きな斜線堂さんの『妻貝朋希を〜』は、若干暗い気持ちになるけどイチオシです。

    米澤さんの『供米』も良かったなあ。
    相変わらずオチが秀逸で好き。

    結城さんの『大代行時代』は本当に愉快だった。
    冗談みたいだけど、多分、実際にあると思う。
    えっそんな事まで!?という呆れ半分、嫌なもんは仕方ないかーという納得が半分。
    代行して欲しい事の1つや2つ、誰しもあるよねえ。

    0
    2025年04月29日