結城真一郎のレビュー一覧
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その速報が世の中に流した内容は
《100年後に地球に小惑星が衝突し、人類は滅亡するだろう…》
なんとも微妙に絶望的で衝撃的な内容だ。
この設定を基本に6本の短編集と思いきや、後半は前半とほんのりつながっていて、とてもおもしろく構成もよかった。
さてこのニュースが世の中に流れたら各世代は残りの世代をどう過ごすか。
この辺りだと、100年後なら普通にいまいる人間は天寿を全うした後の話だろうとのことで、衝撃は受けるけれど淡々と昨日までの続きのようにそれ以降も続くように見える。(もちろん絶望から投げやりになるパターンもある。)
そして初期報道から10年後とか20年後、30年後(90年後、80年後、70年後に地球は滅亡)の子どもはその時に天寿を全うしていない子もいる。
そんな時系列をたどりながらも
最後のI日まで
最後のI秒まで
人類の未来と希望はあるんだよ。
ただ《自分の好き》とともにあったら幸せだ。
途中の犯罪被害者と犯罪加害者の家族の話が印象深い。
〜逃げるのも立派な戦いってことだよ。
だって勝つ場合もあるんだから。
何かを成し遂げる人は、《好きなこと》を実行できる恵まれた環境と、強い意志の持ち主なんだな。
ルターみたいに、明日、世界が終わるとしてもりんごの木を植えるような。 -
Posted by ブクログ
探偵業を営むシェフの謎解き話。
なんかよくわからないけど、あまり面白いとは思えなかった。
第1話 アパートが火事になり、全焼。そこにわざわざ元カノが飛び込んで死んでしまった。裏があるのか?何かの復讐か?
第2話 35歳男性。妻あり子なし。信号無視の暴走車に撥ねられた。左手の小指と薬指がなくなっていた。遺品を整理していたら、キャバクラに通っていたことがわかった。でもそんな金銭的余裕があったはずがないのだ。
第3話 空き巣未遂事件。玄関の鍵を破って下着泥棒に侵入すると、兄がたまたまいてタックルされて捕まった。ただ部屋の主は大学卒業後引きこもり。
第4話 配達員が10回続けて同じ人だった上、マフラーを無くしたあとに商品にマフラーが混入されているということがあって、気持ち悪くて引っ越した。
第5話 誰も住んでいない203号室の外側に、次々と食べ物が誤配されていく。その中身が次第に生活雑貨に変わった。ところが同じく空室の403号室の前にも誤配が置かれ始める。
第6話 マンションの一室から住人が忽然と姿を消した。
第7話 ダンスサークルで知り合った彼氏が浮気してるかも知れない。 -
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シリアルキラー目線短編集。読み心地は悪いですが、読み応えアリ、面白かったです。殺人も強姦も色々盛りだくさんなので、小学校NG。
阿津川辰海「シリアルキラーvs.殺し屋 」
カメラマン兼殺し屋の俺の今回のターゲットは体はでかいが人畜無害そうな男。しかし、気付くと俺はヤツの家の地下に裸で拘束されていた。
木爾チレン「脳JILL」
その女子高生は自殺幇助や教唆、殺人で逮捕され、供述を取られている。音の依存症になったらしい。最初はUFOキャッチャーで景品落ちる音。そのうち音の欲求はエスカレートして…。
櫛木理宇「テキストブック・キラー」
眞悟は父親に虐待され育ち、どうやらその影響で脳が性格を変えたらしく、小6で強盗殺人、33歳で既に3人殺し、出所したところ。そこには獄内の眞悟と文通していた春奈が迎えに来ていた。
くわがきあゆ「私の伴侶」
友だちいなかった俺は唯一好きだった女の子のことを考えながら父親と漁をしていた。ここの海は自殺の名所で時々網は遺体を巻き上げる。最近、少し頻回気味なのだが…。
結城真一郎「ご乗車の際は」
相手の生殺与奪を持っていると思うと昂奮する私は虫から始まりやがて人を手にかけ、少年院で過ごし、出所後はアルバイトから始め、タクシー会社に就職し、今は個人タクシー運転手。もちろん、更正したわけでは、ない。しかし今夜の客は同種かもしれなくて…。 -
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ネタバレ今度は上級生と算数クイズバトル!
ナイトウさんが転校してしまい、一抹の寂しさを覚える数斗。
ある日、自分たちの作った秘密基地を上級生たちに横取りされてしまった!
上級生チームのひとり、竜崎から出されるクイズに正解して、"禁断の呪文"を当てることができたら、秘密基地を返してもらえる。
遠く離れたナイトウさんのヒントをもらい、数斗たちは秘密基地奪還に挑戦する。
単なる算数問題ではない、言葉遊び的な落とし穴のあるクイズに、大人でも騙されてしまう。
数斗と一緒に考えていくのが楽しい。
そして、ナイトウさんのヒーロー的な活躍がかっこいい!最後のピンチの時の振る舞いは正にヒーロー。
まだまだ数斗とナイトウさんの友情は続きそうな予感。続編が出たら読み続けたい。 -
Posted by ブクログ
5本の短編からなる一冊
これは書店で見かけて気になり購入の一冊
どのお話も興味深く読んだ
面白いといっていいのかわからないけど
一番心に残っているのは
「シリアルキラーvs.殺し屋」
何人もの人を手にかけている二人が
言葉でのやりとりが以外にも考えさせられる内容で
お話に引きずり込まれた
最後の二人のやりとりはなんだか切なさが残った…
「テキストブック・キラー」
これもなんとも言えない読後感だった
内容自体は引き込まれたんだけど
最後まで読むとなんとも言葉にしがたい感情が残る
そんなお話だったなと
一冊読み終わって…
帯には
悪を描いた…
とあるけど
確かに悪が描かれているんだけど
悪とひとくくりにするには何とも言えない感覚がある
一冊だった…