結城真一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
5本の短編からなる一冊
これは書店で見かけて気になり購入の一冊
どのお話も興味深く読んだ
面白いといっていいのかわからないけど
一番心に残っているのは
「シリアルキラーvs.殺し屋」
何人もの人を手にかけている二人が
言葉でのやりとりが以外にも考えさせられる内容で
お話に引きずり込まれた
最後の二人のやりとりはなんだか切なさが残った…
「テキストブック・キラー」
これもなんとも言えない読後感だった
内容自体は引き込まれたんだけど
最後まで読むとなんとも言葉にしがたい感情が残る
そんなお話だったなと
一冊読み終わって…
帯には
悪を描いた…
とあるけど
確かに悪が描かれているんだ -
Posted by ブクログ
緩やかに破滅に向かう世界での連作短編集。100年後の隕石か、たしかに他人事に思える。
でもまだ生きている可能性がある当事者は?と考えると諦めて生きるのも頷ける。
各篇においても微妙な心理が描かれるが、未来のことよりもやはり今の現実に生きる事がヒシヒシと伝わってきた。
友よ逃げるぞどこまでも
最後に明かされたおっさんと北斗の関係が何とも辛い。ここでもホープに人生を乱されたドラマがあるのだが、それよりも偏った教育が起こした事件だ。
逃げることも戦いだ。中々理解に難しい考えかもだが批判はしない。人それぞれの環境の中での生き方と解釈しよう。
どうせ世界は終わるけど
未来の言葉に今まで読んできた自分 -
Posted by ブクログ
百年後、というのがおもしろい設定だと思いました。一年後とか十年後とか間近にせまった恐怖や焦燥感ではなく、百年後。今生きてるほぼ全員が死んでる時期の地球の滅亡の話。
一話〜三話は、さらっと流し読みしましたが、四話で子供が登場して、じわじわ滅亡の設定が効いてると感じました。
残り二分で監督が交代を命じる理由。
「もしかしたら、その監督は僕らに教えたかったのではないか。グラウンドに立つ喜びと、そこから見える景色を。応援に背中を押され、無我夢中で駆け回る快感を。
あるいは、ただただ見たかったのではないか。目の前で僕らがプレーする姿を。のびのびと全力でボールを負う背中を。
残り時間も、点差も、勝敗も -
Posted by ブクログ
100年後に地球が滅亡する。そんな世界の物語。
自分は既に生きていないだろうけど、どうせ終わる世界の中でどう生きるか。
「オトナと子供の真ん中で」が特に面白かった。
他のもよかったけど、最終章でその前の人物たちのその後を知ることができたのが、嬉しかったな。
ゆるく滅亡に向かう地球。現代の環境問題とかも、きっとそういうことだよね。すぐじゃないけど、このまま何もしなければ、後の世代に滅亡する、とか。
自分の小さな行動が、回り回って世界を救うって、すごく素敵な考え方。そんな人ばっかりだったら、この世界はもっとよくなるだろうになぁ。きっと私のゴミの分別だって、世界を救っている!(小さすぎ)